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ジャガー XE イギリス 2015年
量販車(年間10万台クラス)として開発されたジャガー X タイプが2001年に登場しましたが、ほとんど売れず2008年に生産中止となりました。(8年間の総生産台数約35万台でした) ジャガーは経営不振となり、ジャガー/ランドローバーブランドを保有していたフォードは、2008年にブランドをインドのタタ社に売却しました。(実車画像→ ジャガー X タイプ)>)
2008年にジャガー S タイプの後継車としてXFが登場しました。S タイプよりサイズが大きくなり、従来のジャガーのイメージを変えるクーペ的なデザインのキャビンを持つ大型高級車でした。フロントはジャガー伝統の丸型4灯式ヘッドライトのイメージを残していました。エンジンはS タイプとほぼ同じV型6気筒3L/V型8気筒4.2Lで、2013年には4気筒2L/V型6気筒3Lにダウンサイジングされました。(実車画像→ ジャガー XF)
タタ社傘下でX タイプの後継車XEが開発され、2014年に登場しました。XEはメルセデス ベンツ CクラスやBMW 3シリーズなどをライバルとする中型高級車でした。アルミ使用率75%の軽量アルミ複合ボディで、デザインは上級車XFと同じジャガーの新しいスタイルを採用していました。エンジンはXF用のV型6気筒3Lスーパーチャージャー(335HP)、4気筒2Lターボ(240HP)、「インジニウム」と称する超低燃費の4気筒2Lターボディーゼル(180HP)の3タイプで、8段自動変速の後輪駆動車でした。2016年に4WD(AWD)仕様が追加されました。伝統的なジャガーの路線とは異なり低燃費ディーゼルを売り物にする良くも悪くも現代流の高級車です。
ミニカーは2015年に発売されたイクソ プレミアムX製です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され良く出来ていました。フロントグリル/リアのロゴや室内などの細部もそこそこ良く仕上げてあります。XEのミニカーは現時点(2023年)でプレミアムXとオックスフォードしかモデル化していないようです。上級車のXFのミニカーはミニチャンプス、イクソ、オックスフォードなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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LEVC TX (TX5) ロンドン タクシー (ハイブリッド車) イギリス 2018年
2007年に登場したロンドン タクシー TX4の後継となる、LEVC TX(TX5)が2018年に登場しました。LEVC TX(TX5)はレンジエクステンダー用ガソリンエンジンを搭載したプラグイン シリーズ ハイブリッドカーで、製造は中国の自動車会社ジーリー(Geely)社傘下のLEVC(London EV Company)が行いました。外観は従来のロンドン タクシーのスタイルを継承しつつ、車椅子での乗降りを配慮した6座席の広い室内を確保し優れた操縦性も有するとのことです。(実車画像→ ロンドン タクシー TX4)
基本は電気モーターで走行する電気自動車ですが、搭載するボルボ製3気筒1.5Lターボチャージャーエンジンでリチウムイオン バッテリーを充電します。また電動パワートレインシステムもボルボ製を使っています。バッテリーの容量は31kWh(400V)でバッテリーだけでの走行距離は130㎞ですが、エンジンで充電しながらの走行距離は600㎞とのことです。ちなみにプリウス PHV 2代目のバッテリーだけの走行距離は68㎞なので、プリウスよりもかなり大型の電池を搭載しているようです。なおLEVCはこのLEVC TXをロンドン以外の欧州都市にも売り込むようです。
日本ではトヨタが2017年にタクシー専用車 JPN TAXI(ジャパンタクシー)を発売しました。外観的には似ていますが、JPN TAXIは4気筒1.5L LPGエンジンと電気モーターのトヨタ流のハイブリッドカーです。最近このタクシーも良く見かけるようになりましたが、将来的にはこれも電動化されるのでしょう。(実車画像→ JPN TAXI)
ミニカーは2018年に発売されたオックスフォード製です。特に凝ったところはないのですが、実車の雰囲気がうまく再現され、良く出来ていました。室内も未彩色ながら良く再現されています。ステアリングホイールの左横にスマホのようなディスプレー/コントローラーが再現されています。驚くのは定価が2500円と雑誌付きミニカー並みに安いことです。1/43のダイキャスト製ミニカーであればこのぐらいの値段で作ることができるのですから、このオックスフォードのような安価な1/43ミニカーを国産ブランドでも作ってほしいものです。(レジン製でやたらと高価なミニカーは買う気がしませんので) 2023年現在でLEVC TX5のミニカーはこれしかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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サンダーバード メモリアル セット イギリス 2065年
サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送が開始されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。中学生だった私は当時としてはまだ珍しいカラーのTV映像に我を忘れて見入っていました。そんな訳でミニカーマニアになる前は、熱狂的なサンダーバードマニアでした。サンダーバードのNHK放映は1967年に全32話が終了しましたが、その後1966年に劇場版映画の「サンダーバード 劇場版」と1968年に「サンダーバード 6号」が公開されました。
その後サンダーバードは国内でも民放で再放送され、1980年代までブームが続きました。本国イギリスでも1990年代にブームが再来しています。2004年にアメリカで実写版映画が公開され、2015年には登場するスーパーメカや時代背景などの設定を変えたリメイク版「サンダーバード ARE GO」がCGアニメでイギリスで製作されました。このCGアニメ版のシーズン1はNHKで2019年に放送されました。個人的な感想をいうと実写版は駄作だと思います。CGアニメ版は悪くはないのですが、オリジナル版が登場した時のような新鮮な驚きがあまりありません。(それなりに面白いですが、話の展開が早いのとCGで表現されるメカに現実味を感じないのがいまひとつ)
当サイトは自動車のミニカーを紹介するサイトですが、当方の好きなサンダーバード関係のキャラクターモデルも紹介させていただきます。まず最初に紹介するのは1992年に発売されたマッチボックス製のサンダーバード メモリアル セットです。このセットは1990年代に再燃したイギリスのサンダーバード人気に合わせて発売されたもので、1号、2号、3号、4号、FAB1(ロールス ロイス ペネロープ号)を1セットにまとめた物です。サンダーバードのキャラクターモデルとしては1960年代に発売されたディンキー製の当時物で2号(4号付)とFAB1がありましたが、これは1990年代に新しくモデル化されました。1992年にはこのメモリアル セットのモデルを組みこむことができるサンダーバード秘密基地(トレーシー アイランド)も発売されました。 1993年にはメモリアル セットと同じ内容の物がレスキュー パックの名前で発売されました。その後も1990年代に様々なサンダーバードのキャラクターモデルが国内外で発売されました。
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サンダーバード 秘密基地 (トレーシー島) イギリス 2065年
サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇でした。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語でした。世界的な大富豪のジェフ トレーシーが国際救助隊の設立者で、南太平洋の孤島(トレーシー島)にある彼の邸宅が国際救助隊の秘密基地でした。トレーシー邸は救助隊の司令部として機能し、島の内部には救助メカのサンダーバード(1号から4号)の発進設備と保守設備が備えられていました。国際救助隊の隊員であるトレーシーの5人の息子と科学者のブレインズなどがその秘密基地で暮らしていました。
これは1992年に発売されたマッチボックス製のサンダーバード 秘密基地(トレーシー島)で、前述したサンダーバード メモリアル キットのサンダーバード モデルと組み合わせて使うように出来ています。(これは島だけでサンダーバードは付属しません 当時の価格は23000円でした) 横幅500㎜、奥行320㎜、高さ220㎜の結構大きなサイズで、トレーシー島をプラスチック製でモデル化しています。劇中のサンダーバード 1号、2号、3号の発進シーンが再現できるようになっていますが、可動部は全て手動で操作する簡単な仕掛けです。なお島の後方にあるスイッチを押すと、交信音声や効果音が発生される音声発生機能があります。
これと同じようなサンダーバード 秘密基地のモデルはいくつかあります。1960年代ではイマイのプラモデルがあり、子供のころに私も作りました。サイズはこのマッチボックス製と同じぐらいで発進動作が電動化され、1、2、3号がスプリングで飛び出す仕掛けになっていました。2000年頃には当時サンダーバードの版権を保有していたカールトン(CARLTON)社が、マッチボックス製をベースにしたと思われる仕様変更品を発売していました。最近の物ではデアゴスチーニの週刊 サンダーバード秘密基地(全110号 2022年発売中) があります。これはマッチボックス製より少し大きなサイズですが、島の内部構造まで再現されていて、電動化された発進動作や照明などずいぶん凝ったものです。(その分トータルで約23万円と高価ですが)
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サンダーバード 1号 イギリス 2065年
サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。中学生だった私は当時としてはまだ珍しいカラーのTV映像に我を忘れて見入っていました。そんな訳でミニカーマニアになる前は、熱狂的なサンダーバードマニアでした。当サイトは自動車のミニカーを紹介するサイトですが、当方の好きなサンダーバードのキャラクターモデルを紹介します。
サンダーバード 1号は災害現場にいち早く急行して現場の状況を調べて救助活動の指令を行います。ロールス ロイス社製のジェットエンジンを搭載し最高速はマッハ21.9(時速換算で27000km/h)と高速ですので、世界のどこにでも1時間以内で到着することができるという設定でした。1号を操縦するのは救助隊ファミリーの長男スコット トレーシーです。1号はロケットのように垂直状態で国際救助隊基地から発進し、垂直離着陸が可能なVTOL機ですので災害現場では水平状態で離着陸を行います。したがって操縦席は機体の状態に応じて水平状態を保つジャイロ機能が付いています。機体下部にマシンガンを備え、救助装備としては現場移動用のホバーバイクと救助指令を行う移動コントロール ユニットを装備しています。
このサンダーバード 1号のキャラクターモデルはサンダーバードの版権を持つカールトン(CARLTON)社の企画で、中国メーカーが製造した物で1999年に発売されました。(日本ではタカラ(現在はタカラトミー)が販売していました) プラスチック製で全長360㎜X翼展開時全幅240㎜の大きなサイズです。1号の劇中設定仕様は全長35.8m 翼展開時横幅24.2mですので、このモデルの縮尺は約1/100となります。玩具的なキャラクターモデルですが、外観寸法などは劇中設定仕様に準じて正確にモデル化されています。(機体内部の表現などは玩具的ですが それらしく作ってあるので悪くはありません)
以下はフロント/リアの拡大画像と水平/垂直状態の操縦席の画像です。水平飛行時と垂直上昇時の操縦席が地面と水平になるように回転するギミックが付いています。また操縦席横の窓も劇中設定どおり開くようになっています。ただし操縦席の上側が大きく開くのは操縦席内部を見せる為に追加されたギミックで、劇中設定の1号にこのような開閉機構はありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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