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マツダ ロードスター ND型 日本 2015年
マツダ ロードスター 4代目(ND型)が2015年に登場しました。外形寸法は先代とほぼ同じながら、全体的に引き締まったデザインになりました。特にリアの絞り込みが大きいのは最近の自動車デザインではあまり見かけないスポーツカーらしい造形だと思います。見た目だけではなくアルミや高張力鋼板の使用を増やして、初代NA型と同じ約1tの車重まで軽量化していました。またエンジンも先代の4気筒2Lから直噴4気筒1.5L(131HP)にダウンサイジングされました。アイドリングストップと減速エネルギー回生システムを装備したモデルはスポーツカーながら燃費も優れていました。2015年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
先進安全技術として車線変更時に後方の車両を警告するシステム、車線逸脱を警告するシステム、後退時の後方車両警告システム、ヘッドライトのハイ/ローの自動切替えなども装備していました。2016年に4気筒2L(158HP)エンジンを搭載し、電動で格納できるハードトップを備えたRF(リトラクタブル ファストバック)が追加されました。また同年にフィアットとの技術協力により、ロードスターをベースにしたフィアット 124 スパイダーが発売されました。(実車画像→ フィアット 124 スパイダー 2016) 2023年10月に大幅に改良された実車が公開されました。
ミニカーは2016年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC367Nでロードスター 4代目をモデル化しているので、それを流用しているようです。プロポーションが良く特徴的なフロント周りの雰囲気がうまく再現されています。なお上から見るとリアの絞り込みが大きいことがよくわかります。雑誌付属の安価なミニカーですので、室内の仕上げはやや簡素ですが、全体的にはかなり良い出来ばえに仕上がっています。実車に即したカラーリングも綺麗です。これ以外のロードスター 4代目のミニカーはトミカの1/57、京商のRF 1/18(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)の初期型とRF、MARK43(レジン製)、VISION(レジン製)、などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ ヴェゼル ハイブリッド 日本 2015年
ホンダ フィット 3代目をベースにした小型SUV ヴェゼルが2013年に登場しました。(ヴェゼルは2006年まで販売されていたSUV HR-Vの2代目でもありました) SUVながらスポーティなクーペ風のルーフを備えた流行のデザインでした。エンジンは4気筒1.5L(132HP)で、ハイブリッド仕様がありました。ハイブリッド システムはモーター 22kW(30HP)だけの走行が可能な「SPORT HYBRID i-DCD」を採用、ホンダらしくエンジン主体でモーターは加速時にアシストする味付けでした。変速機はエンジン仕様がCVTで、ハイブリッド仕様は7段自動変速(DCT) 後輪駆動力を電子制御する4WDの設定があり、ハイブリッドの4WDはホンダ初でした。
ヴェゼルはホンダの世界戦略車で、アメリカやブラジルなどでも製造されました。北米、南米ではHR-Vの名前で、中国ではヴェゼルの名前で販売されていました。なおハイブリッド仕様は国内だけのようで、海外では1.8Lエンジンや6段変速の仕様も設定されていました。2018年のマイナーチェンジでフロントグリル/ヘッドライトの意匠が変更されました。2021年にヴェゼル 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ ヴェゼル 2021)
ミニカーは2016年に発売された国産名車コレクション製で、メーカーはイクソです。リアパネルにHYBRIDのエンブレムが付いてますので、ハイブリッド仕様をモデル化しています。イクソは型番MOC204でホンダ HR-V(ヴェゼルの輸出仕様 左ハンドル)をモデル化していますので、それを流用した右ハンドル仕様です。プロポーションが良くフロントグリルや灯火類などの細部がそこそこ再現されていて、良く出来ています。ただ安価な雑誌付属のミニカーですのでコストダウンで内装の彩色は省かれています。ヴェゼルは2015年のSUV国内販売台数トップで人気があったのでモデル化されたようですが、国産名車コレクションはこの類の大衆車を安価でモデル化してくれたのでありがたい存在でした。これ以外のヴェゼル 初代のミニカーはホンダ特注品の1/18(PAUDI MODEL製)、ハイストーリー(レジン製)、エラカーの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ S660 日本 2015年
1996年に生産中止となった軽のオープンカー ホンダ ビートの復活を思わせるホンダ S660が2015年に登場しました。ビートと同じエンジンを横置ミドシップ配置することもあって、全体のデザインはビートを思わせるものでしたが、リアの造形などは今風の派手なものになっていました。ビートのような幌を持つフルオープンではなく、シート背後にロールバーがあるタルガトップで、ルーフが外せるようになっていました。
エンジンはN-BOX用のターボエンジンを改良したDOHC 3気筒660ccで、最高出力はビートと同じ64HPでした。専用設計の高剛性ボディ、ミドシップエンジンによる良好な前後重量配分、4輪ストラット サスペンション、軽初の6速MT変速機(又はパドルシフト付CVT)と本格的なスポーツカーの要素を備えていましたが、実際にはそれほど高性能にはできなかったようです。これは1998年から継続している軽自動車の最高出力制限(64HP)など各種制限があるからで、その制限を外した1Lクラスのもう少し実用性のあるスポーツカーに発展することを期待していました。しかし残念ながら2022年に生産中止となりました。(生産台数は約3.9万台でした)
ミニカーはエブロ製で、2016年に発売されました。エブロのミニカーらしいリアルな造形で、リアの個性的な造形がうまく再現されているなどとても良く出来ています。実車同様にルーフが脱着できますが、実車の室内がほとんど黒一色なのでミニカーの室内もほぼ黒一色です。(実車の上級グレードには赤/黒の内装もありますが) ルーフを外すと室内がよく見えるので、インパネのメーターの印刷表示がないのが、エブロのミニカーとしては物足りない気がします。これ以外のS660のミニカーはトミカの1/56、京商の1/18、ホビージャパンの1/18(レジン製)、MARK43の1/43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スズキ アルト 日本 2015年
2014年にスズキ アルト 8代目が登場しました。
解説作成予定
ミニカーは2015年に発売されたトミカ製です。
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メルセデス マイバッハ Sクラス (X222) ドイツ 2016年
戦前の高級車 マイバッハは、戦後は自動車用エンジンの製造を行い1966年にダイムラー ベンツの傘下となりました。ダイムラー ベンツは1997年にメルセデス ベンツ マイバッハという名前のコンセプトカーを発表しマイバッハ ブランドを復活させ、2002年にマイバッハ 57/62が発売されました。マイバッハ 57/62は約3000台が販売されたそうですが、この台数では商売にならなかったようで、マイバッハブランドは2012年に廃止されました。
2014年にメルセデスのサブ ブランドとしてメルセデス マイバッハが設定され、マイバッハ 57/62の実質的な後継車としてメルセデス マイバッハ S500/600が登場しました。この車はメルセデス ベンツ Sクラス(W222)のロングホイールベース版の後席部分を200m延長したリムジンで、前後の意匠も変えていないので実質的にはSクラスのストレッチリムジンです。(マイバッハのエンブレムがCピラーに表示されるだけです) エンジンはS500がDOHC V型8気筒4.7Lターボ(455HP)、S600がDOHC V型12気筒6Lターボ(530HP)でSクラスと同じです。2015年にはホイールベースをさらに1053mm伸ばして車高を高くし、対面4座式後席を備えた「メルセデス マイバッハ プルマン」が発表されました。2016年にはメルセデス AMG S65 カブリオレをベースにした、4座オープンのメルセデス マイバッハ S650 カブリオレが限定生産されました。(実車画像→ メルセデス マイバッハ S650 カブリオレ)
ミニカーは2017年に発売されたオールモーストリアル製です。オールモーストリアルはミニチャンプスのミニカーを製作していたと思われる中国の会社が興したブランドで、ミニチャンプスのサブブランド的なスタンスでダイキャスト製ミニカーを製作していくようです。元々ミニチャンプスのミニカーを製作していたこともあって、細部をリアルに仕上げるなどミニチャンプスと同じ作風で、このマイバッハ S600も1/43ダイキャスト製ミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。ダイキャスト製なのでしっかりとした重量感があり、フロントグリル/ヘッドライト、ガラスルーフと室内の造形などの細部も良くできています。これ以外のマイバッハ S600のミニカーはオートアート(1/18)がS600とS600プルマンをモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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