ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA 3 MPS (AXELA) 2008 JAPAN

MAZDA 3 MPS (AXELA)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 3 MPS (AXELA)


AUTO ART 55941 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.51m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.3L ターボ 272HP 6段変速
性能: 最高速250km/h (輸出仕様)  データーベースでマツダ 3 (アクセラ)のミニカー検索

マツダ 3 MPS (アクセラ) 日本 2008年

 

 マツダ ファミリア(輸出名 323)の後継車としてアクセラ 初代が2003年に登場しました。フォード フォーカス 2代目とプラットフォームを共有する世界戦略車として、サイズが拡大され国内では3ナンバー規格となりました。同時期のマツダに共通する逆三角形のフロントグリルを持つ欧州風なデザインで、4ドアセダンと5ドアハッチバックがありました。DOHC 4気筒1.5L/2L(150HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で4WDもありました。2006年のマイナーチェンジでに内外装が変更され、DOHC 4気筒2.3L(264HP)ターボエンジン搭載の高性能版マツダスピード アクセラが追加されました。海外向けの名前はMAZDA 3で走行性能などが評価され、欧州をはじめとして世界中で大ヒットしました。(実車画像→ MAZDA 3 2003)

 

 アクセラ 2代目が2008年(国内は2009年)に登場しました。フロント下部に大きな5角形のフロントグリルを持つダイナミックなデザインに変わり、4ドアセダンと5ドアハッチバックがありました。プラットフォームは先代を継承してサスペンションが改良され、エンジンも先代とほぼ同じでした。1.5Lエンジン車にはCVTが搭載され、国内の2Lエンジン車にはエンジン停止位置を制御して再始動をスムーズにするアイドリングストップシステム「i-stop」が採用されました。2011年のマイナーチェンジで「SKYACTIV TECHNOLOGY」を適用した新型のDOHC 4気筒2L(154HP)エンジンと6段自動変速機が搭載され、走行性能が向上しました。先代同様に世界的に大ヒットし、2011年に世界累計生産台数300万台を達成しました。(マツダ車での最短記録) 2013年にアクセラ 3代目にモデルチェンジしました。 (実車画像→ マツダ アクセラ 2013)

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたオートアート製です。輸出仕様のマツダ 3 2代目をモデル化しています。車名のMPSとはMAZDA PERFORMANCE SERIESの略で、国内の高性能版マツダスピード アクセラに相当しますので、マツダスピード アクセラ専用のボンネット上のエアスクープやルーフスポイラーが付いています。オートアートのミニカーは1/18が主流ですが、1/43も出来が良いものが多いです。このマツダ 3もプロポーションが正確で、フロント周りの造形や室内などの細部もリアルでレベルの高い出来ばえになっていました。ただしオートアートの1/43の特徴であった前輪のステアリング操舵ギミックが省かれているのは少し残念です。オートアートはマツダスピード アクセラ 初代も1/43でモデル化しています。これ以外のアクセラのミニカーはハイストーリー(レジン製)のマツダスピード 初代、Mテック カプセルの初代 1/72、トミカの2代目 1/61、WIT'S(レジン製)の2代目、OVERSTEERの3代目 1/64などがあります。アクセラは世界中で大ヒットした割りにはミニカーが少ないです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA 3 MPS (AXELA) 1
MAZDA 3 MPS (AXELA) 2

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DAIHATSU HIJET CARGO 2008 JAPAN

DAIHATSU HIJET CARGO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU HIJET CARGO


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) No.175 1/43 82㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.39m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 659cc 50HP 5段変速/4段自動変速/3段自動変速
性能: 最高速120km/h?  データーベースでダイハツ ハイゼットのミニカー検索

ダイハツ ハイゼット カーゴ 日本 2008年

 

 ダイハツの軽商用車 ハイゼット 初代は1960年に登場しました。当初はトラックのみで、1961年にライトバン/パネルバンが追加されました。全長2.99m 全幅1.29mの軽規格のボンネットタイプのトラックで、2サイクル空冷2気筒 356㏄(17HP)エンジンを搭載する後輪駆動車でした。1966年にエンジンが水冷に変更されました。同社の軽3輪トラックのミゼットより積載量が多く居住性が良いトラックでした。(実車画像→ ダイハツ ハイゼット 初代)

 

 以下は歴代ハイゼットの概要です。

  • 1964年 2代目が登場 名前がハイゼット キャブとなりキャブオーバータイプに変わりました(ハイゼット 初代も併売) 軽自動車初の4段変速を採用 (実車画像→ ダイハツ ハイゼット 2代目)
  • 1968年 3代目が登場 併売されていたハイゼット 初代がフェローのトラック/バンに変わったので、名前がハイゼットに戻りました。ハイゼット電気自動車が登場 
  • 1971年 4代目が登場 バンのリアドアが軽自動車初の両側スライドドアとなり バックドアが横開きから跳ね上げ式となりました 1976年に軽規格の変更に対応して550㏄エンジンを追加  (実車画像→ ダイハツ ハイゼット 4代目)

 

 

  • 1977年 5代目が登場 軽規格の変更に対応してボディが大きくなりました 1980年にハイルーフ バンを追加
  • 1981年 6代目が登場 パートタイム4WDが設定されました 乗用タイプのハイゼット アトレーが登場
  • 1986年 7代目が登場 エンジンが3気筒に変更されました 1987年にピックアップにスーパーチャージャー付エンジンを採用 1990年に軽規格の変更に対応して660㏄エンジンを追加 3段自動変速を採用
  • 1993年 8代目が登場 
  • 1999年 9代目が登場 セミキャブオーバーのバンをカーゴに変更 デザインはイタル デザインのG.ジウジアーロが手がけました  (実車画像→ ダイハツ ハイゼット カーゴ)
  • 2004年 10代目が登場 カーゴをモデルチェンジ トラックはマイナーチェンジ 2005年に軽商用車初のハイブリッド車 カーゴ ハイブリットを追加 2014年にトラックをモデルチェンジ
  • 2021年 ハイゼット 11代目(乗用車仕様のアトレー 6代目)が登場 (実車画像→ ダイハツ ハイゼット カーゴ)

 ミニカーは2012年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションで、メーカーはイクソです。ハイゼット 10代目で2007年のマイナーチェンジ後の カーゴをモデル化しています。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。マイナーチェンジ後のフロントの意匠や室内のインパネの造形もリアルで、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ていました。軽商用車はあまりミニカーにならないので、その点で貴重なミニカーです。これ以外のハイゼットのミニカーは少ないですが、懐かしの商用車コレクションの4代目のバン、トミーテックの10代目のカーゴ 1/150、RAi'Sの10代目のポリス仕様、CARNELの10代目の消防車仕様、ハイストーリー(レジン製)の10代目 トラック、トミカの11代目 1/55などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIHATSU HIJET 1
DAIHATSU HIJET 2

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SUZUKI WAGON R 2008 JAPAN

SUZUKI WAGON R
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SUZUKI WAGON R


TOMICA 58 1/59 56㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.39m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 660cc 54HP 5段変速/4段自動変速/CVT
性能: 最高速120km/h ?  データーベースでスズキ ワゴンRのミニカー検索

スズキ ワゴンR 日本 2008年

 

 1998年にスズキ ワゴンR 2代目が登場しました。外観は初代とほとんど同じでしたが、軽自動車の規格変更に対応して車体が大型化され居住性が向上しました。先代と同じ右側後部ドアのない4ドア、5ドアがありました。エンジンも先代と同じ3気筒660㏄/660ccターボ、DOHC 3気筒660ccと高性能版のRR用のDOHC 3気筒660ccターボ(64HP)を搭載する前輪駆動/フルタイム4WD車でした。変速機はCVTが追加され、RRには5段変速が設定されました。2000年に4ドアが廃止され、同年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更された後期型となりました。(実車画像→ スズキ ワゴンR 1998)

 

 2003年にスズキ ワゴンR 3代目が登場しました。外観のデザインは先代を踏襲し、ヘッドライトが縦長になりました。DOHC 3気筒660㏄/660ccターボエンジンを搭載する前輪駆動/フルタイム4WD車でした。高性能版のRR-DIには軽初の直接噴射式ターボエンジンが搭載されました。2005年のマイナーチェンジで、フロントグリルとテールライトの意匠が変更されました。2007年にボンネット先端を上げて横長ヘッドライトを採用して、外観のイメージを大幅に変更したスティングレーが追加されました。2008年にワゴンRは国内累計販売300万台を達成しました。(実車画像→ スズキ ワゴンR 2003スズキ ワゴンR スティングレー 2007)

 

 

 2008年にスズキ ワゴンR 4代目(ワゴンR スティングレー 2代目)が登場しました。基本的なデザインは先代を踏襲していましたが、Cピラーのクォーターウィンドーを止めて後部ドアが大きくなり、全体的にスタイリッシュな外観になりました。インパネシフトを採用するなどして室内は広くなりました。燃費を改善したDOHC 3気筒660㏄/660ccターボエンジンを搭載する前輪駆動/フルタイム4WD車でした。2008年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。2012年にワゴンR 5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スズキ ワゴンR 2012)

 ミニカーは2009年に発売されたトミカ製の当時物で、ワゴンR 4代目をモデル化しています。このミニカーは保有していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。 画像を見ただけですがトミカの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されているようです。テールゲートが開閉するギミック付きです。ワゴンR 4代目のミニカーは2023年現在でもこれしか無いようです。ワゴンR 2代目のミニカーはトミカのワゴンR RR 1/56があり、ワゴンR 3代目は童友社のワゴンR FX-S 1/64、ワゴンR 5代目はトミカの1/58があります。

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VOLKSWAGEN GOLF VI GTD 2009 GERMANY

VOLKSWAGEN GOLF VI GTD
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF VI GTD


SCHUCO 450740500 1/43 99㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.78m エンジン 変速機: 4気筒 2L ターボディーゼル 170HP 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速222km/h  データーベースでフォルクスワーゲン ゴルフ VIのミニカー検索

フォルクスワーゲン ゴルフ VI GTD ドイツ 2009年

 

 フォルクスワーゲン ゴルフの6代目が2008年に登場しました。先代をベースにした設計で、デザイン的にもヘッドライトの形状を少し変えたぐらいで大きな違いはありませんでした。サイズもほぼ同じで、3/5ドアハッチバックとワゴンのバリアント(2009年追加)、派生車のミニバン的なゴルフ プラスといったボディ構成も先代と同じでした。エンジンは4気筒1.2Lスーパーチャージャー/ターボ(105HP)、4気筒1.4L/1.6L、高性能版GTI用の4気筒2L(211HP)、4気筒1.6L/2Lターボディーゼル、高性能版GTD用の4気筒2L(170HP)ターボディーゼルなどがありました。

 

 2011年に電動開閉式ソフトトップを持つカブリオレが設定されました。カブリオレはゴルフ IV時代の2001年に生産中止されて以来の復活でした。先代のレース仕様のR32の後継として、4気筒2L(270HP)ターボ エンジンを搭載するRが2009年に設定されました。2013年にゴルフ 7代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約285万台でした。(実車画像→ フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオレ 2011)

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたシュコー製の当時物で、高性能版GTDをモデル化しています。前述した同じシュコー製のゴルフ Vと同様にプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。また灯火類(特にヘッドライト)、ホイール、室内などの細部の仕上げもレベルが高いです。シュコーは3/5ドア、GTIもモデル化していて、1/43のミニカーを独占していました。これ以外ではヘルパが1/87のカブリオレ、ノレブが1/18の3/5ドア、プロバンス ムラージュ(ノレブ)がバリアントとRをモデル化しています。以前はゴルフのプロモーション用ミニカーはミニチャンプスがほぼ独占していたのですが、ゴルフ VIでは1台もモデル化していません。ミニチャンプスは「奢れるもの久しからず」の格言どおりになりました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN GOLF VI GTD 1
VOLKSWAGEN GOLF VI GTD 2

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VOLKSWAGEN POLO V 2009 GERMANY

VOLKSWAGEN POLO V
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN POLO V


SCHUCO 07352 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 85HP 5段変速/7段半自動変速
性能: 最高速177km/h   データーベースでフォルクスワーゲン ポロのミニカー検索

フォルクスワーゲン ポロ V ドイツ 2009年

 

 フォルクスワーゲン ポロ 5代目が2009年に登場しました。上級車のゴルフ 6代目と同じようなフロントのデザインになっていました。先代のシャーシを改良したシャーシはフォルクスァーゲン グループのアウディ A1などと共通でした。先代より少し大きくなったボディは従来通りの3/5ドアハッチバックで、インドやロシア向けにはベント(VENTO)と呼ばれる4ドアセダンが2010年に設定されました。当初のエンジンはDOHC 3気筒1L/1.2L(70HP)/DOHC 4気筒1.4Lと新開発のTSIと称するスーパーチャージャーとターボチャージャーの2つの過給機を付けたDOHC 4気筒1.2L(105HP)、3気筒1.2L/4気筒1.6L(105HP)ターボディーゼルなどがありました。2010年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 2010年にSUV仕立てのクロス ポロ(4WDではない)も新型になりました。TSI方式のDOHC 4気筒1.4L(179HP)エンジンを搭載し、足回りを固めた高性能版GTIが 2010年に追加されました。3気筒1.2L(75HP)ターボディーゼルエンジンを搭載し、アイドリングストップ/ブレーキ回生を行い低燃費(30km/L以上)/低エミッションを実現させたブルーモーション(BlueMotion)モデルが2010年に設定されました。2013年からポロR WRCで世界ラリー選手権(WRC)に参戦しました。2014年のマイナーチェンジで、フロントグリル/バンパーなどの形状が小変更されました。

 

 

 ミニカーはシュコー製です。画像はシュコーの販売サイトから借用しました。これはプロモーション用に作られたミニカーだと思われますが、同時期にヘルパも1/43でフォルクスワーゲンのプロモーション用ミニカーを手掛けるようになっていました。ポロ 5代目の1/43ミニカーではシュコーが3ドア、ヘルパが5ドアをモデル化していました。ヘルパのポロ 5ドアはマイナーチェンジ後の2014年式で、ディーラー特注品です。それ以外ではトミカの5ドア 1/62、スパーク(レジン製)のラリー仕様、ノレブ、イクソがモデル化しています。

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