ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MORRIS OXFORD 'BULL NOSE' 1913 UK

MORRIS OXFORD 'BULL NOSE' 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY 477 1/33? 94㎜

 

モーリス オックスフォード 'ブルノーズ' イギリス 1913

 

 ウイリアム リチャード モーリスは自転車製造からはじめバイク製造を経て1912年に自身の頭文字を付けたWRMモータ社を興し4輪車製造に進出しました。第一号車はオックスフォード(所在地のオックスフォード州に因んだ名前)でした。4気筒1Lエンジンの2座の小型車で低価格ながら出来の良い車として好評で、そのラジエータの丸みを帯びた形状からブルノーズ(牛の鼻)と呼ばれていました。

 

 このミニカーはディンキー製で、BBCのTV番組「The adventures of Parsley」のキャラクター物でParsley's Carという名前でキャラクター人形がついていたものです。(人形は外してあります)1/43サイズより少し大きめに作られています。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長 3.2m
エンジン 変速機: 4気筒 1018cc 3段変速
性能: 最高速88km/h
 

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MORRIS COWLEY (BULLNOSE) 1923 UK

MORRIS COWLEY (BULLNOSE) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SPOT ON 266 1/42 85mm

 

モーリス カウリー (ブルノーズ) イギリス 1923

 

 当時のイギリス自動車業界でオースチンのライバルであったモーリス モータ社(1919年まではWRM社)は1912年にウイリアム モーリスが興した会社です。第1号車は2座オープンのオックスフォード(4気筒1L)で、1915年から1.5Lのカウリーを生産しています。第1次大戦後に価格を下げたカウリーがヒットし、モーリス社はオチキスやウーズレーを合併しイギリス有数のメーカーになっていきます。

 

 ミニカーはつくりの良さで定評があったイギリスのスポットオン製でフィギュアが乗っています。ラジエータの形状からブルノーズ(牛の鼻)と呼ばれたことが良くわかります。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1548cc 26HP 3段変速
性能: 
データーベースでモーリス カウリーのミニカー検索
 

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MORRIS LIGHT VAN 1929 UK

MORRIS LIGHT VAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX YGB04 1/43? 95㎜

 

モーリス ライト バン イギリス 1929

 

 モーリス カウリーは1925年には5万台以上も生産されています。上記2座オープン以外にもオーソドックスな4座のセダンタイプなど様々なバリエーションがありました。

 

 ミニカーはマッチボックス製で、カウリーのデリバリーバンです。側面に表示されている「FULLER'S」とはイギリスの有名なビール会社「フラーズ社 グリフィン醸造所 」のロゴです。マッチボックスはこの手の企業名が表示されたクラシックカーのパネルバンを数多くモデル化しています。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 1548cc 26HP 
性能: 
 

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MORRIS MINOR 1000 1956 UK

MORRIS MINOR 1000 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 67401 1/43 87mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.76m 全幅約1.55m
エンジン 変速機: 4気筒 948cc 37HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでモーリス マイナーのミニカー検索

 

モーリス マイナー 1000 イギリス 1956

 

 第2次世界大戦が終わると、モーリスは戦前型の小型車エイト(EIGHT 4気筒918㏄エンジン搭載)とテン(TEN 4気筒1.1Lエンジン搭載)の生産を再開しました。モーリス マイナーがこれら戦前型の後継車として登場したのは、モーリスがBMCに統合される前の1948年でした。このマイナーという車名は1928年に登場した小型車(MINOR 4気筒847㏄エンジン搭載)で一度使われていた車名の復活でした。

 

 後にミニを設計したことで知られているアレック イシゴニスの設計で、モノコックボディに前輪独立懸架という当時としては先進的な設計の車でした。最初のMM シリーズは2/4ドアセダンとコンバーチブルがあり、4気筒918cc(27HP)エンジンを搭載し、最高速は95km/hの性能でした。MMシリーズは1953年まで生産されました。

 1952年にはフロントグリルを近代化し4気筒803cc(30HP)エンジンを搭載したシリーズ 2に発展しました。1953年にワゴンのトラベラーや商用車のバンが追加されました。1956年には4気筒948cc(37HP)エンジンを搭載したモーリス 1000(シリーズ 3)となり、4段変速で最高速は120km/hに向上しました。1962年にエンジンが1.1L(48HP)に変更された最終型になりました。1971年に生産中止となり23年間に約136万台が生産された超ロングセラーの車でした。

 

 

 ミニカーは1998年頃に発売されたコーギー製で、1000をモデル化しています。マニア向けの「MOTORING MEMORIES」というシリーズの1台です。昔のミニカー風のレトロな仕上げとなっていますが、プロポーションはしっかりしていて良い出来ばえです。マイナーはミニカーが一般的でなかった時代の車だったので当時物ミニカーはありません。最近ではブレキナの1/87、オックスフォード、コーギー、バンガーズなどでたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MORRIS MINOR 1
MORRIS MINOR 2

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MORRIS MINI MINOR 1959 UK

MORRIS MINI MINOR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 183 1/40 75㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 848cc 34HP 4段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでBMC ミニのミニカー検索

 

モーリス ミニ マイナー イギリス 1959

 

 1956年に第2次中東戦争(スエズ動乱)が勃発し石油価格が高騰しました。この状況に対応した経済的な新しいコンセプトの小型車として、BMCの開発コードでADO15(ADO :Austin Design Officeの略)と呼ばれたミニが開発されました。ミニは1959年にオースチン セブンとモーリス ミニ マイナーの名前で登場しました。1962年にオースチン セブンは オースチン ミニに、1967年にモーリス ミニ マイナーはモーリス ミニに名称変更されました。また1968年にBMCがBLMCになると、モーリスとオースチンの区別が無くなりました。

 

 ミニはそれまでになかった2ボックス スタイルの斬新な小型車で、それを実現したのは横置きエンジンによる前輪駆動方式とゴムを用いたラバーコーン サスペンションでした。BMCの主任技術者アレック イシゴニスはエンジンの下にギヤボックスを配置するというイシゴニス方式を考案し、この方式で実用車に4気筒エンジンを横置き搭載した前輪駆動車はミニが世界初でした。オースチン製の4気筒848cc(34HP)エンジンを搭載し、約650kgの小型軽量ボディで4段変速、最高速125km/hの性能でした。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)の当時物で、1966年に発売されました。1/43より少し大きめの1/40でプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。メタル製のグリルなど少しごついですが、その辺がディンキー(英)らしいところです。ディンキー(英)は同じ型を使ったポリス仕様やワゴンのトラベラー/商用バンもモデル化していました。これ以外の当時物ミニカーはコーギー、スポットオン、ポリトーイなどがありました。当時物以外ではビテス、ブレキナ、コーギー、エリゴール、エブロ、イクソ、京商、ノレブ、オックスフォード、シュコーなど様々なサイズで非常にたくさんあります。 以下はディンキー(英)のフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MORRIS MINI MINOR 1
MORRIS MINI MINOR 2

 以下は1984年に発売されたエリゴールのオースチン ミニ パリジェンヌ(型番1113)の画像です。エリゴールのミニはキャビン部分の前後長が少し長いように感じます。ボディの黄色の部分は籐細工を模した飾りです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MORRIS MINI MINOR 3
MORRIS MINI MINOR 4

 以下は1980年に発売されたトミカ ダンディのモーリス ミニ クーパー S(1/43 型番DF22)の画像です。当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえで、ボンネット/ドア/トランク開閉のフルギミックで、室内も良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MORRIS MINI MINOR 3
MORRIS MINI MINOR 4

 以下はトミカ ダンディのモーリス ミニ クーパー Sのトランク/エンジン/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MORRIS MINI MINOR 3
MORRIS MINI MINOR 4

 以下は2014年に発売された国産名車コレクションのBMC ミニ クーパー S 1964年(No.213)の画像です。メーカーはイクソで、雑誌付きミニカーとして標準的な出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MORRIS MINI MINOR 3
MORRIS MINI MINOR 4

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MORRIS OXFORD MK VI 1961 UK

MORRIS OXFORD MK VI 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VANGUARDS VA05402 1/43 112㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.46m 全幅約1.61m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 55HP 4段変速
性能: 最高速126km/h
データーベースでモーリス オックスフォードのミニカー検索

 

モーリス オックスフォード MK VI イギリス 1961

 

 ピニンファリーナ デザインを採用したBMC車はファリーナ サルーンと呼ばれ、1958年に中型車が登場し、1959年には大型車が登場しました。中型車はモーリス オックスフォード MK V、MG マグネット MK IIIオースチン A55 ケンブリッジ MK II、ウーズレー 15/16などで、大型車(6気筒エンジン搭載)はオースチン A99 ウエストミンスター、ウーズレー 6/100、バンデン プラ プリンセスなどがありました。

 

 それぞれ同じようなデザインのボディでしたが、エンジンや内装が変えられていて、いわゆるバッジ エンジニアリングの車でした。これらの車は1961年にボディがマイナーチェンジされ、1968年頃まで生産されました。なおファリーナ サルーンの中/大型車は同じようなデザインになったことで各ブランドの独自性が損なわれ、あまり好評では無かったそうです。なおモーリス オックスフォード MK VI(1961年マイナーチェンジ版)は1971年まで生産されました。後継車はADO17シリーズのモーリス 1800(オースチン 1800の姉妹車)でした。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたバンガーズ製です。ファリーナ サルーンの中型車の代表であるモーリス オックスフォード MK VIをモデル化しています。ピニンファリーナによる同時期のフランスのプジョー 404とそっくり同じデザインとなっています。エッチング材のワイパーやフェンダーミラーなど細部をリアルに仕上げている反面ヘッドライトにダイヤカットしたガラス球を使うなど昔のコーギー流で仕上げたところもあり、私のようなロートル コレクターが懐かしさを感じる良い出来ばえです。これ以外のファリーナ サルーンは適当なミニカーがありませんが、外観的にグリルが違うだけでいずれも同じようなデザインです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MORRIS OXFORD V 1
MORRIS OXFORD V 2

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MORRIS 1100 1962 UK

MORRIS 1100 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE V98136 1/43 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.73m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 50HP 4段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでモーリス 1100のミニカー検索

 

モーリス 1100 イギリス 1962

 

 ミニの成功に続いて主任技術者アレック イシゴニスが手がけたのは開発番号ADO16と呼ばれるミニの上級車でした。横置エンジンの前輪駆動方式でボディの4隅にタイヤを配したスペース効率の高い基本設計はミニを踏襲していました。サスペンションはゴムのスプリングに液圧式の前後輪関連懸架機能を追加した、ハイドロ ラスティック方式というユニークな方式でした。

 

 ボディはピニンファリーナのデザインで、イギリス車らしいオーソドックスなフロントとテールフィンの付いた独特なリアがうまく融合したシンプルながら美しいデザインでした。最初のADO16はモーリス 1100で、1962年にデビューしました。BMC Aタイプと呼ばれる4気筒1.1L(50HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速125km/hの性能でした。1967年にはテールフィン部分を変更したMK IIにマイナーチェンジし、1.3Lエンジンが追加されるなどして1971年頃まで生産されました。優れた操縦性、居住性も相まって、ADO16シリーズはミニ同様に大ヒットしました。

 

 

 ミニカーはビテス製で1998年頃に発売されました。ビテスはモーリス、オースチン、MGなどADO16シリーズを20種類ほどモデル化しています。ビテスのADO16シリーズはプロポーションが良く、グリルやホイールなど各ブランドの違いをきちんと作り分けてあるので、集めると楽しいシリーズです。当サイトではモーリス、オースチンMGバンデン プラを紹介しています。モーリス 1100の当時物ミニカーとしてはディンキー、スポットオン、テクノなどがありました。最近の物ではヴァンガーズがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MORRIS 1100 1
MORRIS 1100 2

 以下は1963年に発売されたディンキー(英)の当時物のモーリス 1100の画像です。ビンテージ物のミニカーですから素朴な作りですが、それでもプロポーションはしっかりしていて良い出来ばえです。ボンネットが開閉するギミックが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MORRIS 1100 3
MORRIS 1100 4

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MORRIS MARINA COUPE 1971 UK

MORRIS MARINA COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 306 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.63m
エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 82HP 4段変速
性能: 最高速153km/h
データーベースでモーリス マリーナのミニカー検索

 

モーリス マリーナ クーペ イギリス 1971

 

 モーリス マリーナはBMCのADO15からADO17シリーズの前輪駆動車の流れから外れた後輪駆動車で、1971年に登場しました。中型車オックスフォードの後継車としてボディが大きくなり、フォードやヴォクスホールなどのアメリカ系ブランドのオーソドックスなFR車に対抗する車でした。画像はクーペですが、4ドア セダン、5ドア ワゴン、2ドア バンもありました。4気筒1.3L(60HP)/1.8L(82HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速153km/h(1.8L)の性能でした。

 

 旧式のサスペンションで操縦性に難があり、見た目もあまりぱっとしないのですが、このクラスにはこの手のオーソドックスな車を好むユーザーが多かったようで、商業的には成功しています。1975年にMK IIに発展し、1980年にジュジアーロがデザインした角張ったデザインのボディに一新し、アイタル(Ital)と改名しました。(参照画像→モーリス アイタル) アイタルは1984年まで生産され、この車がモーリス ブランドの最後の車となりました。

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたコーギーの当時物です。1/43サイズのビンテージ物のコーギーとしては最後の頃のミニカーです。当時の流行りだったスピードホイールがやや興覚めですが、室内やラインストーンのヘッドライトはコーギー流の作風で、コーギーらしい良い出来ばえです。ボンネットとドアの開閉ギミック付です。マリーナの当時物ミニカーはこれしかありませんが、最近の物ではバンガーズとオックスフォードが4ドアセダンをモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MORRIS MARINA COUPE 1
MORRIS MARINA COUPE 2

 以下は2003年頃に発売されたバンガーズのマリーナ 1800 セダン (1/43 型番VA06303)の画像です。このマリーナは安価(当時の2600円)だったのですが、エッチング材のワイパーやそこそこ再現された内装などは値段以上の良い出来ばえです。またバンガーズはコーギーのブランドですので、ラインストーンのヘッドライトなどかつてのコーギー流を引き継いだ懐かしい作風なので好きなブランドです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MORRIS MARINA 1
MORRIS MARINA 2

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BL (MORRIS) PRINCESS 1800HL 1975 UK

BL (MORRIS) PRINCESS 1800HL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VANGUARDS VA10200 1/43 104㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.73m
エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 82HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでBL プリンセスのミニカー検索

 

BL (モーリス) プリンセス 1800HL イギリス 1975

 

 1975年に登場したプリンセスは発売当初はオースチン/モーリス/ウーズレーの3ブランドの名前が付いていましたが、すぐにブランド名無しのプリンセスという名前に統一されました。(この時点でウーズレー ブランドが消滅) このプリンセスという名前はオースチンの高級車プリンセスを継承したものでしたが、実質的にはオースチン 1800(ADO17)の後継車でした。エンジンやサスペンションはオースチン 1800と同じで、4気筒1.8L(84HP)/6気筒2.2L(110HP)エンジンを搭載し、4段変速(3段AT)で最高速170km/h(2.2L)の性能でした。

 

 個性的なウエッジ シェィプのボディは、似たイメージのトライアンフ TR7をデザインしたハリス マンによるもので、賛否両論がありました。もともと5ドアハッチバックだったのを、一般受けするトランク付に変えたらしいですが、このクラスの車としては大胆なデザインでした。

 1978年にプリンセス 2に発展し、1982年にはサイドウィンドーを6ライト化して5ドアハッチバックにボディを一新し、オースチン アンバサダー(AMBASSADER)と改名して1984年まで生産されました。当時のBL車は製造品質の問題があり、この車も商業的にはさほど成功しませんでした。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたヴァンガーズ製です。ヴァンガーズはイギリスの老舗コーギーのブランドで、主に古き良き時代のイギリス車をモデル化しています。1/43のダイキャスト製でミニチャンプス並みのリアルな造形ながら値段はリーズナブル(当時の定価4000円ほど)なので、個人的には好きなブランドです。このプリンセスは丸型4灯なので4気筒エンジンを搭載したモーリス系のプリンセスをモデル化しています。プロポーション/細部の仕上げのどちらも優れていて、非常に良い出来ばえです。当時物のミニカーはディンキー(英)しかありませんでしたが、最近ではこのヴァンガーズや、オックスフォードがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BL(AUSTIN) PRINCESS 2200HL 1
BL(AUSTIN) PRINCESS 2200HL 2

 以下は1977年に発売されたディンキー(英)の当時物オースチン プリンセス(1/35 型番123 全長129㎜)の画像です。矩形ライトを持つオースチン ブランドのプリンセスで、6気筒2.2L(110HP)エンジンを搭載する2200HLをモデル化しています。この当時のイギリスでは1/35サイズの低コストのミニカーが主流となっていました。これもその類の物で、単に大きいだけの大味な作りで上安っぽいホイールが付いています。プロポーションもあまり良くないですが、特徴的なウエッジ シェィプのボディの雰囲気はおおよそ分かると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BL(AUSTIN) PRINCESS 2200HL 3
BL(AUSTIN) PRINCESS 2200HL 4

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