ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

HONDA S500 1963 JAPAN

HONDA S500 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 90 1/43 78㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.43m
エンジン 変速機: DOHC4気筒 531cc 44HP 4段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでホンダ S500/S600/S800のミニカー検索

 

ホンダ S500 日本 1963

 

 技術者の本田宗一郎氏が1946年に静岡県浜松市に創立した本田技術研究所が自動車メーカー ホンダ(本田技研工業株式会社)の前身でした。本田技研は陸軍の無線用小型エンジンを改良した2サイクルエンジン(50cc)を自転車に取り付けて原動機付自転車を開発し、その製造/販売を始めました。 1947年にはA型エンジンを独自開発し、それを搭載した原動付自転車を完成させました。

 

 1948年に本田技研工業株式会社を設立し、翌1949年には初の自社設計2輪車「ドリームD型」(98cc)の生産を開始しました。1952年には原動機付自転車「カブF型」(50cc)を発売、1958年にはベストセラーとなった2輪車「スーパーカブC100」が発売されました。モータースポーツでは1959年にイギリスのマン島TTレースに初参加し、1961年には125/250ccクラスで5位までを独占する優勝を果たしました。その翌年の1962年には、三重県鈴鹿市に鈴鹿サーキットを開設しました。

 

 

 ホンダは1962年の自動車ショーにS360、S500、T360を展示し、4輪車への進出を表明しました。翌年の1963年に発売されたのが、小型スポーツカーのS500でした。高回転型のDOHC水冷4気筒531cc(44HP)エンジン搭載で、チェーンを使った後輪駆動といった2輪車のような設計がされていました。乗車定員は2名で、4段変速で最高速130km/hの性能でした。イギリスのMG ミジェットを参考にして自社でデザインしたという、全長3.3mの小さなボディはなかなか魅力的なスタイルに仕上がっていました。当時の価格は45.9万円と安価で、生産台数は500台ほどでした。ホンダ S500発売の5ヶ月後(1964年)に、エンジンを606cc(57HP)に拡大したS600が登場しました。1965年には密閉されたキャビンを持つクーペが追加されました。

 ミニカーは2009年に発売された国産名車コレクション製です。全長78㎜ほどの小さなミニカーですが、実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリルや室内などの細部も良く仕上げてあります。メーカーはノレブで、安価な(定価1790円)雑誌付きミニカーですが、値段相応以上の良い出来ばえです。ホンダ S600やS800のミニカーはたくさんあるのですが、S500のミニカーは最近までこれしかありませんでしたが、2015年になってMARK43がレジン製で、2017年にはエブロもレジン製でモデル化しました。(それ以前にもダイドーデミタスコーヒーのおまけの日本の名車シリーズや、実車販売のノベルティでホンダ純正品?があったようですが)  以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA S500 1
HONDA S500 2

 以下は2007年に発売された国産名車コレクション製のホンダ S600 クーペ (1/43 No.29)の画像です。メーカーは上記のS500と同じノレブですので、作風や仕上げレベルが同じです。クーペボディがうまく再現されていて、こちらも良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S600  COUPE 1
HONDA S600 COUPE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。S500とS600はフロントグリルとそれに合わせたバンパー形状が違うのですが、その違いが良くわかります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S600  COUPE 3
HONDA S600 COUPE 4

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HONDA T360 1963 JAPAN

HONDA T360 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION 101 1/43 72mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: DOHC4気筒 354cc 30HP 4段変速
性能: 最高速100km/h
データーベースでホンダ T360/TN360のミニカー検索

 

ホンダ T360 日本 1963

 

 前述したスポーツカーホンダ S500発売より2ヶ月ほど早く、ホンダ初の4輪車として登場したのがT360でした。当時の日本では自動車メーカー認可を抑制する方針が出されていたため、ホンダは自動車メーカーとして4輪車発売を急ぐ必要があったのでした。その為スポーツカー用としても使えるように開発していたエンジンを使用したことで、DOHCエンジンを搭載した初の国産車がこの軽トラックとなりました。さらにはエンジンはシートの下にあったので、ミドシップ式エンジン搭載ということにもなりました。

 

 水冷4気筒4連キャブレター354cc(30HP)の高性能エンジンは他社の軽自動車用エンジンの約2倍の出力で、4段変速で最高速100km/hの性能でした。「スポーツトラック」と呼ばれたこの車は、あまりに精密すぎたエンジンのトラブルや値段が高かったことなどから、あまり売れなかったようです。1964年にS500のエンジンを搭載し荷台を拡大したT500が追加され、1967年に軽自動車N360のエンジンとパワートレーンを流用した改良型のTN360が登場したことでT360は生産中止となりました。TN360は1970年にTN-III、1972年にTN-V、1975年にTN-7に発展し、1977年まで生産されました。(実車画像→ ホンダ TN360 1967)

 

 

 ミニカーは2009年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーは不明ですがイクソ系だと思われます。実車の雰囲気が良く再現され、室内などの細部もリアルで良く出来ています。また車体底板部分にもミドシップ搭載されたエンジンやリアデフなどがそこそこ再現されています。2017年に同じ型を使った色違いがFIRST43から発売されました。これ以外のT360/TN360のミニカーはエブロのT360とTN360とTN360クローラタイプ、トミカのTN360(TN-III)、トミカ リミッテドのT360、MODEL LINE(ホワイトメタル製)のノーマルとクローラタイプ、タルガ タッカーの昭和おもひで軽トラシリーズ(1/52)などがあります。2020年に刊行されたミニカー付雑誌「懐かしの商用車コレクション」でもモデル化されています。なおエブロ製のT360は全体的な造形がこの国産名車コレクション製と非常によく似ていますので、国産名車コレクションのT360はエブロの型を流用している可能性があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA T360 1
HONDA T360 2

 以下は2000年頃に発売されたホンダ ダイレクト マーケッテング製のホンダ T360 (1/43 型番LM92)の画像です。ホンダ ダイレクト マーケッテングはホンダ車のグッズを販売している会社で、ミニカーも発売しています。これはポリストーン樹脂を使ったコールド キャスト製の少量生産ミニカーで、室内の再現はなくウィンドーは黒で塗装されています。全体的な雰囲気はまずまずですが、2000年頃に作られたミニカーとしては物足りない出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA T360 3
HONDA T360 4

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HONDA RA272 F1 1965 JAPAN

HONDA RA272 F1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION  1/43 93㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 1.5L 230HP 6段変速
性能: 最高速300km/h?
データーベースでホンダ RAのミニカー検索

 

ホンダ RA272 F1 日本 1965

 

 2輪車のレースで成功したホンダは、1962年にF1に参戦することを表明し、エンジンの開発を進めました。開発されたV型12気筒1.5L RA271型エンジンは、当初ロータスへ提供される予定でした。しかし1964年にロータスが提携をキャンセルした為、ホンダはシャーシも自社開発して参戦することとなりました。

 

 最初のF1カーRA271型は、1964年のドイツGPでデビューし、結果は事故でのリタイヤでした。しかし翌年の1965年メキシコGPではアメリカ人ドライバー リッチー ギンサーが操るRA272が初優勝を遂げます。これは今考えると凄いことですが、当時はモータースポーツに対する理解が少なくあまり評価されなかったようです。

 その後ホンダのF1はRA273、RA300、RA301、RA302と発展し活躍を続けますが、低公害型エンジン開発に注力するとして1968年シーズン終了後に活動を休止しました。(ホンダF1 第1期と言われています)

 

 

 当時国内ではF1のミニカーはあまり一般的ではなく、RA271/2型の当時物ミニカーにはこれといった物がありません。海外ではポリトーイのペニーでホンダ RA F1がありますが、これもあまりぱっとしません。1968年頃にカドーがボディを真鍮で作った1/43のRA273を作っていますが、これも高価な限定品でした。1970年代になるとF1が一般に知られるようになり、RA302型(1968年)はトミカとトミカ ダンディが当時物をモデル化しています。最近ではエブロがホンダ F1第1期のRA271からRA302まで20数種類をモデル化し、ホンダ F1に力を入れています。 画像は国産名車コレクション(ノレブ製)の予約者向けプレゼント品で、初優勝したRA272のモデルです。そこそこの出来映えで、RA272のミニカーとしては貴重な一台です。

 以下はフロント/リアの拡大画像とエンジン/コクピットの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA RA272 F1 1
HONDA RA272 F1 2

 以下はカドーの真鍮製のRA273の画像です。塗装されていないので、経年変化で多少錆びています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA RA273 F1 1
HONDA RA273 F1 2

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HONDA S800 COUPE 1966 JAPAN

HONDA S800 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKT(FR) 1408 1/43 78㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.33m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: DOHC4気筒 791cc 70HP 4段変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでホンダ S500/S600/S800のミニカー検索

 

ホンダ S800 クーペ 日本 1966

 

 前述したホンダ S500が発売された5ヶ月後(1964年)にホンダ S600が登場しました。エンジンを606cc(57HP)に拡大し、最高速が145km/hに向上していました。構造的な変更は無くフロントグリルが変更され、それに合わせてバンパー形状も変更されていました。1965年には密閉されたキャビンを持つクーペが追加されました。

 

 1966年にホンダ S600はS800にモデルチェンジしました。エンジンを791cc(70HP)に拡大し、最高速が160km/hに向上しました。リアをチェーン駆動する独特の構造は、ホンダ S800登場の数ヶ月後には一般的なシャフトドライブのリジッドアクスルに変更されました。エンジンフードにはパワーバルジが追加されていましたが、これはダミーでした。高性能なS800は国内のモータースポーツで活躍し、海外でも1967年のニュルブルクリングでクラス優勝するなど活躍しました。モナコのグレース王妃に愛用されるなど、海外で高評価を得た初めての日本車となりました。1970年までに約11000台が生産されました。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)製の当時物で1969年に発売されました。ディンキー(仏)らしいスケールモデル的なリアルな造形でよく出来ていました。ボンネットが開くギミック付きです。このミニカーはフロントグリルのホンダのエンブレムの「H」の上下を間違えていることでも有名です。当時の国産車が海外でモデル化された物としては、トヨタ 2000GTに次ぐ2番目でいかに人気があったかがよく分かると思います。ホンダ S800の海外での当時物ミニカーはこれしかなかったので、絶版ミニカーとしての人気も高かったです。これ以外のS600の当時物ミニカーとしてはミクロペットとその型を引き継いだダイヤペットがありました。最近のミニカーではトミカ リミッテド(クーペ)、エブロ(オープン/クーペ)、国産名車コレクションのクーペがあります。 S800の当時物ミニカーはダイヤペットとモデルペット(オープン/クーペ)がありました。最近のミニカーではオートアートの1/18、エブロ(オープン/レース仕様ハードトップ)、トミカ、トミカ リミッテド(オープン/クーペ)、ビテス、ノレブ、国産名車コレクション、京商サークルK、レジン製のMARK43などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA S800 COUPE 1
HONDA S800 COUPE 2

 以下は1967年に発売されたモデルペット製の当時物ミニカー ホンダ S800 (1/40 型番34)の画像です。アンチモニー製で50年以上も前に作られたミニカーです。プロポーションが良く、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネットが開くギミック付きです。モデルペットはバリエーションでクーペ(型番35)もモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 1
HONDA S800 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 3
HONDA S800 4

 以下は2006年に発売された国産名車コレクション製のホンダ S800 (1/43 No.4)の画像です。メーカーはノレブで、ノレブは国産名車コレクションのNo.29とNo.90でもS600とS500をモデル化していますので、これはそのバリエーションになります。バリエーション展開ですので、S600/S500同様の良い出来ばえです。ノレブは自社ブランドのルミノでもS800を発売しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 5
HONDA S800 6

 以下は2009年に発売された国産名車コレクション製のホンダ S800 (1/43 No.92)の画像です。一見すると上記のノレブ製のS800に幌を追加しただけのように見えますが、これはイクソ製の別物でよく見ると細部が異なっています。国産名車コレクションが同じ車種を違うメーカーで重複してモデル化した理由が良くわかりませんが、ミニカーの製作メーカーをノレブからイクソに変えたことに関係する何らかの事情があったようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 7
HONDA S800 8

 国産名車コレクションの2台のホンダ S800は色違いで、幌の有無だけが違っていると最近まで思っていました。今回この記載事項を更新する為にミニカーの撮影をやり直した際に、この2台のメーカーが違っていることに気が付きました。同じ車をモデル化しているのでこの2台は良く似ているのですが、よく見ると細部に違いがあります。以下は2台を並べて比較してみた画像です。大きさはほぼ同じです。(ノレブ(黄)の方が1㎜ほど車幅が広い) 最大の違いは車高の違いで、イクソ(赤)の方が全体的に車高が低くなっています。テールライトはイクソが透明プラスチックパーツを使っていますが、ノレブはメッキしたパーツの上に塗装処理しています。フロントウィンドーをよく見るとノレブ製はウィンドーの中央に垂直の柱が見えます。これはバックミラーを固定する為のステーで、実車ではあまり目立たないですが、ノレブはずいぶん細かいところまで再現しています。室内の造形はイクソ(赤)の方が多少リアルに出来ていると思います。好みの問題ですが、車高が低く室内がリアルなイクソの方が出来が良いように思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 9
HONDA S800 10

 以下は2022年に発売された国産名車プレミアムコレクション製のホンダ S800 (1/43 No.12)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。同じ車のモデル化ですから、上述した国産名車コレクションの2台とよく似ているのですが、どちらかというとノレブ製をお手本にしたようです。ノレブ製と同様にフロントウィンドー中央にバックミラー固定用のステーが再現されています。またウィンドーの上に黒いカバー(整流板)が付いていますが、上記の国産名車コレクション製ではこの整流板は付いていないので、その点ではよりリアルな再現であると思います。(2022年6月発売予定のトミカ リミッテドのS800にもこの整流版が再現されています) 室内の造形も上記の国産名車コレクション製より少しだけリアルな仕上げとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 13
HONDA S800 14

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S800 15
HONDA S800 16

 実車のフロントウィンドーにあるバックミラー固定用のステーとフロントウィンドー上の整流板が分かる実車画像をWEB上で見つけましたので参照してください。→ ホンダ S800のフロントウィンドー内の画像

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HONDA N360S 1968 JAPAN

HONDA N360S 画像をクリック/タップすると画像が変わります
EBBRO 43189 1/43 72㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 空冷2気筒 354cc 31HP 4段変速
性能: 最高速115km/h
データーベースでホンダ T/N360のミニカー検索

 

ホンダ N360S 日本 1968

 

 ホンダとして初の量産4輪車となった軽自動車N360が1967年に登場しました。見た目で分かるようにイギリスのBMC ミニをお手本にしたイシゴニス方式の横置きエンジンによる前輪駆動車で、当時の軽自動車市場を一変させた画期的な車でした。2輪車CB450用をベースにした空冷2気筒354cc(31HP)エンジンは他社の1.5倍の高出力で、4段変速で最高速115km/hと断トツの高性能でした。この車の登場でその後軽自動車のパワー競争が始まることにもなりました。

 

 前輪駆動による広い室内、高性能、低価格(31万円)で大人気となり、あっという間に売れ筋だったスバル 360を抜いて軽自動車のベストセラーとなりました。ライトバンのLN306が追加され、1968年にはホンダ初の自動変速機(3段)やサンルーフが採用され、ツインキャブレター仕様エンジン(36HP)の高性能版も登場しました。1969年と1970年のモデルチェンジでN-II、N-IIIに発展し、トータルで65万台以上も生産されました。1971年に後継車のライフにモデルチェンジしました。排気量を400cc/600ccに拡大したN400、N600が開発され、アメリカやヨーロッパに輸出されました。

 

 

 N360の高回転型エンジンは扱い辛く、空冷なので騒音が大きく暖房が効かないなど居住性はいまひとつでした。また経験の浅かった前輪駆動方式には操縦安定性の問題もあったようです。私も学生時代に運転したことがありますが、確かにうるさくてラリーカーのような乗り心地の車でしたが、当時はそれでも学生が使えるほど安価で面白い車でした。

 ミニカーは2001年に発売されたエブロ製です。エブロとしては初期のミニカーで、リアエンドに付けられた「S」ロゴと細部の形状から1968年に設定されたスポーツ仕様のN360Sをモデル化しているようです。ミニカーの台座には1967と表示されていますが、これは先に発売していたN360(型番43029など)と台座を共用していたからでしょう。全体的なプロポーションが良く、S仕様の特徴であるフェンダーミラー、フォグランプやリアサイドのエアダクトのカバーなどの細部も良く再現され、かなり良い出来ばえです。エブロは輸出仕様のN600Eもモデル化しています。N360の当時物ミニカーはダイヤペット、モデルペット、トミカなどがありました。変わり種ではポリトーイがN360をベースにしたバギーをモデル化していました。当時物以外ではアドバンスピリット(アンチモニー製)のN360とN-IIとN-III、国産名車コレクション、小スケールではコナミ、ホンコン トミカのN-IIIなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA N360
HONDA N360 BUGGY

 以下は2000年頃に発売されたホンダ ダイレクト マーケッティング(HDMC)製のホンダ N360 (1/43 型番KM-82)の画像です。ホンダ ダイレクト マーケッテングはホンダ車のグッズを販売している会社で、ミニカーも発売しています。これは上記のエブロのミニカー(N360 型番43029)を流用しているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA N360 3
HONDA N360 4

 以下は2006年に発売された国産名車コレクション製のホンダ N360 (1/43 No.10)の画像です。国産名車コレクションの初期物はノレブが製作していて、これまであまりモデル化されていなかった国産車を意欲的にモデル化していました。このN360は安価な雑誌付きミニカーですから、ワイパーなど細部の仕上げはやや見劣りがしますが、それ以外は上記エブロ製とほとんど同じようなレベルの良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA N360 5
HONDA N360 6

 以下は1967年に発売されたモデルペットの当時物 ホンダ N360 (1/40 型番37)の画像です。縮尺が1/40ですので全長75㎜と、1/43より少し大きいサイズになっています。50年以上も前に作られたビンテージ ミニカーですので素朴な作風ですが、当時のミニカーとしては良く出来ていました。ボンネットが開閉しエンジンルーム内がそこそこリアルに再現されています。なお塗装が経年変化で劣化して一部が剥がれかかかっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA N360 1
HONDA N360 2

 以下は1972年に発売されたポリトーイ製の当時物 ホンダ N360 バギー (1/43 型番E20)の画像です。この車はカロッツェリア ザガートがN360をベースにしてビーチバギーに仕立てたコンセプトカーで、1970年に発表されました。エンジンはリアにミドシップ搭載され、屋根はありません。正式な名前は「HONDINA YOUNGSTAR ZAGATO」とのことです。(実車画像→ ホンダ HONDINA YOUNGSTAR ZAGATO 1970) ポリトーイの廉価版ミニカーなので、ヘッドライトなどがかなり簡略化された造形となっています。なお画像はWEBショップの画像を流用させてもらいました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA N360 BUGGY

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HONDA 1300 COUPE 9 1969 JAPAN

HONDA 1300 COUPE 9 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 216 1/40 104㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 空冷4気筒 1.3L 115HP 4段変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでホンダ 1300のミニカー検索

 

ホンダ 1300 クーペ 9 日本 1969

 

 1969年にホンダ初の小型車ホンダ 1300が登場しました。デザインはオーソドックスな3ボックススタイルの4ドアセダンでした。横置エンジンによる前輪駆動、強制空冷エンジン、4輪独立懸架など独創的な技術が採用されていました。特にDDACと呼ばれた強制空冷方式はエンジンブロックやシリンダーヘッドに冷却用ダクトを設けて通風するといった特殊なもので、冷却性能は水冷並みながら構造が複雑で重いという問題がありました。エンジンはオールアルミ製の空冷4気筒1.3L(100-115HP)で、4段変速/3段ATで最高速170km/h(115HP)は当時圧倒的に高性能でした。高性能版(115HP)の99は丸形ヘッドライト、標準(110HP)の77は角形ヘッドライトと外観を変えていました。(実車画像→ ホンダ 1300 77)

 

 1970年に個性的なフロントグリルを持つ2ドアクーペが追加されました。(高性能版はクーペ 9、標準はクーペ 7) クーペの内装はインパネがドライバーを囲む専用設計となっていました。1970年のセダンのマイナーチェンジでヘッドライトが丸形に統一され、名前から1300が外れました。1300シリーズは高性能でしたが、当初からエンジン性能とサスペンション設定の不適合によるFF車特有の操縦性の問題がありました。エンジンのデチューンやサスペンション設定変更が行われましたがあまり改善されませんでした。1972年に総生産台数約10万台で生産中止となり、後継車はエンジンを水冷化し1.4Lに変更した145/145クーペでした。1300シリーズが商業的に失敗したことでホンダの4輪車エンジンは空冷から水冷へ転換しました。(実車画像→ ホンダ 145)

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたダイヤペット製の当時物です。一番高性能であったクーペ 9をモデル化しています。プロポーションが良く、特徴的なフロントグリルやホイールなどが当時のミニカーとしてはリアルで、全体的によく出来ていました。ボンネットとドアの開閉ギミック付です。これ以外の当時物ではトミカのクーペ 9があり、特注品でパトカーやレース仕様がありました。当時物以外ではトミカ リミッテドの1300 セダン(99S/77S)、エブロのクーペ 9、国産名車コレクションのクーペなどがあります。国産名車コレクションのクーペにはNo.39とNo.94の2種類があり、No.39はノレブ製、No.94はイクソ製です。国産名車コレクションは少しだけ仕様を変えて同じ車をモデル化している物がいくつかありますが、この1300 クーペも何らかの大人の事情があって同じ車をモデル化したのでしょう。(出来ばえに違いがあって面白いですが) 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA 1300 COUPE 9 1
HONDA 1300 COUPE 9 2

 以下は2007年に発売された国産名車コレクション製のホンダ 1300 クーペ (1/43 No.39)の画像です。国産名車コレクションのNo.90号までの初期物はノレブ製です。良く出来たフロントグリルや小さなフェンダーミラーなど、ノレブらしいそつのない良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 1
HONDA 1300 COUPE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 1
HONDA 1300 COUPE 2

 以下は2009年に発売された国産名車コレクション製のホンダ 1300 クーペ 9 (1/43 No.94)の画像です。こちらはレザートップ仕様のクーペ 9のモデル化ということで上記ノレブ製と差別化しています。どこにもメーカー名を表示していませんが、イクソ製であると思われます。上記のノレブ製と比較すると全体的な出来ばえではフロントグリルのクロームの枠が少し太いのが今一つです。ただしホイールセンターやインパネの彩色などのタンポ印刷処理はイクソ製がすこしだけ優れています。2017年に色違いがFIRST43のブランドでも発売されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 9 3
HONDA 1300 COUPE 9 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA 1300 COUPE 9 5
HONDA 1300 COUPE 9 6

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HONDA VAMOS 4 1970 JAPAN

HONDA VAMOS 4 画像をクリック/タップすると画像が変わります
EBBRO 43776 1/43 71mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 空冷 2気筒 360cc 30HP 4段変速
性能: 最高速90km/h
データーベースでホンダ バモスのミニカー検索

 

ホンダ バモス 4 日本 1970

 

 前述したホンダ TN360のパワートレーンを使った、オープンカーの軽トラック バモス ホンダが1970年に登場しました。ちなみに正式名称はバモス ホンダで、ホンダ バモスではありません。(当サイトでは車名のデータベース検索の都合で、ホンダ バモスと表記しています) 外観は外国のリゾートで使用されるビーチバギーのようなデザインで、フロントに取り付けたスペアタイヤが特徴でした。座席部分を覆う幌付で2人乗りのバモス 2と4人乗りのバモス 4、荷室を含めて全体を幌で覆うバモス フルホロがありました。ドアはなく転落防止バーが付き、シートは全てベンチシートで、計器類やスイッチは防水防塵仕様でした。

 

 TN360がベースでしたので、空冷2気筒360cc(30HP)エンジンを座席下にミドシップ搭載した後輪駆動車で、4WDではないので悪路走破性は軽トラック並みでした。当時のレジャーブームに乗じて作られたようですが、幌とベンチシートによる居住性は良くなかったでしょうし、ジープのような走行性能もなかったのでほとんど人気がなかったようです。1973年まで生産されましたが、総生産台数は約2500台でした。1999年にバモスの名前を復活させたバモス 2代目が登場しました。こちらは軽の1ボックス車で、エンジンをミドシップ搭載した4WD仕様でした。2018年まで長期にわたって生産されました。(実車画像→ ホンダ バモス 2007)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたエブロ製です。この当時のエブロは国産の旧車/現行車を意欲的にモデル化していて、いずれも当時の最高級レベルの出来ばえでした。(最近はレーシングカーがほとんどなので、出来は良いのですがあまり買わなくなりましたが) このバモスホンダも実車の雰囲気が良く再現され、室内などの細部もリアルに仕上げられていて良く出来ています。脱着可能な幌が付属しているのもエブロらしい楽しいギミックです。エブロはバモス2とバモスフルホロもモデル化しています。エブロ以外ではトミカとトミカ リミッテド、国産名車コレクションがあります。バモス 2代目は童友社が1/64でモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA VAMOS 4 1
HONDA VAMOS 4 2

 以下は2010年に発売された国産名車コレクションのホンダ バモス 4 (1/43 Np.122)の画像です。メーカーはイクソだと思います。安価な雑誌付きミニカーながら細部まで結構リアルに再現されていて、こちらも良く出来ています。なお幌は付いていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA VAMOS 4 3
HONDA VAMOS 4 4

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HONDA Z 1970 JAPAN

HONDA Z 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TOMICA DANDY D02-1 1/38 80㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 空冷2気筒 354cc 36HP 5段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでホンダ Zのミニカー検索

 

ホンダ Z 日本 1970

 

 1970年にホンダN360をベースにして軽初のスペシャリティカーとしてZが登場しました。傾斜したウインドシールドを持つクーペスタイルはホンダ内製のデザインだったそうですが、実にかっこいいグッドデザインでした。樹脂枠の付いた特徴的なテールゲートの形状から「水中めがね」と呼ばれました。N360と同じ空冷2気筒354cc(31-36HP)エンジンで、4/5段変速で最高速120km/hと高性能でした。最上級仕様のGSには軽初の5段変速機、前輪ディスクブレーキ、ラジアルタイヤが標準装備されるなど、それまでの軽とは一線を画する車でした。

 

 1971年にN360後継のライフがベースとなりホイールベースが延長され、エンジンが水冷に変更されました。1972年にはBピラーのないハードトップになりました。1973年のオイルショックによる不況と排ガス規制の為、1974年に後継車なきまま生産中止となりました。N360同様に空冷600ccエンジンを搭載した輸出仕様の600 クーペ(Z600)が、欧州や北米に輸出されました。1998年にはエンジンをミドシップ搭載した4WD仕様の軽SUVにZの名前が復活しました。(実車画像→ ホンダ Z 1998)

 

 

 ミニカーはトミカ ダンディの当時物で、1972年に発売されました。1/38と中途半端なスケールですが、当時のミニカーとしてかなり良い出来に仕上がっていました。ボンネットとドアの開閉ギミック付です。当時の軽自動車は人気があった車でもあまりミニカー化されていないので、これ以外の国産の当時物ミニカーはありませんでした。なお出来はあまり良くないですが、イタリアのポリトーイが輸出仕様の600 クーペを1/43と1/25でモデル化していました。イタリアのミニカーメーカーがモデル化したということは、イタリアでもホンダ Zが注目されていたということの証しでした。当時物以外では京商のポリストーン製、エブロ、コナミの小スケール、国産名車コレクションなどがあります。トミカ リミッテドあたりでも是非モデル化してもらいたいです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA Z 1
HONDA Z 2

 以下は2006年に発売されたエブロ製のホンダ Z GS(1/43 型番43659)の画像です。最上級仕様のGSをモデル化しています。実車のデザインが良く再現されていて、彩色されたシートやインパネなど室内の造形もリアルで実に良く出来ています。ホンダ Zの量産ミニカーではこれが一番出来が良いと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z 3
HONDA Z 4

 以下は2007年に発売された国産名車コレクション製のホンダ Z (1/43 No.50)の画像です。メーカーはノレブで、安価な雑誌付きミニカーですので細部の仕上げレベルはやや劣りますが、それ以外は上記のエブロ製と同等レベルの良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z 5
HONDA Z 6

 以下は1973年に発売されたポリトーイ製の当時物 ホンダ Z クーペ (1/43 型番E38)の画像です。輸出仕様をモデル化しているのですが、当時の輸出仕様は右ハンドル仕様だったようです。型番にEが付くシリーズは当時のポリトーイの廉価版で、フロントグリルやバンパーを底板と一体化してコストダウンしています。その為もあってフロントの造形はあまり実車に似ていませんし、プロポーション的にも今一つの出来ばえです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z 7
HONDA Z 8

 以下は1978年に発売されたポリトーイ製の当時物 ホンダ Z クーペ (1/25 型番S14)の画像です。型番にSが付くのは当時のポリトーイの大スケールミニカー(1/25)のSシリーズで、これも輸出仕様をモデル化しています。ボンネットとドアの開閉ギミック付です。サイズが大きいので、室内やエンジンルーム内エンジンなどの細部はそれなりに仕上げられていますが、プロポーションは上記の1/43を大きくしたような感じで全体的には今ひとつの出来ばえです。ただしこの造形はポリトーイ流で意図したデフォルメなのかもしれませんが。。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z 9
HONDA Z 10

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HONDA LIFE 1971 JAPAN

HONDA LIFE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION 69 1/43 72mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 2気筒 360cc 30HP 4段変速
性能: 最高速105km/h
データーベースでホンダ ライフのミニカー検索

 

ホンダ ライフ 日本 1971

 

 1971年に軽自動車ホンダ NIIIの後継車としてライフが登場しました。大ヒットしたN360で打ち立てた高性能路線(良い点も悪い点もありましたが)から方針を大転換し、快適性や居住性を重視した車に変わりました。エンジンは静粛性を考量した新設計のバランサーシャフト付水冷2気筒360cc(21-30HP)エンジンに切り替わり、ホイールベースを延長し4ドアを追加するなど居住性を向上させていました。4段変速で最高速105km/hの性能でした。ライフはその後のホンダ製乗用車の基礎を固めることになりました。

 

 1971年にハッチバックドア付の3ドアワゴン/バンが追加され、1972年には派生車種としてキャブオーバー式のステップバンが追加されました。1973年にはピックアップ式のトラックも追加されました。1972年に発売されたシビックが大ヒットした為にホンダは全社的に生産能力が不足するようになりました。そこで1974年にホンダ Zとライフの生産を中止してホンダは軽市場から一時的に撤退しました。その後1985年にトゥデイを発売し軽市場に復帰しました。(実車画像→ ホンダ トゥデイ 1985)

 

 

 ミニカーは2008年に発売された国産名車コレクション製です。メーカはノレブで、国産名車コレクション製初期のノレブ製ミニカーはいずれもノレブらしい良い出来ばえでいた。このホンダ ライフもプロポーションが良く室内などの細部も丁寧に仕上げられていて、雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。これ以外のホンダ ライフのミニカーは、ダイヤペットのチェリカ100シリーズ(1/30)の当時物がありました。それ以外ではエブロがライフ ステップバンとピックアップをモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA LIFE 1
HONDA LIFE 2

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HONDA CIVIC 1500 GF 1974 JAPAN

HONDA CIVIC 1500 GF 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 1346 (G16) 1/40 92mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 70HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
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ホンダ シビック 1500 GF 日本 1974

 

 ホンダ 1300での失敗を糧にして設計され、1972年に登場した小型車がシビックでした。前述したライフを大型化したような構成で、ヨーロッパ車風の2ボックス スタイルは当時の国産車としては新鮮なイメージがありました。4気筒1.2L(60HP)エンジンを搭載し、サスペンションは4輪ともストラット式の独立懸架、4段変速で最高速145km/hの性能でした。当初は2ドアセダンだけでしたが、3ドアハッチバックと上級グレードのGL(69HP)が直ぐに追加されました。

 

 1973年に「ホンダマチック」と称する半自動2段変速機仕様が設定されました。同年に独自開発の排ガス対策CVCC(複合渦流調整燃焼)方式を採用した1.5L(70HP)エンジンが追加され、ホイールベースを延長した4ドアセダンが追加されました。1974年にはスポーツ仕様の1200RS(76HP)が追加され、翌年には1.5Lの1500RSLに変わりました。1974年に5ドアの商用バンも追加されました。1977年に4ドアセダンをハッチバック化した5ドアが追加されました。1978年にエンジンが1.2Lエンジンが1.3Lに拡大され4ドアセダンが廃止されました。

 

 

 ホンダは横置エンジンの前輪駆動車として経験を積んだことで、操縦性などの問題を解消し、シビックでは居住性等に前輪駆動車のメリットが発揮されました。従来の国産車の概念を越えたことで大ヒットした傑作車でした。アメリカの排ガス規制(マスキー法)にCVCCエンジンでいち早く対応し、アメリカ市場など輸出先でも成功しました。1979年にシビック 2代目にモデルチェンジしましたが、外観をほとんど変えなかったことなどの原因で国内販売は芳しくありませんでした。

 ミニカーは1975年に発売されたダイヤペット製の当時物です。1973年に追加された4ドアセダンをモデル化しています。当時のダイヤペットの8番協力工場が製作していますが、この工場は型番G33のフェアレディ Z 2by2や型番G39のシルビア S10なども製作していて、センスの良い造形をしています。このシビックも少しずんぐりとした実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のダイヤペットのミニカーのなかでもかなり良い出来ばえでした。ただしこの頃から採用され始めたプラ製のホイールが安っぽく見えるのが、いまひとつです。ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付です。ダイヤペットはこれより前の1973年に2ドアをチェリカ100シリーズ(1/34)でもモデル化していました。そのほかの当時物ミニカーはトミカの初期型のGL、トミカ ダンディのCVCC 4ドア(1/42)、エイダイ グリップの1500RSL(1/28)などがありました。当時物以外ではエブロのGL/1200RS、トミカ リミッテドのGL、コナミの1200RS、国産名車コレクションの1200RS、京商サークルK(1/64)の1200RSなどがあります。なおシビック 2代目のミニカーは外観がほとんど初代と変わらないことが原因でしょうか、2020年現在でもワゴン仕様のカントリーがトミカでモデル化されているだけです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア(トランク開閉ギミック)/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CIVIC 1500 GF 1
HONDA CIVIC 1500 GF 2

 以下は2002年に発売されたエブロ製のホンダ シビック 3ドア GL(型番43297)の画像です。エブロらしい正確な造形で、室内もリアルに良く再現されていて実に良く出来ています。シビック 初代の1/43量産ミニカーでは一番の出来ばえだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC 1500 GF 1
HONDA CIVIC 1500 GF 2

 以下は2006年に発売された国産名車コレクションのホンダ シビック 1200 RS (1/43 No.15)の画像です。国産名車コレクションの初期物で、メーカーはノレブです。ノレブらしいそつのない造形で、オーバーライダー付バンパーとブラックアウトしたホイールなどRS仕様をリアルに再現しています。コスト制限のある雑誌付きミニカーなので内装の仕上げは簡素ですが、それ以外は上記エブロ製と同等レベルの良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC 3
HONDA CIVIC RS

 以下は1973年に発売されたダイヤペット製チェリカ100の当時物 ホンダ シビック 2ドア (1/34 型番100-2)の画像です。シビックをいち早くミニカーにしたので、初期の2ドアセダンをモデル化しています。チェリカ100シリーズは当時のダイヤペットの廉価版ミニカーで、縮尺が中途半端なうえに出来ばえもあまり良くないです。ただそこそこリアルな品川ナンバーが付いているのは当時のミニカーとしては珍しいものでした。シビックが大ヒットので、ダイヤペットは同じシビックながら上述した4ドアセダンもモデル化したのだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC 3
HONDA CIVIC RS

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