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ダイハツ ミゼット II カーゴ 日本 1997年
ダイハツの軽自動?ミゼット IIが1996年に登場しました。1950年代に登場したミゼットのコンセプトを引き継いだ車で、一般商店などの配送業務用でした。初代ミゼットは3輪車でしたがミゼット IIは安定性のある4輪車となり、当初は1人乗りのピックアップのみでスペアタイヤをフロントに装着していました。全長約2.9mX全幅約1.34mの車体サイズは軽自動車より小さく、小回りが利くので取り回しが楽で見た目がかわいいのが売りでした。3気筒660cc(31HP)エンジンをフロントに搭載する後輪駆動車で、4段変速で最高速は約100km/h、最大積載?は150kgでした。当時の価格は約46-88万円であまり安くはなかったようです。
1997年に後部に荷室の付いたバンのカーゴが追加されました。カーゴには2人乗りで3段自動変速仕様も設定されました。また2人乗り3段自動変速仕様で内外装を豪華にした特別仕様?カスタムが設定されました。(カスタムには後にエアコンも装備されました)1999年の軽自動?規格改定/衝突安全基準の強化に対応して、エンジンの燃料噴射化(33HP)、バンパー大型化、衝撃吸収ハンドル採用、運転席エアバッグのオプション設定などの変更が行われ、スペアタイヤが運転席背後に移動しました。(全長も少し大きくなりました) 2001年に生産中止となり、総生産台数は約1.4万台と希少な存在の車でした。
ミニカーは1998年に発売されたMテック製の当時物ミニカーです。ミゼット II カーゴ 2人乗りをモデル化しています。当時の定価が1000円と安価なミニカーでしたが、実車の雰囲気がうまく再現されています。また室内などの細部も値段相応ながら良く仕上げてあります。テールゲートが開閉するギミック付で、荷台部分の屋根の中央に大きな突起が見えますが、これはこのテールゲートのヒンジを固定する為の台座です。(何か仕掛けがあるように見えますが単なる台座です) これ以外のミゼット IIのミニカーはトミカの当時物 ピックアップ 1/50、スパーク(レジン製)のピックアップとカーゴ、国産名車コレクション 1/24があります。 以下はフロント/リアの拡大画像とテールゲートの開閉画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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クライスラー プリムス プロウラー アメリカ 1998年
プリムス プロウラーは1993年のデトロイト モーターショーで公開されたコンセプトカーで、1930年代のホットロッドのようなレトロなデザインのロードスターでした。当初は市販される予定ではなかったようですが、人気が高かったので1998年に市販化されました。市販化にあたり、安全装備として前後バンパーが追加されリアデザインが変更されましたが、サイクルフェンダーを持つホットロッド風ロードスターの基本スタイルはそのままでした。V型6気筒3.5L(214HP)エンジンをフロントに搭載する後輪駆動車で、軽量故に加速が良く最高速230㎞/h以上(ただし190km/hのリミッター付)と高性能でした。(実車画像→ プリムス プロウラー コンセプトカー 1993)
プロウラーは見た目はレトロですが、リアに小さなトランクが付いていたので最低限の実用性があり、ソフトトップ、エアコン、オーディオが装備され乗り心地も悪くなかったそうです。一般向けではなかったですが、ホットロッド好きのマニアックなアメリカ人には人気があったようです。2001年にプリムス ブランドが廃止されたので、以後はクライスラー プロウラーに名前が変更され2002年まで生産されました。総生産台数は約1.1万台でした。実質的な後継車は2004年に登場したクライスラー クロスファイアー (ロードスター仕様)でした。(実車画像→ クライスラー クロスファイアー 2006)
ミニカーは2002年頃に発売されたユニバーサルホビー製のEAGLE RACE シリーズの1台です。プリムス プロウラー 初期型をモデル化ています。特徴的な尖ったノーズとヘッドライト周りとバンパー、サイクルフェンダー、太いリアタイヤなどがうまく再現されていて、とても良く出来ていました。定価2400円ほどの安価なミニカーでしたが、室内はインパネの5連メーターやオーディオまで再現され、床下部分の造形も結構リアルに出来ていました。幌付きなどのバリエーションが数種類ありました。これ以外のプロウラーのミニカーはマッチボックス、ダンバリー ミントの1/24、アーテルの 1/24、アンソンの1/18、ジョニーライトニングの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ S500 (W220) ドイツ 1998年
メルセデス ベンツ Sクラスの4代目 W220が1998年に登場しました。先代のSクラス(W140)の大きさが批判されたことから、ボディはコンパクトになりました。(全長5.12mから5.04mにサイズダウン) デザイン的にも威圧感をなくした軽快でシンプルなスタイルになりました。反面他社との競争からコストダウンされた部分があり、その意味では先代のような圧倒的な品質の高さはなくなりました。エンジンはS320がV型6気筒3.2L、S430/S500がV型8気筒4.3L/5L、S600がV型12気筒5.8L(367HP)で、ロングホイールベースのL仕様がありました。
ドアミラー内蔵式ウィンカーはこのW220が世界で初めて採用したもので、その後他社に波及していきました。2002年のマイナーチェンジで、ライトの形状やグリルの大型化、内装の品質向上などが行われ、従来のメルセデス ベンツらしさ(重厚さや威圧感?)が足りないとする旧来のユーザーの要望に応えました。ツインターボ化した12気筒6L(612HP)エンジンを搭載したS65L AMGなどの高性能版も設定されました。2005年に後継車のSクラス 5代目 (W221)にモデルチェンジしました。
ミニカーはマイストの当時物で2000年頃に発売されました。マイストのミニカーは1/18が主流ですが、数種類ほど1/43(たぶん他社からのOEM品かも)を販売していました。このS500はメルセデス ベンツの販促プロモーション用に作られたようで、全体的な雰囲気が実車のイメージを良く再現していて、当時としてはかなり良い出来ばえでした。ドアミラー内蔵式ウィンカーが再現され、室内も結構リアルに再現されています。 これ以外のW220のミニカーはミニチャンプス、シュコー、ハイスピード(1/43、1/87)、ヴィーキングの1/87、サンスターの1/18のプルマン、ノレブの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スマート シティ クーペ (W450) ドイツ 1998年
「スウォッチ」ブランドの腕時計を製造するスイスのスウォッチ グループは幅広い事業分野を持つ複合企業で、簡便な超小型車を開発し販売することを企画しました。当初はフォルクスワーゲンとの提携を考えていましたが、競合する小型車を持つフォルクスワーゲンとの提携はかなわず、小型車を持たないダイムラー ベンツとの合弁にてMCC(Micro Car Corporation)社が設立されました。
MCC社は1998年に2人乗り超小型車 スマート シティ クーペを発売しました。この車の特徴は2階建て構造のフレームで、床下にエンジンや変速機などが収められ、その上に客室が載っています。これは1997年に登場したメルセデス ベンツ Aクラスと同じ構造で、小型車の衝突安全性を高めることができました。なおスマートは「トリディオン セーフティ セル」と称する鋼鉄製の頑丈な枠(側面画像の黒い部分)で室内が囲まれていることでも安全性を確保しています。
ただしこの構造は必然的に車高が高くなり、重心位置が上がります。これは横転しやすいことになり、スマートもAクラスも発売当初はこのことが問題となりました。車体と操縦性制御システムを改良してこの問題は解決されましたが、多大なコストが掛りました。スマートは期待したほど売れず事業は赤字で、スウォッチは2000年に事業から撤退し、MMCはダイムラー クライスラー(ベンツ)の100%子会社となりました。スマートは2002年のマイナーチェンジでライトの形状が変更<され、エンジンが698ccに拡大されました。2004年に4人乗りのフォーフォー(FORFOUR)が登場した際に、シティ クーペは名前がフォーツー(FORTWO)に変わりました。
ミニカーはヘルパ製で1998年に発売された当時物です。小さいながらもダイキャスト製で重く、内装もそこそこ再現され、かなり良い出来ばえです。カラーバリエーションが多く、たぶん販促用としても使われたようです。これ以外ではミニチャンプスもありますが、スマートのミニカーはBUSCH(1/87)が初代から3代目までを圧倒的に多くモデル化しています。見た目がかわいいので、ミニカーにすると万人受けするのでしょう。 以下はフロント/リアの拡大画像と俯瞰/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 325i (E46) ドイツ 1998年
BMW 3シリーズの4代目(E46)が1998年に登場しました。先代のスタイルを引き継ぎ、全体的に丸みを帯びたデザインとなっていました。当初はセダンのみで、エンジンは新開発のバランスシャフト付4気筒1.9L(318i)、6気筒2L/2.3L/2.8Lでした。1999年にクーペとツーリング(ワゴン)が、2000年にカブリオレが追加されました。(クーペはモデル名にCが追加されるようになった)
2000年に6気筒エンジンが新型になり、2002年のマイナーチェンジでセダンとツーリングが、2003年のマイナーチェンジでクーペとカブリオレがフロント/バンパーなどの意匠が変更されました。2000年にE46ベースのM3(クーペ/カブリオレ)が登場し、非常に高性能なDOHC 6気筒3.2L(343HP)エンジンを搭載していました。レース車のストリート仕様(DOHC V型8気筒4Lエンジン)M3 GTRも2001年に限定生産されました。E46ベースのコンパクト(モデル名 Ti)は2001年に設定されました。エンジンは4気筒1.8L/2L(318ti)、6気筒2.5Lでした。E46は多くのバリエーション展開がなされ、2006年まで生産されました。2005年に3シリーズの5代目(E90)にモデルチェンジしました。(実車画像→ BMW 3シリーズ (E90))
ミニカーは1998年頃に発売されたシュコー製の当時物です。これはBMW特注品として販売されたもので、フロントグリルの造形などレベルの高い出来ばえで、とても良く出来ています。(特注品でないカタログモデルもあります) この頃のシュコーはドア開閉などのギミックがなくなりつつありましたが、この325i(E46)にはまだボンネット開閉のギミックが付いています。エンジンルームにはBMWのロゴが付いたエンジンがリアルに再現されています。シュコーはカブリオレもモデル化しています。これ以外の3シリーズ(E46)のミニカーはミニチャンプスがセダン以外の全モデル(ツーリング/クーペ/カブリオレ/コンパクト/M3 クーペ/M3 カブリオレ/M3 GTR)、ヘルパのセダン/ツーリング/カブリオレ/コンパクト、京商のコンパクト/カブリオレ/GTR、スパーク(レジン製)のセダンなどたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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