ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CELICA XX (MA40) 1978 JAPAN

TOYOTA CELICA XX (MA40)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA XX (MA40)


JAPANESE CAR COLLECTION 58 1/43 108mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.65m エンジン 変速機: 6気筒 2.6L 140HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速180km/h以上  データーベースでトヨタ セリカ XXのミニカー検索

トヨタ セリカ XX MA40型 日本 1978年

 

 トヨタ セリカの上級車として1978年にセリカ XX(ダブルエックス)が登場しました。セリカのノーズを延ばし6気筒2L/2.6L(140HP)M型エンジンを搭載して、豪華なGTカーに仕立ててありました。3段AT/5段MT変速で、最高速は不明ですが多分180km/hを越えていたでしょう。もともとセリカは北米を意識した車でしたが、セリカ XXは北米で大成功した日産 フェアレディ Zの対抗馬として企画された車でした。セリカ XXは北米ではスープラ(SUPRA)という名前で販売されました。(アメリカで「XX」は映画の成人指定を意味するので車名には使えなかったので)

 

 1980年のマイナーチェンジで2.6Lエンジンが2.8Lエンジンに変わりました。レザー張りシートがオプション設定されるなど、セリカ XXは国産豪華GTカーの先駆けとなった車でした。(ローレルなど豪華なセダン系の車は既にありましたが) この車は会社の先輩が購入されていましたが、普通のサラリーマンでもちょっと贅沢な車を持つようになった時代でした。1981年にセリカ XX 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2008年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。国産名車コレクションの初期物ですので、メーカーはフランスの老舗ノレブです。プロポーションが良く長いノーズの伸びやかなボディがうまく再現されています。フロントグリル、テールライト、黒いBピラーのXXのロゴなど細部も良く再現されています。ノレブはベージュや黒(実車のイメージカラー)の色違いで、内装の仕上げを良くした物を自社ブランドのルミノ(LUMYNO)でも発売していていました。セリカ XX 初代の当時物ミニカーはダイヤペットの1/30とマッチボックスがありました。ダイヤペットの1/30は残念ながら持っていませんが、当時のミニカーとしてはそこそこの良い出来ばえでした。なおセリカ XX 初代の1/43ミニカーは2022年現在でもこのノレブ製しかありません。1/43以外では2020年に国産名車コレクション 1/24、2023年に日本の名車コレクション 1/64でモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CELICA XX (MA40) 1
TOYOTA CELICA XX (MA40) 2

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TOYOTA STARLET (KP60) 1978 JAPAN

TOYOTA STARLET (KP60)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA STARLET (KP60)


JAPANESE CAR COLLECTION 132 1/43 88㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.75m 全幅約1.53m エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 72HP 5段変速
性能: 最高速150km/h  データーベースでトヨタ スターレットのミニカー検索

トヨタ スターレット KP60型 日本 1978年

 

 トヨタ スターレットの2代目が1978年に登場しました。当時主流となりつつあったハッチバック スタイルを採用していましたが、中身はオーソドックスな後輪駆動車でした。エンジンは排気量を100ccアップした4気筒1.3L(72HP)のK型で、3段AT/5/4段MT変速、最高速は約150km/hの性能でした。3/5ドアハッチバックとバンがありました。 前輪駆動の利点よりも後輪駆動の信頼性を重視した設計でしたが、軽量ゆえの軽快な走りの経済車として人気があり、モータースポーツで活躍したことでスターレットの評判を上げたモデルでした。1980年のマイナーチェンジで角形ヘッドライトに変更し、女性仕様車のリセが設定されています。

 

 スターレットと同時期の1978年にトヨタ初の前輪駆動車としてコルサ/ターセルが登場しました。前輪駆動ながらエンジンを縦置きするなど中途半端な構成で、山口百恵が登場したCM「百恵の、赤い靴」以外では、あまりぱっとしない印象の薄い車でした。なおコルサ/ターセルのミニカーは現時点(2022年)でありませんが、NEO(レジン製)がターセル 4WD(輸出仕様 国内ではスプリンター カリブ)をモデル化しています。

 

 

 ミニカーは2011年に発売された国産名車コレクションで、メーカーはイクソです。プロポーションが良く、フロント周りの造形が実車の顔付きをうまく再現しています。灯火類や室内など細かいところもそこそこ良く再現されています。スターレット 2代目の当時物ミニカーは前述したセリカ 3代目と同じトヨタ特注品のディラー向け販促用ミニカー(1/43)がありましたが、これはあまり良い出来ではありませんでした。これ以外ではアオシマがコールドキャストでマイナーチェンジ版をだしており、小スケールではコナミの1/64があります。2021年/2022年にハイストーリー(レジン製)が後期期型と前期型をモデル化しました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA STRARLET (KP60) 1
TOYOTA STRARLET (KP60) 2

 以下は上述したトヨタ スターレット 2代目のディラー向け販促用ミニカー(1/43 型番008569)の画像です。画像はかなり前にWEBサイトで見つけて保存していた画像を使っています。
TOYOTA STARLET (KP60) 3

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MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 1978 JAPAN

MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C)


TOMICA DANDY D08 1/43 102mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 2ローター 573X2cc 130HP 5段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでマツダ RX-7 (SA)のミニカー検索

マツダ サバンナ RX-7 SA22型 日本 1978年

 

 1973年のオイルショックによるガソリン価格高騰で燃費の良くないロータリーエンジン搭載車が売れなくなりました。ロータリーエンジン搭載車の復活を賭けて、ロータリーエンジン専用スポーツカーとして開発されたのがサバンナ RX-7でした。エンジンをフロントミドシップ搭載し優れた操縦性を持つ軽量スポーツカーとしてシャーシが新設計されました。ボディも特徴的なリトラクタブル ヘッドライトを採用した、かっこいいデザインでした。12A(130HP)ロータリーエンジンを搭載し、5段変速で最高速180km/hの性能でした。

 

 このかっこいいスタイルで高性能ながら、価格が大衆車並みであったので、1978年の発売当初からRX-7は大人気となりました。(当時の価格はトヨタ カローラ レビンが約130万でRX-7 GTは約150万円でした) 日本以上にアメリカ市場ではプレミアム価格がつくほど大ヒットし、サバンナ RX-7はロータリーエンジン搭載車を見事に復活させました。エンジン改良や内装の変更が行われ、1983年のマイナーチェンジでは国内仕様にターボー付エンジン(165HP)が追加され前後バンパー周りの意匠が変更されました。1985年にRX-7 2代目にモデルチェンジしました。

 私が2台目のマイカーとして新車で買ったのが1980年式のサバンナ RX-7 GTでした。その頃には発売当初のような熱狂的な人気は無かったですが、まだスーパーカーブームのさなかでもあったので街中で子供から指をさされることもありました。市販オーディオの装着やプラグ交換などの軽整備も自分でしましたし、色々な思い出がある懐かしい車です。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物です。プロポーションが抜群で、バンパーや室内などの細部も結構リアルに再現されていて、当時物ミニカーとしては一番出来が良かったです。ドアの開閉ギミックと最大の特徴であるリトラクタブル ヘッドライトの開閉ギミックが付いています。これはヘッドライトを紙シールで表現していますが、初期の物はラインストーンを使っていました。(ライトの開閉はフロント中央下部に見えるレバー操作で行います) 私の知る限りではカラーバリエーションが7色ほどありました。RX-7(SA)のミニカーは非常にたくさんあります。当時物としてはダイヤペットの1/40と1/30、トミカの1/60、シンセイ ジェットマシーンの1/37、エイダイ グリップなどがありました。当時物以外ではオートアートの1/18、Mテックのターボ、エブロ、京商、トミカ リミッテド、コナミの1/64、HI-STORY(レジン製)のターボ、VISION(レジン製)、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/リアの拡大画像です。なお「広島 59 さ …7」のナンバープレートは当サイトのナンバープレート作成ページを使った自作です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 1
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 2

 以下は2002年に発売されたトミカ リミッテド Sシリーズ製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 型番S0001)の画像です。これは上述したトミカ ダンディ製の細部をリファインしてトミカ リミッテド S シリーズとして発売された物でした。ホイールが変更され、窓枠やウィンドー外枠に墨入れ処理が施され、リアに車名ロゴが追加されるなど見違えるほどリアルな仕上げとなっています。室内もシートやドア内張りが彩色されています。当時の値段は2000円と高価でしたが、値段に見合った仕上げがされていました。このトミカ ダンディをリファインしたリミッテド S シリーズは10車種ほどがあり、いずれもとても良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 25
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 26

 以下はフロント(ヘッドライト開閉)とリアの拡大画像です。ヘッドライトのシールが変更され、リアパネルにMAZDAとLIMITEDのロゴが追加されています。テールライトの色分けが追加され、リアハッチバックのヒンジも黒く塗装されてます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 27
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 28

 以下は1979年に発売されたダイヤペット製のマツダ サバンナ RX-7 (1/40 型番G114)の画像です。キャビンがやや小さめですが、当時のダイヤペットのミニカーとしては良い出来ばえでした。RX-7(SA)の当時物ミニカーとしてはトミカ ダンディに次ぐ良い出来ばえです。ドア/ボンネット開閉とリトラクタブル ヘッドライト開閉のギミック付きです。(ライトの開閉はフロント中央下部に見えるレバー操作で行います) ダイヤペットはこれのパトカー仕様、1981年のスパ フランコルシャン優勝を記念したレーシングカー仕様、オーバーフェンダー付のレーシングカー仕様、1/30の少し大きなサイズも発売していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 3
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 4

 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 5
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 6

 以下は2001年に発売されたMテック製のマツダ サバンナ RX-7 ターボ (1/43 型番47790FS)の画像です。Mテックのマニア向けのM4シリーズでレジン製です。RX-7(SA) ターボで変更された前後バンパー周りの造形などがリアルで、非常に良い出来ばえです。ただドアミラーが少し大きすぎるのがやや残念です。これ以外のRX-7(SA) ターボのミニカーは、京商の1/64、ハイストーリー(レジン製)の1/43などがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 TURBO (SA22C) 1
MAZDA SAVANNA RX-7 TURBO (SA22C) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 TURBO (SA22C) 3
MAZDA SAVANNA RX-7 TURBO (SA22C) 4

 以下は2001年に発売されたエブロ製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 型番43148)の画像です。エブロらしいリアルな造形で、プロポーションが良く細部までとても良く出来ています。後期の上級グレード(SE-LTDとLTD)をモデル化しているので、内装が茶色(実車は布張り)となっていてリアワイパーが付いています。前後バンパーやリアのスモーク仕上げのガラスハッチバックなど細部がリアルで、インパネのメーターも良く再現されています。さらにリトラクタブル ヘッドライトの開閉ギミックまで付いていますので、RX-7 (SA)の1/43量産(ダイキャスト製)ミニカーとしては2022年現在でもこれがベストだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 7
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 8

 以下はフロント(ヘッドライトの開閉)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 9
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 10

 以下は2008年に発売された京商製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 型番K03282S)の画像です。これも上述したエブロ製と同じ上級グレードをモデル化しています。エブロ製と同じぐらいの良い出来ばえですが、京商製は車高が低く全体的にやや平べったい感じになっています。個人的な見解ですがエブロ製の方が好ましいプロポーションだと思います。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 11
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 13
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 14

 以下は2009年に発売された京商製のマツダ サバンナ RX-7 ボンネビル 速度記録車 (1/43 型番K03283A)の画像です。アメリカ ユタ州のボンネビル ソルト フラッツ (Bonneville Salt Flats)でGTカークラスの速度記録183.904mp/h(295.964/h)を達成した速度記録車(1978年)をモデル化しています。実車は「RACING BEAT」というマツダ車をチューニングする会社がチューンしていて、エンジンは電子式点火装置を付けて10,000rpmまで回る13Bに換装されていました。ミニカーは上記をベースにして左ハンドル仕様に変更され、空気抵抗の少ない速度記録車用ホイールや室内補強用のロールバーが再現されているなど、実車がリアルに再現されています。リアパネル中央に黒い物がありますが、これは停車する際に使用するパラシュートを畳んだ物です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) SPEED RECORD 1
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) SPEED RECORD 2

 以下は2006年に発売された国産名車コレクション製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 No.14)の画像です。メーカーはノレブです。上述したエブロ製に良く似た作風で、エブロ製をお手本にしているように思います。定価1790円の雑誌付きミニカーでしたので、インパネなどの細部の仕上げはやや簡素化されていますが、値段以上によく出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 15
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 16

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 17
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 18

 以下は2022年に発売された国産名車プレミアムコレクション製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 No.8)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランド製です。上述したエブロ製などのミニカーは上級グレードをモデル化しているので内装が茶色ですが、これはリアに上級グレートらしき?エンブレムを再現しているのですが、内装を黒で仕上げてあります。内装以外は一見すると上述のノレブ製の物と同じように見えますが、値段が高い分だけリアのエンブレムなど細部の仕上げがレベルアップされています。プロポーションについてはこのプレミアムコレクション製は、上述したほかの物より車幅が小さくなっていますので、やや細長い感じがします。縮尺1/43で単純に計算すると車幅は39㎜となるはずですがこれは38㎜となっています。なおエブロ製は40㎜となっていますので、この2㎜の違いは結構気になる違いです。またリアライトの形状も実車と少し感じが異なるので、この点でも違和感があります。私はあら捜しをするつもりはないのですが、当時この車を所有していたので細かいことに気が付くのです。そんなわけでこのミニカーは結構よく出来ているとは思いますが、プレミアムという名前がふさわしいとは言えないです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 19
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 20

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 21
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 22

 以下は上述したエブロ製と並べてみた画像と実車のテールライトの画像です。ミニカーの全長はどちらも100㎜で同じですが、エブロ製の方が2㎜ほど車幅が大きめになっています。テールライトの形状ですが、実車画像のテールライトの縦横の比率とミニカーのテールライトの縦横の比率が少し違うことが分かると思います。なお左側テールライトの横にあるエンブレムにグレードが表示されています。(実車画像は上級グレードのLimitedの画像です) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 23
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 24

サバンナ RX-7(SA)のミニカーをまとめたページもありますので、よろしければご覧ください→ マツダ サバンナ RX-7(SA)のミニカー 一覧

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MITSUBISHI MIRAGE 1978 JAPAN

MITSUBISHI MIRAGE
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MITSUBISHI MIRAGE


DIAPET 1439 (G99) 1/25 154mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.79m 全幅約1.59m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 82HP 4段変速(副変速機付)
性能: 最高速148km/h  データーベースで三菱 ミラージュのミニカー検索

三菱 ミラージュ 日本 1978年

 

 1978年に三菱初の前輪駆動車として登場したミラージュは、販売チャンネルとしてカープラザ店が新設されるなど三菱の威信をかけた戦略車でした。当時増えつつあったハッチバック車の中でも群を抜くあか抜けたデザインに加えて、全輪独立懸架サスペンションや副変速機を設けた8段変速機など意欲的な設計がされていました。

 4気筒1.2L/1.4L(82HP)エンジンを横置搭載し、最高速148km/h(1.4L)の性能でした。当初は3ドアだけでしたが、1978年にはホイールベースの長い5ドアも設定されました。1979年にAT仕様と1.6L(88HP)エンジン搭載のスポーツ仕様 1600GTが追加されました。

 

 1982年のマイナーチェンジで、角形ヘッドライトのスラントノーズを採用し、ミラージュ IIとなりました。その際にトランクを追加して3ボックス化した4ドアセダンや高性能な1.4Lターボ仕様(105HP)が追加されました。同じ年に4ドアセダンの姉妹車であるランサー フィオーレや、シャーシを流用したトレディア/コルディアも登場しました。1983年にミラージュ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ 三菱 ミラージュ 1983)

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物です。縮尺1/25と中途半端なサイズですが、もともと実車販促用ノベルティとして作られたものでしたので、全体的な出来ばえはかなり良いです。(ただヘッドライトが小さいのが惜しい これは横幅を広く見せる為の意図的なデフォルメかも?) サイズが大きいので、室内も良く再現されていて、リアシートのシートバックが倒れるといったことまで再現されています。後にサイドのシールを張り替えてミラージュ II ターボとしても販売されました。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。人気があった車でしたが、何故かこれ以外のミニカーはミニチャンプスがモデル化した輸出仕様のコルトぐらいしかありませんでした。2021年になってハイストーリー(レジン製)が前期型、後期型(ミラージュ II)をモデル化しました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアハッチ開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI MIRAGE 1
MITSUBISHI MIRAGE 2

 以下は2007年に発売されたミニチャンプス製の三菱 コルト(ミラージュの輸出仕様) (1/43 型番400163500)の画像です。ミニチャンプスらしいリアルな造形で、実車がうまく再現され、とても良く出来ています。灯火類や室内などの細部もミニチャンプスらしいリアルな仕上げとなっています。輸出仕様ながらミラージュ 初代の1/43量産ミニカーとして貴重な存在です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI MIRAGE 3
MITSUBISHI MIRAGE 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI MIRAGE 3
MITSUBISHI MIRAGE 4

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HONDA PRELUDE 1978 JAPAN

HONDA PRELUDE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE


DIAPET 1489 (G118) 1/40 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.09m 全幅約1.64m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 90HP 5段変速 ホンダマチック2段自動変速
性能: 最高速154km/h  データーベースでホンダ プレリュードのミニカー検索

ホンダ プレリュード 日本 1978年

 

 ホンダの高級スペシャリティカーとしてプレリュードが1978年に登場しました。ノッチバックのクーペスタイルはシビック、アコードの流れを発展させたなかなか良いデザインでした。アコード用の4気筒1.8L(90HP)を搭載し、5段変速/ホンダマチック2段自動変速で最高速154km/hの性能でした。あまり高性能ではなかったですが、前輪駆動車ながら操縦性は優れていたそうです。スピードメーターとタコメーターが同心となった集中ターゲットメーター、日本車初の電動サンルーフ、ABS、4WSなど先進的な装備を採用していました。

 

 1979年にホンダマチック(自動変速機)が2段から3段となりました。1980年のマイナーチェンジでエンジンが触媒付のCVCC II (97HP)にパワーアップし、ガラスサンルーフ仕様が設定されました。1982年にプレリュード 2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約31万台で、生産台数の8割が輸出されたそうで、国内よりも海外で高く評価された車でした。

 

 

 ミニカーは1979年に発売されたダイヤペット製の当時物です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。またバンパーやボンネット上のダクトなど細かいところも良く仕上げてあり、当時のダイヤペットの秀作のひとつでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミックに加えて、サンルーフも開閉します。プレリュード 初代の国産ミニカーは現在(2022年)でもこれしか無いようです。(トミカもモデル化していません) 国産以外ではイギリスの老舗コーギーの当時物 1/36と最近の物ではネオ(NEO レジン製)の1/43と1/87があります。海外のミニカーメーカーでモデル化されたということは、海外でのプレリュード 初代の評価が高かったことを反映していると思います。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルーム画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA PRELUDE 1
HONDA PRELUDE 2

 以下はサンルーフ開閉動作/室内の画像と、1981年に発売されたコーギー製のホンダ プレリュード 初代(1/36 型番345)の画像です。コーギーのプレリュードは縮尺が1/36で中途半端なサイズなのが今一つですが、当時のミニカーとしてはそこそこの良い出来ばえでした。(画像は海外のWEB SHOPから拝借しました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE 3
HONDA PRELUDE 4

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