ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 1978 JAPAN

MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C)


TOMICA DANDY D08 1/43 102mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 2ローター 573X2cc 130HP 5段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでマツダ RX-7 (SA)のミニカー検索

マツダ サバンナ RX-7 SA22型 日本 1978年

 

 1973年のオイルショックによるガソリン価格高騰で燃費の良くないロータリーエンジン搭載車が売れなくなりました。ロータリーエンジン搭載車の復活を賭けて、ロータリーエンジン専用スポーツカーとして開発されたのがサバンナ RX-7でした。エンジンをフロントミドシップ搭載し優れた操縦性を持つ軽量スポーツカーとしてシャーシが新設計されました。ボディも特徴的なリトラクタブル ヘッドライトを採用した、かっこいいデザインでした。12A(130HP)ロータリーエンジンを搭載し、5段変速で最高速180km/hの性能でした。

 

 このかっこいいスタイルで高性能ながら、価格が大衆車並みであったので、1978年の発売当初からRX-7は大人気となりました。(当時の価格はトヨタ カローラ レビンが約130万でRX-7 GTは約150万円でした) 日本以上にアメリカ市場ではプレミアム価格がつくほど大ヒットし、サバンナ RX-7はロータリーエンジン搭載車を見事に復活させました。エンジン改良や内装の変更が行われ、1983年のマイナーチェンジでは国内仕様にターボー付エンジン(165HP)が追加され前後バンパー周りの意匠が変更されました。1985年にRX-7 2代目にモデルチェンジしました。

 私が2台目のマイカーとして新車で買ったのが1980年式のサバンナ RX-7 GTでした。その頃には発売当初のような熱狂的な人気は無かったですが、まだスーパーカーブームのさなかでもあったので街中で子供から指をさされることもありました。市販オーディオの装着やプラグ交換などの軽整備も自分でしましたし、色々な思い出がある懐かしい車です。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物です。プロポーションが抜群で、バンパーや室内などの細部も結構リアルに再現されていて、当時物ミニカーとしては一番出来が良かったです。ドアの開閉ギミックと最大の特徴であるリトラクタブル ヘッドライトの開閉ギミックが付いています。これはヘッドライトを紙シールで表現していますが、初期の物はラインストーンを使っていました。(ライトの開閉はフロント中央下部に見えるレバー操作で行います) 私の知る限りではカラーバリエーションが7色ほどありました。RX-7(SA)のミニカーは非常にたくさんあります。当時物としてはダイヤペットの1/40と1/30、トミカの1/60、シンセイ ジェットマシーンの1/37、エイダイ グリップなどがありました。当時物以外ではオートアートの1/18、Mテックのターボ、エブロ、京商、トミカ リミッテド、コナミの1/64、HI-STORY(レジン製)のターボ、VISION(レジン製)、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/リアの拡大画像です。なお「広島 59 さ …7」のナンバープレートは当サイトのナンバープレート作成ページを使った自作です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 1
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 2

 以下は2002年に発売されたトミカ リミッテド Sシリーズ製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 型番S0001)の画像です。これは上述したトミカ ダンディ製の細部をリファインしてトミカ リミッテド S シリーズとして発売された物でした。ホイールが変更され、窓枠やウィンドー外枠に墨入れ処理が施され、リアに車名ロゴが追加されるなど見違えるほどリアルな仕上げとなっています。室内もシートやドア内張りが彩色されています。当時の値段は2000円と高価でしたが、値段に見合った仕上げがされていました。このトミカ ダンディをリファインしたリミッテド S シリーズは10車種ほどがあり、いずれもとても良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 25
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 26

 以下はフロント(ヘッドライト開閉)とリアの拡大画像です。ヘッドライトのシールが変更され、リアパネルにMAZDAとLIMITEDのロゴが追加されています。テールライトの色分けが追加され、リアハッチバックのヒンジも黒く塗装されてます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 27
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 28

 以下は1979年に発売されたダイヤペット製のマツダ サバンナ RX-7 (1/40 型番G114)の画像です。キャビンがやや小さめですが、当時のダイヤペットのミニカーとしては良い出来ばえでした。RX-7(SA)の当時物ミニカーとしてはトミカ ダンディに次ぐ良い出来ばえです。ドア/ボンネット開閉とリトラクタブル ヘッドライト開閉のギミック付きです。(ライトの開閉はフロント中央下部に見えるレバー操作で行います) ダイヤペットはこれのパトカー仕様、1981年のスパ フランコルシャン優勝を記念したレーシングカー仕様、オーバーフェンダー付のレーシングカー仕様、1/30の少し大きなサイズも発売していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 3
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 4

 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 5
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 6

 以下は2001年に発売されたMテック製のマツダ サバンナ RX-7 ターボ (1/43 型番47790FS)の画像です。Mテックのマニア向けのM4シリーズでレジン製です。RX-7(SA) ターボで変更された前後バンパー周りの造形などがリアルで、非常に良い出来ばえです。ただドアミラーが少し大きすぎるのがやや残念です。これ以外のRX-7(SA) ターボのミニカーは、京商の1/64、ハイストーリー(レジン製)の1/43などがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 TURBO (SA22C) 1
MAZDA SAVANNA RX-7 TURBO (SA22C) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 TURBO (SA22C) 3
MAZDA SAVANNA RX-7 TURBO (SA22C) 4

 以下は2001年に発売されたエブロ製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 型番43148)の画像です。エブロらしいリアルな造形で、プロポーションが良く細部までとても良く出来ています。後期の上級グレード(SE-LTDとLTD)をモデル化しているので、内装が茶色(実車は布張り)となっていてリアワイパーが付いています。前後バンパーやリアのスモーク仕上げのガラスハッチバックなど細部がリアルで、インパネのメーターも良く再現されています。さらにリトラクタブル ヘッドライトの開閉ギミックまで付いていますので、RX-7 (SA)の1/43量産(ダイキャスト製)ミニカーとしては2022年現在でもこれがベストだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 7
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 8

 以下はフロント(ヘッドライトの開閉)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 9
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 10

 以下は2008年に発売された京商製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 型番K03282S)の画像です。これも上述したエブロ製と同じ上級グレードをモデル化しています。エブロ製と同じぐらいの良い出来ばえですが、京商製は車高が低く全体的にやや平べったい感じになっています。個人的な見解ですがエブロ製の方が好ましいプロポーションだと思います。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 11
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 13
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 14

 以下は2009年に発売された京商製のマツダ サバンナ RX-7 ボンネビル 速度記録車 (1/43 型番K03283A)の画像です。アメリカ ユタ州のボンネビル ソルト フラッツ (Bonneville Salt Flats)でGTカークラスの速度記録183.904mp/h(295.964/h)を達成した速度記録車(1978年)をモデル化しています。実車は「RACING BEAT」というマツダ車をチューニングする会社がチューンしていて、エンジンは電子式点火装置を付けて10,000rpmまで回る13Bに換装されていました。ミニカーは上記をベースにして左ハンドル仕様に変更され、空気抵抗の少ない速度記録車用ホイールや室内補強用のロールバーが再現されているなど、実車がリアルに再現されています。リアパネル中央に黒い物がありますが、これは停車する際に使用するパラシュートを畳んだ物です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) SPEED RECORD 1
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) SPEED RECORD 2

 以下は2006年に発売された国産名車コレクション製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 No.14)の画像です。メーカーはノレブです。上述したエブロ製に良く似た作風で、エブロ製をお手本にしているように思います。定価1790円の雑誌付きミニカーでしたので、インパネなどの細部の仕上げはやや簡素化されていますが、値段以上によく出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 15
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 16

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 17
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 18

 以下は2022年に発売された国産名車プレミアムコレクション製のマツダ サバンナ RX-7 (1/43 No.8)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランド製です。上述したエブロ製などのミニカーは上級グレードをモデル化しているので内装が茶色ですが、これはリアに上級グレートらしき?エンブレムを再現しているのですが、内装を黒で仕上げてあります。内装以外は一見すると上述のノレブ製の物と同じように見えますが、値段が高い分だけリアのエンブレムなど細部の仕上げがレベルアップされています。プロポーションについてはこのプレミアムコレクション製は、上述したほかの物より車幅が小さくなっていますので、やや細長い感じがします。縮尺1/43で単純に計算すると車幅は39㎜となるはずですがこれは38㎜となっています。なおエブロ製は40㎜となっていますので、この2㎜の違いは結構気になる違いです。またリアライトの形状も実車と少し感じが異なるので、この点でも違和感があります。私はあら捜しをするつもりはないのですが、当時この車を所有していたので細かいことに気が付くのです。そんなわけでこのミニカーは結構よく出来ているとは思いますが、プレミアムという名前がふさわしいとは言えないです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 19
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 20

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 21
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 22

 以下は上述したエブロ製と並べてみた画像と実車のテールライトの画像です。ミニカーの全長はどちらも100㎜で同じですが、エブロ製の方が2㎜ほど車幅が大きめになっています。テールライトの形状ですが、実車画像のテールライトの縦横の比率とミニカーのテールライトの縦横の比率が少し違うことが分かると思います。なお左側テールライトの横にあるエンブレムにグレードが表示されています。(実車画像は上級グレードのLimitedの画像です) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 23
MAZDA SAVANNA RX-7 (SA22C) 24

サバンナ RX-7(SA)のミニカーをまとめたページもありますので、よろしければご覧ください→ マツダ サバンナ RX-7(SA)のミニカー 一覧

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MAZDA FAMILIA FF (323) 1980 JAPAN

MAZDA FAMILIA FF (323)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA FF (323)


DIAPET 1150 (G141) 1/40 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.96m 全幅約1.63m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 85HP 5段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでマツダ ファミリアのミニカー検索

マツダ ファミリア FF (323) 日本 1980年

 

 マツダ ファミリア 4代目は1977年にファミリア APとして登場しました。(APはAnti Pollusion(低公害)の略) ハッチバック ボディを採用して若返ったスタイルは、4気筒1.3/1.4Lエンジンを搭載し若年層に人気がありました。MAZDA 323として海外でも性能や信頼性で好評でした。このファミリア APは結構人気があったのですが、何故かミニカーが最近までありませんでしたが、2022年になってハイストーリーでモデル化されました。(実車画像→ マツダ ファミリア AP)

 

 マツダ車として最大の大ヒットとなったファミリア FF (ファミリア 5代目)が1980年に登場しました。先代のデザインを発展させたスクエアな台形ボディはかっこよく、最初に見たときからこの車が大ヒットすることは容易に予想できました。(大ヒットする車はほとんどが見た目で決まります) デザインだけではなく、初の前輪駆動方式ながら優れた操縦安定性で高性能であったことから、第1回目の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。4気筒1.3L/1.5L(85HP)エンジンを横置きに搭載し、3段自動変速/5段変速で最高速160km/hの性能でした。

 

 

 当初は3/5ドアハッチバックだけでしたが、すぐにノッチバックセダンも追加されました。特に赤いボディカラーの3ドア XGは若年層に絶大な人気を博し、「赤いファミリア」と呼ばれて社会現象にまでなりました。1982年と1983年には国内でカローラを抜いて月間ベストセラー車になることがあり、海外(輸出名 323)でもその高性能が評価されて大ヒットしました。さらに量産開始から27ヶ月で100万台生産を達成し100万台生産の世界最短記録を達成しています。1982年には姉妹車としてフォード レーザーが登場し、1983年のマイナーチェンジで後期型となり1.5Lターボ仕様(115HP)が追加されました。ファミリア FFの大ヒットでマツダは大躍進し、1984年に社名を東洋工業からマツダ株式会社に変更しました。1985年にファミリア 6代目にモデルチェンジしました。

 ミニカーは1981年に発売されたダイヤペット製の当時物です。フロントのスラント具合がややオーバーにデフォルメされていますが、当時としてはリアルな造形のフロントグリルなど全体的にかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。実車人気にあやかってこのミニカーも良く売れたそうです。ディーラー販促用ノベルティとして作られた金メッキ仕様のレア物、フェード レーザー仕様のレア物もありました。当時物ミニカーはトミカの3ドアがありました。当時物以外ではSAPI(サピ)のXG 前期型/後期型とターボ仕様、国産名車コレクションの輸出仕様の323、HI-STORY(レジン製)などがあります。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA FAMILIA FF 1
MAZDA FAMILIA FF 2

 以下は2007年に発売されたSAPI(サピ)製のマツダ ファミリア 1500 XG 前期型(1/43 型番G006)の画像です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。また灯火類や室内の細部なども良く再現されています。ファミリア FFの1/43量産ミニカーとしては、このSAPI製が一番良い出来ばえだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA FF 3
MAZDA FAMILIA FF 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA FF 5
MAZDA FAMILIA 6

 以下は2007年に発売されたSAPI製のバリエーションでマツダ ファミリア 1500 XG 後期型 (1/43 型番G007)の画像です。フェンダーミラーがドアミラーに変わり前後バンパーも大型の物に代わるなど、前期型/後期型の違いがきちんと作り分けられています。個人的には赤いファミリアより、この青いファミリアの方が好きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA FF 3
MAZDA FAMILIA FF 4

 以下は2015年に発売された国産名車コレクション製のマツダ 323 (1/43 No.251)の画像です。ファミリアの輸出仕様323(左ハンドル)の4ドアをモデル化しています。イクソはカタログモデル(TRIPLE 9 型番T9-43056)でも323をモデル化していて、これはそれの仕上げを簡素化したものです。安価な雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえで、輸出仕様なので車種的にも貴重です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA FF (323) 1
MAZDA FAMILIA FF (323) 2

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MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 1981 JAPAN

MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP


DIAPET 1603 (G10) 1/40 118mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.67m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 2ローター 573X2cc 130HP 5段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでマツダ コスモのミニカー検索

マツダ コスモ 2ドア ハードトップ 日本 1981年

 

 3代目コスモは4代目ルーチェと同じシャーシの姉妹車となって、1981年に登場しました。ボディは4ドアセダンと4ドアハードトップで、コスモには2ドアハードトップがありました。大型角形ヘッドライトのルーチェに対してコスモのハードトップは角形4灯式のリトラタクブル ヘッドライトが特徴でした。(当時はリトラタクブル ヘッドライトが流行していて、その流れに乗ったものでした) 未来的で斬新なデザインのボディは、当時世界最高水準の空力特性でした。

 

 外観だけではなく、メータナセル両端にスイッチを並べたサテライトスイッチやデジタルメーターなどインテリアも未来的でした。エンジンは4気筒1.8(ルーチェ)/2Lレシプロ、4気筒2.2Lディーゼル、12A 6PI型ロータリー(130HP)などで、4段AT/5段MTで最高速180km/h(12A)の性能でした。1982年に追加された12A型ロータリーターボは160HPで、当時の国産車では一番高性能な車となりました。さらに1983年のマイナーチェンジでは、13B型スーパーインジェクション(165HP)が追加されました。

 

 

 高性能ながらも個性的すぎるデザインが敬遠されたことで、マイナーチェンジでリトラタクブル ヘッドライトを普通の角形に変えたりしましたが、ルーチェ/コスモの売れ行きは芳しくありませんでした。1986年にルーチェはフルモデルチェンジされて5代目ルーチェとなり姉妹車のコスモと分離されました。コスモは1990年に4代目のユーノス コスモにモデルチェンジしました。

 ミニカーは1982年に発売されたダイヤペットの当時物です。コスモの2ドア ハードトップのモデル化で、ボディ下部とタイヤが大きめでプロポーションがよくないですが、特徴的なフロントはある程度?再現されてます。室内では特徴であったサテライトスイッチがそこそこそれらしく再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ルーチェ/コスモの当時物ミニカーはこれしかありませんでした。最近の物ではトミカ リミッテドでコスモとルーチェの4ドア ハードトップ、NEO(レジン製)が輸出仕様のMAZDA 929の2ドアハードトップをモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジンルームの画像です。エンジンの中央から突き出しているピンは、ボディを下に押し付けることでボンネット先端を押し上げてボンネットを開きやすくする為の物です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 1
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2

 以下はトミカ リミッテドのルーチェ 4ドア ハードトップ(1/64 型番LV-N01a 1/64)の画像です。縮尺が1/64と小さいながらも特徴的なフロントの造形がそれなりに再現されていてよく出来ています。(ヘッドライト/テールライトの取付部が抜けているのがいまいちですが) 室内の特徴的なサテライトスイッチもその形状がそこそこうまく再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2000 3
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2000 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2000 4
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2000 4

ルーチェのミニカーの検索 → データーベースでマツダ ルーチェのミニカー検索"

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MAZDA 626 (CAPELLA CB) 1981 JAPAN

MAZDA 626 (CAPELLA CB)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 626 (CAPELLA CB)


NEO 44010 1/43 100mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.31m 全幅約1.66m エンジン 変速機: 4気筒 2L 110HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでマツダ カペラのミニカー検索

マツダ 626 (カペラ CB型) 日本 1981年

 

 マツダ カペラの2代目はカペラ ロータリー APとして1974年に登場しました。この2代目は初代のフェイスリフト的なモデルで、フロントグリルの造形などが異なるだけなので、これを2代目としない見解もあります。(実車画像→ マツダ カペラ ロータリー AP)

 カペラ 3代目は1978年に登場しました。先代のスポーティーカーからグランド ファミリアを後継するファミリーカーに変わり、角型ヘッドライトを持つシンプルなデザインになりました。セダンとハードトップクーペがあり、当時の車としては空力性能が優れていました。ロータリーエンジンが搭載されなくなり、当初は4気筒1.6L/1.8L(94HP)エンジンを搭載し、3段AT/4段MTで最高速165km/h(1.8L)の性能でした。

 

 1979年に2L(110HP)エンジンが追加されました。1980年のマイナーチェンジで、ヘッドライトがスラントしたグリルと一体化された変形角型ヘッドライトに変更されました。カペラは626という名前で欧米に輸出され、ヨーロッパでは特にドイツで人気が高くマツダ車の評判を高めた車でした。1982年にカペラ 4代目(GC型)にモデルチェンジしました。

 

 

 カペラ 2代目のミニカーはありません。カペラ 3代目のミニカーは最近までなかったのですが、2013年にネオ(NEO レジン製)がマイナーチェンジ後の輸出仕様 626をモデル化しました。ネオは2007年頃に登場したドイツのブランドで、他社があまり手掛けていないレアな車種をモデル化しています。ネオの初期物はあまり良い出来ばえではなかったですが、この626を見ると最近はかなりレベルが上がったようです。プロポーションが良く、レジン製ながらウィンドーも3次元的に成型されていますし、細いモールをうまく再現したフロントグリルや室内の造形などの細部もリアルで、非常に良い出来ばえです。(底板も簡単ですがシャーシ類をモールドしてあります) レジン製であることと値段が高いこと以外は、あまり文句をつけるところがありません。ここまでできるなら、ダイキャスト製にしてもう少し安くしてほしいところですが、車種的に数が出る見込みが薄いので難しいのでしょう。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA 626 (CAPELLA CB) 1
MAZDA 626 (CAPELLA CB) 2

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MAZDA CAPELLA SEDAN 2000 GT-X (GC) 1982 JAPAN

MAZDA CAPELLA SEDAN 2000 GT-X (GC)
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MAZDA CAPELLA SEDAN 2000 GT-X (GC)


HI-STORY HS275RE 1/43 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.66m エンジン 変速機: 4気筒 2L 120HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでマツダ カペラのミニカー検索

マツダ カペラ セダン 2000 GT-X ( GC型) 日本 1982年

 

 1982年にカペラ 4代目(GC型)が登場しました。最大の変更点は横置きエンジンの前輪駆動方式が採用されたことでした。ボディは大きな角形ヘッドライトのシンプルなデザインで、4ドアセダン、2ドアクーペ、1985年に追加された5ドアハッチバックがありました。新開発されたマグナムと呼ばれる4気筒1.6L/1.8L/2Lエンジンが搭載され、3段AT/5段MTで最高速180km/h(2L)の性能でした。1982年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。1982年にマツダの新しい販売網として設立されたオートラマ店専売車として提携先のフォード ブランドの姉妹車フォード テルスター 初代が登場しました。(実車画像→ フォード テルスター 初代)

 

 1983年にに2Lディーゼルと2Lターボ(145HP)が追加されました。ターボ搭載車はヘッドライトが角型4灯に変更されました。1985年のマイナーチェンジで、カペラにもテルスターと同じようなデザインの5ドアハッチバックが追加されました。1987年にカペラ 5代目(GD/GV型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2020年に発売されたハイストーリー製です。高価なレジン製ミニカーは特別に気に入ったモデル以外は購入しませんので、ここではWEBショップの画像を拝借しました。画像を見る限りでは最近のレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで良く出来ていると思います。これ以外のカペラ 4代目のミニカーはドイツのリーツェ(1/87)が輸出仕様の626を当時物ミニカーとしてモデル化していました。ドイツで626の人気が高かったことを反映して、リーツェはセダン、ハッチバック、タクシー、ポリスなど数種類をモデル化していました。それ以外ではカペラ 4代目をベースにした韓国起亜自動車のコンコード(CONCORD)を韓国のクローバートイ(CLOVER TOYS)が1/35でモデル化しています。(あまり良い出来ではないですが) 以下はそのリーツェ製のセダン(銀M)とクローバートイ製のコンコード(黄)の画像です。画像はどちらも海外のWEBショップの画像を拝借しました。

MAZDA 626 (CAPELLA GC)
KIA CONCORD (MAZDA CAPELLA GC)

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