ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

BMW DIXI (3/15) 1928 GERMANY

BMW DIXI (3/15) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 82229417892 1/43 71mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m
エンジン 変速機: 4気筒 750cc 15HP 3段変速
性能: 最高速75km/h
データーベースでBMW ディキシーのミニカー検索

 

BMW ディキシー (3/15) ドイツ 1928

 

 1916年に設立されたドイツの航空機エンジンメーカー BFW(Bayerische Flugzeug Werken)が名前を変更して、BMW(Bayerishe Motoren Werke(バイエルン発動機製造会社)が設立されました。青と白のBMWのエンブレムはバイエルン州の旗(青と白の格子模様)に由来するもので、良く言われている高速回転している飛行機のプロペラのデザインだという説は正しくないようです。1920年代に2輪車製造に進出し水平対向2気筒エンジン搭載の2輪車R32で有名になりました。1928年にイギリスのオースティン セブンのライセンス生産をしていたディキシー社から製造権を得て4輪車のディキシーを発表しました。

 

 ディキシーの標準モデルは4気筒750cc(15HP)エンジン搭載で最高速75km/hでしたが、18HPにパワーアップし最高速90km/hの2シーターのスポーツ仕様や商用バンなどのバリエーションが追加されました。1929年には名前がディキシーから3/15に変更されました。1932年にオースチンとのライセンス契約を終了し、自社開発の3/20が登場しました。ディキシー(3/15を含む)は約2.5万台が生産されBMWの基礎を固めました。スポーツモデルが1930年のモンテカルロラリーでクラス優勝するなどディキシーは本家のオースティン セブン同様にレースで活躍しています。

 

 

 ミニカーは1997年頃にBMW特注品として発売されたシュコー製です。実車が小さいのでミニカーも70㎜程のサイズですが、リアルなフロントグリルやディスクホイールなどしっかりした出来ばえです。画像がモノクロに見えますが、フロントグリル上の大きめに作られた青いエンブレムで分かるようにカラー画像です。シュコーはカブリオレや商用バンもモデル化しています。シュコー以外のディキシーのミニカーは、PREMIUM CLASSIXXSの商用バン、オートアートの1/18、ブレキナの1/87、RICKOの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW DIXI 1
BMW DIXI 2

 以下は1997年に発売された上述したシュコーのバリエーションでディキシー 3/15 カブリオレ(1/43 型番02293)の画像です。黒/黄のカラーリングが鮮やかで、室内がそこそこ再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW DIXI CABRIOLET 1
BMW DIXI CABRIOLET 2

 以下は1970年頃に発売されたドイツのチィス(ZISS)の別ブランドであったR.W. MODEL製のディキシー カブリオレ(1/40? 型番57)の画像です。ワイヤースポークホイールを履いたスポーティな2座のカブリオレのモデルで、1/43より少し大きめにできています。全体的な色使いから少し玩具ぽっくみえますが、それなりにリアルに出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW DIXI CABRIOLET 3
BMW DIXI CABRIOLET 4

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BMW 315/1 1934 GERMANY

BMW 315/1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 2321 1/43 89mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.88m 全幅約1.44m
エンジン 変速機: 6気筒 1.5L 40HP 4段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでBMW 303/315/319 戦前のミニカー検索

 

BMW 315/1 ドイツ 1934

 

 ディキシーのライセンス生産を終了したBMWは、1933年に6気筒1.2Lエンジンを搭載した303を自社開発しました。2ドアセダンと2ドアカブリオレがあり、BMWを象徴するキドニーグリルはこの車のフロントグリルが始まりでした。さらにこの車はBMW初の6気筒エンジン搭載車で、これがBMWのシルキー6と呼ばれる滑らかに回る直列6気筒エンジンのはじまりでした。

 

 303をベースにして、1934年に4気筒845㏄(22HP)エンジンを搭載した309、1934年に排気量を1.5L(34HP)に拡大した315、1935年に排気量を1.9L(34HP)に拡大した319が登場しました。319は1937年に329(カブリオレ)と320(2ドアセダン)に変わりました。

 315/1は315 セダンをベースにしたロードスター形式のスポーツカーで、40HPにパワーアップしたエンジンを搭載し、最高速130km/hと上級車を凌ぐ性能でした。319をベースにした319/1 ロードスター(エンジン55HP)もありました。315/1は1934年のアルペン トライアルの優勝など、レースで活躍しBMWの名前を有名にしました。1937年まで生産され後継車328に変わりました。

 

 

 ミニカーはシュコー製で、1996年頃に発売されました。全長89㎜の小さなミニカーですが、ウインドー枠、ワイパー、フロントグリルなどに精密なエッチングパーツを使っているので、ウインドー周りやフロントグリルはかなりリアルです。また塗装がきれいで室内の造形もリアルなど、非常に素晴らしい出来ばえです。なお2018年現在でも315/1の量産ミニカーはシュコー製しかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 315/1 1
BMW 315/1 2

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BMW 328 1937 GERMANY

BMW 328 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 2542 1/43 86㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.55m
エンジン 変速機: 6気筒 2L 80HP 4段変速
性能: 最高速155km/h
データーベースでBMW 320/326/327/328/335 戦前のミニカー検索

 

BMW 328 ドイツ 1937

 

 前述したように319/1は319をベースにしたロードスター形式のスポーツカーで、6気筒1.9L(55HP)エンジンを搭載し、最高速139km/hの性能でした。この319/1の後継車として1937年に登場したのが328です。328は6気筒2L(80HP)エンジンを搭載し、4輪独立懸架や油圧式ブレーキなど先進的な設計で、最高速155km/hの性能でした。328のレーシング仕様はエンジン出力が最終的に120HPに達し、最高速200km/hオーバーと高性能でした。

 

 328のレースでの成績は1938年ミッレ ミレアでクラス優勝、ハードトップを付けた流線型のクーペタイプが1939年ルマンで総合5位(クラス優勝)、クーペタイプが1940年ミッレ ミレアで総合優勝など大活躍し、当時の2Lクラスでは最強の車でした。約500台ほどが生産されました。328は戦前のBMWスポーツカーのなかで一番有名な車でした。

 

 

 ミニカーはシュコー製で、1997年頃に発売されました。1970年代に倒産したシュコーは1996年頃に再起し、同時期のミニチャンプスと同等レベルのマニア向けミニカーを製作し現在に至っています。この328は実車が小さいので全長86㎜のかわいいサイズですが、エッティング材を使ったフロントグリルとウインドスクリーン枠/ワイパー、細いボンネット固定ベルト、リアルなメータなど非常に緻密な仕上げがされています。赤/黒のカラーリングもきれいで、素晴らしい出来ばえです。(ただしフロントグリルを左右一体化しているのはやや手抜きですが) シュコーは色違いやミッレ ミリア仕様など数種類をモデル化しています。これ以外の328のミニカーとしては、オートアートの1/18、ポリトーイの1/16、ビテス、ミニチャンプスの1/18、BUB PREMIUM CLASSIXXSの1/12などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 328 1
BMW 328 2

 以下は1985年頃に発売されたビテスの328 ミッレ ミリア(型番221)の画像です。ビテスの初期物で、当時のミニカーとしてはそこそこの出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 328 3
BMW 328 4

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BMW 327 1941 GERMANY

BMW 327 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DETAILCARS 332 1/43 105㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 6気筒 2L 80HP 4段変速
性能: 最高速139km/h
データーベースでBMW 320/326/327/328/335 戦前のミニカー検索

 

BMW 327 ドイツ 1941

 

 前述したように303をベースにして1935年に1.9Lの319が登場しました。1936年には6気筒2L(50HP)エンジンを搭載する326(4ドアセダン)が登場しました。326はBMW初の4ドア車で、トーションバー式のリアサスペンションや油圧ブレーキの採用など先進的な設計で、高価でしたが人気がありました。327は326の高性能版でエンジンを55HPにパワーアップしており、クーペとカブリオレがありました。これをさらに80HPまでチューンした高性能版もありました。この327は戦後のスポーツカー503/507に繋がるものでした。

 

 319は1937年に329(カブリオレのみ)に発展しますが、すぐに326をベースにして同年に登場した6気筒2L(45HP)エンジンを搭載した320(2ドアセダン/カブリオレ)に切り替わりました。320は1938年には改良型の321に発展しました。321は戦後も1950年まで生産されました。

 326の成功でBMWは高級車市場への進出を図り、1939年には326をベースにして6気筒3.5L(90HP)エンジンを搭載した335(4ドアセダンと2/4ドアカブリオレ)を登場させました。335は全長約4.84mと336より大きな4ドアセダンで、4段変速で最高速145㎞/hの性能でした。こんな具合にBMWの4輪車は徐々に充実していきました。

 

 

 ミニカーはディテールカー製で、1995年に発売されました。ディテールカーはイタリアのCDCグループのブランドで、1992年頃から主に1/43のダイキャスト製ミニカーを作っていました。ディテールカーはその名のとおりディテールにこだわった良い出来ばえのミニカーが多く、当時の他社ブランド(コーギーやソリドなど)でも販売されました。この327もフロントグリルの造形がリアルで、赤/黒のカラーリングのクーペボディが良く再現され、当時としてはかなり良い出来ばえでした。これ以外の327のミニカーは、ブッシュの1/87、ユニバーサル ホビー(たぶんディテールカーのOEM?)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 327 1
BMW 327 2

 以下は1996年頃に発売されたシュコーの335(型番02231)の画像です。前述した同時期のシュコーの315/1ほど凝った作りではないですが、そこそこ良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 335 1
BMW 335 2

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BMW 501 1952 GERMANY

BMW 501 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHOCO 2013 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 2L 65HP 4段変速
性能: 最高速140km/h
データーベースでBMW 501/502のミニカー検索

 

BMW 501 ドイツ 1952

 

 第ニ次大戦の敗戦で一部の工場を東ドイツ側に接収されてしまったBMW社はなかなか再建ができませんでした。他社との合併も検討されましたがうまくいかず、大量生産の目処が立たないBMWは高級車の少量生産という方針を立てました。こうして戦前の326の直列6気筒2Lエンジンを搭載した新型の501が登場したのは1952年でした。当初の6気筒エンジンはパワー不足でしたが、1958年に後述する502用のV型8気筒2.6L(100HP)エンジンに変更され、性能が向上しました。この車は技術的には認められましたが、このような高級車が敗戦直後のドイツで売れるはずもなく商業的には失敗でした。

 

 BMWが再建に苦しんでいる時に、東ドイツが接収したBMWのアイゼンナッハ工場では戦前の321のコピーが生産されていました。さらにこの車はBMW 340という名前で、西側に輸出されていました。BMWはこの会社を告訴し車名をBMWからEMW(アイゼンナッハ モータ 製造会社)に変更させています。EMWという車がBMWにそっくりなのはそういう経緯です。この偽BMWのEMW 340のミニカーをイクソの系列ブランドISTが2008年にモデル化しています。

 

 

 ミニカーは1995年に発売されたシュコー製です。シュコーは1970年代に一度倒産しその後1990年代に再起していますが、これはその再起したころに作られたものです。少しレトロな作風ですが、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。ボンネット、トランク、ドアが開閉できるギミックも付いてます。以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開板エンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 501 1
BMW 501 2

 以下は同じシュコーのバリエーションで502 カブリオレ(1/43 型番02022)の画像です。これは4ドアのカブリオレ(フェートン)ですが、実車では2ドアクーペ/カブリオレのほうが一般的でした。いかにもそれらしい感じの赤い内装が似合っていて、良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 501 CABRIOLET 1
BMW 501 CABRIOLET 2

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BMW 502 1954 GERMANY

BMW 502 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHOCO 2015 1/43 109㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: V型8気筒 2.6L 100HP 4段変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでBMW 501/502のミニカー検索

 

BMW 502 ドイツ 1954

 

 1952年に登場した501には高級車に見合う新型のV型8気筒エンジンを搭載する予定でしたが、開発が遅れていました。1954年にV型8気筒2.6L(100HP)が完成しそれを搭載した502が追加されました。502は戦後初のV型8気筒エンジン搭載の高級車で、メルセデス ベンツのV型8気筒エンジン搭載車600より9年も早かったのでした。ボディは501と同じですが、クロームメッキの装飾トリムが多くフォグランプが標準装備されていました。なお1958年には501にもV型8気筒エンジンが搭載されましたので、501は502の廉価版という扱いになりました。

 

 502の最高速は160㎞/hで、これはメルセデス ベンツの同じクラスのセダンよりも早く、当時のドイツでは最速の4ドアセダンでした。最終モデルはV型8気筒3.2L(160HP)エンジンを搭載し、最高速は190Km/hに向上していました。502はBMWのイメージ再興に寄与しました。しかし前述したように敗戦直後のドイツではこのクラスの高級車の需要は限られていましたので、実績のあるメルセデス ベンツにはかないませんでした。501/502は1964年まで生産され、総生産台数は6気筒エンジン車が約9000台、V型8気筒エンジン車が約5500台でした。

 

 

 ミニカーは501と同じシュコー製で、1995年頃に発売されました。シュコーは1970年代に一度倒産しその後1990年代に再起していますが、これはその再起したころに作られたものです。前述した501と同じように見えますが型が変更されていて、フロントグリルや室内がよりリアルに再現されています。ただしギミックが全て削除されているのに501とほぼ同じ値段だったのはなんとなく損したような気がしました。(ギミック削除はコストダウンですから) これ以外の501/502のミニカーは、ジク(SIKU)の当時物、ミニチャンプス、ディテールカー、オートアートの1/18などがあります。 以下はシュコーのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 502 1
BMW 502 2

 以下は1996年に発売されたミニチャンプスの502(1/43 型番430022400)の画像です。キャビン部分がやや小さめで、プロポーション的にはいまひとつの感じがします。ミニチャンプスは501もモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 502 5
BMW 502 6

 以下は1995年に発売されたディテールカーの502 クーペ(1/43 型番245)の画像です。ディテールカーはイタリアのCDCグループのブランドで、1992年頃から主に1/43のダイキャスト製ミニカーを作っていました。ディテールカーはその名のとおりディテールにこだわった良い出来ばえのミニカーが多く、当時の他社ブランド(コーギーやソリドなど)でも販売されました。この502 クーペもクーペボディが良く再現され、ツートンカラーのカラーリングも綺麗で、当時としてはかなり良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 502 COUPE 1
BMW 502 COUPE 2

 以下は1995年に発売されたディテールカーの502 カブリオレ(1/43 型番242)の画像です。上記のクーペのバリエーションで、これもツートンカラーのカラーリングが綺麗で良く出来ています。オープンカーなので、そこそこ良く再現された室内を見ることができます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 502 CABRIOLET 1
BMW 502 CABRIOLET 2

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BMW ISETTA 250 1955 GERMANY

BMW ISETTA 250 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 2302 1/43 54㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.3m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 空冷単気筒 250cc 12HP 4段変速
性能: 最高速84km/h
データーベースでBMW イセッタのミニカー検索

 

BMW イセッタ 250 ドイツ 1955

 

 戦後のBMWが続けた高級車路線は、敗戦直後のドイツでは成立しませんでした。そこでBMWは高級車路線を転換して、小型大衆車の生産を始めました。量産に適した車種としてBMWがライセンス契約を結んだのはイタリアのイソ社の超小型車イセッタでした。おそらくBMWのモータサイクルのエンジンが流用できるので、イセッタが選択されたと思います。ただ高級車メーカーがこのような小型車に切り替えたのですから、よほど財政的に苦しかったのでしょう。

 

 リアに搭載する2サイクル単気筒エンジンの騒音振動対策としてエンジンを自社の4サイクル強制空冷単気筒250cc/300ccエンジンに切り替えて、1955年に発表したイセッタ 250/300は大成功を収めました。この車は2人乗りで、前面にあるドアはステアリングホイールやメーターパネルもろとも前方に開く独特の構造です。なお3輪車のように見えますが、後輪はデファレンシャルギヤを省略した狭いトレッドの2輪となっているので、4輪車です。この車をコピーした車がイギリスではハインケル トロージャンとして販売されましたが、そちらは税制上優遇される3輪車でした。

 

 

 ミニカーはシュコー製で、1996年に発売されました。全長54㎜の小さいミニカーながら、灯火類などの細かいところも良く再現されていて非常に良くできてます。特に最大の特長であるステアリング ホイールとともに前方に開くドアが、実際に開閉できるのはとても面白いギミックです。(ドアを開けるのには少しコツがありますが) シュコーは荷台の付いた商用車仕様や1/64や1/87もモデル化しています。イセッタは見た目が面白いので、ミニカーがたくさんあります。プレミアム クラシックスの1/12、BUBの1/87、ホンウェルの1/43と1/72、イクソの1/43などがあります。 以下はシュコーのフロント/リアの拡大画像と俯瞰/ドアの開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW ISETTA 250 1
BMW ISETTA 250 2

 以下はキャンバストップを開いたバリエーション(型番02092)の画像です。大きさを比較するために、軽自動車(HI-STORY製 ワゴン R)と並べてみました。昔の車ですからずいぶん小さいですが、このデザインは魅力的です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW ISETTA 250 1
BMW ISETTA 250 2

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BMW ISETTA 250 LIEFERWAGEN 1955 GERMANY

BMW ISETTA 250 LIEFERWAGEN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 2411 1/43 54㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.3m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 空冷単気筒 250cc 12HP 4段変速
性能: 最高速84km/h
データーベースでBMW イセッタのミニカー検索

 

BMW イセッタ 250 商用車 ドイツ 1955

 

 戦後のBMWが続けた高級車路線は、敗戦直後のドイツでは成立しませんでした。そこでBMWは高級車路線を転換して、小型大衆車の生産を始めました。量産に適した車種としてBMWがライセンス契約を結んだのはイタリアのイソ社の超小型車イセッタでした。おそらくBMWのモータサイクルのエンジンが流用できるので、イセッタが選択されたと思います。ただ高級車メーカーがこのような小型車に切り替えたのですから、よほど財政的に苦しかったのでしょう。

 

 リアに搭載する2サイクル単気筒エンジンの騒音振動対策としてエンジンを自社の4サイクル強制空冷単気筒250cc/300ccエンジンに切り替えて、1955年に発表したイセッタ 250/300は大成功を収めました。この車は2人乗りで、前面にあるドアはステアリングホイールやメーターパネルもろとも前方に開く独特の構造です。なお3輪車のように見えますが、後輪はデファレンシャルギヤを省略した狭いトレッドの2輪となっているので、4輪車です。全長2.4mの非常に小さな車ですが、ライトやワイパーもちゃんとついていて最高速度も84km/hという立派な自動車でした。またこの画像のように荷物台を付けて商用車としても使ったようです。

 

 

 ミニカーはシュコー製で前述した型番02302のバリエーションで、荷物台の付いた商用車仕様です。型番02302より製作時期が少し新しいので、豆のように小さなワイパーやドアミラーが追加されて仕上げがリファインされています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロントの拡大画像で小さなワイパーと左側Aピラーに付いた小さなドアミラーがあるのがわかります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW ISETTA 250 LIEFERWAGEN 1
BMW ISETTA 250 LIEFERWAGEN 2

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BMW 503 1956 GERMANY

BMW 503 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DETAIL CARS 253 1/43 109mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: V型8気筒 3.2L 140HP 4段変速
性能: 最高速190km/h
データーベースでBMW 503のミニカー検索

 

BMW 503 ドイツ 1956

 

 戦後のBMWは高級車の少量生産という経営方針を立てました。その方針に従って6気筒/8気筒エンジンを搭載する高級車501/502が登場しました。さらにその延長としてよりスポーティな高級パーソナルカーも企画され、1955年に503と507が同時に発表されました。503は2+2シーターのクーペ/カブリオレで、507は2シーターのロードスターでした。見た目が派手な507はかなり有名ですが、ややおとなしい503はあまり知られていません。

 

 503はドイツ系アメリカ人デザイナーがデザインした美しいクーペ/カブリオレボディに、502のV型8気筒3.2Lエンジンを搭載していました。当初はメルセデス ベンツ 300Sと同等のスポーティな高級車として大量生産で安価提供する予定だったようですが、開発に失敗し同時期のメルセデス ベンツ 300SLと同じぐらいの高価格車となってしまいました。その為たった400台ほどしか生産されず、商業的には大失敗でした。

 

 

 ミニカーはディテールカー製で、1995年に発売されました。ディテールカーはイタリアのCDCグループのブランドで、1992年頃から主に1/43のダイキャスト製ミニカーを作っていました。ディテールカーはその名のとおりディテールにこだわった良い出来ばえのミニカーが多く、当時の他社ブランド(コーギーやソリドなど)でも販売されました。2000年頃に破産しフランクリン ミントに売却されたようです。この503のミニカーも当時としてはかなり良い出来ばえで、503が2+2シーターのクーペとしてやや大柄な車だったことがミニカーから分かります。これ以外の503のミニカーは、シュコーのクーペ/カブリオレ、ユニバーサルホビーのクーペ、JADIのクーペ/カブリオレ(1/18)、ブレキナのクーペ(1/87)などがあります。 以下はディテールカーのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 503 1
BMW 503 2

 以下はディテールカーのバリエーションで幌を立てた503 カブリオレ(型番256)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503 3
BMW 503 4

 以下は1995年頃に発売されたシュコーの503 カブリオレ(型番02243)の画像です。ディテールカーと同等の良い出来ばえですが、車高が低すぎて実車のイメージから外れています。(経年変化でサスペンションがへたった訳ではなく、最初からこの設定だったようです)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503 5
BMW 503 6

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BMW 507 1956 GERMANY

BMW 507 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 430022508 1/43 101mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: V型8気筒 3.2L 190HP 4段変速
性能: 最高速228km/h
データーベースでBMW 507のミニカー検索

 

BMW 507 ドイツ 1956

 

 戦後のBMWは高級車の少量生産という経営方針を立てました。その方針に従って6気筒/8気筒エンジンを搭載する高級車501/502が登場しました。さらにその延長としてよりスポーティな高級パーソナルカーも企画され、1955年に503と507が同時に発表されました。503は2+2シーターのクーペ/カブリオレで、507は2シーターのロードスターでした。見た目が派手な507はかなり有名ですが、ややおとなしい503はあまり知られていません。

 

 この当時のBMWで一番有名なモデルがこの507です。戦前の328同様の硬派のスポーツカーで、見た目も実にかっこいい車です。見て目だけではなく、最も高性能なモデルは502の3.2Lエンジンを190HPまでチューンし、最高速は228km/hと当時のスーパーカーでした。同時期のメルセデス ベンツ 300SLと同じくらいの高価格車で、たった250台ほどしか生産されていません。約1400台が生産された300SLよりもむしろずっと希少な車だったわけです。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、1993年に発売されました。ミニチャンプスとしては初期の物ですが、当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。ミニチャンプスは車高を低く設定して実車よりもかっこよく見せるデフォルメをよく行いますが、この507もそのデフォルメがされています。これ以外の507ミニカーとしては、メルクリンの当時物、マッチボックスのYシリーズ、シュコー、ノレブ、デルプラドの世界の名車シリーズなどがあります。 以下はミニチャンプスのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 507 1
BMW 507 2

 以下は2001年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズの507 (No.11)の画像です。雑誌付きミニカーとして、値段相応の出来ばえでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 507 3
BMW 507 4

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