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メルセデス マイバッハ Sクラス (X222) ドイツ 2016年
戦前の高級車 マイバッハは、戦後は自動車用エンジンの製造を行い1966年にダイムラー ベンツの傘下となりました。ダイムラー ベンツは1997年にメルセデス ベンツ マイバッハという名前のコンセプトカーを発表しマイバッハ ブランドを復活させ、2002年にマイバッハ 57/62が発売されました。マイバッハ 57/62は約3000台が販売されたそうですが、この台数では商売にならなかったようで、マイバッハブランドは2012年に廃止されました。
2014年にメルセデスのサブ ブランドとしてメルセデス-マイバッハが設定され、マイバッハ 57/62の実質的な後継車としてメルセデス-マイバッハ S500/600が登場しました。この車はメルセデス ベンツ Sクラス(W222)のロングホイールベース版の後席部分を200m延長したリムジーンで、前後の意匠も変えていないので実質的にはSクラスのストレッチリムジーンです。(マイバッハのエンブレムがCピラーに表示されるだけです) エンジンはS500がDOHC V型8気筒4.7Lターボ(455HP)、S600がDOHC V型12気筒6Lターボ(530HP)でSクラスと同じです。2015年にはホイールベースをさらに1053mm伸ばして車高を高くし、対面4座式後席を備えた「メルセデス マイバッハ プルマン」が発表されました。2016年にはメルセデス AMG S65 カブリオレをベースにした、4座オープンの「メルセデス マイバッハ S650カブリオレ」が限定生産されました。
ミニカーはオールモーストリアル製で、2017年に発売されました。オールモーストリアルはミニチャンプスのミニカーを製作していたと思われる中国の会社が興したブランドで、今後もダイキャスト製ミニカーを製作していくようです。細部をリアルに仕上げていたミニチャンプスのミニカーとほぼ同じような作風で、このマイバッハ S600も1/43ダイキャスト製ミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。ダイキャスト製なのでしっかりとした重量感があり、フロントグリル/ヘッドライト、ガラスルーフと室内の造形などの細部も良くできています。これ以外のマイバッハ S600のミニカーではオートアート(1/18)がS600とS600プルマンをモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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