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日産 デュアリス 日本 2007年
2007年に日産 デュアリスが登場しました。デュアリスはパルサーの欧州仕様車アルメーラ(ALMERA)を後継する小型SUVで、欧州ではキャシュカイ(QASHQAI)の名前で2006年から販売されました。外観は日産デザイン ヨーロッパが担当した欧州風のセンスの良いデザインでした。エクストレイルと同じプラットフォームを使う前輪駆動/フルタイム4WD車で、エンジンはDOHC4気筒11.6L/2Lと4気筒1.5L/2Lディーゼルエンジンを搭載していました。なおデュアリスとは英語のDUAL(2重)に由来し市街地/アウトドアの両方で使えるという意味で、キャシュカイはイランの遊牧民「Qashqai族」に由来する名前だそうです。
2007年にキャシュカイの北米仕様として全長を4.65mに伸ばして4気筒2.5Lエンジンを搭載したローグ(ROGUE)が登場しました。ローグは2列シートの5人乗りでしたが、欧州では3列シートの7人乗りとしたキャシュカイ+2として2008年から販売されました。 (実車画像→ 日産 キャシュカイ+2 2008) 2010年のマイナーチェンジでフロントグリル意匠など内外装が変更されました。2014年にデュアリスの国内販売が終了し、兄弟車のエクストレイルに統合され名前が消えました。2014年に欧州ではキャシュカイ 2代目が登場しました。
以下は2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。デュアリスの初期型をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでデュアリス(型番JC50001)をモデル化していますのでそれを流用しています。特徴のあるフロントグリル/スタイリッシュなボディがうまく再現され、実車の雰囲気が良く再現されています。安価な雑誌付きミニカーですのでコストダウンで室内の仕上げなどを少し簡素化していますが、グラスサンルーフ仕様で良く見える内装はそこそこリアルに仕上げてあります。これ以外のデュアリスのミニカーは、上述した京商 Jコレクション、イクソの別ブランドのトリプル9、オックスフォードの欧州仕様のキャシュカイ 1/76などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 スカイライン クーペ V36型 日本 2007年
2006年に日産 スカイライン 12代目(V36型)が登場しました。外観は先代(V35)のフロントグリルと丸型リアライトを継承し、車幅が拡大されよりワイドなスタイルとなりました。先代はインフィニティのGシリーズとして北米市場で販売され評価が高かったので、北米市場を重視した新設計の高剛性/軽量化されたプラットフォームが採用されました。DOHC V型6気筒2.5L/DOHC 3.5L(315HP)エンジンを搭載する後輪駆動/4WD車でした。当初はセダンのみで、クーペは先代が併売されましたが、2007年にクーペもV36型にモデルチェンジしました。(クーペは全長が100㎜ほど小さい)
2008年にV型6気筒/3.7L(330HP)エンジンとそのエンジンに7段自動変速機が追加されました。2009年に派生車としてSUVタイプのスカイライン クロスオーバー(北米ではインフィニティ EX)が登場しました。2010年のマイナーチェンジで後期型となり、ヘッドライト/フロントグリルと前後バンパーの意匠が変更されました。2013年に北米で新型のインフィニティ Q50が登場し、国内では2014年にスカイライン 13代目(V37)として登場しましたが、国内版はハイブリッドだけとなりました。(実車画像→ 日産 スカイライン 2014)
ミニカーは2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。スカイライン 12代目 クーペ 370GTをモデル化しています。日産名車コレクションの初期物はノレブ製でしたが、これはイクソ製です。イクソはOEMで京商 Jコレクションのスカイライン クーペ (V36) (型番JC48003)を製造していますので、それを流用しています。プロポーションが良く、フロントグリル/ヘッドライトやホイールがリアルで、実車がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーながら、室内のインパネのメーター類が印刷されているなど結構リアルに再現しています。これ以外のスカイライン 12代目のミニカーは京商 Jコレクションのセダンとクーペ、トミカのセダンとクロスオーバー 1/62、RAI'Sのポリス仕様、WIT'S(レジン製)のクーペなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 GT-R R35型 ブラック エディション 日本 2007年
日産の人気車種であったスカイライン GT-R (R34)の実質的な後継車として、スカイラインの名前を外したGT-R (R35)が2007年に登場しました。外観は独立したトランクを持つ4人乗りの2ドアクーペで、丸形4灯式リアライトなど従来のスカイライン GT-Rのイメージを継承していました。当初はスカイライン系プラットフォームをベースにした開発が行われましたが、2004年からは専用プラットフォームの採用が決まり、2005年にプロトタイプのGT-Rプロトが公開されました。(実車画像→ 日産 GT-Rプロト 2005)
専用プラットフォームはエンジンを前方に搭載しデュアルクラッチ変速機とリアデフ、さらに4WDなので駆動力を前後輪に分配するトランスファーも一体化して後輪部分に配置するトランスアクスル方式です。このエンジンとトランスミッションをつなぐトルクチューブを持たない世界初の独立型トランスアクスル4WD構造で前後重量配分を最適化しているのがGT-Rの最大の技術的特徴です。DOHC V型6気筒3.8Lターボ(480HP)エンジンが搭載され、マニュアル変速はなく6段DCT自動変速で路面状況に応じて変速モードを変更できます。スーパーカー並みに高性能ですが、エアコンやオーディオを装備しある程度の実用性もあり、運転技術に関係なくスーパーカーの魅力を感じることができるそうです。(当初のベース価格は777万円で今はもっと高いので買える人は限られますが)
GT-Rは毎年変更を加えるモデルイヤー制を採用しているので、中身は毎年変化しています。エンジンは徐々にパワーアップされて2017年は570HPになっています。外観も2010年、2013年、2017年のマイナーチェンジでフロント/リア周りの意匠が変更されています。2009年に2人乗りでレース仕様のチューニングをした特別仕様車のスペック V、2010年に内装を豪華にした上級仕様のエゴイスト、2014年にエンジンを600HPにパワーアップし足回りを固めたニスモ仕様などが設定されました。モータースポーツでは2008年からスーパーGTのGT500クラスにGT-R レース仕様車が参戦して活躍しています。
ミニカーは2008年に発売されたエブロ製の当時物です。日産 GT-R (R35)の初期型で専用の内装色が選択できたブラックエディションをモデル化しています。エブロらしいリアルな造形でとても良く出来ています。ホイールや室内(特に赤いラインの付いたバケットシート)などの細部も良く再現されています。GT-R (R35)のミニカーはレース仕様車も含めると約1000種類ほどもあり、同一車種としては今までで一番多くミニカー化されていると思われます。(この状況は少しやり過ぎだと思いますが) 主な物としてはトミカ、トミカ リミッテド、オートアートの1/18、エブロのレース仕様、アイドロン(レジン製)、IDEA(レジン製)の1/18、イグニッションモデル(レジン製)の1/43と1/18、京商の1/43と1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 エクストレイル T31型 日本 2007年
2007年に日産 エクストレイル 2代目(T31)が登場しました。ボディは少し大きくなり、外観は大ヒットした先代のデザインをほとんどそのまま継承しフロントグリルを目新しくしていました。4WDは先代と同じスタンバイ式4WDでしたが、「オールモード4X4-i」と呼ぶ前後トルク配分を最適に制御するシステムに改良されました。エンジンはDOHC 4気筒2L(137HP)とDOHC 4気筒2.5L(170HP)で、先代の高性能なターボ仕様はなくなりました。ボディ塗装の一部の色に軽い傷なら時間が経つと修復する特殊な塗装「スクラッチシールド」を採用していました。
2008年にルノーと共同開発したコモンレール式のDOHC 4気筒2L(173HP)ターボ クリーン ディーゼルエンジンを搭載した20GTが追加されました。20GTは欧州仕様がベースだったので、外観はフロントグリル/バンパーなどが異なっていました。またこのエンジンは3.5Lガソリンエンジン並みの高トルクでディーゼル特有の騒音も少なく低燃費で高性能でした。2010年のマイナーチェンジでフロントグリルとヘッドライトが20GTと同じような意匠に変更されました。2013年にエクストレイル 3代目(T32)にモデルチェンジしました。クリーン ディーゼル仕様車は2015年まで生産されました。(実車画像→ 日産 エクストレイル 2017)
ミニカーは2011年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、ノレブは自社ブランド(型番420112)でエクストレイル 2代目をモデル化していますので、それを流用して室内の仕上げなどを簡素化した廉価版です。複雑な形状のヘッドライトがリアルに再現されていて、実車の雰囲気がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので、内装のメーター印刷が省かれているなど簡素な仕上げになっています。これ以外のエクストレイル 2代目のミニカーはトミカの1/62、上述したノレブ、京商 Jコレクション、日産名車コレクションの20GT、 RAI'Sのポリス仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 フェアレディ Z クーペ Z34型 日本 2008年
フェアレディ Z 6代目 Z34型が2008年に登場しました。デザイン的には先代を踏襲していますが、初代Zの持つロングノーズというイメージに近づける為に、ホイールベースが100㎜短縮されました。確かに前車軸より先のノーズ部分が少し長くなっていますが、個人的にはそれほどロングノーズになったとは思えません。それよりもヘッドライトとリアライトがブーメラン型になったのが見た目では大きく変わりました。先代同様に2シーターのみで、電動ソフトトップのロードスターが2009年に追加されました。
エンジンは先代と同じV型6気筒ですが、排気量が3.7Lに拡大され、国外では370Zの名前で販売されました。2012年のマイナーチェンジで、はフロントバンパーのデザインが変更されLEDのデイライト(昼間点灯ライト)が追加されました。2009年にサスペンションをチューンしエンジンを355HPにパワーアップし、リアスポイラーなどの空力パーツを装備したバージョン ニスモ(アメリカではニスモ 370Z)が追加されました。2013年にバージョン ニスモはニスモに変わりました。 2022年のビッグ マイナーチェンジで、エンジンがV型6気筒3Lターボ に変更され、外観が大きく変更されたRZ34型となりました。(実車画像→ 日産 フェアレディ Z RZ34型)
ミニカーは2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、ノレブらしい上手い造形で特徴的な灯火類がリアルに再現され、実車の雰囲気が良く再現されています。安価な雑誌付きミニカーなのでコストダウンで彩色はされていませんが、室内もそこそこ良く再現されています。ノレブは自社ブランド(型番420150)で、内装等の仕上げをレベルアップした370Z(左ハンドル)を発売しています。ノレブ以外ではトミカ、トミカ リミッテド、エブロ、レジン製ではハイストーリーやWIT'Sなどがあります。ロードスターはトミカと京商がモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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