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ランボルギーニ ウラカン LP610-4 イタリア 2014年
2014年にランボルギーニ ガヤルドの後継車としてウラカンが登場しました。上級車アヴェンタドールと同じようなデザインですが、派手なサイドインテークがないのでおとなしく見えます。アルミニウムとカーボン樹脂を組み合わせた軽量なハイブリッドシャシーを採用し、V型10気筒エンジンとフルタイム4WD方式はガヤルドを踏襲していましたが、エンジンは500HPから610HPに大幅にパワーアップしていました。LDF(Lamborgini Doppia Frizione)と称するデュアルクラッチ式半自動変速機を初採用し、4WDはANIMA(Adaptive Network Intelligent Management)と称する電子制御式駆動システムを採用していました。
2015年に電動油圧開閉式ソフトトップを持つオープン仕様のLP610-4 スパイダーと後輪駆動方式のLP580‐2(580HP)が追加されました。レース仕様としてランボルギーニのワンメイクレース用のLP620-2 スーパートロフェオと耐久レース用のGT3が設定されました。2019年にアンダーボディなどを改良して空力性能を向上させた改良型のウラカン EVOが登場しました。2023年にEVOをベースにして車高を44㎜上げて後輪駆動としたオフロード仕様のステラート(STERRATO)が追加されました。なお車名のウラカンとはスペイン語でハリケーンを意味し、他のランボルギーニの車名と同様にスペインの闘牛の名前に由来しているとのことです。
ミニカーは2015年に発売された京商製です。プロポーションが良くフロントノーズやヘッドライトなどの造形がシャープで、1/43としてはかなり良い出来ばえでした。ただエンジンやサスペンション等の再現を全くしていない底板部分は手を抜き過ぎで、室内の仕上げもやや物足りないレベルですので、定価約1万円は高すぎると思います。この値段ならエンジンやサスペンション等を再現して、室内にもう少し手をかけることができると思うのです。これ以外のウラカンのミニカーとしては、京商の1/18と1/64、オートアートの1/18、ブラーゴの1/18と1/43、アイドロン(レジン製)の1/18と1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ジャガー F タイプ S イギリス 2014年
1960年代の名車ジャガー E タイプの後継車としてF タイプは何度かプロトタイプが開発されていました。1975年に登場したXJ-Sは、サイズが大きすぎて重いことで真の後継車とはなれませんでした。1986年にF タイプのコンセプトカー XJ41(クーペ)/XJ42(オープン)が開発されました。この車は製品化が進められましたが、フォードが1989年にジャガーを買収した際に新経営陣の判断で開発が中止されました。最終的にこの車は後に1994年にフォード傘下で登場したアストン マーチン DB7と1996年に登場したジャガー XK8として製品化されました。(実車画像→ ジャガーXJ41(クーペ)/XJ42(オープン))
2011年にコンセプトカー C-X16が公開され、この車のデザインを踏襲したF タイプが2013年に発売されました。(実車画像→ ジャガー C-X16) 最初にソフトトップを持つコンバーチブルが登場し、すぐにクーペが追加されました。全長4.47mはジャガーとしては小型で、E タイプとほぼ同じサイズの2シータなのでE タイプの真の後継車と言えました。(E タイプのようなロングノーズではなく現代的なデザインではありますが) エンジンは4気筒2Lスーパーチャージャー(300HP)、V型6気筒3L スーパーチャージャー(340/380HP)、V型8気筒5L スーパーチャージャー(495-575HP)で、最強のSVR(575HP)は全輪駆動のAWDで最高速322km/hの性能でした。V型8気筒(500HP)エンジン搭載車でも約1300万とのことで、性能を考えると安いと思います。(もちろん一般人には高値の花ですが)
ミニカーはイクソの廉価版ブランドのホワイト ボックス製です。ホワイト ボックスはイクソの廉価版ミニカーのブランドで、この型を流用して内装などの仕上げレベルを上げたイクソ プレミアムX版のF タイプもあり、プレミアムX版にはクーペやソフトトップ仕様もあります。これは廉価版なので内装の彩色が省略されているのが物足りませんが、それを除けばプロポーションなどの基本的なところはプレミアムX版と同じで良く出来ていました。本当はたいして値段が変わらないプレミアムX版が欲しかったのですが、最近のプレミアムXはすぐに売り切れてしまって、オークションなどで法外な値段が付いているのは困ったものです。これ以外のF タイプのミニカーとしては、オートアートの1/18、オックスフォードの1/76、WELLYの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ランドローバー レンジローバー スポーツ イギリス 2014年
高性能SUVとしてレンジローバー スポーツが2005年に登場しました。レンジローバーの廉価版 ディスカバリー 3をベースにしており、名前が示すようにレンジローバーのスポーティ版といった性格の車でした。ホイールベースが短縮されボディが小型化され、2列シートの5人乗りとなっていました。当初のエンジンはDOHC V型8気筒4.4L(300HP)とV型6気筒2.7L(190HP)ターボ ディーゼルで、2009年にジャガー製DOHC V型8気筒5L(375HP/スーパーチャージャー付 510HP)とV型6気筒3L(211HP)ターボ ディーゼルなどが追加されました。電子制御式エアサスペンションが標準装備され、悪路走行制御の「テレインレスポンス」システムを装備していました。2009年のマイナーチェンジで、前後の意匠が変更されました。(実車画像→ レンジローバー スポーツ 2005)
2013年にレンジローバー スポーツ 2代目にモデルチェンジしました。フロントの造形などがよりダイナミックなデザインとなりました。ボディは総アルミモノコック構造が採用され、アクティブアンチロールバーを持つアクティブ サスペンションが採用されました。エンジンはDOHC V型5気筒3L(250HP)スーパーチャージャー、DOHC V型8気筒5L(510HP)スーパーチャージャー、V型6気筒3L(258HP)ターボ ディーゼルなどが搭載されました。2014年にV型6気筒3Lエンジンと35kWのモーターとリチウムイオン電池を組合わせたランドローバー初のハイブリッド仕様が追加されました。同年にDOHC V型8気筒5L(550HP)スーパーチャージャー エンジンを搭載し最高速260Km/hの高性能版SVRが追加されました。2022年に3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ レンジローバー スポーツ 2023)
ミニカーは2017年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。レンジローバー スポーツ 2代目(左ハンドル)をモデル化しています。メーカーはイクソで、同社のカタログモデルのPREMIUMX 型番PRD360を流用しています。安価な雑誌付きミニカーですので室内の仕上げが簡略化されていますが、プロポーションが良く灯火類などの細部もリアルで、値段以上の良い出来ばえでした。レンジローバー スポーツ 初代のミニカーはシュコーの1/87、オートアートの1/18、ソリドなどがあります。2代目のミニカーはこれと同じイクソ系、WELLYの1/24、オックスフォードの1/76などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 セレナ (C26) ハイウェイスター G 日本 2014年
日産のキャブオーバー形式の商用車/乗用車 バネット 初代が1978年に登場しました。ボディ形式はバン、トラック、バンをベースにした乗用車仕様があり、当初は4気筒1.2L/1.4Lエンジンを搭載していました。(実車画像→ 日産 バネット コーチ(乗用車) 後期型)
1985年にバネット 2代目が登場しました。ボディ形式は先代と同じで、当初は4気筒1.5L/2L、4気筒2Lディーゼルエンジンを搭載していました。1991年に乗用車仕様がモデルチェンジしてバネット セレナ(C23)として独立し、商用車仕様のバネットは1994年まで生産されました。バネット セレナの当初のエンジンは4気筒1.6L/2L(130HP)と4気筒2Lディーゼルがありました。1994年にバネット セレナはセレナ(初代 C23)に名前を変更しました。セレナは従来の商用バンと異なり乗用車的な走行性能(後輪駆動と4WD)で、エアコン/オーディオなどの装備も充実していました。セレナは同時期に登場したトヨタ エスティマと共に乗用車的に使われる高級ミニバンの先駆けとなりました。(実車画像→ 日産 バネット バン 1988) (実車画像→ 日産 バネット セレナ 1991)
1999年に日産 セレナ 2代目(C24)が登場しました。乗用ワゴンとして開発され、前輪駆動方式(4WD仕様もあり)が採用され低床化されました。ボディは全長が長くなりデザインは先代のイメージを継承しつつ、両側スライドドアが採用されました。エンジンは4気筒2Lと4気筒2.5Lターボディーゼルがありました。(実車画像→ 日産 バネット セレナ 1999)
2005年に日産 セレナ 3代目(C25)が登場しました。ボディが大きくなり、外観は上級車エルグランドを大人しくしたようなデザインで、階段状のウエストラインが特徴的なスマートなデザインになりました。DOHC 4気筒2L(137HP)エンジンを搭載し、変速機は電子制御CVTで、4WD仕様もありました。2007年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更されました。(実車画像→ 日産 バネット セレナ 2005)
2010年に日産 セレナ 4代目(C26)が登場しました。外観は先代のフロント周りと階段状のウエストラインを継承してよりスマートなデザインとなりました。DOHC 4気筒2L(147HP)エンジンを搭載し、変速機は電子制御CVTで、4WD仕様もありました。オルタネーター発電機をモーター(ECOモーター)として使用してエンジン始動を円滑に行うECOモーター式アイドリングストップシステムを採用していました。2012年にはこのECOモーターの性能を強化してエンジンをアシストする簡易的なハイブリッドシステム「S-HYBRID」を採用して燃費性能を向上させました。2013年のマイナーチェンジでフロントグリルを大きくしヘッドライトを2段重ねとする意匠変更と内装が変更されました。2016年にセレナ 5代目(C27)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2016年に発売された京商 Jコレクション製です。2013年のマイナーチェンジ後のセレナ 4代目 上級グレードのハイウェースターをモデル化しています。プロポーションが良く、2段重ねヘッドライトと一体化したフロントグリルなどがうまく再現され、実車の雰囲気が良く再現されています。室内もインパネなどがそこそこ良く再現されています。京商 Jコレクションは初期型やハイブリッドもモデル化しています。これ以外のセレナ 4代目のミニカーはトミカの1/67、WIT'S(レジン製)の初期型とハイブリットなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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マツダ デミオ (マツダ2) XD ツーリング 日本 2014年
2014年にマツダ デミオ 4代目が登場しました。海外での車名は2代目からはMAZDA2となっていましたが、国内向けはデミオのままでした。基本的なスタイルは先代を踏襲し、フロントがマツダに共通する魂動デザインになりました。ボディサイズが大きくなりましたが、車幅は5ナンバー規格を踏襲しました。エンジンは先代から引き継いだDOHC 4気筒1.3L(92HP)の改良版で、DOHC 4気筒DOHC 1.5L(105HP)ディーゼルターボが追加されました。変速機は5/6段MTと6段ATで、前輪駆動/4WDがあります。斜め後方から接近する車両を知らせる先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ アクティブセンス)」が採用されました。
2015年にDOHC 4気筒1.5L(116HP)エンジン116HPを搭載する高性能版の15MBが追加されました。2016年のマイナーチェンジで、横方向と 前後方向の加速度を統合的にコントロールするG-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control)を標準装備しました。2018年に1.3Lエンジンが1.5Lエンジンに変更されました。2019年のマイナーチェンジで国内向けの車名もマツダ2に変更されました。マツダ2はトヨタにOEM供給され、2015年から北米でサイオンiA(2016年以降はヤリスiA)として販売されました。
ミニカーは2014年に発売されたハイストーリー製です。1.5Lディーゼルエンジンを搭載するXD ツーリングをモデル化しています。ハイストーリーはレジン製がメインですが、実車のプロモーション用としてマツダからも販売されていて、製作台数が多いことからダイキャスト製となったようです。(ダイキャスト製の方が品質的に安定していて値段も下げられるはずですが、これは少し高いです) このミニカーは入手していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。画像を見ただけですが、最近のミニカーとして標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。
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