ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

PORSCHE PANAMERA (970) 2009 GERMANY

PORSCHE PANAMERA (970)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE PANAMERA (970)


SOLIDO 421433330 1/43 115㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.97m 全幅約1.93m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.6L 300HP 
6段変速/7段半自動変速 (4WD有り)
性能: 最高速265km/h  データーベースでポルシェ パナメーラのミニカー検索

ポルシェ パナメーラ (970型) ドイツ 2009年

 

 ポルシェ初の4人乗りの4ドアセダンであるパナメーラが2009年に登場しました。2002年に登場したSUVのカイエンの販売が好調であったことから、ポルシェの販路を広げるために開発されたようです。外観的には911を引き伸ばしたようなデザインで911のイメージを感じさせますが、内装などは911よりかなり豪華に仕立てられていました。カイエンやパナメーラは従来からの911のコアなファンには評判が悪いそうで、パナメーラのユーザーは911の客層とは異なっているようです。

 

 当初のパナメーラ S/4S/ターボにはV型8気筒4.8L(400HP/ターボ 500HP)エンジンが搭載され、追加されたパナメーラとパナメーラ 4にはV型6気筒3.6L(300HP)エンジンが搭載されました。2011年にV型6気筒3L(250HP)ターボ ディーゼルエンジン搭載のディーゼル、V型6気筒3L(280HP)ターボ エンジンに電動モーターを追加したS ハイブリッド、V型8気筒4.8L(550HP)エンジン搭載の高性能版 ターボ S(最高速306km/h)が追加されました。2013年のマイナーチェンジでバンパーの意匠が小変更され、プラグインハイブリッドのS E-ハイブリッドが追加されました。2016年に2代目(971型)にモデルチェンジしました。なお2代目には5ドア ステーションワゴンが追加されました。(実車画像→ ポルシェ パナメーラ (971型))

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたソリド製です。この当時のソリドは比較的安価な値段ながらも、老舗らしい出来の良いミニカーを製作していました。このパナメーラも当時の定価が約3000円(同時期のミニチャンプス製の約半額)でしたが、全体的なプロポーションが良く灯火類など基本的なパーツをきちんと押さえたコスパの良いミニカーに仕上がっています。室内の造形も値段相応以上に仕上げてあり、欧州仕様のナンバープレートもリアルです。これ以外のパナメーラのミニカーは、ミニチャンプス、スパーク(レジン製)、ノレブの1/18、シュコーの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PORSCHE PANAMERA 1
PORSCHE PANAMERA 2

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OPEL INSIGNIA OPC 2009 GERMANY

OPEL INSIGNIA OPC
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL INSIGNIA OPC


SCHUCO 450742100 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.83m 全幅約1.86m エンジン 変速機: V型6気筒 2.8L ターボ 320HP 6段自動変速 4WD
性能: 最高速250km/h   データーベースでオペル インシグニアのミニカー検索

オペル インシグニア OPC ドイツ 2009年

 

 ベクトラの3代目ベクトラ Cは2002年に登場します。上級車のオメガが2003年に廃止されることが予定されており、ボディを大きくしてオメガのユーザーを引き受けることになりました。その為、デザインもやや大人しくなっています。ボディタイプは4ドアセダン、ワゴン、5ドアハッチバック(GTSと称す)がありました。エンジンは4気筒1.6L/1.8L/2L/2.2L、6気筒2.8L/3.2L、4気筒2L/V型6気筒3Lターボ ディーゼルなどがありました。2003年に派生車種としてワゴンをロングホイール化したシグナムが登場しました。2006年に吊り目ヘッドライトでフロントを新しくした後期型に変わりました。

 

 ベクトラ C/シグナムの後継車としてインシグニアが2008年に登場しました。(オペルは良く名前が変わります) このクラスの高級車に共通するデザインですが、大きなV字型のグリルが特徴です。(ヴォクスホール版のインシグニアもほぼ同じデザイン) ボディタイプはセダン、5ドアハッチバック、ワゴン(スポーツ ツアラー)がありました。当初のエンジンは4気筒1.6L/1.8L/2Lターボ、V型6気筒2.8L、4気筒2Lターボ ディーゼルなどがありました。2009年にV型6気筒2.8Lターボ(320HP)エンジンを搭載して4WD化した高性能版のOPCが追加されました。2013年のマイナーチェンジでヘッドライト形状などフロントが変わりました。2009年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 

 ベクトラ Cのミニカーはシュコーの前期/後期型、ミニチャンプスのDTM仕様、リーツェなどたくさんあります。→ データーベースでオペル ベクトラのミニカー検索
 画像のインシグニアはシュコー製でバンパーにインテークがある高性能版OPCをモデル化しています。(画像はシュコーのWEBサイトから拝借) プロモーションの権利がミニチャンプスからシュコーに変わったようで、ミニカーはシュコーが独占しています。(ミニチャンプスはすっかり影が薄くなりました) なお2003年のコンセプトカーはノレブがモデル化しています。

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FERRARI 458 ITALIA 2009 ITALY

FERRARI 458 ITALIA
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FERRARI 458 ITALIA


MATTEL MT5502X 1/43 106㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.53m 全幅約1.94m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.5L 570HP 
 7段半自動変速
性能: 最高速325km/h  データーベースでフェラーリ 458のミニカー検索

フェラーリ 458 イタリア イタリア 2009年

 

 2009年にフェラーリ F430の後継車として458 イタリアが登場しました。(458とは4.5L 8気筒の意) デザインはピニンファリーナで、従来のフェラーリのミドシップ車のデザインを踏襲していましたが、空力的に高度な工夫がされていました。フロントグリル両サイドのエアインテークは空気をボディ下部に流してダウンフォースを発生させ、弾性ウィングレットと称するヘッドライト横の開口部を覆う部分は高速走行時に変形し、空気抵抗を低減させる構造となっていました。エンツォ フェラーリと同じ上半分が露出したLED式テールライトも外観上の特徴でした。

 

 シャーシ、エンジン、ボディが全てアルミ製で、車重は1380㎏と軽量でした。変速機は7段デュアルクラッチ式F1マチックが採用され、ステアリングホイール近くにあるパドル操作だけで素早いギヤシフトができました。2011年に電動格納式ハードトップを持つカブリオレ クーペであるスパイダーが追加されました。2013年には、エンジンを605HPにパワーアップした458 スペチアーレが追加されました。レース仕様として、2011年にワンメイクレース用の458 チャレンジが設定され、その後LM-GTE仕様の458 GTC、FIA-GT仕様の458 GT2/GT3なども設定されました。2015年に488 GTBにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーはマテル(ホットホイール)製のエリートシリーズで、2012年に発売されました。(エリートシリーズは通常より仕上げレベルを上げてありました) 実車のデザインがうまく再現されていて、良く出来ています。特徴的なウィングレット開口部があるヘッドライト周り、リアウインドー下のエンジン、室内などの細部も結構リアルに仕上げてあります。特に室内ではステアリングホイールのギアシフト用パドルが、ホイールからやや離れすぎながらも再現されているのはなかなかのものです。マテルはスパイダー/スペチアーレ/GT2など約50種類を1/43と1/18でモデル化しています。2014年までフェラーリのモデル化ライセンス契約をマテルがほぼ独占していたので、モデル化されたミニカーが多かったのです。マテル以外の458 イタリアのミニカーはブラーゴの1/43やシュコーの1/64、京商の1/64、レジン製ではBBR、ルックスマート、アイドロンなどもあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 458 ITALIA 1
FERRARI 458 ITALIA 2

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NISSAN FUGA 370GT (Y51) 2009 JAPAN

NISSAN FUGA 370GT (Y51)
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NISSAN FUGA 370GT (Y51)


KYOSHO K03731BK 1/43 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.98m 全幅約1.85m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.7L 335HP 7段自動変速 FR/4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで日産 フーガのミニカー検索

日産 フーガ 370GT Y51型 日本 2009年

 

 2009年に日産 フーガ 2代目(Y51)が登場しました。先代のデザインを発展させてマセラティ クワトロポルテのようなダイナミックなデザインになりました。プラットフォームは先代をベースにして改良され軽量化/高剛性化され、マルチリンク式リアサスペンションは新設計されました。エンジンはDOHC V型6気筒2.5L/3.7L(335HP)が搭載され、北米仕様のインフィニティ M56にはV型8気筒5.6L(426HP)、欧州仕様のインフィニティ M30dにはV型6気筒3Lディーゼルが搭載されました。内装にも曲面が多用され室内の広さは同クラスのトップクラスで、スピーカーからエンジンのこもり音と逆位相の音を発生してこもり音を低減する「アクティブ ノイズ コントロール」システムを採用し静粛性も優れていました。

 

 2010年にフーガ ハイブリッドが追加されました。ハイブリッドシステムはV型6気筒3.5L(306HP)エンジンとクラッチで接続されるギヤボックスに内蔵した電動モーター(68HP)とリチウムイオン電池で構成されるパラレル方式でEV走行も可能でした。2012年に派生車としてハイブリッド専用車のシーマ 5代目(HGY51)が登場しました。2015年のマイナーチェンジで灯火類がLED化されフロントグリル/バンパーの意匠が変更されました。2019年にフーガとシーマは仕様変更されて、安全装備として「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「インテリジェント クルーズコントロール」などが標準装備されました。2022年に生産中止となり、セドリックから続いてきた日産の高級セダンが消えました。(実車画像→ 日産 シーマ (HGY51) 2012)

 

 

 ミニカーは2010年に発売された京商製の当時物です。フーガ 2代目 初期型 370GTをモデル化しています。特徴的なフロント/リア周りの造形がうまく再現されていて、実車のダイナミックなデザインが良く再現されています。室内も彩色されてリアルに再現されていて、全体的にとても良く出来ています。このフーガ 2代目もそうですが、2015年頃までの京商の1/43 ダイキャスト製ミニカー(主にJコレクション シリーズ)は比較的安価ながらも良い出来ばえのミニカーが多かったです。(2022年現在では高価になりましたが) これ以外のフーガ 2代目のミニカーはトミカの1/64、WIT'S(レジン製)のエアロ パッケージ 2とハイブリッドなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN FUGA 370GT (Y51) 1
NISSAN FUGA 370GT (Y51) 2

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NISSAN MURANO (Z51) 2009 JAPAN

NISSAN MURANO (Z51)
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NISSAN MURANO (Z51)


NISSAN CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 60 1/43 114mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.85m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.5L 260HP
 6段自動変速/CVT  4WD
性能: 最高速209km/h (北米仕様)  データーベースで日産 ムラーノのミニカー検索

日産 ムラーノ (Z51) 日本 2009年

 

 2008年に大型クロスオーバー SUV 日産 ムラーノ 2代目(Z51)が登場しました。先代は北米専用車として開発されましたが、2代目は世界戦略車として開発されました。デザインは先代のイメージを踏襲しつつ、フロントグリル/ヘッドライト/テールライトが変更されました。先代と同じく高級セダンのティアナ(J32)のプラットフォームを使い、DOHC 4気筒2.5L(170HP)/DOHC V型6気筒3.5L(260HP)と欧州仕様車用の4気筒2.5L(190HP)ディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。4WDはセンターデフを持たず走行条件に応じて前後輪の駆動力配分を電子制御する「オールモード4X4-i」を採用していました。

 

 2011年のマイナーチェンジでフロントグリル/バンパーとリアライトなど内外装の意匠が変更されました。このマイナーチェンジで北米向けには電動収納式ソフトトップを持つ2ドアのオープンカー クロスカブリオレ(クロスオーバーSUVとしては世界初のカブリオレ)が追加されました。2014年にムラーノ 3代目(Z52)にモデルチェンジし、クロスカブリオレは廃止されました。ムラーノ 3代目は日本では販売されず、ムラーノの国内版はエクストレイル 3代目(T32)に統合されて2015年に国内販売が終了しました。(実車画像→ 日産 ムラーノ クロスカブリオレ 2011) (実車画像→ 日産 ムラーノ 2015)

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。ガラスサンルーフ仕様をモデル化しています。日産名車コレクションの初期の物はノレブ製でしたが、これはイクソ製です。イクソはOEMで京商 Jコレクションのムラーノ 2代目(型番JC56001GB)を製造していましたので、それを流用しています。2代目で変更されたフロントグリルやヘッドライトがリアルで、実車がうまく再現されています。サンルーフ越しにナビ画面が見えるなど室内も良く再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。これ以外のムラーノ 2代目のミニカーはこれと同じ京商 Jコレクション、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN MURANO 1
NISSAN MURANO 2

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