ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

PEUGEOT 206 XT PREMIUM 1998 FRANCE

PEUGEOT 206 XT PREMIUM
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 206 XT PREMIUM


NOREV 472600 1/43 90㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.84m 全幅約1.67m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 75HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速168km/h  データーベースでプジョー 206のミニカー検索

プジョー 206 XT プレミアム フランス 1998年

 

 1998年にプジョー 205の後継車として206が登場しました。極端な吊り目ヘッドライトとそれに呼応したテールライトは社内デザインだったそうで、このスタイルがその後のプジョーの特徴となりました。横置きエンジンの前輪駆動車で、当初ボディは3/5ドアハッチバックのみでした。当初のエンジンは4気筒1.1L/1.4L/1.6L、高性能版GTI(S16)用のDOHC 4気筒2L(137HP)、4気筒1.9Lディーゼルがありました。

 

 GTIをベースにして4WD化した206 WRCが開発され、プジョーは1999年からラリー選手権に参戦しました。206 WRCは2000年から3年連続で総合優勝していて、圧倒的に強かったようです。2003年には206のラリーでの活躍を記念して、GTIをさらに177HPまでチューンしたRCが設定されました。

 2001年には1.6LエンジンがDOHC化され、電動開閉式ハードトップを持つカブリオレのCC、ステーションワゴンのSWが追加されました。2006年にイラン コードロ(Iran Khodro)社と共同開発したノッチバックの4ドアセダンが中東/中国/ロシア地域などで追加されました。2009年にブラジルで開発された206の改良版が206+という名前でフランスでも2012年まで販売されました。このように206は世界中で大ヒットし、プジョーのベストセラーカーとなりました。後継車の207が2006年に登場した後も、フランスでは2010年まで生産されました。(総生産は約800万台以上とのこと)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたノレブ製の当時物です。2000年頃からノレブは高品質なミニカーを発売するようになりました。老舗だけあって腕利きの型職人がいるようで、プロポーションから細部の仕上げまでレベルの高い良い出来ばえになっています。(ただしその分当時はやや高価でしたが) この206もプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。室内などの細部も良く仕上げてあり、とても良い出来ばえです。ノレブはこのXT(ベーシック仕様)以外にも、CC、SW、RC、WRC、206+など20種類以上をモデル化していました。特にCCはハードトップが実車同様に開閉する高度なギミックが付いていました。ノレブ以外の206のミニカーはソリドの206 CC、ホンウェルやAWMの小スケール、イクソやビテスのラリー仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 206 XT PREMIUM 1
PEUGEOT 206 XT PREMIUM 2

 以下は2002年に発売されたノレブ製の206 CC(1/43 型番472623)の画像です。上記のハッチバックのバリエーションで、カブリオレのCCをモデル化しています。セダン同様に良く出来ていて、オープンカーなのでセダンよりも室内がリアルに再現されていました。さらにルーフが実車に即した構造で開閉する凝ったギミックが付いていました。なおこのギミックはノレブが何らかの特許(製造方式かな?)を取っているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 206 CC 1
PEUGEOT 206 CC 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 206 CC 3
PEUGEOT 206 CC 4

 以下はルーフ開閉ギミックの動作画像です。1/43サイズながら実車に即した構造でルーフが開閉するのは秀逸でした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 206 CC 5

 以下は2000年に発売されたソリド製のプジョー 20ハート (1/43 型番1559)の画像です。20ハート(ハートは絵文字のハートマーク)は1998年のジュネーブモーターショーで発表された206 CCのコンセプトカーでした。206 CCはほぼこのコンセプトカーのままで市販されました。これもプロポーションが良く、コンセプトカーの雰囲気がうまく再現されていました。当時の定価は2000円で上記のノレブ製の半額以下でしたが、値段相応以上の良い出来ばえでした。(実車画像→ プジョー 20ハート 1998) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 206 CC 7
PEUGEOT 206 CC 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 206 CC 9
PEUGEOT 206 CC 10

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FIAT MULTIPLA 1998 ITALY

FIAT MULTIPLA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT MULTIPLA


SOLIDO 1547 1/43 94㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.99m 全幅約1.87m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 103HP 5段変速変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでフィアット ムルティプラ のミニカー検索

フィアット ムルティプラ  イタリア 1998年

 

 1950年代に登場した小型ワンボックス車フィアット 600 ムルティプラの2代目が1998年に登場しました。フロントウインドの下に段差があるなどこの車の外観は極めて個性的(奇抜)で、実際に市販されたことが不思議なくらいでした。なおAピラーの下のグリルのように見える穴はヘッドライト(ハイビーム)です。バカンス等で使うフェリーボートの料金が安くなるということで全長を4m以下に抑えていました。全長を抑えたかわりに全幅を1.87mと大きくして3人掛けシートの2列で6人乗りとしシート背後に広い荷室も確保していました。横置きエンジンの前輪駆動車で、当初のエンジンはDOHC 4気筒1.6L(103HP)、4気筒1.9L(105HP)ターボディーゼルでした。

 

 さすがにこのデザインは不評だったのでしょう。2004年のマイナーチェンジで、フロントウインド下の段差をなくした一般的なデザインに変更されました。その際に全長が4.08mとなり、初期型のフェリー積載料金のメリットが無くなりました。2010年まで生産され、後継車は2012年に登場したミニバン 500Lのようです。(実車画像→ フィアット ムルティプラ 2004フィアット 500L)

 ムルティプラのデザインは全長が4m以下という点も含めて、2001年に発売されたホンダ モビリオによく似ていました。モビリオはヨーロッパに輸出されていたので同じような発想だったのかも知れません。また2列シートの6人乗りの国産車としては2004年発売のホンダ エディックス(全幅約1.795m)がありました。(実車画像→ ホンダ モビリオホンダ エディックス)

 

 

 ミニカーは1999年に発売されたソリドの当時物です。ソリドの型番15**の1500シリーズはどちらかというと廉価版ミニカーの類でしたが、このムルティプラは個性的なボディがうまく再現されていて良く出来ていました。ヘッドライト(ハイビーム)がデカール仕上げなのはやや残念ですが、室内の3人掛けシートやインパネなどの細部は結構リアルに再現されていました。ソリドは現在ヨーロッパ最大の玩具グループのSIMBA DICKIEグループの傘下ですが、同じグループ内のマジョレットからもこの型を流用したほとんど同じ物が販売されていました。ソリドは2004年にデザイン変更された後期型もモデル化していて、そのマジョレット版もありました。なおソリド/マジョレット以外のムルティプラ 2代目の量産ミニカーは2023年現在でもないようです。(2024年にOTTO MOBILEがレジン製で前期型をモデル化しました) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT MULTIPLA 1
FIAT MULTIPLA 2

 以下は2000年頃に発売されたマジョレット製のフィアット ムルティプラ (1/43 型番5913348)の画像です。上記ソリド製とほとんど同じものですが、よく見るとこちらはフリーホイール(回転し易い構造のホイール)が採用されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT MULTIPLA 3
FIAT MULTIPLA 4

 以下は2005年頃に発売されたマジョレット製のフィアット ムルティプラ 2004 (1/43 型番50906138)の画像です。マイナーチェンジで一般的なデザインに変更された後期型をモデル化しています。変更されたフロント周りの造形とテールライトがきちんと再現されていました。フロントデザインの変更で全長が少し伸びたのも再現されていました。これはマジョレット製ですのでフリーホイールとなっていましたが、同じ型を使ったソリド製(型番15106)はフリーホイールではありませんでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT MULTIPLA 5
FIAT MULTIPLA 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT MULTIPLA 7
FIAT MULTIPLA 8

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LANCIA DIALOGOS 1998 ITALY

LANCIA DIALOGOS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA DIALOGOS


SOLIDO 1557 1/43 118㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.99m 全幅約1.95m エンジン 変速機: 未搭載(デザイン モックアップの為) 
性能: 最高速 不詳(デザイン モックアップの為)  

ランチア ディアロゴス イタリア 1998年

 

 ランチア ディアロゴスは1998年のトリノ モーターショーで公開されたコンセプトカーでした。販売が低迷していたランチアが自社の新しいアイデンティティーを確立する為に企画した車で、エンジンは搭載していないモックアップでした。戦前のアプリリアや戦後のアウレリアなどのイメージをランチア デザインセンターが現代風にアレンジしたレトロな雰囲気のデザインでした。室内も上質で常識的なものでしたが、いくつかのアイデアが提案されていました。まずドアはアウレリアのような観音開きの4ドアで、ドアハンドルが無くカードキーで開閉します。

 

 次に前席が回転することで、乗降を楽にしていました。前席は180度回転して後席と対面もできました。また前席の背面には2つの平面ディスプレーが設けてありました。U字型のステアリングホイールは停車時は中央にあり、運転時に左または右に移動できました。このステアリングホイールを移動させること以外のアイデアはその後のランチア車で実用化されました。2001年にディアロゴスと同じ盾型フロントグリルとヘッドライトを持つテージスが登場しましたが、テージスはあまり売れませんでした。その後のイプシロン、デルタ 3代目などにもディアロゴスのデザインが反映されていました。(実車画像→ ランチア イプシロン 2002)

 

 

 ミニカーは2000年に発売されたソリド製の当時物です。実車に即したカラーリングで、プロポーションが良く室内も良く再現されていて、非常に素晴らしい出来ばえでした。また実車の特徴的な機能を凝ったギミックで再現してあり、当時の定価2000円は値段をつけ間違えたのではないかと思うほどで安価でした。特徴的な機能のギミックとしては観音開き式の4ドアが開閉し、前席が回転します。(実車は前席が個別に回転しますが、ミニカーは前席全体が回転) 次にステアリングホイール位置が右/中央/左に移動できます。(ステアリングホイールの位置は底板の操作ノブで動かすようになっています) 最近の1/43サイズのミニカーではこのようなギミックが軽視されていますが、ギミックも実車をリアルに再現するものです。このミニカーでは実車の最大の特徴をギミック化していますから、単なるお遊びだけではなく実車の機能を知ることができる面白いものになっていました。最近のミニカーには触るとすぐに壊れるような細かなパーツが付いていますが、そんなパーツよりもこんな具合のしゃれたギミックを工夫して付けてもらいたいものです。なおディアロゴスのミニカーは2024年現在でもこれしかありません。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LANCIA DIALOGOS 1
LANCIA DIALOGOS 2

 以下は4ドア開閉/シートの回転動作とステアリングホイールの中央/左/右移動の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA DIALOGOS 1
LANCIA DIALOGOS 2

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ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 1998 UK

ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE


PMC PMC200802 1/43 150㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.4m 全幅約1.93m エンジン 変速機: V型12気筒 5.4L 326HP 5段自動変速
性能: 最高速225km/h  データーベースでロールス ロイス (1980年以降)のミニカー検索

ロールス ロイス シルバー セラフ リムジン イギリス 1998年

 

 ロールス ロイス社は航空機エンジン部門の不振により1971年に倒産しました。ロールス ロイス社の自動車部門は新しくロールス ロイス社として独立しましたが、メルセデス ベンツなどの新興高級車メーカーに押されて業績が悪化し1992年にはBMWと提携しました。1998年には親会社のビッカース社がロールス ロイスのブランド売却を決定し、BMWとフォルクス ワーゲンがこのブランドの争奪戦を行い最終的にはロールス ロイスのブランド使用権をBMWが取得し、フォルクス ワーゲンはロールス ロイスの会社とベントレーのブランドを取得しました。

 

 1980年にシルバー シャドウ II/シルバー レイス IIの後継車としてシルバー スピリット(1995年からはシルバー ドーンに改名)/シルバー スパーが発表されました。その頃からヘッドライトが丸形4灯から角形に変更されました。BMWがロールス ロイス ブランドを取得した1998年にシルバードーン/シルバー スパーの後継車として新設計されたシルバー セラフが登場しました。エンジンは2002年までBMWが製造し、フォルクスワーゲンがロールス ロイスの生産/販売を行ないました。(この間のブランドの商標権はBMWからフォルクスワーゲンに貸し出されました) 最終的にフォルクスワーゲンはロールス ロイスの製造/販売を中止し、シルバー セラフも2002年に生産中止となりました。なおベントレーはフォルクスワーゲン傘下のアウディで製造/販売されています。

 

 

 シルバー セラフは伝統的な大型グリルやバンパーを備えたデザインで、ボディ全体に丸みが付いていました。ボディはアルミ製からスチールに変更され、ハンドメイドだったボディ製造工程は一部が機械化されたようです。BMW製V型12気筒5.4L(326HP)エンジンを搭載し、電子制御サスペンションなど最新の電子機器を装備していました。姉妹車としてBMW製V型8気筒ツインターボ エンジンを搭載するベントレー アルナージがありました。BMW傘下で2003年に後継車のファントムにモデルチェンジしました。

 1980年から1990年代のロールス ロイスはミニカーがあまりありません。実車が変わりばえしなかったのとロールス ロイスの威光が下落したことが原因でしょうか。このミニカーはシルバー セラフのストレッチ リムジンで、ロールス ロイスの100周年記念として2004年に限定品(5000台?)として販売されたものです。実車がでかいのでミニカーも全長150㎜と大きいです。メーカーは中国のPMCというブランドですが、前輪がステアするギミックが付いているので、そのギミックを採用することが多いオートアート系のメーカーが設計したと推察します。100周年記念でロールス ロイスが監修していることもあって、プロポーションが良く室内などの細部もリアルに再現されていて、かなり良い出来ばえでした。シルバー セラフのミニカーはフランクリン ミントの1/24ぐらいしかないので、車種的にかなり貴重です。(ダイキャスト製で値段も約1万円ほどと、レジン製のようには高くはなかったです)  以下はフロント(エンブレム拡大と前輪操舵ギミック動作)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 1
ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 2

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JAGUAR XJ8 (X308) 1998 UK

JAGUAR XJ8 (X308)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR XJ8 (X308)


AUTO ART 53572 1/43 118㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4L 294HP 5段自動変速
性能: 最高速240km/h  データーベースでジャガー XJ8/XJ40/X300/X308/X350のミニカー検索

ジャガー XJ8 (X308) イギリス 1998年

 

 ジャガー XJ シリーズは1986年に2代目のXJ40系にモデルチェンジしました。ボディは大きくなり、基本的なスタイルは継承していましたが直線的でモダンなデザインになりました。上級仕様のソブリンは角形ヘッドライトを採用していました。(オプション設定で丸型4灯式もありました) エンジンは新型の6気筒2.9L/DOHC 6気筒3.6L(221HP)でした。XJ40系のディムラー版はディムラー 3.6として設定されました。1990年のマイナーチェンジで、エンジンが3.2L/4Lに変更されました。1993年には併売していた初代XJシリーズ IIIの12気筒版が生産中止となり、後継としてV型12気筒6L(318HP)エンジン搭載のXJ40系のXJ12とディムラー ダブルシックスが設定されました。(実車画像→ ジャガー XJ40 ソブリン)

 

 1994年に全XJシリーズ(ディムラー含む)がX300系に変わりました。構造的にはXJ40系がベースでしたが、初代のXJシリーズ独特の丸形4灯式ヘッドライトのフロントが復活しました。(角形ヘッドライトは廃止されました) エンジンは同じ排気量ながら新設計された物に変わりました。また6気筒4Lエンジンをスーパーチャージャーで326HPにパワーアップし足回りを固めたスポーツ仕様のXJR6(市販車初のスーパーチャージャー搭載車)が追加されました。(実車画像→ ジャガー X300系)

 

 

 1997年のマイナーチェンジでXJシリーズはX308系のXJ8(ディムラー 8)に変わりました。インパネが変更されましたが、外観はほとんど同じでした。6気筒エンジンが新型のDOHC V型8気筒3.2L/4L(294HP)に変わり、12気筒エンジンが無くなりました。足回りを固めた高性能版のXJR(ディムラー版は スーパー V8)にはスーパーチャージャー付4L(375HP)エンジンが搭載されました。2003年にXJシリーズは3代目のX350系にモデルチェンジしました。(実車画像→ ジャガー X350系)

 ミニカーは2001年に発売されたオートアート製です。ジャガー X308系のXJ8をモデル化しています。実車がでかいのでミニカーも大柄ですが、プロポーションが良く細部の仕上げなども非常に良く出来ていました。(特に立体感があるインパネのメーター類は秀逸です) オートアートの1/43ミニカーには前輪がステアするギミックが付いていることが多く、このXJ8も前輪操作ギミック付きで底板部分のドライブトレーンやサスペンションも細かく再現されていました。オートアートはバリエーションでXJRも型番53601でモデル化しています。2代目以降のXJシリーズのミニカーは少なくて、XJ40系はNEOのディムラー ソブリン、X300系はCULT MODELS(レジン製)、X308系はこのオートアートとイクソぐらいしか無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR XJ8 (X308) 1
JAGUAR XJ8 (X308) 2

 以下は床下部分の画像と前輪操舵ギミックの画像です。オートアートは1/18がメインで内部のメカ部分まで良く再現しているのが特徴ですが、1/43でもサスペンション/ドライブトレーンをこのサイズとしてはかなりリアルに仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR XJ8 (X308) 3

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