GM CHEVROLET IMPALA 1959 USA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM シボレー インパラ アメリカ 1959年
1958年にGM シボレー ベルエアの高級仕様としてインパラ スポーツパッケージ(インパラ初代 クーペとコンバーチブルのみ)が設定されました。1959年に登場したシボレー インパラ 2代目はベルエアよりも上級なシボレーの最上級車として設定され、4ドアセダン/ハードトップも追加されました。このインパラ 2代目の最大の特徴はリアの大きく派手なテールフィンで、後方から見るととても印象に残る車でした。前述したシボレー ノマドの跡を継ぐ「Halo Model(客寄せパンダの意)」の役割があったこともうなずけます。エンジンは6気筒3.9Lとこの頃からGMの大衆車でも一般的になったV型8気筒4.6L/5.7L(250HP)が搭載されました。
派生車として1959年に登場したシボレー エルカミーノは荷台のあるピックアップながら、派手なテールフィンのデザインとなっていました。(実車画像→ シボレー エルカミーノ 1959) インパラは1960年のマイナーチェンジで、フロントとテールライトのデザインが変更されました。インパラ 2代目の総生産台数は約49万台で1961年に3代目にモデルチェンジしました。なおその頃には売り物だったテールフィンは飽きられていましたので、3代目ではその面影は残っていたものの大人しいデザインとなりました。(実車画像→ シボレー インパラ 1961)
ミニカーは1988年に発売されたビテス製のアメリカ車シリーズのひとつで、インパラ コンバーチブル 1959年式をモデル化しています。このシリーズはビテスとしては初期の物で、1950-1960年代のアメリカ車を10数車種ぐらいモデル化していました。(一部は少しリファインされて最近まで販売されていました) いずれも当時としてはかなり良い出来ばえで、このインパラも特徴的なフロントとリアの造形が良く再現されていて赤いカラーリングが似合っています。これはコンバーチブルですが、バリエーションで幌を立てたもの、ハードトップ、ハードトップのレース仕様などが数種類ありました。ビテス以外のインパラ 2代目のミニカーはコーギーの当時物、国産のミクロペットの当時物、ビテス系のカルツォ(QUARTZO)のレース仕様、ダンバリー ミントの1/24、レーシングチャンピオンやジョニーライトニングの1/64、スパーク(レジン製)など非常にたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1995年頃に発売された上記ビテス製のバリエーション(後から追加されたリミッテド エディション)で GM シボレー インパラ コンバーチブル ランチェロ (RANCHERO) (1/43 型番L080)の画像です。ボンネットに野牛(バッファロー)の角が据え付けてあり、RANCHERO(農場主の意)という名前が付いています。実車があるのかどうかは別にして、このいかにもアメリカ車らしいところが気に入って購入しました。初期のビテスにはこんな感じの遊び心があるバリエーションがありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1965年に発売されたコーギー製の当時物 GM シボレー インパラ ポリス (1/50 型番481)の画像です。コーギーは型番220でインパラ 4ドアセダンを1960年に発売していて、これは後から追加されたそのポリス仕様でパトライト/アンテナと警察官のフィギュアが追加されています。当時のコーギーでは大きなサイズのアメリカ車をモデル化するにあたり、アメリカ車以外のミニカー(約1/43)とサイズを揃える為に1/47から1/50でモデル化することが多く、このインパラは1/50となっていました。テールフィンなどのインパラの特徴がうまく再現されていて当時のミニカーとして良く出来ていました。バリエーションでタクシーや消防指令車仕様もありました。インパラの4ドアセダンのミニカーはあまりモデル化されていないので、その点で興味深いミニカーです。なお昔のミニカーは子供のおもちゃでスケールモデルではなかったのですが、素朴で捨て難い味わいがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=387
GM CHEVROLET CORVAIR 1960 USA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FRANKLINMINT PU75 1/43 106mm
GM シボレー コルベア アメリカ 1960年
1950年代にヨーロッパ製の小型乗用車がアメリカに輸入され、セカンドカーとして使われました。この小型車需要へのアメリカ車メーカーの対応ではアメリカンモーターズ(AMC)のランブラーが先行していましたが、ビッグ3(GM、フォード、クライスラー)も小型車(2L/3Lクラス)の開発に着手しました。フォードのファルコン、クライスラーのプリムス バリアントは単に大型車を小さくしただけのモデルでしたが、1960年にGMから登場したコルベアは空冷水平対向エンジンをリアに搭載しているなどかなり変わっていました。(実車画像→ AMC ランブラー クラシック 1961、フォード ファルコン 1960)
空冷リアエンジンを採用したコルベアは当時アメリカでセカンドカーとして人気があったフォルクスワーゲン ビートルに大いに影響されたようで、スタイルもヨーロッパ風でした。空冷水平対向6気筒2.3L(80HP)エンジンをリアに搭載し、3段手動/2段自動変速で最高速135km/hの性能でした。4ドアセダン、2ドアクーペ/コンバーチブル/ピックアップ、ステーションワゴンのフルラインアップでオプションも豊富でした。1962年にターボチャージャーで150HPにパワーアップしたスポーツ仕様が追加され、1964年にエンジンが2.7L(85HP)に拡大されました。1965年にコルベア 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製です。1960年代の代表的なアメリカ車を1/43でモデル化した60年代シリーズの1台です。この60年代シリーズは全てボンネット/ドアの開閉ギミック付でエンジンや床下のサスペンションなども結構リアルに再現されていました。このコルベアはメッキパーツのヘッドライトなどがややレトロな作風ながら、実車の雰囲気がうまく再現されていました。4ドアが開閉しリアパネルを開くと水平対向エンジンが結構リアルに再現されています。コルベアはその独創性で人気があったようで、コーギー、ディンキー、ノレブ(初期のプラスチック製)などの当時物のミニカーがありました。当時物以外ではフランクリン ミントの1/24、サンスターの1/18、エリゴール、レーシング チャンピオンの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1984年頃に発売されたエリゴール製のGM シボレー コルベア モンザ クーペ (1/43 型番1136)の画像です。95HPにパワーアップしたエンジンと豪華な内装で一番人気が高かったモンザ クーペをモデル化しています。初期のエリゴールはノレブ初期のプラスチック製ミニカーの型を流用した物が多いのですが、これもノレブの型番69をベースにしていました。(ただしこれはダイキャスト製です) オリジナルのノレブの出来が良いので、これも当時のミニカーとしては良く出来ていました。ヘッドライトが黄色なのはフランス仕様なのでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1961年に発売されたディンキー(英)製の当時物 GM シボレー コルベア (1/43 型番552)の画像です。1960年代のビンテージミニカーで、1980年代にコレクター仲間から譲っていただいたものです。1960年代のミニカーなので素朴な作りですが、プロポーションは良く実車の雰囲気がうまく再現されています。なおタイヤがかなり派手に変形していますが、当時のホワイトゴムのタイヤは自重でこんな具合に変形するのが普通でした。したがってこのタイヤはこのミニカーがレプリカではなくオリジナルであることの証でもあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1961年に発売されたコーギー製の当時物 GM シボレー コルベア (1/47 型番229)の画像です。これも上記のディンキー製と同じで1980年代にコレクター仲間から譲っていただいたものです。アメリカ車は欧州車よりサイズが大きいので、ミニカーのサイズを統一するためにコーギーはアメリカ車を少し小さめにモデル化することが多く、これも縮尺1/47でモデル化されています。したがって全長97㎜と上記ディンキー製(全長106㎜)より少し小さめなのですが、これもプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。リアパネルが開閉できエンジンが再現されています。なおリアウィンドーにブラインドが付いているのが面白いですが、これは何か目新しいギミックをつけるというコーギーらしい発想でつけたものでしょう。なおこのミニカーは当時82万台も販売されたそうです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=391
GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 1962 USA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM シボレー コルベア モンザ GT アメリカ 1962年
GM シボレー コルベア モンザ GTは1962年に発表されたデザインを目的とした実験車でした。ベースとなったのはGMのリアエンジンのコンパクトカーシボレー コルベアで、エンジンをミドシップ配置に変更し未来的なスポーツカーに仕立てたもので、非常に魅力的なデザインでした。オープンのロードスター仕様のモンザ SSも同時に公開されました。(実車画像→ GM シボレー モンザ SS) 通常のドアはなく戦闘機のようにキャノピー部分を大きく開くことで乗り降りを行います。また尖ったボディ先端にあるヘッドライトのカバーが開いてヘッドライトが露出する構造は独創的でかっこいいです。
モンザ GTをデザインしたのは日系人のラリー シノダ氏で、1968年に発売されたコルベット スティングレイ (C3型)にはこの車のイメージが感じられました。また1965年に登場したコルベアの2代目も、モンザ GTのイメージを実用車に落とし込んだスポーティな美しいデザインでした。GMはコルベアをフォード マスタングに対抗するスポーティカーに仕立てるつもりだったようです。ただハイパワーエンジンを搭載したコルベアは、リアエンジン車特有のオーバーステアでコントロールを失い横転する事故が多発して問題となり1969年に生産中止となりました。
ミニカーは1964年に発売された北欧デンマークのメーカーだったテクノの当時物です。(現存するテクノはオランダのメーカーです) 流線形デザインが見事に再現されていて非常に素晴らしい出来ばえでした。ヘッドライトカバーの開閉、キャノピーとリアカウルが開閉するギミック付きです。屋根がないオープン仕様(モンザ SSとは違う)もあり、カラーバリエーションが非常に多くありました。見た目がかっこいいことからかなり人気があったミニカーでした。当時のテクノのミニカーの最大の特徴は、初期の物は違いますが、分解/組立ができる構造となっていたことでした。(その為、その分だけ高価でした) このモンザ GTにもこの分解/組立ギミックが付いていました。当サイトのギミックのページでその詳細を紹介していますので、そちらも是非ご覧ください。→ テクノ モンザ GTのギミック紹介ページ これ以外のモンザ GTのミニカーは、このテクノ製をコピーしたオートピレンやジョアル、エーダイ グリップの1/28がありました。最近ではオートカルト(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/ヘッドライト開閉の画像とリア/リアカウルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はバリエーションのモンザ GT スパイダー(1/43 型番931)の画像です。屋根がないだけであとは上記とほとんど同じです。これは光沢のある厚いクロームメッキがされていて、半世紀経過した今でもきれいな状態です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1801
GM CHEVROLET CORVETTE C2 STINGRAY 1963 USA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FRANKLINMINT PX67 1/24 183mm
GM シボレー コルベット C2 スティングレイ アメリカ 1963年
1963年にGM シボレー コルベット 2代目(C2型)が登場しました。コルベットの名前に追加されたスティングレイとは魚のアカエイの意で、その名のとおり鋭角的で独創的なボディデザインが特徴で、ボディパネルは初代同様FRP製でした。独創的な回転して格納される方式のヘッドライトもこのデザインには不可欠の要素でした。C2型にはオープンカーもありましたが、初代がオープンカーを基本としていたのとは異なりC2型ではクーペが基本スタイルになりました。特に2分割タイプのリアウインドーを持つ1963年型は現在でも非常に人気があるそうです。
C2型にはV型8気筒5.4L(300-360HP)が搭載され、変速機も最初から4段マニアルが設定されていました。(オートマ仕様もありましたが) シャーシに関しても小型化され車高がさがり、サスペンションが4輪独立懸架となり本格派スポーツカーとしての資質が向上していました。なお後輪サスペンションはリーフスプリングを横置きした独特の設計で、これはその後のコルベットにも引き継がれました。
コルベット C2型の最強モデルはGTカーレース用のエンジンをディチューンしたL88型エンジン(V型8気筒7L 430HP)を積んだモデルで、GTカーのホモロゲーションを取るために、このL88型エンジンを搭載した車が1967年に約20台だけ市販されたそうです。昔のアメリカ車の馬力表示はかなりオーバーですが、それでも当時としてはとてつもないパワーの車だったようです。1968年にコルベット 3代目(C3型)にモデルチェンジしました。
ミニカーは1991年に発売されたフランクリン ミント製です。これも前述したC1型と同じ1/24のフランクリン ミントのコルベット コレクションの1台です。ボンネット/ドアが開閉し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内もリアルに再現されていました。全体的によく出来ているのですが、このサイズで格納式ヘッドライトが可動しないのは今一つでした。なおフランクリン ミントは1/43でもC2型をモデル化していました。C2型のミニカーは現在ではたくさんあるのですが、当時物ミニカーはコーギーとジクぐらいしかありませんでした。(当時アメリカ車がミニカーになることは少なかったのです) 当時物以外ではフランクリン ミント、ダンバリーミント、マッチボックスなどがあり、最近ではERTL、オートアートの1/18、ミニチャンプス、マテル、イクソ、ジョニーライトニング、グリーンライトなどたくさんあります。 以下フロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は俯瞰画像と床下のエンジン/サスペンションなどのメカ部分の拡大画像と前輪操舵ギミック動作の画像です。前輪はステアリングホイールと連動して操舵できます。リーフスプリングを横置きした後輪サスペンションが良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は2002年頃に発売されたフランクリン ミント製のGM シボレー コルベット C2 L88 コンバーチブル (1/12 型番E872)の画像です。フランクリン ミントの1/24のミニカーは当時最も精密な量産ミニカーでしたが、そのフランクリン ミント社が従来以上の精密さを追求して1/12で作り上げたのがこのミニカーでした。このミニカーは当サイトの別のページにその詳細を紹介していますので、是非そちらをご覧ください。→
超精密ミニカー GM コルベット C2 L88のギミック紹介ページ(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1990年に発売されたフランクリン ミント製のGM シボレー コルベット C2 (1/43 型番PT88)の画像です。 C2型の1/43のミニカーは意外と少なくて、1995年以前の古いミニカーではこのフランクリンミント製(1960年代のアメリカ車シリーズの1台)が、私の知る限りではベストの出来ばえでした。1/43ながらドアやボンネットが開閉でき、室内やエンジンが再現されているなどたいへん凝ったミニカーでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は俯瞰画像と床下ののエンジン/サスペンションなどのメカ部分の画像です。上述した1/24ほどではありませんが、エンジンやサスペンションが良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1997年に発売されたマッチボックス製のコレクティブル シリーズ GM シボレー コルベット C2 (1/43 型番CCV05)の画像です。1990年代に作られたマッチボックスのマニア向けのアメリカ車シリーズの1台でした。フランクリン ミントの1/43より新しいだけあって、開閉ギミックなどはありませんが、全体的なプロポーショはこちらのほうが優れていると思います。ホイールやフロントの小さなウインカーなどの細部も良く再現してあります。なおフロント部分の造形は大きめのバンパーなどでかっこよくデフォルメされています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は2008年に発売されたイクソ製のGM シボレー コルベット C2 (1/43 型番CLC198)の画像です。全体的に上記のマッチボックス製のC2と非常によく似ています。ただしボンネット上のメタルカバーやワイパーがエッティングパーツとなっているなど、仕上げはよりリアルになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1967年に発売されたコーギー製のGM シボレー コルベット C2 (1/46 型番CLC198)の画像です。コーギーは1963年に型番310で格納式ヘッドライト開閉ギミックの付いたC2型のミニカーを発売しました。これは1967年に追加されたバリエーションで、ライト開閉ギミックを取り外し、ボンネットから突き出したエアインテーク、サイドの排気管を追加してホットロッド風のカスタムカーに仕立ててあります。由来は分かりませんがリアに「Lazy bones(怠け者の意)」というロゴが貼られていて、その名前で知られているミニカーです。サイズは少し小ぶりですがプロポーションはなかなかのもので、C2型のイメージを良くとらえていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1972年頃に発売されたスペインのオートピレン製のGM シボレー コルベット C2 (1/43 型番CLC198)の画像です。上述したコーギーのC2型(型番310)をコピーしたもので、同じ仕掛けの格納式ヘッドライト開閉ギミックが付いていました。ただしコーギーの単なるコピーではなくドアを開閉できるように変更するなどオートピレンなりの工夫がしてありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/ヘッドライト開閉動作の画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=397
GM CHEVROLET CAMARO SS 396 1967 USA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM シボレー カマロ SS 396 アメリカ 1967年
大成功を収めたフォード マスタングの対抗馬として、GMからシボレー カマロが1967年に登場しました。2ドアのスポーティなコンパクトカーというコンセプト、エンジンや装備のオプションが豊富に揃っていることなどはマスタングと同じでした。カマロはマスタングより全長全幅で約10cmほどサイズが大きく、直線的なデザインのマスタングに対して、カマロはフェンダーのコークボトルラインなど曲線的でした。ボディ形式にはクーペとカブリオレがありました。
エンジンは6気筒3.8L/4.1L、V型8気筒4.9L/5.4L/5.7L/6.5Lなど多彩で、高性能版としてZ28、RS、SSがありました。カマロ初代には当時流行した格納式ヘッドライト(ライトを覆うグリルが横にスライドして開閉する)のオプションがありました。1967年式は三角窓がありましたが、1968年になくなりました。1969年のマイナーチェンジで、全長4.72m/全幅1.88mにサイズが拡大されフロントグリルとバンパーが一体化するなど外観が変更されました。カマロ 初代はマスタング同様に成功し、1970年にカマロ 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1997年に発売されたマッチボックス製です。マニア向けのマッスルカー シリーズの1台で、V型8気筒6.5Lエンジン搭載のSS 396をモデル化しています。マッスルカー シリーズは1960-1970年代の高性能車(マッスルカー)をモデル化していていずれもリアルな造形の良い出来ばえで、シャーシやサスペンションなどの下周りも再現されていました。このカマロもプロポーションが良く、格納されたヘッドライト、黒のボディ/フロントグリルを囲む赤のストライプ、太いタイヤなどマッスルな外観がリアルに再現されていました。カマロ 初代の当時物ミニカーはコーギーとナコラルがありました。コーギーは以下に紹介しています。ナコラルは当時としてはそこそこの良い出来ばえで、ダイヤペットが輸入してダイヤペット ヨーロッパというブランドで発売していました。当時物以外のミニカーはフランクリン ミントの1/43と1/24、ジョニーライトニングの1/64、グリーンライトの1/64、ホットホイールの1/64、マテルの1/18、デルプラドの世界の名車シリーズ、ブービーなど非常にたくさんあります。以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は床下部分の画像です。サスペンションやドライブトレーンが結構リアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1990年代に発売されたと思われるアルゼンチンのブービー(BUBY)製の GM シボレー カマロ RS コンバーチブル (1/43 型番BO2DS)の画像です。ブービーは1/43と1/64のダイキャスト製ミニカーのメーカーで、主にアメリカ車や欧州車をモデル化していました。このカマロはフロントグリルの造形から1969年式のモデル化で、実車のサイズ拡大を反映して全長約111㎜と上記マッチボックス製より少し大きいサイズとなっていました。サイズが拡大された1969年式カマロのイメージがうまく再現されていて、なかなかセンスの良いミニカーに仕上がっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1990年頃に発売されたフランクリン ミント製のGM シボレー カマロ (1/43 型番PW17)の画像です。1960年代の代表的なアメリカ車を1/43でモデル化した60年代シリーズの1台です。この60年代シリーズは全てボンネット/ドアの開閉ギミック付きで、エンジンや床下のサスペンションなども結構リアルに再現されていました。このカマロは三角窓の付いた初期型をモデル化しています。エンジンや室内などの細部は良く再現されているのですが、特徴的なボディサイドのコークボトルラインの表現が控えめなうえに車高が高いのであまりかっこよくなく、全体的には今一つの出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。エンジンルーム内はラジエーター/エアフィルター/オルタネーター/ベルトなどが識別でき1/43サイズとしてはかなりリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は2001年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズの GM シボレー カマロ SS (1/43 No.23)の画像です。製造メーカーは不明ですが、これもフロントグリルの造形から1969年式をモデル化しています。上記ブービー製と同様に全長112㎜とサイズが大きくなっています。ただし1969年式でのボディ拡大をややオーバーに表現していますので、実車のイメージから少し外れてしまっています。(意図的にかっこよくデフォルメしているようですが、やややり過ぎです) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は1968年に発売されたコーギー製の当時物 GM シボレー カマロ SS 350 (1/43 型番338)の画像です。1967年の初期型でV型8気筒5.7L(295HP)エンジンを搭載した高性能版SS 350をモデル化しています。縮尺1/47と少し小さめながらも、コーギー流のデフォルメ(やや玩具的なニュアンス)で実車のイメージをうまく再現していました。コーギーらしいギミックとしてバンパー下のレバーを横にスライドさせる格納式ヘッドライト開閉、ドア開閉、タイヤ交換のギミック付きで、さらに幌を取り外すこともできました。このカマロのギミックについては当サイトのギミックのページで詳しく紹介していますので、興味のある方はご覧ください。→
シボレー カマロのギミック (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はフロント/格納式ヘッドライト開閉動作の画像とリアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=390
サラブレッド期 ←
ページ « 前へ 1 2 3 4 5 次へ »
当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.