ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HONDA CIVIC (FD) 2006 JAPAN

HONDA CIVIC (FD)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC (FD)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 199 1/43 108mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.54m 全幅約1.75m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 140HP 5段変速/5段自動変速
性能: 最高速205km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ シビック 2000年以降のミニカー検索

ホンダ シビック FD型 日本 2006年

 

 2005年にホンダ シビック 8代目(FD型)が登場しました。外観は先代(EG型)をスマートにしたデザインになりました。先代は下級車フィットとユーザー層が被ったことで販売が低迷したことから、シビックは車幅が拡大され3ナンバー規格になりました。国内は5ドアハッチバックがなくなり4ドアセダンのみとなり、従来の4ドアセダンであったフェリオという名前がなくなりました。アメリカ向けには2ドアクーペ、欧州向けには3/5ドアハッチバックがありました。当初のエンジンは4気筒1.8L(140HP)を横置き搭載し、4WD仕様がなくなり前輪駆動だけとなりました。

 

 2006年にDOHC 4気筒2L(155HP)エンジンが追加されました。2007年に4ドアセダンにDOHC 4気筒2L(225HP)エンジンとスポーツサスペンションを搭載したタイプ R (FD2)が追加されました。2008年のマイナーチェンジでフロントグリル/バンパー、リアライトの意匠が変更されました。2009年に欧州仕様の3ドアハッチバックのタイプ R 日本仕様(FN2)が限定販売されました。2010年に国内仕様のシビックの販売が終了しました。2011年にシビック 9代目(FB型)が北米で発表されましたが、国内ではフィット 3代目と競合する関係で販売されず2014年にセダンがグレイスという別の名前で販売されました。2015年にシビック 10代目(FC/FK型)が登場し、2017年に国内仕様のシビックが復活しました。(実車画像→ ホンダ シビック 10代目(FC型))

 

 

 ミニカーは2013年に発売された国産名車コレクション製でメーカーはイクソです。イクソはプレミアムX ブランドでシビック (FD)をモデル化していますので、これはそれの廉価版となります。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていてなかなかの良い出来ばえです。室内もそこそこ再現されていますが、安価な雑誌付きミニカーですのでインパネのメーター印刷は省かれています。同じ型を使った色違いがFIRST43ブランドでも販売されています。これ以外のシビック 8代目のミニカーはタイプ Rばかりですが、トミカとトミカ リミッテドのタイプ R、エブロのタイプ R(FD)と欧州仕様 タイプ R(FN2)、WIT'S(レジン製)のタイプ R、MARK43(レジン製)のタイプ R、ホビー ジャパンのタイプ R 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CIVIC (FD) 1
HONDA CIVIC (FD) 2

 以下は2010年に発売されたエブロ製のホンダ シビック タイプ R ユーロ (FN2) 日本仕様 (1/43 型番44310)の画像です。2009年に国内で限定販売された3ドアハッチバックのタイプ R(FN2) 日本仕様をモデル化しています。実車は全長約4.27mX全幅約1.78mで、DOHC 4気筒2L(201HP)エンジンを搭載し、6段変速で最高速235km/h(欧州仕様)の性能でした。(実車画像→ ホンダ シビック タイプ R ユーロ (FN2)) エブロらしいリアルな造形で、実車のスポーティな雰囲気がうまく再現されかなり良い出来ばえです。バケットタイプのシートやインパネのメーターなど室内の細部も良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC TYPE R EURO (FN) 1
HONDA CIVIC TYPE R EURO (FN) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC TYPE R EURO (FN) 1
HONDA CIVIC TYPE R EURO (FN) 2

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ISUZU ELF VAN TRUCK SMOOTHER-EX 2006 JAPAN

ISUZU ELF VAN TRUCK SMOOTHER-EX
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ISUZU ELF VAN TRUCK SMOOTHER-EX


ISUZU 販促品  1/43 144㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.2m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 3L 直噴ターボディーゼル 150HP 
 5段自動変速
性能: 最高速 不明  データーベースでイスズ エルフのミニカー検索

イスズ エルフ パン トラック スムーサーEX 日本 2006年

 

 1959年にキャブオーバー式トラックのイスズ エルフ 初代が登場しました。当初は4気筒1.5L(60HP)ガソリンエンジンを搭載し、1960年に4気筒2Lディーゼルエンジンが追加されました。1965年に4灯式ヘッドライトに変更されました。
 1968年にエルフ 2代目が登場しました。エンジンは2.2Lガソリン/2Lディーゼルなどを搭載していました。1972年に日本初の前輪駆動トラック エルフ マイパックが追加されました。
 1975年 エルフ 3代目 登場
 1984年 エルフ 4代目 登場
 1993年 エルフ 5代目 登場
 2006年 エルフ 6代目 登場

 

 エルフ 6代目は縦長で吊り上がった角型4灯式ヘッドライトが特徴的なデザインです。このデザインは2006年グッドデザイン賞を受賞しています。エンジンはインタークーラー付ターボディーゼルで、1.5-3.5tクラスは3L(110-150HP)、4t以上は5.2L(155HP)を搭載しています。ボディ横幅の異なる標準キャブ、ハイキャブ、ワイドキャブがあり、荷台の大きさも標準ボディの3.2mから超ロングボディの5mまでバリエーションがあります。

 

 

 ミニカーはディーラー向け販促品として作られたもので、エルフ 6代目のハイキャブ ロングボディのバンをモデル化しています。非売品だと思われますが、2012年頃にちょっとしたつてを使って入手しました。メーカーはトラックなどのミニカーを手掛けているSHANGJIA MODEL(中国メーカー)です。(参照WEBサイトSHANGJIA MODEL) 縮尺1/43でプロモーションモデル的なリアルな作風でかなり良い出来ばえです。(タイヤ径が少し小さいので、そこはアンバランスな感じですが) サイドミラーが柔らかい樹脂製で壊れないように配慮してある点は好感がもてる設計です。なお車名のスムーサーEXとはエルフ 6代目から採用されたクラッチ操作を自動化したイスズ製自動変速機の名前です。エルフ 6代目のミニカーは京商の清掃車 1/43、トミカが数種類、TINYの数種類などがあります。なお当方のデーターベースによるとエルフのミニカーはトミカが多いのですが、初代から6代目までだいたい揃っているようです。 以下はフロント/キャブ部分の拡大画像と荷台/リアゲート開閉動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ISUZU ELF VAN TRUCK SMOOTHER-EX 1
ISUZU ELF VAN TRUCK SMOOTHER-EX 2

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MERCEDES-BENZ C-CLASS ELEGANCE (W204) 2007 GERMANY

MERCEDES-BENZ C-CLASS ELEGANCE (W204)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ C-CLASS ELEGANCE (W204)


SCHUCO 04921 1/43 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.5L 272HP 7段自動変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W204のミニカー検索

メルセデス ベンツ Cクラス エレガンス (W204) ドイツ 2007年

 

 メルセデス ベンツ Cクラスの3代目W204は2007年に登場しました。先代(W203)の特徴であったひょうたん形ヘッドライトのフロント周りが、上級車のSクラス(W221)と同じようなデザインに変わりました。セダンとエステートワゴン(S204)があり、2011年にCクラス初の本格的なクーペ(C204)が追加されました。セダン系のスポーティ仕様のアバンギャルドとクーペはフロントグリルに大型のスリーポインテッドスターをあしらった「クーペ グリル」と称する派手なデザインとなっています。(実車画像→ メルセデス ベンツ Cクラス クーペ(C204))

 

 エンジンはDOHC 4気筒1.8L(184HP)スーパーチャージャー、DOHC V型6気筒2.5/3/3.5L(272HP)、AMG仕様用のDOHC V型8気筒6.2L(457HP)、4気筒2.2L(170HP)ターボディーゼル、V型6気筒3L(224HP)ターボディーゼルなどがありました。1911年のマイナーチェンジで、内外装が変更され後期型となりました。見た目はあまり変わっていませんが、灯火類が大幅にLED化されました。W204系は世界中で大ヒットし、約240万台が販売されました。2014年に4代目のW205にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーはシュコー製で、2007年に発売されました。モデル名は単にCクラス(エレガンスはグレード名)とされているので、エンジン等の諸元はC350のデータを記載しました。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリル/ヘッドライト、室内の造形、欧州製ナンバープレートなど細部もリアルに仕上げてあります。シュコーはセダン アバンギャルド、ワゴン、AMG仕様の前期型/後期型をモデル化していますが、クーペだけはモデル化していません。(モデル化ライセンスの関係なのでしょう) クーペはノレブ、スパーク、GT スピリット(レジン製)の1/18などでモデル化されています。それ以外ではオートアートのセダンとTモデル 1/18やヘルパ/ブッシュのTモデル 1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ C-CLASS ELEGANCE (W204) 1
MERCEDES-BENZ C-CLASS ELEGANCE (W204) 2

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FIAT 500 2007 ITALY

FIAT 500
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500


NOREV 770030 1/43 82mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.55m 全幅約1.63m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.4L 100HP 5段変速/5段半自動変速
性能: 最高速182km/h   データーベースでフィアット 500 3代目のミニカー検索

フィアット 500 イタリア 2007年

 

 1950-1960年代の名車フィアット 500の3代目が2007年に登場しました。名前は500ですが500㏄のリアエンジン車というわけではなく、前述したパンダ 2代目をベースにした前輪駆動車でした。ただ1950-1960年代の500のフロント/リアをイメージさせるデザインになっており、このデザインとしたことがこの車の成功を約束したようなものでした。(イタリアだけではなく日本も含め世界的にヒットしています) 当初のエンジンは4気筒1.2L/1.4L、高性能版アバルト用のDOHC 4気筒1.4Lターボ(135HP)、4気筒1.3L(75HP)ディーゼルターボなどがありました。2008年のEU カー オブ ザ イヤーを受賞しました。

 

 2009年にソフトトップ仕様の500 カブリオレが設定されました。2010年に新開発の2気筒875ccインタークーラー付ターボ(88HP)エンジンを搭載するツインエア(TWIN AIR)が追加されました。このエンジンは吸気バルブの開閉を油圧で無段階に制御するもので、極めて高性能/低燃費の画期的なエンジンでした。これ以外にも160HPのアバルト 595、180HPのアバルト 695 トリブート フェラーリ(Tributo Ferrari)など多くのの限定仕様車が設定されました。2012年にムルティプラの後継車として、プント 3代目をベースにした5ドアハッチバックが500Lの名前で登場しました。(実車画像→ フィアット 500L 2012)
 2016年にフロントグリルとヘッドライトのデザインが変更され、2020年に電気自動車の500eが追加されました。(実車画像→ フィアット 500 EV 2020)

 

 

 ミニカーは2007年に発売されたノレブ製の当時物です。実車のイメージをうまく再現したノレブらしいそつのない良い出来ばえです。ノレブのフィアット 500のミニカーには1/18の大スケール版と1/43の標準版/廉価版と1/87の3インチ版があります。これは1/43の廉価版で標準版の定価5250円に対して定価3700円と安価でした。標準版と廉価版の違いはドアミラーの取付け位置で、廉価版はコストダウンでドアミラーをサイドウィンドー先端に取り付けていますが、標準版では実車同様にドアに付いています。(このコストダウンのやり方は実車と違う外観となるのであまり好ましくないですが) それ以外ではワイパーがフロントウィンドーと一体成型されているなど廉価版は仕上げが簡素になっています。ノレブはカブリオレ仕様もモデル化しています。ノレブ以外ではモンドモータースのアバルト仕様や、ミニチャンプスの1/64、ブラーゴの1/18、京商の1/64、トミカの500e 1/59などがあります。 ちなみに新旧500のサイズをミニカーで比較してみましたので、そのページもご覧ください。→ 新旧500のサイズをミニカーで比較  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 500 1
FIAT 500 2

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LAMBORGHINI REVENTON 2007 ITALY

LAMBORGHINI REVENTON
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI REVENTON


MATTEL MT5582N 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約2.06m エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6.5L 650HP 6段半自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速340km/h    データーベースでランボルギーニ レヴェントンのミニカー検索

ランボルギーニ レヴェントン イタリア 2007年

 

 ランボルギーニ ムルシエラゴをベースにした特注車であったレヴェントンが2007年に登場しました。たったの20台の限定生産で、価格は約1億6千万円でした。ボディデザインはステルス戦闘機をモチーフにしたもので、ムルシエラゴに鋭角的な面処理をしたようなデザインでした。この車のフロント/リアのデザインは2011年に登場したアヴェンタドールに採用されましたので、レヴェントンはアヴェンタドールの先行試作車的な車でもありました。2009年フランクフルトモーターショーでロードスター仕様が公開され15台限定で販売されました。

 

 ミニカーは2008年に発売されたマテル製で、エリートシリーズと称するマニア向けに販売されたものでした。この当時マテルのランボルギーニのミニカーの原型はイタリアのレジン製ミニカーのMRコレクションが担当していたそうです。確かにこのミニカーはその種のハンドメイドミニカー的な仕上がりになっています。特にテールライト下の開口部のエッチンング材カバーの中に冷却ファンが見えるといった非常に凝った作りはハンドメイドミニカー的な非常に凝った仕上げとなっています。さらにメーター表示やステリングホイールに付いたギヤシフト用パドルなど室内もかなりリアルに再現されています。

 

 

 当時の定価5500円ほどのミニカーで、ここまで仕上げてくれたのはすごいことですが、2005年ごろのミニチャンプスの1/43サイズにも同じような凝った作りのものが少数ですがありました。このような凝った仕上げは量産ミニカーとしては例外的なものではありますが、手作業で手間さえかければこのレベルの仕上げができることを示しています。ただこれをコストのかかる手作業に頼るのではなく、技術革新で安く仕上げて量産ミニカーに標準的に適用することを考えて欲しいものです。(例えば3Dプリンターを使うなどして) 以下はフロント/リア(テールライト下開口部)の拡大画像です。なおリアのライセンスプレート部に表示されている「CENTRO STILE」とはランボルギーニのデザイン部門の名前です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI REVENTON 1
LAMBORGHINI REVENTON 2

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