ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MASERATI MERAK SS 1975 ITALY

MASERATI MERAK SS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SAKURA SUPERCAR 6 1/43? 105㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.33m 全幅約1.77m
エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 220HP 5段変速
性能: 最高速248km/h
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マセラティ メラク SS イタリア 1975

 

 マセラティ メラクは前述したボーラの廉価版として1972年に登場しました。ボーラと大きさも見た目もほとんど同じで、デザインは同じG.ジュージアーロです。違いはボーラのリアはファーストバック風(リアゲートはない)の大きく開くリアカウルとなっていますが、メラクはノッチバックでリアエンジンフードがあります。また側面にはファーストバックに見えるようルーフからテールに伸びる柱が付いています。ボーラはこの方式でエンジンの放熱が良くなり後方視界も改善されました。エンジンはシトロエン SM用のDOHC V型6気筒3L(190HP)が搭載され、エンジンが小さくなった分室内が拡大され2+2シーターとなり、居住性も改善されました。シトロエンのハイドロニューマティック方式がパワステにも採用されました。

 

 1975年にマセラティはシトロエン(PSAグループ)との提携を解消し、デ トマソ傘下となりましたので、メラクに採用していたシトロエン製のパーツは使えなくなりました。メラクは同じようなコンセプトのランボルギーニ ウラッコに較べると性能的に見劣りしていたので、1975年にエンジンを220HPにパワーアップしてメラク SSとなりました。1976年にはデ トマソの要請でイタリア国内向けのDOHC V型6気筒2L(170HP)エンジンを搭載したメラク 2000GTが追加されました。1983年に生産中止となり、総生産台数は約1800台でした。

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたサクラのスーパーカーシリーズの当時物です。このシリーズは1970年代のスーパーカーブームで生まれたブランドで、10車種ほどが作られました。縮尺は1/43となっていますが、これはやや大きめにできています。当時のミニカーとしてはプロポーションが良く、リトラクタブルヘッドライト/ドア/リアエンジンフード開閉ギミック付、ダイキャスト製の凝ったホイールなど良く出来ていました。国産品の当時物はトミカ、シンセイ、エーダイ グリップなどがありましたが、外国製の当時物はなかったようです。当時物以外では、ミニチャンプスやイクソがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MASERATI MERAK SS 1
MASERATI MERAK SS 2

 以下は2015年に発売された国産名車コレクションのマセラティ メラク SS (1/43 No.255)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC085でメラク SSをモデル化していますので、これはそれを流用しています。プロポーションが良く特徴的なリアの造形や灯火類などの細部もそこそこリアルで良く出来ています。雑誌付きミニカーとしてのコストダウンで室内の仕上げレベルを簡素化していますが、それ以外はイクソのカタログモデルとほぼ同じですから、お買い得なミニカーです。なおイクソはイタリアのミニカー付雑誌「マセラティ コレクション」用の物だと思いますが、メラク 2000GTもモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI MERAK SS 3
MASERATI MERAK SS 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI MERAK SS 5
MASERATI MERAK SS 6

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MASERATI BITURBO 1982 ITALY

MASERATI BITURBO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400123500 1/43 97㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.15m 全幅約1.71m
エンジン 変速機: V型6気筒 ツインターボ 2L 180HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速215km/h
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マセラティ ビトルボ イタリア 1982

 

 1975年にマセラティはデ トマソ傘下となりました。デ トマソはスーパーカーを手掛けてきたマセラティのブランドを使って量産車を売りたいと考え、1981年にビトルボが登場しました。当初のビトルボは2ドアのハッチバッククーペ(4人乗り)で、最上級車のクワトロポルテ IIIを小型化したようなデザインになっていました。(実車画像→ マセラティ クワトロポルテ III) ビトルボはBMW 3 シリーズほどの小型の後輪駆動車でした。ビトルボ(ツインターボの意)という名前のとおり当初はV型6気筒2L(185HP)ツインターボ エンジンを搭載し、5段変速で最高速215km/hの性能でした。内装はクワトロポルテと同じような豪華仕様となっていました。(値段はBMW 3シリーズの1.5倍ぐらいでした)

 

 1982年に2.5L(185HP)エンジンの輸出仕様が追加され、2Lエンジンは1983年にインタークーラーを追加して205HPにパワーアップしました。1983年にホイールベースを延長した4ドアセダンの420(2L)/425(2.5L)が追加されました。(実車画像→ マセラティ ビトルボ 425) 1984年にはホイールベースを短縮し2シーターとしたザガート製ボディのスパイダーも追加されました。1988年のマイナーチェンジで、名前からビトルボが外され、2ドアは222/224に、4ドアは1990年以降は4.18V/4.24V/430の名前に変わりました。1994年まで生産され、1992年に後継のギブリ IIに変わりました。一時は年間5000台以上売れるなど大ヒットし、マセラティの経営再建に寄与しました。2.8Lエンジン搭載の上級仕様228、スパイダーのクーペ仕様のカリフ、その高性能版で新開発されたツインターボ DOHC V型8気筒3.2L(325HP)エンジンを搭載したシャマルなど当時のマセラティのほとんどはビトルボをベースとしていました。(実車画像→ マセラティ ギブリ II)

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、2006年頃に発売されました。プロポーションが良く、フロントグリルや室内などの細部もリアルでミニチャンプスらしい良い出来ばえです。ミニチャンプスはスパイダーもモデル化しています。それ以外のビトルボのミニカーはイクソのクーペとスパイダー、シュコー(ジュニア)のクーペとスパイダーなどがあります。派生車のシャマルをKESS MODEL(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MASERATI BITURBO 1
MASERATI BITURBO 2

 以下は2005年に発売されたイクソ製マセラティ ビトルボ スパイダー (1/43 型番CLC059)の画像です。ブラックアウトされたフロントグリルの造形がやや不自然に見えるのとワイパーが目立ち過ぎるのが今一つですが、それ以外はまずまずの良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI BITURBO SPIDER 1
MASERATI BITURBO SPIDER 2

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MASERATI COUPE CAMBIOCORSA 2002 ITALY

MASERATI COUPE CAMBIOCORSA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MOC028 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.89m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.2L 390HP 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速285km/h
データーベースでマセラティ クーペ系のミニカー検索

 

マセラティ クーペ カンビオコルサ イタリア 2002

 

 1993年にデ トマソはマセラティの株をフィアットに売却し、マセラティはフィアット傘下となりました。1997年にはフェラーリ傘下となり、ギブリ IIやシャマルを後継する車として3200GTが1998年に登場しました。(実車画像→ マセラティ シャマル 1990) 3200GTはそれまでのビトルボをベースにした車とは異なり本格的なスーパースポーツカーとして設計されました。曲面で構成された現代風の2ドアクーペのボディはイタルデザインによるもので、ブーメランと呼ばれた円弧状のリアライトが特徴でした。エンジンはシャマル用のツインターボ DOHC V型8気筒3.2L(370HP)で、最高速280km/hの性能でした。(実車画像→ マセラティ 3200GT 1998)

 

 3200GTの後継車としてクーペが2001年に登場しました。デザインは先代の特徴だったリアライトが変更されていますが、それ以外はほぼ同じでした。シャーシは3200GTがベースで、エンジンはフェラーリ F430用をベースにしたDOHC V型8気筒4.2L(390HP)が搭載され、パドルシフトの6段半自動変速仕様はカンビオコルサと命名されました。2002年にホイールベースを短縮した2シータのオープン仕様のスパイダーが追加され、2004年に400HPにパワーアップしエアロパーツを付けたグランスポルトが追加されました。レース仕様のトロフェオも2003年に設定されました。2007年に後継車のグランツーリスモにモデルチェンジしました。(実車画像→ マセラティ グランツーリスモ 2007)

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2003年に発売されました。クーペ カンビオコルサをモデル化しています。イクソは倒産したビテス系を引き継ぐ新ブランドとして2001年頃に登場し、当初からビテス後期物と同等の高品質のミニカーを発売しています。このクーペもフロントグリル周りが実車の雰囲気をうまく再現していて、内装などの細部もよく再現されています。イクソはクーペ、グランスポルト、トロフェオなど18種類をモデル化しています。イクソ以外のミニカーはシュコー ジュニア、マイスト(1/18)、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MASERATI COUPE CAMBIOCORSA 1
MASERATI COUPE CAMBIOCORSA 2

 以下は2016年に発売された国産名車コレクション製のマセラティ クーペ (1/43 No.265)の画像です。メーカーはイクソで、上記イクソのカタログモデルを流用した物で、雑誌付きミニカー用に細部の仕上げレベルを落とした廉価版となっています。見比べてみると灯火類の仕上げが簡素化され、室内の彩色が省かれサイドウィンドーが閉じた状態になっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI COUPE 1
MASERATI COUPE 2

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MASERATI QUATTROPORTE V PRESIDENZIALE 2003 ITALY

MASERATI QUATTROPORTE V PRESIDENZIALE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MOC046 1/43 117㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.05m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.2L 400HP 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速275km/h
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マセラティ クワトロポルテ V 大統領車 イタリア 2003

 

 マセラティの最上級車クワトロポルテの3代目クワトロポルテ IIIが1979年にデ トマソ傘下で登場しました。デ トマソの4ドアセダン ドーヴィルをベースにした車で、デザインはイタルデザインのG.ジウジアーロが1976年に発表されたコンセプトカー メディチ IIのイメージを具体化したものでした。エンジンはDOHC V型8気筒4.1L(255HP)/4.9L(280HP)、4輪独立サスペンション、最高速232km/h(4ドアセダン最速)の性能でした。1986年にはエンジンを4.9L(300HP)に一本化し名前をロイヤルに変更しました。全長を5.56mに伸ばしたリムジンも設定され、約4000台が1990年まで生産されました。(実車画像→ マセラティ メディチ II) (実車画像→ マセラティ クワトロポルテ III)

 

 4代目 クワトロポルテ IVはフィアット傘下の1994年に登場しました。ビトルボの4ドアをベースにしているので、先代よりサイズが小さくなりました。エンジンはギブリ II用のツインターボ DOHC V型6気筒2L(イタリア国内向 287HP)/2.8L(284HP)を搭載し、最高速260km/h(2L)と性能は先代を上回りました。ラ サール製のアナログ時計をコンソールに配した豪華な内装は独特の雰囲気で有名でした。1997年にはシャマル用のツインターボ DOHC V型8気筒3.2L(336HP)エンジンが追加され、さらに1998年にフェラーリの技術によりサスペンションなどがリファインされたエヴォルツィオーネにマイナーチェンジされました。2001年までに約2400台が生産されました。(実車画像→ マセラティ クワトロポルテ IV) (実車画像→ラ サール製 アナログ時計)

 

 

 2003年に5代目のクワトロポルテ Vが登場しました。デザインはピニンファリーナ(日本人デザイナー奥山清行氏)によるもので、イタリア車らしいスポーティな4ドアセダンになりました。エンジンはフェラーリ F430用をベースとしたDOHC V型8気筒4.2L(400HP)で、変速機をリアアクスル部分に置くトランスアクスル方式で前後輪重量配分を最適化し優れた操縦性を得ていました。スポーツ仕様のGT/GT S、豪華なエグゼクティブ GTなどが追加されました。2008年のマイナーチェンジでフロントノーズ/グリルや内装の意匠が変更されました。スポーツ仕様として4.7L(430HP)エンジン搭載のS、4.7L(440HP)のGT Sが追加されました。豪華な内装と最新の電子機器を備え、フェラーリの技術でエンジンだけではなく性能/信頼性が向上した5代目は市場から高く評価され、2012年までに約25000台が生産されました。2013年に6代目が登場しました。(実車画像→ マセラティ クワトロポルテ VI)

 ミニカーは2005年に発売されたイクソ製で、クワトロポルテ V 大統領専用車をモデル化しています。全体的には良い出来ばえで室内もリアルに再現されているのですが、ヘッドライトの形状が実車と微妙に違うように見えます。イクソは通常仕様やエグゼクティブ GTなどもモデル化しています。イクソ以外のクワトロポルテ Vのミニカーはモンドモータース、ミニチャンプスのマイナーチェンジ版、京商の1/64などがあります。クワトロポルテ IIIはミニチャンプス、KESS MODEL(レジン製)、NEO(レジン製)がモデル化しています。クワトロポルテ IVはシュコー ジュニア、NEO(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MASERATI QUATRROPORTE V PRESIDENZIALE 1
MASERATI QUATRROPORTE V PRESIDENZIALE 2

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