Sorry Japanese Only
ボルボ XC40 スウェーデン 2017年
前述したボルボのコンパクトSUV XC60よりも、サイズの小さなXC40が2017年に登場しました。エンジンは3気筒1.5L、4気筒2L、4気筒2L ターボ ディーゼル、3気筒1.5Lと電気モーターのPHEVがあり、駆動方式は前輪駆動と4輪駆動です。2018年ヨーロッパ カー オブ ザ イヤーと2018年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しました。ボルボは2017年の日本 カー オブ ザ イヤーをXC60で受賞していて、ボルボとしては2年連続した受賞となりました。
解説追加 予定
ミニカーは京商製で2017年に発売されました。画像は京商のWEBショップから借用しました。
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1993
トヨタ TS050 ハイブリッド ルマン 日本 2017年
トヨタはGT-ONE(TS020)で1998年のルマンに参戦しました。GT-ONEは当時のGT1規格のマシンで、F1マシンにカバーをかけたような独特のデザインで話題となりました。レースではファーステストラップを記録し早かったのですが、最終的に9位でした。1999年ルマンではGTP(プロトタイプ)クラスに変更したGT-ONEで参戦し、ファーステストラップを記録するも、2位で終わりました。この後トヨタはレース活動の主軸をF1に移し、ルマン参戦は2011年まで中断となりました。
トヨタは2012年にTS030 ハイブリッドでルマンに復帰しました。決勝でトップ争いをしましたが、出場した2台ともトラブルでリタイアしました。2013年は前年と同じTS030 ハイブリッドで2位となりました。2014年は新型のTS040 ハイブリッドで参戦し、予選で中嶋一貴が日本人初のポールポジションを獲得し、決勝では3位に入賞しました。2015年もTS040 ハイブリッドで参戦しましたが、6位と8位でした。2016年は新型のTS050 ハイブリッドで参戦し、ポルシェに競り勝ち初の総合優勝かと思われた残り3分の時点でマシントラブルによりストップしてしまい、ポルシェが逆転優勝し残った1台が2位となりました。
2017年はTS050 ハイブリッド 3台で参戦し、ポールポジションでスタートしレースをリードしましたが、2台はトラブルでリタイヤし、残り1台もモーターのトラブルで遅れ8位でレースを終えました。2018年はTS050 ハイブリッド 2台で参戦し、8号車がポールポジションでスタートし最後までトップを譲らず、7号車と1-2フィニッシュで優勝しました。日本人がドライブする日本車が優勝したのは初めてのことでした。ただ最近優勝している強豪のポルシェやアウディが参戦していなかったので、いまひとつ盛り上がりに欠ける優勝でした。2019年のルマンでは7号車がポールポジションでスタートしましたが、タイヤ交換のピットインで遅れ、8号車が1位となりルマン2連覇となりました。2020年のルマンではいくつかのトラブルがありましたが、8号車が1位、7号車が3位となり、ルマン3連覇を果たしました。2021年からは世界耐久選手権(WEC)の最高峰クラスがLMP1クラスからルマン ハイパーカー(LMH)クラスに変更されたので、それに対応してトヨタ GR010 ハイブリッドが開発されました。2021年のルマンではGR010 ハイブリッド 7号車と8号車が1-2フィニッシュで優勝し、ルマン4連覇となりました2022年のルマンもGR010ハイブリッドで優勝し5連覇となり、2023年のルマンではフェラーリが優勝し、GR010ハイブリッドは2位となりました。
ミニカーは2018年に発売が開始されたアシェットのルマン24時間レースカーコレクションの創刊号です。メーカーはスパークで、同社の主力であるレジン製ではなくダイキャスト製です。2017年に8位となった8号車をモデル化しています。スパークは同じ車をレジン製でモデル化しているので、それのダイキャスト版ということになり、デカール(タンポ印刷も含む)などの細部のパーツは流用していると思います。エッティング材のワイパーやアンテナなどは従来の雑誌付きミニカーに比べるとレベルの高い出来ばえです。ただその分定価が2499円と雑誌付きミニカーとしては少しだけ高いですが、この類のミニカーが好きな方にはお買い得だと思います。スパークは2016年のルマン出場車や2018年のルマン優勝車などTS050を数種類モデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1962
LEVC TX (TX5) ロンドン タクシー (ハイブリッド車) イギリス 2018年
2007年に登場したロンドン タクシー TX4の後継となる、LEVC TX(TX5)が2018年に登場しました。LEVC TX(TX5)はレンジエクステンダー用ガソリンエンジンを搭載したプラグイン シリーズ ハイブリッドカーで、製造は中国の自動車会社ジーリー(Geely)社傘下のLEVC(London EV Company)が行いました。外観は従来のロンドン タクシーのスタイルを継承しつつ、車椅子での乗降りを配慮した6座席の広い室内を確保し優れた操縦性も有するとのことです。(実車画像→ ロンドン タクシー TX4)
基本は電気モーターで走行する電気自動車ですが、搭載するボルボ製3気筒1.5Lターボチャージャーエンジンでリチウムイオン バッテリーを充電します。また電動パワートレインシステムもボルボ製を使っています。バッテリーの容量は31kWh(400V)でバッテリーだけでの走行距離は130㎞ですが、エンジンで充電しながらの走行距離は600㎞とのことです。ちなみにプリウス PHV 2代目のバッテリーだけの走行距離は68㎞なので、プリウスよりもかなり大型の電池を搭載しているようです。なおLEVCはこのLEVC TXをロンドン以外の欧州都市にも売り込むようです。
日本ではトヨタが2017年にタクシー専用車 JPN TAXI(ジャパンタクシー)を発売しました。外観的には似ていますが、JPN TAXIは4気筒1.5L LPGエンジンと電気モーターのトヨタ流のハイブリッドカーです。最近このタクシーも良く見かけるようになりましたが、将来的にはこれも電動化されるのでしょう。(実車画像→ JPN TAXI)
ミニカーは2018年に発売されたオックスフォード製です。特に凝ったところはないのですが、実車の雰囲気がうまく再現され、良く出来ていました。室内も未彩色ながら良く再現されています。ステアリングホイールの左横にスマホのようなディスプレー/コントローラーが再現されています。驚くのは定価が2500円と雑誌付きミニカー並みに安いことです。1/43のダイキャスト製ミニカーであればこのぐらいの値段で作ることができるのですから、このオックスフォードのような安価な1/43ミニカーを国産ブランドでも作ってほしいものです。(レジン製でやたらと高価なミニカーは買う気がしませんので) 2023年現在でLEVC TX5のミニカーはこれしかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1961
日産 リーフ (電気自動車) 日本 2018年
日産の本格的な量産電気自動車であるリーフの2代目が2017年に登場しました。初代リーフと同じプラットフォームに、今風のフロントグリルとテールライトでリニューアルしたデザインになりました。初代のモーター(80kW)より強力なモーター(110kW)が採用され、電気自動車としての性能が向上しています。搭載するバッテリー容量は2種類あり、エントリー仕様は48kWh(初代は30kWh)、上級仕様は60kWhです。上級仕様の60kWhバッテリーによる航続距離は550kmで、初代 後期型の280㎞から大幅に向上しています。
先進的な装備としては、アクセルペダルのみの操作で、発進、加減速、停止/停止保持が可能な「Eペダル」システムや、国産車としては初めての自動駐車システムでアクセル、ブレーキ、ハンドル、パーキングブレーキまでを自動制御する「プロパイロット パーキング」システムを搭載しています。アメリカの電気自動車テスラのように走行性能が高性能スポーツカー並みということはないですが、一般的なユーザー向けの実用的な設定がされていると思います。
ミニカーは2018年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製でメーカーはイクソです。このリーフが国産名車コレクション最後のミニカーとなりました。約12年間続いたシリーズの最後にふさわしく、雑誌に付属するミニカーとしては申し分のない良い出来ばえとなっています。フロントグリル、特徴的な黒いルーフとテールライト部の造形、室内の造形などリアルにできています。これ以外のリーフ 2代目のミニカーは、これと同じ型のイクソ、トミカの1/63、ホットホイールのニスモ RC_02 1/64があります。なお日産自動車の特注品の1/43もありますが、これと同じ型をつかった物のようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1948
プジョー 208 GT ライン フランス 2019年
プジョー 208は207の後継車として2012年に登場しました。外観は先代を踏襲したデザインの3ドア/5ドアハッチバックで、サイズは少し小さくなりました。エンジンは3気筒1L/1.2L、4気筒1.4L/1.6L、4気筒1.4L/1.6Lディーゼルなどがあり、5段/6段変速、4段/6段自動変速で最高速166km/h(1L 68HP)の性能でした。(実車画像→ プジョー 208 2012)
プジョー 208の2代目が2019年に登場しました。電気自動車仕様のe208も同時に登場しました。2020年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しました。解説は追加予定
ミニカーは2019年に発売されたノレブ製の当時物です。高性能版のGT ラインをモデル化しています。画像はノレブのWEBショップの画像を借用しました。
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1994
ページ « 前へ 1...362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 次へ »
当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.