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ホンダ エリシオン 日本 2004年
ホンダ オデッセイ 初代は北米でも販売されましたが、現地ではサイズが小さいことであまり売れませんでした。そこでオデッセイ 2代目の北米仕様はサイズを拡大しエンジンを大型化したことで国内仕様とは別物になりました。この北米仕様のオデッセイを国内に輸入して1999年に販売したのがラグレイトでした。ラグレイトは全長約5.1mX全幅約1.94mの大型の高級ミニバンで、V型6気筒3.5L(205HP)エンジンを搭載していました。当時国内ではこのサイズのミニバンはありませんでした。ただサイズが大きすぎてあまり売れなかったようです。2005年まで販売されました。(実車画像→ ホンダ ラグレイト 1999)
2004年にラグレイトの後継車としてエリシオンが登場しました。3列シートの大型ミニバンで、オデッセイ 3代目より一回り大きいサイズでしたが、ラグレイトほどは大きくありませんでした。当初のエンジンはDOHC 4気筒2.4L(160HP)160HPとV型6気筒3L(250HP)で、前輪駆動と4WDがありました。2006年のマイナーチェンジで内外装が変更され、V型6気筒3.5L(300HP)エンジンを搭載した上級仕様のプレステージが追加されました。2008年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更され、2013年まで生産されました。後継車はなくオデッセイ 5代目に統合されました。(実車画像→ ホンダ オデッセイ 2013)
ミニカーは2010年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産していた京商 Jコレクション製のエリシオン(型番JC3200***)の型を流用しているようです。プロポーションが良く、フロントグリルの造形など実車の雰囲気が良く再現されています。国産名車コレクションのミニカーはコストの関係で室内の彩色処理を省略していることが多いのですが、このエリシオンはインパネなどがリアルに彩色されていて値段以上の良い出来ばえになっています。これ以外のエリシオンのミニカーは前述した京商 Jコレクションのエアロ パッケージ、トミカの1/65、Mテック カプセルの1/72、WIT'S(レジン製)のプレステージなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ レジェンド 日本 2004年
ホンダ レジェンドはホンダの国内最上級車で、北米ではアキュラ ブランドの高級車として1985年に登場しました。レジェンドの開発は当時業務提携していたイギリスのBL(ブリティッシュ レイランド のちのローバー)との共同開発で行われ、1986年に登場したローバー 800シリーズは姉妹車でした。外観はアコード 2代目に似たホンダ流の4ドアセダンでした。エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、当初はホンダ初のV型6気筒2L/2.5Lエンジンを搭載していました。1987年にV型6気筒2.7L(180HP)エンジンを搭載する3ナンバー規格車の2ドアハードトップが追加され、セダンも2.5Lエンジンが2.7Lとなりました。1988年のマイナーチェンジで、2Lにターボ仕様(190HP)が追加され、フロントグリルが大きくなりメッキモールが追加されて高級車らしい外観となりました。 (実車画像→ ホンダ アキュラ レジェンド 1985) (実車画像→ ローバー 800 1986)
1990年にレジェンド 2代目が登場しました。ボディが一回りほど大きくなり、先代のアコード風のデザインから離れて高級車らしいデザインになりました。先代はエンジンを横置きしていましたが、2代目はV型6気筒3.2L(215HP)エンジンを前車軸後方に縦置き配置して「FFミドシップ」と称していました。GPSを使用するホンダ ナビゲーションシステムや専用オーディオなど高級車としての装備が充実していました。(実車画像→ ホンダ レジェンド 1990)
1996年にレジェンド 3代目が登場しました。北米仕様はアキュラ レジェンドからアキュラ RLに名前が変更されました。2代目のプラットフォームを継承して構造的な変更は少なく、ボディがさらに高級車らしい外観となりました。エンジンはV型6気筒3.5L(215HP)に変更されました。1998年のマイナーチェンジでフロントグリルが大きくなりました。(実車画像→ ホンダ レジェンド 1996)
2004年にレジェンド 4代目が登場しました。外観は先代のデザインを進歩させたもので、よりスポーティなデザインとなりました。エンジンは縦置き搭載から横置きに変更され、新開発されたV型6気筒3.5L(300HP)エンジンの出力は当時の自主規制値280HPを国産車として初めて越えました。前後輪の駆動力を適正に配分する4WDシステム(SH-AWD)が採用され、その高性能が評価されて2004年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。2008年のマイナーチェンジでより押し出しの強いデザインに変更されました。2010年のマイナーチェンジでホンダ車初の6段自動変速が採用されました。2012年に生産中止となり、2015年にレジェンド 5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ レジェンド 2015)
ミニカーは2005年に発売されたエブロ製の当時物です。レジェンド 4代目の初期型をモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で、内装などの細部も良く再現されていますが、フロント周りの造形がややオーバーにデフォルメされている感じがします。(まずいデフォルメではないですが少しごつい気がする) これ以外のレジェンド 4代目のミニカーはWIT'S(レジン製)がありました。2021年にMARK43(レジン製)が初代のハードトップ、2022年に2代目をモデル化しました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。
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GM シボレー コルベット C6 コンバーチブル ’ストリート アピアランス’ アメリカ 2005年
GM シボレー コルベットの6代目C6が2005年に登場しました。デザインの基本は先代と同じですが、ボディ全体にエッジを効かせたよりシャープなデザインとなりました。衝突安全性対策や軽量化の為、リトラクタブルヘッドライトが廃止され固定式ヘッドライトが採用されました。先代より全長100mm、 全幅10mmのサイズダウンが行われ、ホイールベースは逆に30mm延長されたことで操縦安定性が向上していました。先代と同じ変速機をリアに配置するトランスアクスル方式が採用され前後重量配分は51:49と優れていました。なおコルベットの伝統であるフレーム構造にFRP製ボディ、横置きリーフスプリングのサスペンションを継承していたことは老舗ブランドの拘りを感じます。
エンジンは先代と同じV型8気筒で排気量を6L(400HP)に拡大していました。2008年に排気量を6.2L(436HP)に拡大し、先代同様に設定された高性能版のZ06はV型8気筒7L(511HP)エンジンを搭載しタイヤ/ブレーキが強化されていました。限定モデルとして販売されたさらに高性能なZR-1はスーパーチャージャーを追加したV型8気筒6.2L(647HP)エンジンを搭載し、ボディを軽量化しタイヤ/ブレーキをさらに強化していました。2013年に7代目コルベット C7にモデルチェンジしました。(実車画像→ シボレー コルベット C7 2014)
ミニカーはノレブ製で、2006年頃に発売されました。「ストリート アピアランス」という名前のパッケージ仕様をモデル化しているようです。実車画像をみるとこのパッケージ仕様はシート背後にガラス製ウインドディフレクターが設定されていました。ミニカーはそのウインドディフレクターも含めて室内が良く再現されていて、ノレブらしいそつのない良い出来ばえでした。ノレブはC6 クーペもモデル化しています。これ以外のC6のミニカーではオートアートの1/18、フランクリンミントの1/24、イクソのレース仕様、スパーク(レジン製)のレース仕様、ミニチャンプスのレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フォード マスタング GT アメリカ 2005年
1979年にフォード マスタング 3代目が登場しました。新しく開発された中型車用の「FOXプラットフォーム」(後輪駆動)を採用し、ハッチバッククーペとクーペがありました。デザイン的にはリアクオーターパネルのスリット処理が特徴的でした。1983年にはオープンのコンバーチブルが復活しました。当初のエンジンは4気筒2.3Lとそのターボ仕様(140HP フォード初の採用)、V型6気筒2.8L(109HP)、V型8気筒4.9L(140HP)などがありました。1984年にはターボ車に高性能版のSVO(175HP)が設定されました。1993年まで長く生産されました。(実車画像→ フォード マスタング 1979) データーベースでマスタング 3代目のミニカー検索
1994年にマスタング 4代目が登場しました。「FOXプラットフォーム」を改良してホイールベースが少し長くなり、クーペとコンバーチブルがありハッチバックはなくなりました。当時のフォード流のエアロルックというフロントのデザインで、リアフェンダーには初代を意識したエアダクトが付いていました。当初のエンジンはV型6気筒3.8L(145HP)、GT用のV型8気筒4.6L(215HP)とその高性能版 コブラ(240HP)などがありました。1997年にDOHC V型8気筒4.6Lエンジン(305HP)を搭載した高性能な SVT コブラが追加されました。1999年のマイナーチェンジでホイールアーチが大きくなるなど外観が大きく変わりました。(実車画像→ フォード マスタング 1994) データーベースでマスタング 4代目のミニカー検索
2005年にマスタング 5代目が登場しました。フロント グリルの造形やテールライトの形状に初代のイメージを現代風にアレンジしたデザインを採用していました。初代(特に後期型)は大きなサイズを生かしたかっこいいロングノーズのデザインでしたが、近代の車は無駄なスペースがないのでマスタング 5代目も昔風のロングノーズという訳ではありませんでした。それでも1960/70年代当時にマスタングにあこがれた熟年層などには受けそうなデザインでした。初代初期型より少し大きい外形寸法(4770X1880X1380mm)に、V型6気筒4L(210HP)、GT用のV型8気筒4.6L(300HP)エンジンを搭載していました。2011年にエンジンはV型6気筒3.7L(305HP)、GT用のV型8気筒5L(412HP)に変わりました。
2015年にマスタング 6代目が登場しました。幅を拡大したボディは、5代目のデザインを踏襲していますが、フロントはヘッドライトが変わりダイナミックな面構えになりました。エンジンは4気筒2.3L(310HP)、V型6気筒3.7L(300HP)、GT用のV型8気筒5L(435HP)/5.2L(526HP)などがありました。(実車画像→ フォード マスタング 2015) データーベースでマスタング 6代目のミニカー検索
ミニカーは2008年に発売されたミニチャンプス製で、V型8気筒4.6Lエンジンを搭載したマスタング 5代目 GTをモデル化しています。このミニカーは最初は赤で2005年に発売されこの青は2008年の発売でした。ミニチャンプスらしいそつのないリアルな造形で、灯火類や室内などの細部も良く再現されています。なおこのミニカーのようにサイドウインドーを開いた状態にしているのは、室内を良く見えるようにしているのです。(これは室内の仕上げに自信があることを示すものです) 2012年頃からミニチャンプスはコストダウンで室内の仕上げに手を抜くようになり、その頃からサイドウインドーは閉じた状態になりました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ Sクラス SWB (W221) ドイツ 2005年
メルセデス ベンツ Sクラスの5代目 W221が2005年に登場しました。先代のW220は先々代(W140)の大きさが批判され、サイズが少し小さくなったのですが、W221は先々代とほぼ同じサイズに戻りました。フロントのオーバーフェンダーが目立つデザインで、先代よりも迫力のあるスタイルとなりました。ロングホイールベースのプルマン(V221)や防弾仕様車(S600 ガード)がありました。内装はプラスチック製パネルを木や革に置き換えて豪華になり、メーター類が大型ディスプレイパネルのグラフィック表示となりました。先代同様に最先端のドライブ支援システムが装備され、夜間の視認性を向上させ歩行者認識機能を持つ「ナイトビューアシスト」がオプション設定されました。
当初のエンジンはS350のV型6気筒3.5L(272HP)とS550のV型8気筒5.5L(388HP)で、後にS600のV型12気筒5.5Lツインターボ(517HP)やS63 AMGのV型12気筒6.3Lツインターボ(525HP)などが追加されました。2009年にメルセデス ベンツ 初のハイブリッドカーS400 HYBRIDが追加され、この車はリチウムイオン電池を搭載した世界初の量産車でした。2006年に派生モデルとしてクーペのCLクラス(C216)が登場しました。2013年にSクラス 6代目(W222)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2006年に発売されたオートアート製です。オートアートの主力は1/18でその1/18サイズではトップレベルの品質ですが、1/43サイズでも車種が少ないながら一級品のミニカーを作っています。このSクラス W221もそのひとつで、プロポーションが良く、室内などの細部もリアルで素晴らしい出来ばえになっています。オートアートの1/43ミニカーのほとんどには前輪操舵ギミックが付いているのですが、このSクラス W221にもついています。オートアートは1/18でもW221をモデル化しています。これ以外のW221のミニカーは、ヘルパの1/87、京商のV221(リムジン)、その京商の物を流用していると思われるRAI'Sの要人警護車、スパーク(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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