Sorry Japanese Only
日産 ムラーノ (Z51) 日本 2009年
2008年に大型クロスオーバー SUV 日産 ムラーノ 2代目(Z51)が登場しました。先代は北米専用車として開発されましたが、2代目は世界戦略車として開発されました。デザインは先代のイメージを踏襲しつつ、フロントグリル/ヘッドライト/テールライトが変更されました。先代と同じく高級セダンのティアナ(J32)のプラットフォームを使い、DOHC 4気筒2.5L(170HP)/DOHC V型6気筒3.5L(260HP)と欧州仕様車用の4気筒2.5L(190HP)ディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。4WDはセンターデフを持たず走行条件に応じて前後輪の駆動力配分を電子制御する「オールモード4X4-i」を採用していました。
2011年のマイナーチェンジでフロントグリル/バンパーとリアライトなど内外装の意匠が変更されました。このマイナーチェンジで北米向けには電動収納式ソフトトップを持つ2ドアのオープンカー クロスカブリオレ(クロスオーバーSUVとしては世界初のカブリオレ)が追加されました。2014年にムラーノ 3代目(Z52)にモデルチェンジし、クロスカブリオレは廃止されました。ムラーノ 3代目は日本では販売されず、ムラーノの国内版はエクストレイル 3代目(T32)に統合されて2015年に国内販売が終了しました。(実車画像→ 日産 ムラーノ クロスカブリオレ 2011) (実車画像→ 日産 ムラーノ 2015)
ミニカーは2011年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。ガラスサンルーフ仕様をモデル化しています。日産名車コレクションの初期の物はノレブ製でしたが、これはイクソ製です。イクソはOEMで京商 Jコレクションのムラーノ 2代目(型番JC56001GB)を製造していましたので、それを流用しています。2代目で変更されたフロントグリルやヘッドライトがリアルで、実車がうまく再現されています。サンルーフ越しにナビ画面が見えるなど室内も良く再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。これ以外のムラーノ 2代目のミニカーはこれと同じ京商 Jコレクション、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1556
トヨタ プリウス ZVW30型 日本 2009年
2009年にトヨタ プリウス 3代目(ZVW30)が登場しました。ボディは少し大きくなり外観は先代のスタイルを踏襲し、フロントの意匠が新しくなりました。ハイブリッドシステムは昇圧コンバーターで駆動電圧を650Vまで昇圧することで小型/高速化した電動モーターに減速ギヤを追加した「リダクション機構付THS II」に変わりました。エンジンは1.5Lから1.8Lに変わりモーターも68HPから82HPにパワーアップし、高速での走行性能が向上しました。システムの小型軽量化で燃費は38km/Lに向上しました。ムーンルーフ(ガラスサンルーフ)にソーラーパネルを追加し、その発電力で駐車中の車内換気を行う「ソーラー ベンチレーション システム」がオプション設定されました。
2011年のマイナーチェンジでフロントグリル/バンパーとリアライトの意匠が変更されました。2011年に派生?種としてホイールベースを延長したワゴンのプリウスαとコンパクトハイブリッドカーのアクアが登場しました。2012年に大容量リチウムイオン電池を搭載したプラグイン ハイブリッド(外部からの充電機能付きハイブリッド)のプリウス PHVが販売されました。電動モーターのみのEV走行は最高速度100km/h、航続距離23.4㎞でした。プリウス 3代目は発売当初から人気が高く、2010年には約32万台が販売され年間販売台数記録を達成するなど大ヒットしました。2015年にプリウス 4代目にモデルチェンジしました。プリウス PHVはは2017年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ プリウス α 2014) (実車画像→ トヨタ プリウス 2015)
ミニカーは2010年に発売された京商 Jコレクション製です。プリウス 3代目初期型をモデル化しています。プロポーションが良く、ボディ中央あたりに頂点がある山型ルーフのボディがうまく再現され良い出来ばえです。青いエンブレム、独特な形状のヘッドライト/テールライトや室内などの細部も良く再現されています。京商 Jコレクションはタクシー仕様やプリウス PHVもモデル化しています。これ以外のプリウス 3代目のミニカーはトミカの1/60、Mテック カプセルの1/72、京商 サークル Kの1/64、エブロのノーマルとムーンルーフ仕様、WIT'S(レジン製)のTRD仕様、ミニチャンプスの輸出仕様、TINYの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで38㎞画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1405
ホンダ インサイト 日本 2009年
2009年にホンダ インサイト 2代目が登場しました。初代は燃費最優先の設計で徹底的な軽量化と空力対策を施した2ドアクーペでしたが、2代目は5ドアハッチバックセダンに代わりました。デザインはリアハッチのエクストラウィンドーなどライバルのトヨタ プリウス 2代目のスタイルに良く似ていますが、切れ長のヘッドライトはホンダらしい顔付でした。ハイブリッドシステムはエンジン走行を基本とするシビック ハイブリッド 2代目と同じIMAシステムでした。気筒休止システムを採用した4気筒1.3L(88HP)エンジンと電気モーター(14HP)とニッケル水素電池で構成するハイブリッドで燃費は27.2㎞/L(標準モデル)でした。初代と異なり変速機はCVTのみとなりました。(エンジン全気筒を休止させると短期間のEV走行ができました)
2011年にサスペンション設定が変更され、タイヤサイズを16インチから15インチに変更し、燃費が30km/L(上級モデルLS)に向上しました。2011年のマイナーチェンジでバンパーの意匠を変更し、エンジンとIMAシステムの改良で燃費が少し向上しました。同時に4気筒1.5L(120HP)エンジンを搭載した上級グレードのエクスクルーシブが追加されました。ハイブリッド車としては低価格でしたので当初の販売は好調でしたが、IMAハイブリッドシステムが時代遅れになると販売が低迷しました。2014年に生産中止となり、後継者はグレイスでした。(実車画像→ ホンダ グレイス 2017)
ミニカーは2010年に発売された京商 Jコレクション製です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され良く出来ています。灯火類や室内などの細部も良く再現してあります。これ以外のインサイト 2代目のミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/60、Mテック カプセルの1/72、RAI'Sのポリス仕様、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1422
スバル インプレッサ WRX STI 日本 2009年
2007年にスバル インプレッサ 3代目が登場しました。当初は先代まで設定されていたワゴンが5ドアハッチバックに変わって登場し、その9ケ月後に4ドアセダンがインプレッサ アネシスの名前で登場しました。どちらも先代より全長が長く車幅も1.7mを超える3ナンバー車となりました。外観は先代よりスマートな顔つきになり、ハッチバックとセダンは異なるフロントグリルとなっていました。エンジンは水平対向DOHC 4気筒1.5L/SOHC 4気筒2L/DOHC 4気筒2Lターボ(280HP)があり、駆動方式は前輪駆動と、自動変速はアクティブトルク スプリット4WD、マニアル変速はビスカスLSD付センターデフ式4WDでした。
2007年にDOHC 4気筒2Lターボ(308HP)エンジンを搭載し、ブリスターフェンダーの専用ボディとした高性能版のWRX STIが5ドア ハッチバックに設定されました。WRX STIは2010年からはセダンにも設定され、同時に車名表示がインプレッサ WRX STIからWRX STIに変更され、インプレッサ シリーズから独立したモデルとなりました。(正式名称は変わらず) 2010年に専用の2Lターボ(320HP)エンジンを搭載する高性能コンプリートカー R205(ハッチバック)、2011年にWRX STI S206(セダン)が限定販売されました。 2010年に派生車として5ドアハッチバックでクロスオーバーSUVのVXが登場しました。2011年にVXが生産中止となり、インプレッサは4代目にモデルチェンジしました。別シリーズとなったWRX STIは2014年にWRX 初代にモデルチェンジしました。 (実車画像→ スバル インプレッサ スポーツ 2011)
ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。高性能版のWRX STIの5ドアハッチバックをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソがOEM製造している京商 JコレクションのWRX STI(型番JC57003)を流用しているようです。フロント周りのリアルな造形と大きなブリスターフェンダーで実車の雰囲気をうまく再現しています。ただ安価な雑誌付きミニカーなので室内などの細部の仕上げなどは今一つです。 これ以外のインプレッサ 3代目のミニカーはWRX STIとラリー仕様が多いですが、前述の京商 JコレクションとサークルKの1/64、トミカの1/59とセダンの1/67、エブロのセダン、イクソのラリー仕様、MARK43(レジン製)のハッチバックなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1613
メルセデス ベンツ SLS AMG クーペ (C197) ドイツ 2010年
メルセデス ベンツ SLR マクラーレンの後継車として、メルセデス ベンツ SLS AMG (C197)が2009年に登場しました。メルセデス ベンツのチューニングを行ってきたAMGが独自開発した初めての車でした。デザインは1950年代の有名なスポーツカー 300SLをモチーフにしていて、ガルウィング式ドアを採用していました。SLR マクラーレンはカーボンモノコック構造などコストの高い設計で価格は約7300万円でしたが、 SLS AMGはアルミ製スペースフレーム構造を採用するなどして価格は約3000万円と大幅ににコストダウンされました。エンジンはDOHC V型8気筒6.2L(571HP)を搭載し、7段DCT自動変速機仕様で、0-100km/h加速は3.8秒とSLR マクラーレンと同等の性能でした。
2010年にSLS AMGをベースにした電気自動車SLS AMG E-CELLが開発され、2013年に市販されました。リチウムイオン電池を採用し4輪に直結したモーターで、SLS AMGと同等の性能があったそうです。2011年にガルウィング式ドアを通常の横開き式に変更し電動ソフトトップを装備したロードスターが追加されました。2010年にFIA GT3レース用のレーシング仕様のSLS AMG GT3が開発されました。2013年に631HPにパワーアップしボディを軽量化した高性能版のブラックシリーズが限定生産されました。2014年に生産中止となり、総生産台数は約2700台でした。後継車はメルセデス AMG GT (C190)でした。(実車画像→ メルセデス AMG GT (C190))
ミニカーは2011年に発売されたシュコー製です。シュコーらしいうまい造形で実車のデザインが良く再現され、とても良く出来ています。フロントグリル/ヘッドライト周りがリアルに再現され、室内/インパネなどの細部もリアルに仕上げてあります。シュコー以外ではソリド、イクソ、ヘルパの1/87、ミニチャンプスのノーマルとレース仕様が50種類以上、エブロのレース仕様、ノレブの1/18、スパーク(レジン製)のレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1968
ページ « 前へ 1...351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 ...372 次へ »
当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.