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アルファ ロメオ 159 3.2 V6 JTS Q4 イタリア 2005年
" 大ヒットしたアルファ ロメオ 156の後継車として159が2005年に登場しました。盾型のグリルの左右に3連式の丸形ヘッドライトを配した印象的なフロントは、同時期に登場したイタルデザインのG.ジウジアーロがデザインしたアルファ ロメオ ブレラとほぼ同じでした。156に比べてボディが大型化され、特に車幅が大幅に拡大されているのは、このフロントのデザインを成立させる為だったそうです。(実車画像→ アルファ ロメオ ブレラ)"
" 4気筒1.8L/1.9L/2.2L、V型6気筒3.2L、4気筒1.9Lターボ ディーゼル、5気筒2.4Lターボディーゼル エンジンを搭載する前輪駆動車で、6気筒エンジン搭載車にはQ4と称する4WD仕様もありました。トラクションコントロール、ブレーキアシスト、ABSなどを総合制御するスタビリティ コントロール システム VDCを装備していました。2009年に新型の4気筒1.75L直噴ターボ、4気筒2Lターボディーゼルエンジンが追加されました。2011年にはガソリンエンジンが廃止され、ディーゼルエンジンだけとなり同年に生産中止となりました。2007年に166が生産中止となっていたので、159はアルファ ロメオの最上級車となり、ポリスカーや官庁の公用車に多く採用されました。2015年に後継車のジュリア 2代目が登場しました。(実車画像→ アルファ ロメオ ジュリア 2代目)"
ミニカーは2007年に発売されたM4製です。イタリアのミニカーメーカー M4にはリオ、ベストモデル、アートモデルのブランドがありますが、M4 ブランドでも同じようなモデルを少し安価で販売しています。リアの車名ロゴ 「159 Q 3.2 JTS」から、V型6気筒エンジンを搭載する最上級仕様 3.2 V6 JTS Q4をモデル化しているようです。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。最大の特徴であるヘッドライト周りの造形はリアルで、内装などの細部もきちんと作ってあり、値段(定価約3700円)以上の良い出来ばえでした。これ以外の159のミニカーは、ミニチャンプスのセダン/ワゴン、ノレブ、Bブラーゴのセダン/ワゴン、京商のセダン/ワゴン 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フェラーリ 575M スーパーアメリカ イタリア 2005年
2005年にフェラーリ 575M マラネロのコンバーチブル仕様として、575M スーパーアメリカが登場しました。リアウインドーと一体化したガラス製のルーフが電動で後方に回転して、トランクリッドの上に重なることで、オープンカーになるという量産車としては世界初の変わった構造を採用していました。この構造は2000年に公開されたアルファ ロメオのコンセプトカー VOLA(元ピニンファリーナのチーフデザイナー L.フィオラヴァンティのデザイン)で提案されたものを実現したものでした。 (実車画像→ アルファ ロメオ VOLA) なおスーパー アメリカという名前は1950年代に生産された超高級車410 スーパーアメリカにちなんだものでした。
エンジンは575M マラネロのV型12気筒を5.7L(540HP)にパワーアップしていました。変速機は575M マラネロと同じ6段変速/6段半自動変速で、半自動はステアリングホイールのパドルで変速するF1マチックを採用していました。最高速は320km/hで、フェラーリは当時世界最速のコンバーチブルであるとしていました。599台の限定生産で2006年に製産中止となり、599 GTB フィオラノにモデルチェンジしました。(実車画像→ フェラーリ 599 GTB フィオラノ)
ミニカーは2007年に発売されたイクソ製です。イクソの型番FER***のフェラーリ シリーズの1台で、このシリーズに共通するそつの無い良い出来ばえです。プロポーションが良く、最大の特徴であるルーフの回転動作をギミックとして再現しています。ルーフを開くとリアルに再現されたパドル付ステアリングホイールやメーターなどの内装が良く見えます。なおミニカー付雑誌フェラーリ コレクションのスーパーアメリカは、これと同じ型ですがワイパーやライト類の仕上げを簡素化した廉価版となっています。イクソ以外のスーパーアメリカのミニカーとしては、全てレジン製ですが、ルックスマート、レッドライン、BBRなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
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ロールス ロイス ファントム エクステンデド ホイールベース イギリス 2005年
前述したロールス ロイス シルバー セラフはBMWがエンジンを供給し、フォルクスワーゲン傘下で製造されていました。ロールス ロイスのブランド使用権を入手したBMWは、独自開発の新型車ファントム (VII)を2003年に登場させました。このファントムという名前は1925年のファントム IからVIまで続いた由緒ある名前です。伝統的なラジエーターグリルを引き継いだ古典的なデザインで、シュートホイールベース仕様でも全長5.8m 全幅1.99mの大型セダンでした。エンジンはBMW製のDOHC V型12気筒6.8L(460HP)で、電子制御6段自動変速、最高速240km/hの性能でした。
コーチドアと称するリアシートへの乗降性に優れた観音開き式ドアが採用されていて、このドアは電動で開閉しドアにはエルメスの傘が内蔵されていました。内装は総革張りで、音声認識カーナビや温冷機能付カップホルダーなどいたれりつくせりの装備が付いていました。フロントグリル上の有名なマスコットは盗難防止/歩行者保護の為、衝撃を感知すると内部に格納されるようになっていました。またホイール中央に付いたRRのロゴが走行中も常に正立するようになっているなど普通の車にはない仕掛けが付いていました。2009年に一回り車体が小さいゴーストが登場しました。2012年のマイナーチェンジでII型になり丸型ヘッドライトが世界初のフルLED式の角形に変わりました。2017年にファントム 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ロールス ロイス ファントム (VIII))
ミニカーは2013年に発売された京商製です。2005年に追加されたロングホイールベース仕様 EWB(エクステンディッド ホイールベース)をモデル化しています。実車がでかいのでミニカーも全長143mmと大きなサイズでずっしりと重いです。ホイールが大きめなことが今一つですが、それ以外はプロポーションが良く、室内もリアルに再現されていてとても良い出来ばえです。実車に即した銀/黒のツートンカラーも綺麗です。ただ京商の最近の高価なミニカーは大きくりっぱな紙箱に入っていることが多く、これは場所をとるので個人的にはあまり有難くありません。京商はドロップヘッドクーペとクーペも1/43と1/18でモデル化しています。その他にはイクソもセダン/ドロップヘッドクーペ/クーペをモデル化していますが、これは多分京商と同じ型を使った仕様変更品ではないかと思います。(確証はありませんが、イクソは京商にOEMしていますから) 以下はフロント(エンブレム拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 フーガ 450GT Y50型 日本 2005年
2004年に日産 セドリック/グロリア(Y34)の後継車としてフーガ 初代(Y50)が登場しました。従来のオーソドックスなセダンスタイルからスポーティなスタイルに変わり、ダブルアーチド フロントグリル(フロントグリルの上下がアーチ形状となっている)と変わった形状のヘッドライトが特徴で、これはリアのライセンスプレート収納部とL型テールライトにも反復されています。XVとGTの2グレードがありセドリックの後継車がXV、グロリアの後継車がGTでフロントグリルなどの意匠が異なっていました。なおフーガという名前は日本語の風雅に因んだものです。
新開発されたプラットフォームはボンネットやトランクにアルミ合金を使って軽量化され、剛性が向上していました。当初のエンジンはDOHC V型6気筒2.5L/3.5L(280HP)が搭載されました。2005年にDOHC V型8気筒4.5L(333HP)エンジンを搭載する450GTが追加されました。2007年のマイナーチェンジでグレードがGTに統一され、前後バンパーとテールライトの意匠が変更されました。同時にV型6気筒2.5L/3.5Lエンジンが新型に変更されパワーアップしました。フーガ 初代(Y50)は北米ではインフィニティ M35/M45として販売され、ロシア、中東、韓国などでもインフィニティ ブランドで販売されました。2009年にフーガ 2代目(Y51)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2015年に発売されたWIT'S製(レジン製)です。フーガ 450GTをモデル化しています。2022年現在でもフーガ 初代のミニカーはこのWIT'S製しかないようで、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。(最近の新興ブランドの高価なレジン製ミニカーは出来ばえが価格に見合っていない上に経年劣化する可能性が高いので、私はほとんど購入しません) 画像を見ただけですがレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。
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日産 サファリ (Y61型) 日本 2005年
ジープタイプの4WD車 日産 パトロールの3代目の国内仕様車として、サファリ 初代(160型)が1980年に登場しました。(海外仕様の名前はパトロールのままでした) 頑丈な梯子型フレームを持つ本格的な4輪駆動車で、ランドローバーのようなスタイルでした。観音開きのバックドアを持つ4人乗り4ドアとショートホイールベースの2人乗り2ドアハードトップ(ハイルーフ仕様は4人乗り)と消防車仕様のダブルキャビンがありました。エンジンは6気筒3.2L(95HP)ディーゼルと消防車用の4気筒4Lガソリンがあり、駆動方式はパートタイム4WDでした。1985年のマイナーチェンジで角型ヘッドライトに変わりました。TVドラマ 西部警察の劇中車(特別機動車両隊指令車)として使われました。(実車画像→ 日産 サファリ 1980)
1987年にサファリ 2代目(Y60型)が登場しました。新設計のフレーム/サスペンションでボディが大きくなりました。エンジンは6気筒4.2L(125HP)ディーゼルとそのガソリン版(175HP)が消防車に搭載されました。1988年に3段ATが追加され、1991年に3列シート7人乗りのワゴン(ハードトップは2列シート5人乗り)が設定されました。1993年のマイナーチェンジでワゴンのディーゼルエンジンはターボ付きとなりました。1994年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更され、ワゴンハードトップに6気筒2.8Lディーゼルターボ(125HP)エンジンを搭載するスピリットタイプ I/IIが設定されました。(実車画像→ 日産 サファリ 1987)
1997年にサファリ 3代目(Y61型)が登場しました。プラットフォームは先代を踏襲していましたが、ボディが大きくなり乗用車的なデザインとなりました。この代で消防車専用仕様は廃止されました。エンジンは6気筒2.8L(135HP)/4.2L(160HP)ディーゼルターボ、6気筒4.5Lガソリン(200HP)が搭載されました。2002年のマイナーチェンジで、内外装の意匠が変更され6気筒4.8L(245HP)ディーゼルエンジンが追加されました。2004年のマイナーチェンジで後期型に変わり、内外装の意匠が大幅に変更されました。2007年に国内販売は終わりましたが、海外仕様は販売が続けられ2010年にはパトロール(Y62)が登場しました。(実車画像→ 日産 パトロール 2010)
ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。2004年のマイナーチェンジ後の後期型5ドアをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでサファリをモデル化していますので、それを流用して室内の仕上げを少し簡素化した廉価版です。(Jコレクション製は内装が色分けされていますが、これは黒一色です) 独特のフロントグリルやホイールなど実車がうまく再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。これ以外のサファリ 3代目のミニカーはいずれも後期型ですが、前述した京商 Jコレクション、 RAI'Sのポリス仕様、カーネルの消防車、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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