ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

BMW X5 4.4i (E53) 2000 GERMANY

BMW X5 4.4i (E53)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW X5 4.4i (E53)


MINICHAMPS 431028471 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.67m 全幅約1.87m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.4L 286HP 5段変速/5段自動変速/
性能: 最高速230km/h フルタイム4WD データーベースでBMW Xシリーズのミニカー検索

BMW X5 4.4i (E53) ドイツ 2000年

 

 BMW初のSUVとして、X5が2000年に登場しました。BMWはレンジローバーを有するイギリスのローバーグループを1994年に買収しており、X5の開発はローバーと共同で行われました。(2000年にはランドローバーをフォードに売却していますが) その為X5とレンジローバー(2代目)はエンジンなどを共用していました。前後のトルク配分を固定したフルタイム4WDシステムや乗用車的な4輪独立サスペンションの採用は、この車が悪路よりも舗装路を目的としていることを示しています。エンジンはDOHC V型6気筒3L(231HP)、DOHC V型8気筒4.4L、6気筒3L(193HP)ディーゼルなどでした。

 

 2002年にDOHC V型8気筒4.6L(347HP)エンジンが追加されました。2003年に4.4Lエンジンの出力がアップし6段自動変速が追加され、2004年には4.6Lは4.8Lに変更されました。専用のスポーツサスペンション(エアサス)、アルミホイールを装備する'スポーツ パッケージ'のオプション設定がありました。X5は2006年まで生産され、2代目X5(E70)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2001年頃に発売されたミニチャンプス製です。ボンネットが開閉するギミック付ですが、ボンネットのチリ合わせはあまり良くありません。(ミニチャンプスのギミックは総じて出来が今一つです) また標準装備と思われるルーフレールを何故か再現していません。ただこのX5はずっしりと重く、この重量感はダイキャスト製ミニカーならではの物です。(私はこのダイキャスト製の重量感が好きです) これ以外のX5のミニカーはデルプラドの世界の名車シリーズ、アンソン、京商の1/18、ヘルパ、スパークのダカールラリー仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW X5 4.4i (E53) 1
BMW X5 4.4i (E53) 2

 以下は2001年頃に発売されたアンソンのX5(1/43 型番80808)の画像です。アンソンのミニカーは1/18がメインでしたが、1/43も少しだけ作っていました。(X5も1/18がありました) ボンネット開閉ギミック付で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW X5 4.4i (E53) 3
BMW X5 4.4i (E53) 4

 以下は2002年頃に発売されたデルプラド 世界の名車シリーズのX5(1/43 No.73)の画像です。上記のアンソンの物にたいへん良く似ていますが、型は同じものを使っているようです。ただしこちらはボンネット開閉ギミックは固定されて開かないようになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW X5 4.4i (E53) 5
BMW X5 4.4i (E53) 6

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BMW 745Li (E66) 2001 GERMANY

BMW 745Li (E66)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 745Li (E66)


MINICHAMPS 431020205 1/43 119㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.17m 全幅約1.90m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.4L 333HP 6段自動変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでBMW 7シリーズ(E65)のミニカー検索

BMW 745Li (E66) ドイツ 2001年

 

 7シリーズの4代目E65系が2001年に登場しました。独特のヘッドライトを持つフロントやリアのデザインは斬新で、従来の雰囲気を一変させていました。大きくなったボディは標準でも全長5mを超え、さらにロングホイールベース版E66や防弾仕様E67まで設定されていました。外観だけではなく、室内でもセンターコンソールの丸いダイヤルでナビ、エアコン、オーディオなどを操作する革新的な「iドライブ」が採用されていました。当初のエンジンはDOHC V型8気筒3.5L/4.4Lでした。

 

 2003年に6気筒3L、DOHC V型12気筒6L(445HP)、6気筒3L/8気筒4Lディーゼルエンジンが追加されました。またアルピナがチューンしたターボチャージャー付DOHC V型12気筒4.4L(500HP)エンジンを搭載し、フロント/リアにスポイラーを装備したアルピナ B7が登場しました。2005年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更され、エンジンはV型8気筒が4L/5Lに拡大されました。2006年には世界初の量産型水素自動車 ハイドロジェン 7(E68)が限定生産されました。E65は当初外観デザインの評判が悪かったのですが、最終的には7シリーズとしては一番成功したようです。2009年に5代目のF01系にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたミニチャンプス製です。ロングホイールベース版のE66をモデル化しています。ミニチャンプスとしては珍しくボンネットの開閉ギミックを付けた為か、特徴であるヘッドライト周りにややシャープさが足りない感じがしますが、全体的には良い出来ばえです。(最近の車ですからエンジンルームを見てもエンジンのカバーが見えるだけであまり面白くないですが) これ以外では京商の1/18、シュコー ジュニア、ヘルパなどがあります。アルピナ B7(E65)はヘルパがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジンルーム/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 745Li (E66) 1
BMW 745Li (E66) 2

データーベースでBMW アルピナのミニカー検索 "

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BMW MINI COOPER (R50) 2001 GERMANY

BMW MINI COOPER (R50)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW MINI COOPER (R50)


SOLIDO 1568 1/43 85㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.63m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 115HP 5段変速/CVT自動変速
性能: 最高速193km/h  データーベースでBMW ミニのミニカー検索

BMW ミニ クーパー (R50) ドイツ 2001年

 

 1959年にオースチン セブンとモーリス ミニ マイナーの名前でBMC製のミニが登場しました。BMCのミニは1976年にMK IV、1984年にMK V、1990年にMK VI、1996年にMK VIIに発展し外観やメカに大きな変更がないままで2000年まで生産され、総生産台数は約530万台でした。ミニを生産していたローバー社は1994年にBMW傘下となり、2001年にBMW製ミニ(R50)が登場しました。

 

 BMC ミニをモチーフにしたデザインですが、ボディは大幅に拡大されました。当初は3ドアハッチバックだけで、4気筒1.6Lエンジンを搭載し標準仕様のワンは90HP、クーパーは116HP、クーパー Sはスーパーチャージャー付で163HPでした。クーパー Sは5段変速/CVTで最高速217㎞/hの性能でした。2004年のマイナーチェンジで前後の意匠/内装が小変更され、電動ソフトトップ付のコンバーチブルが追加されました。

 2006年に2代目BMW ミニが登場しました。外観は初代とほとんど同じで、フロントグリル周りが小変更されました。従来のハッチバックに加えてワゴン仕様のクラブマンが追加されました。エンジンは新型のDOHC 4気筒1.6Lでクーパーが120HP、クーパー Sは直噴ターボ仕様で175HPでした。2007年にワンの1.4L(95HP)と、クーパーDの1.6Lターボディーゼルが追加されました。2009年にはコンバーチブルが2代目に変わり、2010年には4ドアSUV仕様のカントリーマン(日本名はクロスオーバー)が追加されました。2011年には2人乗りでルーフを小さくしたクーペ、そのクーペのオープン仕様であるロードスターが追加されました。同年にカントリーマンをベースにした3ドアクーペのペースマンが追加されました。

 

 

 2013年に3代目BMW ミニが登場しました。外観はほとんど変更されませんでしたが、ボディが少し大きくなりました。室内では特徴だったセンターメータの位置にiPhone対応のセンターディスプレイが採用されました。エンジンはDOHC 3気筒1.2L/1.5Lターボ ガソリン/ディーゼル、DOHC 4気筒2Lターボ ガソリン(221HP)が搭載されました。LEDヘッドライト、電子制御式ダンパーコントロール、自動ブレーキ、アイドルストップなどの先進システムが採用されました。

 ミニカーは2001年に発売されたソリド製で、BMW ミニ 初代をモデル化しています。定価2000円の安価なミニカーですので、あまり細かいところは再現されていませんが、プロポーションなど基本的な部分はきちんとできています。値段を考えると結構良く出来ていると思います。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW MINI COOPER 1
BMW MINI COOPER 2

 BMW ミニ 初代のミニカーはミニチャンプス、イクソ、コーギーの1/43と1/36、ホンウェル、オックスフォードの1/76、Bブラーゴの1/24と1/18、京商の1/18、オートアートの1/43と1/18などたくさんあります。 以下は2005年に発売されたソリドのミニ クーパー カブリオレ (1/43 型番15103)の画像です。上述したミニ クーパーのバリエーションで、ほぼ同じ値段ながらドアミラーが追加され室内や灯火類などの細部がよりリアルに仕上げられています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW MINI COOPER CABRIOLET 1
BMW MINI COOPER CABRIOLET 2

 以下はリアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW MINI COOPER CABRIOLET 3
BMW MINI COOPER CABRIOLET 4

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BMW 120i (E87) 2004 GERMANY

BMW 120i (E87)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 120i (E87)


AUTO ART 50553 1/43 99㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.23m 全幅約1.75m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 156HP 6段自動変速
性能: 最高速217km/h  データーベースでBMW 1シリーズのミニカー検索

BMW 120i (E87) ドイツ 2004年

 

 BMW車のエントリーモデルであった3シリーズ コンパクトの後継車として、2004年に新しい1シリーズ (E87)が登場しました。他社の同じクラスの車は、横置きエンジンの前輪駆動車ばかりでしたが、1シリーズは後輪駆動車でBMWらしい走りを楽しめる車となっていました。同時期に開発されていた3シリーズ (E90)とエンジン/シャーシを共用していました。当初は5ドアハッチバックだけで、エンジンは116i/118iがDOHC 4気筒1.6L(115HP)、120iがDOHC 4気筒2L(156HP)、118d/120dが4気筒2Lディーゼルターボを搭載していました。2006年にはDOHC 6気筒3L(265HP)エンジンを搭載した130iが追加されました。

 

 2007年のマイナーチェンジで、キドニーグリルを大きくした意匠変更が行われ、3ドアハッチバックと3ドアクーペ/電動開閉式ソフトトップを持つ3ドアカブリオレが設定されました。同時に4気筒1.6L/2Lは新設計されたエンジンに変わりました。2008年にDOHC 6気筒3L(306HP)ツインターボ エンジンを搭載した135i クーペが追加されました。2011年に6気筒3Lエンジンを335HPまでパワーアップした1シリーズ クーペの高性能版である1M クーペが登場しました。2011年に2代目1シリーズ(F20/F21)にモデルチェンジしました。なおクーペとカブリオレの2代目は2014年に新しい2シリーズ( F22/F23)として登場しました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたオートアート製です。特徴的なフロントの造形がうまく再現されていて、灯火類や室内などの細部もリアルで良く出来ています。オートアートの1/43では標準的な仕様の前輪操舵ギミックに加えてボンネットが開閉するギミック付です。オートアート以外では、京商のクーペ/カブリオレ 1/18、ミニチャンプスのクーペ/カブリオレ、ヘルパのハッチバック/クーペ/カブリオレ 1/87などがあります。ミニチャンプスはM クーペもモデル化しています。 以下はフロント拡大画像/ボンネット開閉と前輪の操舵ギミック画像とリアの拡大画像/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 120i (E87) 1
BMW 120i (E87) 2

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BMW 645 Ci CABRIOLET (E64) 2005 GERMANY

BMW 645 Ci CABRIOLET (E64)
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BMW 645 Ci CABRIOLET (E64)


KYOSHO 80420153434 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.82m 全幅約1.86m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.4L 333HP 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速250km/h (リッミッター制限)  データーベースでBMW 6シリーズ(E63/E64)のミニカー検索

BMW 645 Ci カブリオレ (E64) ドイツ 2005年

 

 BMW 6シリーズ(E63/E64)の2代目が2003年に登場しました。先代の6シリーズ(E24)は美しい2ドアクーペでしたが、2代目は2ドアクーペと電動式のソフトトップを持つコンバーチブルでした。デザインは1999年に公開されたBMW Z9 コンセプトカーに基づいたもので、7シリーズ(E65)で初めて採用された斬新なフロント/リアのデザインを引き継いでいました。このトランクリッドだけが大きく盛り上がったデザインは「バングルバッド(Bangle-butt)」と呼ばれ賛否両論があるデザインでした。

 

 エンジンは630iがDOHC 6気筒3L(272HP)、645iがDOHC V型8気筒4.4L(333HP)、2005年に追加された650iはDOHC V型8気筒4.8L(367HP)を搭載していました。2007年に635dで6気筒3L(282HP)ツインターボ ディーゼル エンジンが追加されました。レーダークルーズコントロール、ヘッドアップディスプレイ、車線逸脱警報、ナイトビジョン(暗視)などの先進システムを搭載していました。高性能版のM6はDOHC V型10気筒5L(500HP)エンジンを搭載して2005年にクーペ、2007年にカブリオレが登場しました。2008年のマイナーチェンジで前後の意匠が小変更され、2011年に3代目6シリーズ(F06/F12/F13)にモデルチェンジしました。2代目6シリーズの総生産台数(M6は除く)は約11万台でした。

 

 

 ミニカーは2005年頃に発売された京商製です。特徴的なフロント/リアの造形がうまく再現され、灯火類や室内などの細部もそこそこリアルで良い出来ばえです。ボンネット開閉ギミック付で、エンジンもリアルに再現されています。なおこれはBMWディーラー向けの特注品ということで、京商の型番K03512を特別の展示台付ケースに収めたものでした。これ以外の6シリーズ(E63/E64)のミニカーは、京商の1/18のクーペ/カブリオレ、ミニチャンプスのクーペ/カブリオレ、ヘルパの1/87のクーペ/カブリオレなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジンルーム/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 645 Ci CABRIOLET (E64) 1
BMW 645 Ci CABRIOLET (E64) 2

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