ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

THOMAS-FLYER NEWYORK-PARIS RACE 1908 USA

THOMAS-FLYER NEWYORK-PARIS RACE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 47 1/43 108mm

 

トーマス フライヤー ニューヨーク-パリ レース優勝車 アメリカ 1908

 

 エドウイン トーマスが1900年に設立したトーマス社は、この車で歴史に名を残しています。このレースは先に記載した北京-パリレースの直後に企画され、ニューヨーク-パリ間32000kmのこれもまた壮大でとてつもないレースでした。(途中のベーリング海峡は船を使用しています)米、独、伊、仏などの代表6台が参加してこのトーマスが170日間で走破して優勝しました。

 

 ミニカーはリオ製です。現在でも困難と思われる壮大なラリーにこんな素朴な車で挑戦した先人の勇気に感心します。リアに掲げられた星条旗が誇らしげです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 4気筒 9375cc 60HP 4段変速
性能: 最高速96km/h
 

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GM BUICK MODEL 35 1912 USA

GM BUICK MODEL 35 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ERTL 5 1/43 90mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 2.7L 23HP 3段変速
性能: 最高速70km/h
データーベースでGM ビュイックのミニカー検索

 

GM ビュイック モデル 35 アメリカ 1912

 

 「ビュイック モーター」社はイギリス系アメリカ人 デイヴィット ダンバー ビュイックが1903年に設立しました。1904年に2気筒エンジン搭載のモデル Bを販売しましたが業績は芳しくなく、馬車製造会社を経営するウイリアム C デュラントに援助を求めました。デュラントの采配でビュイック社は業績が回復しましたが、創業者のビュイックは会社を去りました。フォード社と売上げを競うほどに成長したビュイック社を土台にして、デュラントは1908年にGM(ジェネラル モータース)社を設立しました。GM社はキャディラック、オールズモービル、オークランド(ポンティアック)などを買収して、アメリカ 3大メーカーの一つとなっていきました。

 

 1912年に登場したビュイック モデル 35は、4気筒2.7L(23HP)エンジンを搭載する中型車でした。当時のエンジンは吸排気バルブをピストン側面に配置したサイドバルブ方式が一般的でしたが、ビュイックは現在では当たり前のバルブをピストンの上に配置したOHV方式を採用していることが特徴で、このモデル 35もOHV方式でした。シートは本革張り、タイヤはまだカーボンを使っていない天然ゴムの白タイヤ、ホイールは木製、ヘッドライトは電気式ではなくアセチレンガスを使うランプでした。この車は当時のビュイックのベストセラーカーで、約6000台が売れたそうです。

 

 

 ミニカーは1987年頃に発売されたアメリカのアーテル(ERTL)製です。自動車黎明期のアメリカ車を数点ほどモデル化したアーテルの「VINTAGE VEHICLES」シリーズの1台です。この時代のアメリカの実用車のミニカーはあまりありませんので、その点で貴重なモデルです。時代に合わせた白タイヤやBUICKロゴの付いたフロントグリルなど、スケールモデル的な造形で、結構良く出来ています。ただその白タイヤは箱の中で同じ状態で保管されていたので、タイヤ接地面が扁平に変形しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK MODEL 35 1
GM BUICK MODEL 35 2

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STUTZ BEARCAT 1916 USA

STUTZ BEARCAT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RENWAL 139 1/43? 93㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 6.4L 60HP 3段変速
性能: 最高速100km/h
データーベースでスタッツのミニカー検索

 

スタッツ ベアキャット アメリカ 1916

 

 アメリカのハリー C スタッツが友人と共同で設立した「IDEAL MOTOR CAR」社が製作したスタッツ 1号車はその年のインディ 500に出走し11位となり、翌年のインディ 500でも4、6位となるなど活躍しました。1913年に会社は「スタッツ モーターカー」社に改名されました。スタッツのレーシングチームは1915-1916年にもインディなどのアメリカのレースで活躍し高い評価を確立しました。

 

 そのレーシングカーをベースにした市販車ベアキャットが2014年に発売されました。フロントウィンドーやドアがなく、シャシーの上にバケットシート、ガソリンタンク、スペアタイヤを備えただけの硬派仕様のロードスターに人気がありました。小さな丸いフロントウィンドーを備えた仕様や一般的なドアを設けた仕様もありました。エンジンは4気筒6.4L(60HP)が標準で、オプションで6気筒エンジンもあったようです。ボディやエンジンの改良などが行われて、1925年まで生産されました。当時ベアキャットと非常によく似た車として同じアメリカのマーサー(MERCER) レースアバウト(→ 実車画像マーサー レースアバウト 1913)があり、両車はスポーツカー市場を2分する人気でした。 スタッツは1920年代に経営者が代わり、8気筒エンジンを搭載する高性能な高級車を生産しましたが、1930年代に自動車生産を止めました。

 

 

 ミニカーは1980年代に購入したレンウォール(RENWAL)製です。レンウォールはアメリカのプラモデル メーカーで、これはプラモデル完成品として販売されたものでした。最も人気のあった硬派仕様のロードスターをモデル化しています。プラモデルの完成品ですので、細かいところまでリアルに再現されていてかなり良い出来ばえです。ただプラスチック製ですので、軽くて安っぽいのと壊れ易いのが難点です。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

STUTZ BEARCAT 1
STUTZ BEARCAT 2

 以下は1969年に発売されたマッチボックス製のスタッツ ロードスター 1914 (1/48 型番Y08)の画像です。1960年-1980年代に発売されたマッチボックスのクラシックカーは型番がYから始まるのでY シリーズと呼ばれ、それまで専門メーカーが作っていたマニアックなクラシックカーのミニカーを手ごろな値段で一般向けに提供したものでした。ドアの付いたキャビンを持つややおとなしい仕様のスタッツ ロードスターをモデル化しています。フロントグリル横から生えるライトなどマッチボックス流の簡素化がされていますが、まずまずの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
STUTZ ROADSTER 1
STUTZ ROADSTER 2

 以下は1961年に発売されたマッチボックス製のマーサー レースアバウト 1913 (1/46 型番Y07)の画像です。マーサー社は1909年に設立され1925年まで存続しました。同社の代表的なモデルのマーサー レースアバウトはスタッツ ベアキャットと同じようなサイズで、4気筒4.8L(55HP)エンジンを搭載し3段変速、最高速110km/hの性能でした。これは1960年代に作られたビンテージ ミニカーですので素朴な作りですが、実車の雰囲気が感じられる良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCER RACEABOUT 1
MERCER RACEABOUT 2

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PACKARD VICTORIA MODEL 1-48 1912 USA

PACKARD VICTORIA MODEL 1-48 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLIMINT RP90N 1/24 205㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機: 6気筒エンジン 8.6L 74HP 3段変速
性能: 最高速128km/h
データーベースでパッカードのミニカー検索

 

パッカード ビクトリア モデル 1-48 アメリカ 1912

 

 アメリカを代表する戦前の車といえばパッカードです。1897年に設立されたウィントン(Winton)社はアメリカで自動車の製造/販売を初めて行いました。この会社の初期の車をオハイオ州の電気商ジェームズ ウォード パッカードが購入しました。パッカードは車の故障にきちんと対応してくれないウィントン社に対抗して、ウィントン社の技術者を引き抜いて自分用の車を1899年に完成させました。これがパッカード社の創業に関する逸話ですが、ランボルギーニ社の創業などこれと似たような話はいくつかあります。ちなみにウィントン社は1900年代にアメリカ国内のレースで活躍しましたが、販売不振で1924年に自動車生産から撤退しました。その後はGM傘下の船舶用ディーゼルエンジンメーカーとして存続しているようです。

 

 パッカードの最初の車は単気筒エンジン搭載の小型車でしたが、エンジンの点火時期自動進角装置やアメリカ初の円形ハンドルなど先進的な技術が採用されていました。1903年には4気筒エンジンを搭載したモデル Kが登場しました。当時のパッカードはすべての部品を自社生産し、極めて高い品質を確保していました。1912年に6気筒エンジンを搭載した高級車 ドミナント シックス 48(Dominant Six 48 後に1-48シリーズとも呼ばれた)が登場しました。1915年には量産車初のV型12気筒エンジンを搭載したツイン シックスが登場し、このモデルはライバル車を圧倒しパッカードの名声を決定的なものとしました。

 

 

 ミニカーは大スケール(1/24)のクラシックカーを得意としていたフランクリン ミント製で、1990年頃に発売されました。6気筒エンジンを搭載した1-48シリーズのビクトリアという名前の車をモデル化しています。フランクリン ミントのクラシックカーは当時もっとも精密なミニカーで、ドアやボンネットが可動し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分もリアルに再現されていました。(ハンドルで前輪の操舵可能) このパッカードも本物の木材を使ったダッシュボードをはじめとして、ラジエーターグリル/ヘッドライト、各種の金具類がリアルに再現され非常に素晴らしい出来ばえです。なおパッカードの初期のモデルは、マッチボックスやミニオールもモデル化しています。以下はフロント グリル/エンジン部の拡大画像とダッシュボード/キャビン部分の画像です。6気筒エンジンはかなりリアルにできています。またリアシートの前に毛布のようなものがありますが、それはご婦人用のひざ掛けで、これもリアルで粋なアクセサリーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PACKARD VICTORIA MODEL 1-48 1
PACKARD VICTORIA MODEL 1-48 2

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PACKARD MODEL 18 1912 USA

PACKARD MODEL 18 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINIALUXE 2 1/43 88mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 4.4L 18HP 3段変速
性能: 
データーベースでパッカードのミニカー検索

 

パッカード モデル 18 アメリカ 1912

 

 1907年に発表されたパッカード モデル 30は4気筒7L(30HP)エンジンを搭載し、パッカードの高級車としての地位を確立したモデルでした。1912年型パッカードのミニカーはフランクリン ミントの1/24、マッチボックス、ラミー、ミニオールなどからも出ています。フランクリン ミントの1/24は6気筒エンジン搭載車ですが、それ以外はモデル 30の小型版であったモデル 18をモデル化していると思われます。この当時のアメリカ車がミニカー化されるのは珍しいことですが、これは当時のパッカードの名声が高かったことを示しています。

 

 ミニカーはフランスのミニオール(MINIALUXE)製で、材質はプラスチックで1960年代に発売されました。独立した客室部分を持つボディを架装していて、たぶんヨーロッパで発売されたパッカードをモデル化していると思われます。昔のミニカーとしては出来の良いミニオール製ですが、プラスチック製の車体が経年変化で変形して弓なりにそってしまっています。(作られてから約50年以上経過していますが、まだ年を経るごとにひどくなっています)

 

 

 以下は1960年代に発売されたフランスのラミー(RAMI)のパッカード ランドレー(型番13)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PACKARD 1912 3
PACKARD 1912 4

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SIMPLEX 50HP 1912 USA

SIMPLEX 50HP 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX Y09 1/48 93mm

 

シンプレックス 50HP アメリカ 1912

 

 ニューヨークで輸入車代理店を行っていた義理の兄弟スミスとマブレーが1904年に自動車会社を設立し4気筒エンジンの車を発売します。その後この会社が倒産しそれ買い取ったハーマン ブレーセルが1907年にシンプレックス オートモービル カンパニーを設立します。シンプレックスで有名なモデルは50HPで4気筒10Lエンジンの大型車でアメリカの国内レースでも活躍したそうです。ただ販売は低調でその後別の会社と合併しクレイン シンプレックスと改名しましたが、結局1917年にその名前も消えます。

 

 ミニカーはマッチボックス製です。シンプレックスのミニカーはこれしかないので、出来は甘いですが車種的に貴重です。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 4気筒 10L 50HP 
性能: 
 

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