ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FIAT 500D 1960 ITALY

FIAT 500D
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500D


BRUMM R404 1/43 69㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.97m 全幅約1.32m エンジン 変速機: 空冷2気筒 499cc 18HP 4段変速
性能: 最高速95km/h  データーベースでフィアット 500のミニカー検索

フィアット 500D イタリア 1960年

 

 前述したようにフィアット 600を一回り小さくした廉価版としてフィアット 500が1957年に登場しました。モノコックボディ、リアエンジン、サスペンションなど基本設計は600と同じでしたが、エンジンは空冷2気筒479cc(15HP)となっていました。全長3m程ながらも4人乗りで車重は約500kg、4段変速で最高速度85km/hとまずまずの性能でした。

 

 1960年のマイナーチェンジでエンジンが499㏄(18HP)に変更された500Dとなり、リアライトが少し大きくなりました。同年にホイールベースを延長しエンジンを水平に寝かして床下に搭載したワゴンタイプのジャルディニエラが追加されました。1965年のマイナーチェンジで500Fとなり、ドアが後ろヒンジから一般的な前ヒンジに変わり、フロントウィンドーが少し大きくなりました。1968年に内外装を豪華にした500Lが設定されました。1972年に後継車の126が登場したことで500Fと500Lは生産中止となりましたが、126の廉価版として126用594㏄(23HP)エンジンを搭載した500Rが設定されました。500Rは1977年まで生産され、500シリーズの総生産台数は約400万台でした。(実車画像→ フィアット 500 ジャルディニエラ 1963)

 

 

 ミニカーは2007年に発売されたブルム製です。キャンバストップを開いた500Dをモデル化しています。ヘッドライト下に追加されたウィンカー、前フェンダーの小さな丸型ウィンカー、少し大きくなったテールライトなど500Dで変更された外観がきちんと再現されています。この500Dにもキャンバストップの閉じたタイプがあり、それぞれにカラーバリエーションが12色もあります。ブルムは500F、500L、500R、500 ジャルディニエラ、500 アバルトもモデル化していますので、500シリーズの全てのモデルが揃っています。ブルム以外の500 後期型のミニカーはスポットオンの当時物 500D、マーキュリー製の当時物 500L、メーベトイの500F、デルプラド製世界の名車シリーズの500F、ビテスの500D、ミニチャンプスの500F、エブロの500Fなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 500D 1
FIAT 500D 2

 以下は2007年に発売されたブルム製のフィアット 500F 1965 (1/43 型番R454)の画像です。1965年のマイナーチェンジ後の500Fをモデル化しています。一見すると上記の500Dと同じに見えますが、ドアが後ろヒンジから前ヒンジに変更されボディ側面のクロームモールがなくなっています。さらにナンバープレートの番号も変えられています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500F 1
FIAT 500F 2

 以下は2007年に発売されたブルム製のフィアット 500L 1968 (1/43 型番R464)の画像です。500Fの内外装を豪華にした500Lをモデル化しています。外観ではフロントのエンブレムが変更され、前後のバンパーがオーバーライダー付となりサイドウィンドー外枠にクロームモールが追加されています。内装ではインパネのメーターが一新されドアの内張りなどの色使いも変更されています。さらにナンバープレートの番号も変えられています。(実車画像→ フィアット 500L 内装) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500L 1
FIAT 500L 2

 以下は2007年に発売されたブルム製のフィアット 500R 1972 (1/43 型番R474)の画像です。1972年に設定された126の廉価版の500Rをモデル化しています。クロームモール類が全てなくなり、フロントのFIATのエンブレムが小さなFIATロゴに変わっています。内装は初期型のような簡素なものになっています。これもナンバープレートが変えてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500R 1
FIAT 500R 2

 以下は1963年に発売されたイギリスのスポットオン製の当時物 フィアット 500D 1961 (1/42 型番185)の画像です。イギリスに輸出された右ハンドル仕様の500Dをモデル化しています。スポットオンのミニカーは縮尺を1/42で統一していましたので、これも1/42で1/43より少しだけ大きいサイズになっています。スポットオンは当時としてはレベルの高いミニカーを作っていましたが、この500Dも 1960年代のミニカーとしては良く出来ていました。小さなフェンダーミラーが付いていますが、この当時のミニカーとしてフェンダーミラーが付いているのは珍しいことでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500D 3
FIAT 500D 4

 以下は1969年頃に発売されたメーベトイ製の当時物 フィアット 500F (1/43 型番A36)の画像です。前ヒンジドアの500Fをモデル化しています。フロントの造形がやや物足りないですが、全体的には実車の雰囲気が再現しています。ドアとリアカバーの開閉ギミック付で、エンジンが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500F 3
FIAT 500F 4

 以下は1968年に発売されたマーキュリー製の当時物 フィアット 500L 1968 (1/43 型番17)の画像です。500Dの豪華版でバンパーガードの付いたバンパーを持つ500Lをモデル化しています。マーキュリーのミニカーも当時としてはレベルの高いものが多かったのですが、この500Lは小さいながらもボンネット/ドア/リアカバーが開閉する凝ったフルギミックとなっていて、1960年代のミニカーとしてかなり良く出来ばえでした。エンジンも再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500L 3
FIAT 500L 4

 以下は2001年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズ フィアット 500F 1965 (1/43 No.09)の画像です。前ヒンジドアの500Fをモデル化しています。メーカーは不明です。2001年に作られたミニカーにしては窓枠が太いなど作風が古すぎて、あまり良い出来ばえではありません。世界の名車シリーズのなかでは外れの部類のミニカーだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 1
FIAT 500a 2

 以下は2007年に発売されたブルム製のフィアット 500 ジャルディニエラ 1960 (1/43 型番R424)の画像です。1960年に追加されたワゴンのジャルディニエラをモデル化しています。上述してきたブルムの500シリーズのバリエーションですから、これも良く出来ています。上述の500Dには付いていなかったフェンダーミラー(左側だけ)が付いています。キャンバストップを閉じたタイプもあり、それぞれに8色のカラーバリエーションがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 1
FIAT 500a 2

 以下は500 ジャルディニエラのフロント/リアの拡大画像と500D(赤)と500 ジャルディニエラ(灰)の床下部分を比較した画像です。ジャルディニエラはホイールベースが延長されていてエンジンの搭載方法が異なっていることが、ミニカーでもきちんと再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 1
FIAT 500a 2

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FIAT ABARTH 750 RECORD CAR 1960 ITALY

FIAT ABARTH 750 RECORD CAR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT ABARTH 750 RECORD CAR


SOLIDO 113 1/43 99㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.4m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 750cc 61HP 4段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでフィアット アバルト 750/850/1000のミニカー検索

フィアット アバルト 750 速度記録車 イタリア 1960年

 

 アバルトは量販車のチューニングやパーツ開発を行っていた会社で、フィアット車のチューニングで有名でした。フィアット 600のエンジンをベースにして自社開発した750ccエンジンの実力を宣伝するために、1956年にモンザ(モンツァ) サーキットにてそのエンジン搭載車による速度記録に挑戦しました。ベルトーネがデザインした流線形ボディの速度記録車は44HPにチューンした750ccエンジンを搭載していました。この車は24時間の平均車速で500-750ccクラスの世界記録となる156.985km/hを達成しました。(実車画像→ ベルトーネ デザイン 速度記録車 1956)

 

 1957年に750㏄エンジンはDOHC化されて61HPにパワーアップしました。このエンジンを搭載したピニンファリーナ デザインの流線形速度記録車が、3時間の平均車速で500-750ccクラスの世界新記録となる197.826km/hを達成しました。この速度記録達成を記念して、1958年に登場したフィアット アバルト 750 ビアルベーロには「レコルト モンザ」という名前が付けられました。1958年には量産型のフィアット 500 アバルトが、1週間連続耐久走行で総走行距離18186.440km 平均時速108.252km/hを達成して大きな話題となりました。その後も1960年代に500㏄/1000ccエンジンを搭載したピニンファリーナ デザインの速度記録車が各種の速度記録を達成しました。。(実車画像→ ピニンファリーナ デザイン 速度記録車 3台 )

 

 

 ミニカーは1961年に発売されたソリド製の当時物です。1960年の750㏄エンジン搭載のピニンファリーナ デザインの速度記録車をモデル化しています。このミニカーについては以前は「レコルト モンザ」の由来となった1957年のピニンファリーナ製速度記録車であると記載していましたが、今回記載内容を修正しました。(ただし1957年式と1960年式は基本的にはほとんど同じ外観のようですが) これ以外のこの速度記録車の当時物ミニカーとしてはドライバーが付いたガマ製もあり、このガマ製はソリド製と同じ型を使っているかのように似ています。当時物以外のアバルト速度記録車のミニカーはイタリアのミニカー付雑誌「アバルト コレクション」がベルトーネ デザインの500㏄/750cc速度記録車とピニンファリーナ デザインの500㏄速度記録車をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とコクピットの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT ABARTH 750 RECORD CAR 1
FIAT ABARTH 750 RECORD CAR 2

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INNOCENTI 950 SPIDER 1960 ITALY

INNOCENTI 950 SPIDER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
INNOCENTI 950 SPIDER


MERCURY N10 1/45? 75㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.42m 全幅約1.47m エンジン 変速機: 4気筒 950cc 41HP 4段変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでイノチェンティのミニカー検索

イノチェンティ 950 スパイダー イタリア 1960年

 

 イノチェンティ社の前身はフェルディナンド イノチェンティ(Ferdinando Innocenti)が1920年に興した鋼管製造工場でした。1947年にイノチェンティ社が設立され、鋼管加工技術を生かしたスクーター ランブレッタ 125M (Lambretta)(空冷単気筒123㏄(4HP)エンジン搭載)を発売しました。イタリアのスクーターとしてはベスパ(Vespa)が有名ですが、1950年代にはベスパより高性能で人気が高かったそうです。(実車画像→ ランブレッタ LD125 1956)

 

 1960年にイノチェンティ社はイギリスのBMCのライセンス生産を行うことで自動車製造に進出しました。最初のモデルはオースチン ヒーレー スプライト 1958年(通称かに目)のシャーシに、ギヤがデザインしてカロッツェリア OSIがボディを架装した2座の950 スパイダーでした。950は4気筒950cc(41HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速140km/hの性能でした。1963年には本家のスプライト MK IIと同様に1.1L(50HP)に排気量を拡大し、全輪ディスクブレーキを備えたスパイダーSに発展しました。イノチェンティはBMCのミニやADO16シリーズのIM3もライセンス生産しました。

 

 

 ミニカーは1961年頃に発売されたマーキュリー製の当時物です。マーキュリーの本業は自動車部品メーカーでしたが、1940-1970年代にミニカー製造も手掛けていました。1960年代のミニカーですので素朴な作りで、実車が小さいのでミニカーも全長75㎜ほどの小さなサイズです。実車はベースとなったオースチン ヒーレー スプライトを近代的にした軽快な車で、ホンダ初期のスポーツカー Sシリーズはこの車に似ていました。ミニカーは全体的に平板な造形で実車のイメージから少し外れていますので、いまひとつの出来ばえです。ただミニカーのプロポーションがそんなに悪いわけではありません。イノチェンティ 950のミニカーは2020年現在でもこれしかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

INNOCENTI 950 1
INNOCENTI 950 2

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ALFA ROMEO GIULIETTA SZ 1960 ITALY

ALFA ROMEO GIULIETTA SZ
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA SZ


BANG 7163 1/43 90mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.85m 全幅約1.53m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.3L 100HP 4段変速
性能: 最高速195km/h  データーベースでアルファ ロメオ ジュリエッタ SZのミニカー検索

アルファ ロメオ ジュリエッタ SZ イタリア 1960年

 

 アルファ ロメオ ジュリエッタ SZはジュリエッタのレース仕様車で、1957年に登場しました。SZとはスプリント ザガート(SPRINT ZAGATO)の略で、カロッツェリア ザガートのデザインによるスプリント(スポーツ)仕様という意味です。アルミ製のボディやプラスチック製のドアウインドーなどで車重785kgまで軽量化され、1.3Lながら100HPにチューンしたエンジンで最高速195km/hと極めて高性能でした。SZはスプリントの約1.5倍と高価なモデルで、たったの200台ほどしか生産されていません。1961年タルガ フロリオでのクラス優勝など、ラリーやレースなどで活躍しました。

 

 この車のテールはコーダ トンダ(CODA TONDA 伊語で「丸い尻尾」の意)とよばれています。SZの後期型であるSZ2は空気抵抗を下げるためノーズとテールが延ばされました。その際にテールは途中で切り落としたような処理がされ、これはコーダ トロンカ(CODA TRONCA 伊語で「尻尾を切る」の意)又はカムテールと呼ばれています。 (実車画像→ ジュリエッタ SZ2) 長く伸ばして絞り込んだテールが最も空気抵抗が少ないという従来の理論に対して、テールを途中でカットしてもその空力的効果は変わらないというカム理論を応用したものでした。SZ2は120HPまでパワーアップし最高速は220km/hまで向上しました。1963年にSZ2はTZに発展しました。

 

 

 ミニカーはバン製で2000年に発売されました。前述したバン製のスプリントと同様に、これもプロポーションがよく丸みのあるボディがうまく再現されていました。フロントグリル、ホイール、室内など細部もよく再現されていて、2000年代に作られたミニカーながらとても良い出来ばえでした。ジュリエッタ SZの当時物のミニカーはなく、現時点でもSZの量産品ミニカーはこのバン製しかありません。(レジン製の少量生産品ではスパークの1/43やテクノモデルの1/18がありますが) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIETTA SZ 1
ALFA ROMEO GIULIETTA SZ 2

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LANCIA FLAVIA 1960 ITALY

LANCIA FLAVIA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAVIA


MEBETOYS A06 1/43 106mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 水平対向4気筒 1.5L 78HP 5段変速
性能: 最高速145km/h  データーベースでランチア フラビアのミニカー検索

ランチア フラビア イタリア 1960年

 

 ランチア フラミニアランチア アッピアの間を埋める中型車として1960年にフラビアが登場しました。イタリア車初の量産車への前輪駆動方式の採用、新設計のアルミ製水平対向4気筒1.5L(78HP)エンジン、全輪ディスクブレーキなどランチアらしい先進的な設計でした。またオーソドックスなセダンボディはセンタートンネルのない前輪駆動方式の為、室内やトランクが広く実用的な車でもありました。また実用車だけではなくピニンファリーナ製のクーペやザガート製のクーペ スポーツ ザガート、ヴィニアーレ製のコンバーチブルもありました。(実車画像→ランチア フラビア クーペ ピニンファリーナ) (実車画像→ランチア フラビア スポーツ ザガート)  (実車画像→ランチア フラビア コンバーチブル)

 

 1963年にエンジンが1.8L(92-105HP)に拡大されました。1967年にフロントグリルを大幅に変更した後期型に変わりました。1969年にランチアはフィアットに売却されてフィアット傘下となりました。フラビアは1969年に排気量が2L(115HP)に拡大され、セダンとピニンファリーナ製クーペ以外は生産中止となりました。1971年からはフラビアの名前が外れて2000に名前が変わり、1974年まで生産されました。総生産台数は約105万台でした。後継車は1976年に登場したガンマでした。(実車画像→ランチア ガンマ)

 

 

 ミニカーは1966年に発売されたメーベトイ製の当時物です。メーベトイは昔のミニカーながらスケールモデル的な造形をしていましたが、このフラビアもランチアらしい顔つきと四角い箱といったオーソドックスなボディをうまく再現しています。ヘッドライト周りが汚れていてやや見苦しいですが、この汚れははラインストーンを接着した時にはみ出した接着剤が変色したもので、メーベトイのミニカーによくみられる経年変化です。ドア開閉ギミック付です。フルビアの当時物ミニカーはマーキュリーのセダンとクーペ、ポリトーイのセダン(初期のプラスチック製)とスポーツ ザガート、ノレブ初期のプラスチック製などがありました。当時物以外ではノレブの後期型セダン、EDISON GIOCATTOLIのクーペ、NEO(レジン製)のスポーツ ザガートなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LANCIA FLAVIA 1
LANCIA FLAVIA 2

 フラビア セダンのホイールベースを短縮したピニンファリーナ製のクーペが1962年に追加されました。フェラーリ 250 GTと良く似たデザインですが、盾型グリルと4灯式ヘッドライトでランチアらしさを出しています。1.5Lエンジンはツイン キャブレターで90HPにパワーアップされ、最高速170km/hの性能でした。以下は1963年に発売されたマーキュリー製の当時物 ランチア フラビア クーペ 1962 (1/43 型番32)の画像です。ピニンファリーナ製のクーペボディがうまく再現され、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAVIA COUPE 1
LANCIA FLAVIA COUPE 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/トランク開閉の画像です。水平対向エンジンがそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAVIA COUPE 3
LANCIA FLAVIA COUPE 4

 上述したピニンファリーナ製クーペに続いてザガート製のクーペ スポーツ ザガートが1963年に追加されました。屋根まで回り込んだクォータウィンドーを特徴とする極めて斬新なデザインになっていました。1.8Lエンジンは100HPまでパワーアップされ、最高速180km/hの性能でした。 以下は1965年に発売されたポリトーイ製の当時物 ランチア フラビア スポーツ ザガート 1963 (1/43 型番509)の画像です。ポリトーイ初期のMシリーズの1台で、フロントグリル/ヘッドライトやクォータウィンドーの造形が実車の雰囲気をうまく再現していて、これも当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAVIA SPORT ZAGATO 1
LANCIA FLAVIA SPORT ZAGATO 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAVIA SPORT ZAGATO 3
LANCIA FLAVIA SPORT ZAGATO 4

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