ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

THUNDERBIRDS TRACY ISLAND 2065 UK

THUNDERBIRDS TRACY ISLAND
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUNDERBIRDS TRACY ISLAND


MATCHBOX CS1001  横幅500㎜、奥行320㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: トレーシー島の大きさ 不詳 エンジン 変速機:  
性能:   データーベースでサンダーバード 国際救助隊のミニカー検索

サンダーバード 秘密基地 (トレーシー島) イギリス 2065年

 

 サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇でした。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語でした。世界的な大富豪のジェフ トレーシーが国際救助隊の設立者で、南太平洋の孤島(トレーシー島)にある彼の邸宅が国際救助隊の秘密基地でした。トレーシー邸は救助隊の司令部として機能し、島の内部には救助メカのサンダーバード(1号から4号)の発進設備と保守設備が備えられていました。国際救助隊の隊員であるトレーシーの5人の息子と科学者のブレインズなどがその秘密基地で暮らしていました。

 

 これは1992年に発売されたマッチボックス製のサンダーバード 秘密基地(トレーシー島)で、前述したサンダーバード メモリアル キットのサンダーバード モデルと組み合わせて使うように出来ています。(これは島だけでサンダーバードは付属しません 当時の価格は23000円でした) 横幅500㎜、奥行320㎜、高さ220㎜の結構大きなサイズで、トレーシー島をプラスチック製でモデル化しています。劇中のサンダーバード 1号、2号、3号の発進シーンが再現できるようになっていますが、可動部は全て手動で操作する簡単な仕掛けです。なお島の後方にあるスイッチを押すと、交信音声や効果音が発生される音声発生機能があります。

 

 

 これと同じようなサンダーバード 秘密基地のモデルはいくつかあります。1960年代ではイマイのプラモデルがあり、子供のころに私も作りました。サイズはこのマッチボックス製と同じぐらいで発進動作が電動化され、1、2、3号がスプリングで飛び出す仕掛けになっていました。2000年頃には当時サンダーバードの版権を保有していたカールトン(CARLTON)社が、マッチボックス製をベースにしたと思われる仕様変更品を発売していました。最近の物ではデアゴスチーニの週刊 サンダーバード秘密基地(全110号 2022年発売中) があります。これはマッチボックス製より少し大きなサイズですが、島の内部構造まで再現されていて、電動化された発進動作や照明などずいぶん凝ったものです。(その分トータルで約23万円と高価ですが)

 以下はマッチボックス製のサンダーバード 秘密基地のサンダーバード 1号とサンダーバード 2号の発進動作の簡易動画です。1号はプールの底が開いてそこから発進します。プールを開く操作は飛び込み台を左に回転させます。2号は滑走路の奥にある格納庫から出てきますが、格納庫の扉を上にあげると滑走路横のヤシの木が外側に倒れるようになっています。2号の発射台を上げるのも手動で行います。なお簡易動画ではヤシの木が倒れているのに格納庫の扉が閉じているシーンがありますがこれは実際とは異なります。またジェット噴射と効果音は私が編集作業で追加したものです。(注意!! エンジン効果音が出ますので音を控えめにしておいてください)

 以下はサンダーバード 3号とサンダーバード 4号の発進動作の簡易動画です。3号の発進動作は丸い展望台から飛び出してくるだけです。4号は本来は2号のコンテナで運ばれてコンテナから発進するのですが、基地から発進する場合は2号の滑走路を自走して傾いた滑走路先端から海上に降ります。ただこの基地の滑走路はそのようになっていないので、海岸から海上に降りるという設定に変えました。ジェット噴射と効果音は私が編集作業で追加したものです。(注意!! エンジン効果音が出ますので音を控えめにしておいてください)

 以下は背面にある音声発生の操作スイッチの画像と基地の底面/音声発生回路をを作動させる為の電池ボックスの画像です。音声操作スイッチは4つあり、それぞれ別の音が出ます。実際の音声を録音した音声ファイルが以下のリンク先をクリックすると再生されます。(画像の向かって左側からスイッチ1、2、3、4としています) (注意!! 効果音が出ますので音を控えめにしておいてください) 音声発生ギミックの音声ファイル → スイッチ 1 スイッチ 2 スイッチ 3 スイッチ 4 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS TRACY ISLAND 7
THUDERBIRDS TRACY ISLAND 6

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THUNDERBIRDS 1 2065 UK

THUNDERBIRDS 1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUNDERBIRDS 1


CARLTON  1/1000 360㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長35.8m 翼展開時横幅24.2m エンジン 変速機: ロールス ロイス社製ジェットエンジン 
性能: 最高速 マッハ21.9 (時速27000km/h)  VTOL (垂直離着陸機) データーベースでサンダーバード 国際救助隊のミニカー検索

サンダーバード 1号 イギリス 2065年

 

 サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。中学生だった私は当時としてはまだ珍しいカラーのTV映像に我を忘れて見入っていました。そんな訳でミニカーマニアになる前は、熱狂的なサンダーバードマニアでした。当サイトは自動車のミニカーを紹介するサイトですが、当方の好きなサンダーバードのキャラクターモデルを紹介します。

 

 サンダーバード 1号は災害現場にいち早く急行して現場の状況を調べて救助活動の指令を行います。ロールス ロイス社製のジェットエンジンを搭載し最高速はマッハ21.9(時速換算で27000km/h)と高速ですので、世界のどこにでも1時間以内で到着することができるという設定でした。1号を操縦するのは救助隊ファミリーの長男スコット トレーシーです。1号はロケットのように垂直状態で国際救助隊基地から発進し、垂直離着陸が可能なVTOL機ですので災害現場では水平状態で離着陸を行います。したがって操縦席は機体の状態に応じて水平状態を保つジャイロ機能が付いています。機体下部にマシンガンを備え、救助装備としては現場移動用のホバーバイクと救助指令を行う移動コントロール ユニットを装備しています。

 

 

 このサンダーバード 1号のキャラクターモデルはサンダーバードの版権を持つカールトン(CARLTON)社の企画で、中国メーカーが製造した物で1999年に発売されました。(日本ではタカラ(現在はタカラトミー)が販売していました) プラスチック製で全長360㎜X翼展開時全幅240㎜の大きなサイズです。1号の劇中設定仕様は全長35.8m 翼展開時横幅24.2mですので、このモデルの縮尺は約1/100となります。玩具的なキャラクターモデルですが、外観寸法などは劇中設定仕様に準じて正確にモデル化されています。(機体内部の表現などは玩具的ですが それらしく作ってあるので悪くはありません)

 以下はフロント/リアの拡大画像と水平/垂直状態の操縦席の画像です。水平飛行時と垂直上昇時の操縦席が地面と水平になるように回転するギミックが付いています。また操縦席横の窓も劇中設定どおり開くようになっています。ただし操縦席の上側が大きく開くのは操縦席内部を見せる為に追加されたギミックで、劇中設定の1号にこのような開閉機構はありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

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 以下は可変後退翼開閉動作の画像と機体下面の画像です。後退翼が開閉するのは1号の最大の特徴(見せ場)ですから、このギミックは必須でしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下は機体に収納されたホバーバイクと移動コントロール ユニットの画像とスコット トレーシーのフィギュアの画像です。ホバーバイクは現場での移動用で、移動コントロール ユニットは現場に設置してそこから救助活動の指令を行います。なおこの救助装備が1号のどこに備えてあるのか劇中で示されたことがないので、このキャラクターモデルの装備収納場所はメーカーの創作だと思います。スコットのフィギュアは顔の雰囲気がうまく表現されていて、良く出来ています。腰と膝が曲げるようになっていますので、操縦席に座らせることができます。全長は37㎜ほどですので縮尺は約1/50で、機体の縮尺の2倍のサイズで作ってあります。フィギュアはこのサイズぐらいにしないと、顔がわかるほどリアルに作れませんので、このサイズにしたのでしょう。ただフィギュアに合わせているので、ホバーバイクなどのサイズは1号のサイズに対してかなり大きめになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下は翼に格納された着陸足(ランディングギア)の格納/展開動作の画像と音声再生ギミックの操作ボタン/音声再生回路用の電池ボックスの画像です。着陸足の構造は劇中設定に準じていて、軟質のプラスチック製なので簡単に壊れない強度もあります。機体中央にある2つのボタンは音声再生ギミックの操作ボタンです。 右側のボタンを押したときの音声は1号が飛行している効果音で、左側のボタンを押したときの音声はサンダーバード間の通信音声です。その通信の内容は'Stand by Virgill (バージル 準備しろ)', 'I hope we're not too late father (手遅れにならないことを祈る)', 'F.A.B. Virgill (了解 バージル)', 'Mobile Control to Thunderbirds 2 (移動コントロールからサンダーバード2号へ)', 'Every second counts (一刻一秒を争う)', 'F.A.B. (了解)'です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下は実際の音声を録音した音声データです。リンク先をクリックすると音声が再生されます。(注意!! 音が出ますので音量を控えめにしておいてください) 音声データ → 右ボタン 音声左ボタン 音声

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THUNDERBIRDS 2 2065 UK

THUNDERBIRDS 2
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUNDERBIRDS 2


CARLTON  1/185 410㎜X300㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約76m 全幅約54.7m エンジン 変速機: ロールス ロイス社製 ジェットエンジン 
性能: 最高速3427km/h VTOL (垂直離着陸機) データーベースでサンダーバード 国際救助隊のミニカー検索

サンダーバード 2号 イギリス 2065年

 

 サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。中学生だった私は当時としてはまだ珍しいカラーのTV映像に我を忘れて見入っていました。そんな訳でミニカーマニアになる前は、熱狂的なサンダーバードマニアでした。当サイトは自動車のミニカーを紹介するサイトですが、当方の好きなサンダーバードのキャラクターモデルを紹介します。

 

 サンダーバード 2号は災害救助に必要な救助装備を現場に搬送する為の輸送機です。国際救助隊基地には様々な救助装備を積載した6種類のコンテナがあり、必要なコンテナを胴体に装着して輸送します。ロールス ロイス社製のジェットエンジンを搭載し最高速はマッハ2.8(時速換算で3427km/h)で、垂直離着陸も可能なVTOL機という設定でした。機首上部にマシンガン、機首下部に救助用のクレーンを装備しています。2号を操縦するのは救助隊ファミリーの次男バージル トレーシーです。2号は楕円形のボディに25度の前進翼をもつ構造で、実際にこの構造で高速飛行ができるのかやや疑問な点もありますが、サンダーバードの中で一番個性的な機体です。

 

 

 このサンダーバード 2号のキャラクターモデルはサンダーバードの版権を持つカールトン(CARLTON)社の企画で中国メーカーが製造した物で、1999年に発売されました。(日本ではタカラ(現在はタカラトミー)が販売していました) プラスチック製で全長410㎜X全幅300㎜の大きなサイズです。2号の劇中設定仕様は全長76m 横幅54.7mですので、このモデルの縮尺は約1/185となります。玩具的なキャラクターモデルですが、外観寸法などは劇中設定仕様に準じて正確にモデル化されています。(機体内部の操縦室などは玩具的な表現ですが、それらしく作ってあるので悪くはありません) これ以外の2号のモデルはディンキー(英)の当時物やプラモデルなどたくさんありますが、特に2016年に発売されたデアゴスティーニの「週刊 サンダーバード2号&救助メカ」は縮尺1/144でこれ以上ないぐらいリアルに出来ています。(ただしトータル金額では約15万円にもなり高価ですが)

 このモデルは機首の上部が開いて操縦室を見ることができるギミックが付いています。操縦室の細部は劇中設定仕様とは違っているのですが、全体的にはそれらしく作ってあり、パイロットのバージルとファミリーの4男で4号のパイロットであるゴードンのフィギュアを座らせることが出来ます。ただしフィギュアのサイズ(縮尺約1/50)に合わせて出来ているので、操縦室とその前にあるウィンドーは劇中設定よりかなり大きめに出来ています。(ギミック優先の玩具的モデルですから、サイズがおかしいことは無視しましょう また劇中設定の2号はこんな具合に操縦室の上部が開くことはありません)

 機体後部には赤いボタンが3ケあり、真ん中を押すとコンテナが取り外せます。後の2ケは音声再生機能の動作ボタンで、このボタンを押すと音声が再生されます。この音声再生回路用の電源として機体後部の下に電池ボックスがあります。 音声の内容は左側のボタンは2号が飛行する効果音で、右側のボタンはサンダーバード間の通信音声でその内容は 'F.A.B. Scott (了解 スコット)'、'We'll need pod 4 Gordon! (ポッド4が必要だ ゴードン)'、'Thunderbirds 2 Undestand you're in danger zone (サンダーバード 2 危険区域だ)'、'Lets get to work (作業を始めよう)'、'ETA five minutes! (到着 5分後)'となっています。以下は実際の音声を録音した音声データです。リンク先をクリックすると音声が再生されます。(注意!! 音が出ますので音量を控えめにしておいてください) 音声データ → 左ボタン 音声右ボタン 音声 以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

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 以下は俯瞰画像/床下の伸縮着陸脚の動作画像とクレーンの動作画像です。2号はコンテナを下す為に伸縮する着陸脚があるのですが、このモデルでは伸びた状態の脚が組み込まれていて、ボディ側面上部の赤いボタンを押すことで脚が飛び出します。(前述したデアゴスティーニ製の2号ではこの脚が実際に伸縮します) クレーンは劇中で使われていた装備で、そのクレーンを引き出すことが出来ます。引き出したクレーンはクレーン横にある巻き戻しボタンを押すと巻き戻されます。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下はコンテナの脱着動作とコンテナ単体の画像です。前述した伸縮着陸脚を出して、後部中央のボタンを押すとコンテナが外れます。コンテナは扉を開いて中の4号を取り出すことが出来ます。コンテナ内の4号は左右の余裕がほとんどないぎりぎりの大きさになっています。これは4号が劇中設定の2倍以上のサイズ(縮尺約1/80)になっているからで、劇中設定どおりの大きさであればこの半分以下ののサイズになるはずです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下はサンダーバード 4号の画像です。プラスチック製でサイズは全長120㎜で4号の劇中設定仕様は全長9.1mですので、縮尺は約1/80となります。このサイズは中に乗せるフィギュアに合わせているので、2号本体の縮尺(約1/185)に対してかなりオーバースケールです。操縦席がキャノピー状に大きく開くギミックが付いていて、ゴードンのフィギュアが乗っている操縦席は内部がそれらしく作られています。(なお劇中設定の4号の操縦席はこのようなに開いたりしません) またこのギミックをつけたことで、この4号のプロポーションは劇中設定の4号からかなり外れています。 (劇中画像→ サンダーバード 4号) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下はサンダーバード 4号の操縦席内の画像と乗員であるバージルとゴードンのフィギュアの画像です。フィギュアは劇中の人形の顔にうまく似せてあり、操縦席に座らせる為に腰と膝が曲げるようになっています。フィギュアの全長(身長)は37㎜ほどですので縮尺は約1/50で、機体の縮尺の3倍ほどのサイズで作ってあります。フィギュアはこのぐらいに大きくしないと、顔の違いがわかるほどリアルに作れませんので、子供向け玩具の観点からこのサイズにしたのでしょう。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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THUDERBIRDS 2 FIGURES

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THUNDERBIRDS 2 EQUIPMENT SET 2065 UK

THUNDERBIRDS 2 EQUIPMENT SET
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUNDERBIRDS 2 EQUIPMENT SET


CARLTON  1/1000 360㎜
 実車諸元 
外形寸法: 全長約2.97m 全幅約1.32m エンジン 変速機: 空冷2気筒 479cc 15HP 4段変速
性能: 最高速90km/h   記載内容は 「学研 サンダーバード大百科」から参照 データーベースでサンダーバード 国際救助隊のミニカー検索

サンダーバード 2号 完全装備セット イギリス 2065年

 

 サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。救助メカのサンダーバード 2号は災害救助に必要な救助装備を現場に搬送する為の輸送機です。国際救助隊基地には様々な救助装備を積載した1番から6番の6種類のコンテナがあり、必要なコンテナを胴体に装着して現場まで輸送します。

 

 1番コンテナには特殊な消火剤を搭載した化学消防車、周辺の超音波を中和する超音波中和車、高所から落下する人や物を風圧で受け止める風圧クッション車などを装備しています。2番コンテナの装備は不明で、3番コンテナには胴体着陸する航空機を受け止める高速エレベーターカー、ジェットブルドーザー、高所に救助装備を送り込む運送砲車などを装備しています。4番コンテナは水中救助作業用の4号をを装備しています。5番コンテナは地中に潜るジェットモグラ、磁力牽引車、鉄の爪タンクなどを装備していて一番出動頻度の高いコンテナです。6番コンテナはトンネル探索車や電波発信車などを装備しています。

 

 

 この「サンダーバード 2号 完全装備セット」は1993年に発売されたバンダイ ポピニカ製です。サンダーバード 2号、コンテナ2台、救助メカ 9台、サンダーバード 6号、FAB1 ペネロープ号がセットになっています。サンダーバード 2号はダイキャスト製でコンテナと救助メカはプラスチック製です。サンダーバード 2号の大きさは全長173㎜ 全幅125㎜で、2号の劇中設定仕様は全長76m 横幅54.7mですから、縮尺は約1/440となります。バンダイにはこの完全装備セット以外にも、サンダーバード 2号とジェット モグラのセット物、装備だけのセット物、またこれより大きなサイズの2号と救助メカのセット物もありました。サンダーバードの救助メカはプラモデルや玩具などもたくさんありました。その中でも2016年に発売されたデアゴスティーニの「週刊 サンダーバード2号&救助メカ」は2号と主要な救助メカ22機種の全てが縮尺1/144で統一されていて、それらはかなりリアルに出来ていました。(ただし全巻のトータル金額では約14万円にもなり高価でした) 以下はバンダイの2号のフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

THUDERBIRDS 2 BANDAI 1
THUDERBIRDS 2 BANDAI 2

 以下は俯瞰と床下部分の画像とコンテナを下ろしてサンダーバード 4号が発進する画像です。2号の伸縮着陸脚は伸びた状態の物が付属していますので、手動で床下に差し込んで取り付けます。コンテナは少し力を入れて押すと、ボディから外れます。コンテナは扉が開閉できます。4号のサイズは2号の縮尺(約1/440)に対してかなり大きめのサイズとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 BANDAI 3
THUDERBIRDS 2 BANDAI 4

 以下は救助メカ 9台、サンダーバード 6号、FAB1 ペネロープ号の画像です。サンダーバード 4号は4番コンテナに装備されている水中救助作業用の装備です。4号の劇中設定仕様は全長9.1mで、このモデルのサイズは全長44㎜ 全幅18㎜ですので縮尺約1/200となります。(劇中画像→ サンダーバード 4号) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 1
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 2

 以下は3番/5番コンテナに格納されているジェット モグラの画像です。ジェット モグラはキャタピラー式の運搬タンクの上に先端にドリルがついた円筒のドリル部が載っています。ドリル部はドリルを回転させて地下を掘り進み救助作業を行います。このモデルの大きさは全長46㎜ 全幅14㎜です。ジェット モグラの劇中設定仕様は不明ですが全長18mほどとの資料がありましたので、縮尺1/400ぐらいでモデル化していることになります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 1
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 2

 以下は3番コンテナに格納されている高速エレベーターカー(MASTER ELEVATOR CAR)の画像です。高速エレベーターカーはサンダーバード 第1話「SOS原子力旅客機」に登場し、ランディングギヤが使えず胴体着陸することになった原子力旅客機ファイアーフラッシュ号を高速エレベーターカー 3台が滑走路上で受け止めました。CGではなく模型を使って撮影されたこの救助作業は実に迫力のある映像でした。このモデルの大きさは全長33㎜ 全幅22㎜です。高速エレベーターカーの劇中設定仕様は不明ですが全長15mほどとの資料がありましたので、2号と同じ縮尺約1/450ぐらいでモデル化しているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 5
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 6

 以下は3番コンテナに格納されているジェットブルドーザー(FIEFLY)の画像です。ジェットブルドーザーの大きなショベルには穴が開いていますが、これはニトロ爆弾を打ち出す為の開口部で、ショベルと爆弾で可燃物を吹き飛ばし油田火災などを消火します。このモデルの大きさは全長40㎜ 全幅18㎜です。ジェットブルドーザーの劇中設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 7
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 8

 以下は5番コンテナに格納されている鉄の爪タンク(EXCAVATOR)の画像です。鉄の爪タンクは先端の爪で岩石などの障害物を排除して、生き埋めになった人を救助します。このモデルの大きさは全長50㎜ 全幅18㎜です。鉄の爪タンクの劇中設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 9
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 10

 以下は3番コンテナに格納されている運搬砲車(BOOSTER MORTAR)の画像です。運搬砲車は高所など人が近づけないような危険な場所にいる人に、脱出する為の装備を詰めたカプセルを発射します。このモデルの大きさは全長20㎜ 全幅14㎜です。運送砲車の劇中設定仕様は不明ですが、たぶん縮尺1/150ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 11
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 12

 以下は5番コンテナに格納されている磁力牽引車(RECOVERY VEHICLE)の画像です。磁力牽引車は強力な電磁石を備えた2本の吸着ノズルを発射して、地中に落下した大型機器を引き上げます。このモデルの大きさは全40長㎜ 全幅21㎜です。磁力牽引車の劇中設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 1
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 2

 以下は6番コンテナに格納されている電波発信車(TRANSMITTER TRUCK)の画像です。電波発信車は電波発信用の大型アンテナを備えています。太陽の調査をするロケット太陽号が作業ミスで太陽に突入する状況となり、電波発信車がロケットに逆噴射の信号を送り救助しました。このモデルの大きさは全長37㎜ 全幅14㎜です。電波発信車の劇中設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 13
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT 14

 以下は国際救助隊ロンドン支部のレディ ペネロープの乗用車FAB1の画像です。このモデルの大きさは全長40㎜ 全幅15㎜です。FAB1の劇中設定仕様は全長6.4m 横幅2.44mですので、縮尺1/150ぐらいでモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 1
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 2

 以下はサンバーバード劇中に登場した鉄の爪タンクをベースにして模型メーカーが創作したエックス カー(X CAR)の画像です。(サンダーバードの劇中には出てきません) このモデルの大きさは全長50㎜ 全幅17㎜です。エックス カーの設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 1
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 2

 以下はサンダーバード 6号の画像です。サンダーバード 6号は1930年代の複葉機タイガー モスで、1968年に製作された映画「サンダーバード 6号」に登場しました。6号は小型軽量の特性を生かして、大がかりなサンダーバード メカが近づけない場所で救助活動を行いました。モデルの大きさは全長40㎜ 全幅45㎜です。タイガー モスは全長7.5mほどの大きさですので、縮尺約1/200ぐらいでモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 1
THUDERBIRDS 2 EQUIPMENT JET MOLE 2

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