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メルセデス ベンツ Cクラス スポーツ クーペ (CL203) エボリューション ドイツ 2001年
Cクラスの2代目W203をベースにした2ドアハッチバックのスポーツ クーペ(CL203)が2001年に登場しました。この車はBMW 3シリーズ コンパクトに対抗して開発されたもので、当時のメルセデス ベンツとしてはコンパクトな車でした。フロントはW203のままですが、ウェッジシェイプで後方に立ち上がるウエストラインとダックテールが特徴で実にスポーティなデザインでした。当初のエンジンは4気筒1.8L(143-192HP)と2.1L(143HP)ディーゼルでした。
2004年のマイナーチェンジで、バンパーやライトの意匠変更が行われ、内装も変更されました。エンジンは4気筒1.6L(122HP)スーパーチャージャー、V型6気筒2.5L(204HP)、V型6気筒3.5L(272HP)などに変更されました。2008年の大幅なマイナーチェンジで、フロントが新しい3代目Cクラス(W204)と同じ顔つきに変わり、新規のCLCクラスの車となりました。2011年まで生産され、CL203の総生産台数は約37万台でした。後継車は2012年に登場した3代目Aクラス(W176)となりました。
ミニカーはミニチャンプスの当時物で2001年に発売されました。ミニカーのモデル名は単にスポーツ クーペとされているだけなのですが、実車諸元は高性能版C230のデーターを記載しています。ミニチャンプスのメルセデス ベンツですから、そつのない良い出来ばえです。透明のグラスサンルーフや室内もリアルにできています。ミニチャンプス以外では、シュコー、マイストの1/18、ウェリー(WELLY)の1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 745Li (E66) ドイツ 2001年
7シリーズの4代目E65系が2001年に登場しました。独特のヘッドライトを持つフロントやリアのデザインは斬新で、従来の雰囲気を一変させていました。大きくなったボディは標準でも全長5mを超え、さらにロングホイールベース版E66や防弾仕様E67まで設定されていました。外観だけではなく、室内でもセンターコンソールの丸いダイヤルでナビ、エアコン、オーディオなどを操作する革新的な「iドライブ」が採用されていました。当初のエンジンはDOHC V型8気筒3.5L/4.4Lでした。
2003年に6気筒3L、DOHC V型12気筒6L(445HP)、6気筒3L/8気筒4Lディーゼルエンジンが追加されました。またアルピナがチューンしたターボチャージャー付DOHC V型12気筒4.4L(500HP)エンジンを搭載し、フロント/リアにスポイラーを装備したアルピナ B7が登場しました。2005年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更され、エンジンはV型8気筒が4L/5Lに拡大されました。2006年には世界初の量産型水素自動車 ハイドロジェン 7(E68)が限定生産されました。E65は当初外観デザインの評判が悪かったのですが、最終的には7シリーズとしては一番成功したようです。2009年に5代目のF01系にモデルチェンジしました。
ミニカーは2002年に発売されたミニチャンプス製です。ロングホイールベース版のE66をモデル化しています。ミニチャンプスとしては珍しくボンネットの開閉ギミックを付けた為か、特徴であるヘッドライト周りにややシャープさが足りない感じがしますが、全体的には良い出来ばえです。(最近の車ですからエンジンルームを見てもエンジンのカバーが見えるだけであまり面白くないですが) これ以外では京商の1/18、シュコー ジュニア、ヘルパなどがあります。アルピナ B7(E65)はヘルパがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジンルーム/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW ミニ クーパー (R50) ドイツ 2001年
1959年にオースチン セブンとモーリス ミニ マイナーの名前でBMC製のミニが登場しました。BMCのミニは1976年にMK IV、1984年にMK V、1990年にMK VI、1996年にMK VIIに発展し外観やメカに大きな変更がないままで2000年まで生産され、総生産台数は約530万台でした。ミニを生産していたローバー社は1994年にBMW傘下となり、2001年にBMW製ミニ(R50)が登場しました。
BMC ミニをモチーフにしたデザインですが、ボディは大幅に拡大されました。当初は3ドアハッチバックだけで、4気筒1.6Lエンジンを搭載し標準仕様のワンは90HP、クーパーは116HP、クーパー Sはスーパーチャージャー付で163HPでした。クーパー Sは5段変速/CVTで最高速217㎞/hの性能でした。2004年のマイナーチェンジで前後の意匠/内装が小変更され、電動ソフトトップ付のコンバーチブルが追加されました。
2006年に2代目BMW ミニが登場しました。外観は初代とほとんど同じで、フロントグリル周りが小変更されました。従来のハッチバックに加えてワゴン仕様のクラブマンが追加されました。エンジンは新型のDOHC 4気筒1.6Lでクーパーが120HP、クーパー Sは直噴ターボ仕様で175HPでした。2007年にワンの1.4L(95HP)と、クーパーDの1.6Lターボディーゼルが追加されました。2009年にはコンバーチブルが2代目に変わり、2010年には4ドアSUV仕様のカントリーマン(日本名はクロスオーバー)が追加されました。2011年には2人乗りでルーフを小さくしたクーペ、そのクーペのオープン仕様であるロードスターが追加されました。同年にカントリーマンをベースにした3ドアクーペのペースマンが追加されました。
2013年に3代目BMW ミニが登場しました。外観はほとんど変更されませんでしたが、ボディが少し大きくなりました。室内では特徴だったセンターメータの位置にiPhone対応のセンターディスプレイが採用されました。エンジンはDOHC 3気筒1.2L/1.5Lターボ ガソリン/ディーゼル、DOHC 4気筒2Lターボ ガソリン(221HP)が搭載されました。LEDヘッドライト、電子制御式ダンパーコントロール、自動ブレーキ、アイドルストップなどの先進システムが採用されました。
ミニカーは2001年に発売されたソリド製で、BMW ミニ 初代をモデル化しています。定価2000円の安価なミニカーですので、あまり細かいところは再現されていませんが、プロポーションなど基本的な部分はきちんとできています。値段を考えると結構良く出来ていると思います。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フォルクスワーゲン ポロ IV ドイツ 2001年
フォルクスワーゲン ポロの4代目が2001年に登場しました。丸目4灯式ヘッドライトを採用し1998年に登場したルポを大きくしたようなデザインでした。居住性/衝突安全性向上の為に拡大されたボディは初代ゴルフより大きくなっていました。ボディは3/5ドアハッチバックで、南米(ブラジルなど)やアジア向けにはポロ クラシックと呼ばれるノッチバックの4ドアセダンがありました。当初のエンジンはDOHC 3気筒1.2L(64HP)/DOHC 4気筒1.4L、3気筒1.4LL/4気筒1.9L(101HP)ターボディーゼルなどがありました。
2005年のマイナーチェンジで、ヘッドライトが大型の複合ユニットとなり、前後の意匠が変わりました。同年にDOHC 4気筒1.8Lターボ(180HP)エンジンを搭載し、専用のブラックアウトされたフロントグリルを持つ高性能版のGTIが設定されました。またクロスオーバー仕様のクロス ポロ(4WDではない)も設定されました。2009年にポロ 5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ フォルクスワーゲン ポロ IV GTI 2005)
ミニカーは2002年に発売されたオートアート製です。オートアートはエンジンやサスペンションなど内部のメカもリアルに再現した1/18の精密ミニカーがメインですが、1/43も手掛けています。このポロ IVは1/43でのモデル化ですが、灯火類や室内など細部までリアルに再現してあり良く出来ています。またオートアートは1/43でもサスペンションなど下回りのメカをある程度再現していて前輪が操舵可能となっているものが多いです。このポロも前輪操舵が可能でサスペンションも通常の1/43クラス以上にリアルに再現しています。これ以外のポロ IVのミニカーはシュコー ジュニアの1/72、ミニチャンプスとヴェーキングのマイナーチェンジ版などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー アバンタイム (アヴァンタイム) フランス 2001年
2001年に登場した高級車 ルノー アバンタイムは1999年のジュネーヴ ショーで発表されたコンセプトカーを市販化したものでした。(実車画像→ ルノー アバンタイム コンセプトカー 1999) クーペタイプの高級車というコンセプトでしたが、この車は並の自動車の概念から外れた存在でした。MPV(ミニバン)的な外観ながら巨大な2ドア!(リアゲートは跳上げ式)の4人乗りで、全開するピラーレスのサイドウインドーと大きなガラスサンルーフを持つハードトップなど前衛的なデザインの塊でした。ベースはエスパス 3代目(前輪駆動車)でハードトップはアルミ合金製、その他のボディ外板はプラスチック樹脂製、エスパス 2代目と同じく製造はマトラが行いました。エンジンはDOHC 4気筒2L、DOHC V型6気筒3L、4気筒2.2L(150HP)ディーゼルが搭載されました。
2003年に登場したエスパス 4代目の生産がマトラからルノーに切り替わったことでマトラが自動車生産から撤退することになり、アバンタイムの生産は2年間で早々に終了となりました。当時の価格は約500万円とルノーの最高級車で、戦前のドラージュなどに代表されるフランス製高級車の再来のような「これぞフランス車」といった車でした。個人的に好きな車なのでルノーは良くやったと思うのですが、一般的には変な車だと評価されて、生産台数は約9000台とあまり売れませんでした。
(実車画像→ ルノー エスパス IV 2003)
ミニカーは2002年に発売されたノレブの当時物です。大きなグラスサンルーフやサイドウインドーなど実車の魅力をこのミニカーで感じることができます。(実物を見たことはないですが、ミニカーで想像できます) 実車に即したカラーリング、室内の造形などの細部もリアルで、実に良い出来ばえです。当時このミニカーは少数しか輸入されなかったようで簡単に購入できず、オークションで探して入手しました。アバンタイムのミニカー(1/43)はノレブが独占しています。小スケールではルノー ディーラー向け限定品をユニバーサルホビーがモデル化していて、ノレブの3インチモデルとしても販売されました。最近ではOTTO MOBILE(レジン製)が1/18でモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)