ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

LANCIA DELTA HF INTEGRALE EVOLUZIONE (SUPER DELTA) STRADALE 1992 ITALY

LANCIA DELTA HF INTEGRALE EVOLUZIONE (SUPER DELTA) STRADALE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 810 1/43 93㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.77m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 ターボ 2L 210HP 5段変速
性能: 最高速215km/h
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ランチア デルタ HF インテグラーレ エボルツィオーネ (スーパーデルタ) ストラダーレ イタリア

 

 1984年以降のラリーではアウディ クワトロなどの4WD車が主流となり、後輪駆動車のランチア ラリー 037は勝てなくなりました。 そこで1985年に登場したのがフルタイム4WDのランチア デルタ S4です。見た目はデルタに見えますが中身はグループBのラリー専用車で、DOHC 4気筒1.76Lターボ + スーパーチャージャー(ストラダーレで250HP)エンジンを縦置きミッドシップ配置しています。参戦した初戦の1985年 RACで優勝しています。1986年はモンテ カルロで優勝しますが、第5戦のツール ド コルスでデルタ S4がコースアウトでクラッシュしドライバーが炎上死するという大事故が起こりました。この事故がきっかけとなり、ハイパワーのグループBによるラリーが見直され、1987年からは市販車に近いグループAでラリーが行われることになりました。

 

 グループAのラリー用に開発されたのがデルタをベースにしたHF 4WDで、DOHC 4気筒2Lターボエンジン(ストラダーレで175HP)を搭載していました。初戦の1987年モンテ カルロで優勝し、この年のワールドチャンピオンとなっています。HF 4WDの戦闘力を高めるために1988年に登場したのが、HF インテグラーレ 8Vで、エンジンを185HPにパワーアップし幅広タイヤ用に前後フェンダーをブリスターフェンダー化しています。1989年にはさらにエンジンを16バルブ化してパワーアップしたHF インテグラーレ 16Vが登場します。

 

 

 1991年にはボディ全体を改良したHF インテグラーレ エボルツィオーネ(スーパー デルタ)に発展します。 デルタ HFは圧倒的に強く、ランチアは1987年から1992年まで6年連続でメイクスチャンピオンを獲得し、1993年にラリーから撤退しています。なお1993年にエボルツィオーネ IIが登場していますがこの車はラリーには参戦していません。

 画像はビテスの当時物のスーパーデルタのストラダーレです。フロントグリル、ブリスターフェンダー、ボンネットのパワーバルジ、リアスポイラーなどがしっかり再現されていて、当時物では一番の出来映えです。輝かしい戦歴を持つデルタのミニカーは非常にたくさんあります。ラリー仕様が多いですが、S4、HF 4WD、HF インテグラーレ、デルタ HF インテグラーレ エボルツィオーネのすべてがモデル化されています。また 'クラブ Hi-Fi'や'マルティーニ 5'などのマニアックな限定仕様車までモデル化されています。

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LANCIA TREVI BIMOTORE 1984 ITALY

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NOREV (HACHETTE) LANCIA No.69 1/43 103㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.32m 全幅約1.71m(ノーマル版)
エンジン 変速機: DOHC ターボ 4気筒 2L 150HP X2 5段変速
性能: 最高速230km/h

 

ランチア トレビ ビモトーレ イタリア

 

 ファーストバックのベーターにトランクを追加してノッチバックセダンに仕立てたのがベーター トレビで1980年に登場しました。(1982年以降は単にトレビとなった) フロントのデザインなどは同じですが、ベーター シリーズの最上級仕様として、内装が豪華になりフォーマルなスタイルとなっています。エンジンは4気筒1.6L/2L(115HP)で、5段変速/3段自動変速で最高速180km/hの性能でした。

 

 1981年に2Lに電子制御燃料噴射仕様2000IEが設定され、1982年にスーパーチャージャー付2L(135HP)エンジンを搭載し、チンスポイラーを付けた高性能版VX(ボルテックス)が追加されました。トレビは風変わりなインパネ デザインの不評などもあって、この手の高級車としては人気がなかったようです。1984年までに約4万台が生産されて、後継車のテーマにチェンジします。

 

 

 ミニカーはイタリアのミニカー付雑誌ランチア ストーリー コレクション(ノレブ製)のNo.69です。このトレビ ビモトーレは前述したデルタ S4の4WDシステムの開発過程で作られたテスト車でした。ビモトーレとは2つのエンジンという意味で、後席部分にもう一つのエンジンを搭載し後輪を駆動しています。エンジンはDOHC ターボ 4気筒2L(150HP)で、リアドアについているカバーはリアエンジン用のエアインテークです。普通のトレビではないですが、ミニカーはたぶんこれしかないようで、その意味では貴重なミニカーです。出来映えはこの類の雑誌に付くミニカーの標準的なレベルです。

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LANCIA THEMA TIRBO IE 1988 ITALY

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EDISON GIOCATTOLI 802221 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.59m 全幅約1.76m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 180HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速222km/h
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ランチア テーマ ターボ IE イタリア

 

 生産中止されたフィアット 130に変わりフィアット グループの最上級車としてランチア ガンマが1976年に登場します。(ランチア 2000の後継でもある) ピニンファリーナデザインのファストバックセダンのベルリーナシトロエン CX風のスタイルです。またホイールベースの短い2ドアノッチバックのクーペは、フィアット 130 クーペによく似た美しい古典的なピニンファリーナスタイルです。専用設計された水平対向4気筒2L/2.5L(140HP)エンジンを縦置きする前輪駆動車で、5段変速/4段自動変速、最高速205km/h(クーペ 2.5L)の性能でした。ガンマは新エンジンの初期トラブルなどで評判をおとし、あまり売れなかったようです。

 

 ガンマ及びベーターの上級仕様の後継車として1984年にテーマが登場します。デザインはイタルデザイン(G.ジウジアーロ)によるもので、シンプルながら品の良いセダンに仕上がっていて、空気抵抗も当時のセダンとして優れていたようです。フィアットの「TIPO 4プロジェクト」で開発され、サーブ 9000、アルファ ロメオ 164などとシャーシを共有する横置きエンジンによる前輪駆動車です。当初のエンジンは4気筒2L/2Lターボ(165HP)、PRV製V型6気筒(150HP)、4気筒2.5L(100HP)ターボディーゼルでした。

 

 

 1986年にはピニンファリーナがデザイン/製造を担当するステーションワゴンが追加されました。1988年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更され、4気筒エンジンがDOHC化されます。フェラーリ 308用のDOHC 32バルブ V型8気筒3L(215HP)エンジンを搭載し、フェラーリ風の星形ホイールやリアスポイラーを付けた特別仕様の8.32が少量生産されました。1993年のマイナーチェンジでPRV製6気筒がアルファ ロメオ製のV型6気筒3L(175HP)エンジンに切り替わりました。テーマは大成功し、VIP用の公用車としてストレッチリムジンも生産されました。2011年に2代目(クライスラー 300の姉妹車)にチェンジします。

 ガンマはベルリーナ/クーペともに不思議なことに量産ミニカーがなく、最近になってミニカー付雑誌ランチア ストーリー コレクション(ノレブ製)のNo.49/16でモデル化されたものしかありません。 テーマのミニカーはイタリアのエジソン GIOCATTOLI(ジョカトーリ)製で、2007年頃に入手しました。安価ですが細部まできちんと作ってあり、なかなか良い出来映えです。これ以外ではノレブもモデル化しており、このノレブと同じ型だと思いますが、ミニカー付雑誌ランチア ストーリー コレクション(ノレブ製)のNo.8とNo.44で、8.32とノーマル版がモデル化されてます。

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LANCIA Y10 / AUTOBIANCHI Y10 1986 ITALY

LANCIA Y10 / AUTOBIANCHI Y10 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLISTIL E2020 1/43 79㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.39m 全幅約1.51m
エンジン 変速機: 4気筒 1L 45HP 5段変速
性能: 最高速145km/h
データーベースでアウトビアンキ Y10のミニカー検索

 

ランチア Y10 / アウトビアンキ Y10 イタリア

 

 アウトビアンキ A112の後継車として1985年に登場したアウトビアンキ Y10はほとんどの輸出先ではランチア Y10として販売されました。(イタリア本国、フランス、日本ではアウトビアンキだった) 黒く塗装されたリアハッチが特徴的なシンプルなボディは、フィアット、ピニンファリーナ、イタルデザインの3社のコンペで決まったデザインでした。横置きエンジンの前輪駆動車で、オメガサスペンションと呼ばれる凝ったリアサスペンション、豪華な内装/装備など小さいながらも高級な車でした。当初のエンジンは4気筒1Lと4気筒1.05L/1.05Lインタークーラー付ターボ(85HP)でした。

 

 この1Lエンジンはファイア(FIRE:Fully Integrated Robotized Engine ロボットによる自動組立)と呼ばれる最新技術を使ったエンジンで、その後のフィアットのエンジンのベースとなっています。1986年にシュタイア製4WDシステムを搭載した4WDが設定されました。1989年のマイナーチェンジで、内装やライト類が変更されました。また4気筒1.1Lエンジンが追加され1.05Lターボに代わる1.3Lエンジン(78HP)搭載の1.3 GT ieも追加されました。1992年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更され1994年まで生産されて後継のY(イプシロン)にチェンジします。

 

 

 ミニカーはポリスティルの当時物で、アウトビアンキ Y10のモデルです。当時の廉価版的なミニカーですが、プロポーションが良くきちんとしたホイールが付いているなど結構良くできています。ポリスティルには1/25もあり、最近ではスターラインのアウトビアンキ Y10があります。ランチア Y10としてモデル化されているものはミニカー付雑誌ランチア ストーリー コレクション(ノレブ製)のNo.47ぐらいしかないようです。

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LANCIA KAPPA 1994 ITALY

LANCIA KAPPA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV (HACHETTE) LANCIA No.61 1/43 109㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.69m 全幅約1.83m
エンジン 変速機: DOHC 5気筒 2.5L 175HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速218km/h

 

ランチア カッパ イタリア

 

 大ヒットしたテーマの後継車としてカッパが1994年に登場します。先代は上品ながらパワフルなイメージがありましたが、グループ内のアルファ ロメオとの競合を避ける為、カッパは豪華でエレガントな車を目指しました。その為ボディは上品でおとなしいデザインになり、内装はより上質に仕上げられました。先代のシャーシをベースにした横置きエンジン前輪駆動車で、当初は4ドアセダンだけでした。エンジンはDOHC 5気筒2L/2.5L、DOHC 4気筒2Lターボ(205HP)、DOHC V型6気筒3L(204HP)、5気筒2.4Lディーゼルが搭載されました。

 

 1996年にピニンファリーナが製造するステーションワゴンのSWが追加され、1997年にはホイールベースを短縮した2ドアクーペが追加されました。(クーペは高価で生産台数が約4000台と少ない) ラリー車の活躍でスポーティなイメージがあったランチアのエレガンス路線への方針変更はイタリア国内は別にして海外市場では不評で、カッパはあまり売れませんでした。2000年に生産中止となり、2001年登場のテージスが後継車となりました。

 

 

 ミニカーはイタリアのミニカー付雑誌ランチア ストーリー コレクション(ノレブ製)の物で、ネットオークションで入手しました。雑誌に付くミニカーですので特に凝った仕上げはされていませんが、プロポーションが良くなかなかの出来映えです。これ以外ではネオの物しかないようです。この時期のランチアとしてはプリズマの後継車のデドラ、2代目のデルタなどがありますが、どちらも人気がないのか? 量産ミニカーがありません。(デドラはランチア ストーリー コレクション No.27がある)

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LANCIA DIALOGOS 1998 ITALY

LANCIA DIALOGOS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 1557 1/43 118㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.99m 全幅約1.95m
エンジン 変速機: 未搭載(デザイン モックアップの為) 
性能: 最高速 不詳

 

ランチア ディアロゴス イタリア

 

 ランチア ディアロゴスは1998年のトリノ モーターショーで公開されたコンセプトカーです。販売が低迷していたランチアが自社の新しいアイデンティを確立する為に企画した車で、エンジン等は搭載していないモックアップでした。ランチア デザインセンターのデザインで、戦前のアプリリアや戦後のアウレリアなどのイメージを現代風にアレンジしたレトロな雰囲気のデザインです。室内も上質で常識的なものですが、いくつかのアイデアが提案されています。まずドアはアウレリアのような観音開きの4ドアで、ドアハンドルが無くカードキーで開閉します。

 

 次にシートが回転することで、乗降がアシストされます。前席シートは180度回転して後席と対面もできます。後席には作業机としても使える平面ディスプレーが設けてあります。U字型のハンドルは停車時は中央にあり、運転時に左または右に移動できます。(ハンドル移動のアイデア以外は現在実用化されています) 2001年にディアロゴスと同じ盾型フロントグリルとヘッドライトを持つテージスが登場していますが、テージスはあまり売れませんでした。その後のイプシロン、デルタなどにもディアロゴスのデザインが反映されています。

 

 

 ミニカーはソリド製の当時物です。実車と同じカラーリングで非常に素晴らしい出来ばえです。プロポーションが良く、室内もそこそこ再現され、特徴的な機能をギミックで見せてくれます。まず観音開き式の4ドアが開閉し前席が回転します。(実車は前席が個別に回転しますが、ギミックは前席全体) 次にハンドル位置が右/中央/左に移動できます。これらのギミックは底板の茶色の操作ノブで動かすようになっています。最近1/43サイズではこのようなギミックが軽視されていますが、ギミックも実車をリアルに再現するものです。このミニカーでは実車の最大の特徴をギミック化していますから単なるお遊びではないのですが、それなりに面白いものになっています。(1/43サイズですぐに壊れるようなパーツを付けるよりも、こんな具合のしゃれた仕掛けを工夫してもらいたいものです) なおディアロゴスのミニカーは現在(2016年)もこれしかありません。

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