ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER 2003 UK

BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER


LE MANS COLLECTION 12 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.64m 全幅約1.99m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒4L ツインターボ 615HP 6段自動変速
性能: 最高速350km/h  データーベースでベントレー スピード 8のミニカー検索

ベントレー スピード 8 #7 ルマン 優勝 イギリス 2003年

 

 ベントレーは1920年代にベントレー 3Lなどでルマンで5勝していますが、1931年にロールス ロイス社に買収されたことでレース活動から撤退しました。1998年にベントレーはフォルクスワーゲン傘下となったことでレース活動に復帰し、2001年から2003年までにルマン優勝を目指す「ルマン参戦3ヶ年計画」が立案されました。この計画に沿って開発されたプロトタイプレーシングカーがベントレー スピード 8です。基本的な構造は同じフォルクスワーゲン グループのアウディのルマンカー アウディ R8をベースにしていました。エンジンもアウディ R8と同じDOHC V型8気筒3.6Lツインターボ(600HP)を搭載していました。

 

 2001年にベントレーは71年ぶりにEXP スピード 8でルマンに復帰しました。最終結果は3位で表彰台に上りました。2002年ルマンではエンジンを4Lに拡大したスピード 8で参戦し、1-3位を独占したアウディ R8に次ぐ4位となりました。2003年ルマンはアウディがワークス チームで参戦しなかったので、スピード 8が実質的にフォルクスワーゲン グループのワークスとなり、1-2位でフィニッシュし通算6度目の優勝を遂げ、ベントレーの「ルマン参戦3ヶ年計画」は計画通りに達成されました。(これは簡単なことではありません 凄いです)

 

 

 ミニカーは2019年に発売されたアシェット製のルマン24時間レースカーコレクションで、メーカーはスパークです。スパークのミニカーはレジン製がメインですが、これはダイキャスト製です。2003年ルマンで優勝した7号車をモデル化しています。雑誌付きの安価なミニカーながらもエッチィング材のワイパーやホイールなどがリアルで、細かいところまでデカールがきちんと貼られているなどかなり良い出来ばえでした。これ以外のスピード 8のミニカーはイクソの2001/2003年型、オートアートの1/18の2002年型、ミニチャンプスの2002/2003年型、スパーク(レジン製)の2003年型などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER 1
BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER 2

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LOTUS EXIGE S1 2003 UK

LOTUS EXIGE S1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LOTUS EXIGE S1


IXO MOC061 1/43 89㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.8m 全幅約1.73m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L 179HP ミッドシップ搭載 6段変速
性能: 最高速220km/h  データーベースでロータス エキシージのミニカー検索

ロータス エキシージ S1 イギリス 2003年

 

 2000年にロータス エリーゼをベースにしたワンメイクレース用マシンとしてスポーツ エリーゼが開発されました。(実車画像→ ロータス スポーツ エリーゼ) スポーツ エリーゼはレースカーでしたので市販化されない予定でしたが、熱烈なファンの要望で市販車仕様のエキシージが2000年に登場しました。スポーツ エリーゼとの外観上の違いは、ロードスターからクーペに変更され、フロントのデザインが派手になっています。またカウルはカーボン樹脂で軽量化されていました。メカ的にはタイヤ外形が大きくなり、フロント/リアのトレッドが拡大され、ブレーキ/サスペンションが強化されていました。エンジンはローバー製 DOHC 4気筒1.8Lを179HPにパワーアップしていました。

 

 2004年にエリーゼがシリーズ 2(S2)に変わったので、エキシージもシリーズ 2となりました。シリーズ 2のエキシージはエリーゼの外観を変更しただけで、メカ的にはエリーゼと同じで、エリーゼ同様にエンジンがトヨタ製のDOHC 4気筒1.8L(192HP)ンに変わりました。2006年にスーパーチャージャーを追加して220HPにパワーアップした高性能版のエキシージ Sが追加されました。エキシージ Sの最高速は256㎞/hで当時最速クラスの市販車でした。 2012年にシリーズ 3(S2)に変わり、エンジンはスーパーチャージャーを追加したトヨタ製のDOHC V型6気筒3.5L(350HP)に変わりました。またエンジンが大きくなったので全長/全幅が少し拡大されました。

 

 

 ミニカーは2007年に発売されたイクソ製です。特徴的なフロントの造形がうまく再現されているなど実車の雰囲気が良く再現されていました。前後グリル/灯火類/室内などの細部もリアルに再現され、とても良い出来ばえでした。これ以外のエキシージのミニカーはトミカ、トミカ リミッテド、オートアートの1/18、ソリド、スパーク(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LOTUS EXIGE 1
LOTUS EXIGE 2

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NISSAN SKYLINE 300GT (V35) 2003 JAPAN

NISSAN SKYLINE 300GT (V35)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 300GT (V35)


NISSAN CAR COLLECTION(NOREV HACHETTE) NCC46 1/43 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.68m 全幅約1.75m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 260HP 6段変速/5段自動変速/CVT
性能: 最高速259km/h (輸出仕様)  データーベースで日産 スカイライン 11代目のミニカー検索

日産 スカイライン 300GT V35型 日本 2003年

 

 日産は1999年の東京モーターショーでXVLという名前のコンセプトカーを公開しました。(実車画像→ 日産 XVL) このコンセプトカーはスカイラインとは別の車として開発されたのですが、1999年に資本提携したルノーの意向でこの車が2001年にスカイライン 11代目(V35)として登場しました。したがってデザインは従来のスカイラインとは全く違う感じのスポーティな高級セダン的なものとなりました。(スカイラインの伝統だった丸いテールライトは採用されませんでした) 当初は4ドアセダンのみの構成で、エンジンはセドリックと同じV型6気筒2.5L/3L(260HP)を搭載し、変速機は自動変速機のみでした。なお2002年にアメリカでスカイライン V35はインフィニティ G35として発売されました

 

 2002年にV型6気筒3.5L(280HP)エンジンが追加され、国内初となる8段変速マニュアルモードを持つエクストロイドCVTが採用されました。2003年にV型6気筒3.5Lエンジンを搭載するクーペが追加されました。このクーペのテールライトボックス内には丸い形状のライトが付きました。2004年のセダンのマイナーチェンジでは内外装が変更され、セダンのテールライトもクーペと同じ丸いライトが付きました。(丸いテールライトの復活は販売サイドの要望だったのでしょう) スカイライン 11代目は直列6気筒エンジンと丸いテールライトを止めたことで、従来のスカイラインのユーザーには不評でした。ただそのようなこだわりのないアメリカでは、インフニティ ブランドの新型車として好評だったようです。2006年にスカイライン 12代目(V36)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。プロポーションが良く、灯火類などの細部もリアルでまずまずの良い出来ばえです。雑誌付きミニカーはコストの関係で室内の彩色(印刷)処理はされないものが多いのですが、これはセンターコンソールやメータの印刷処理がされていますので値段を考えるとお得なミニカーです。なお国産名車コレクションのNo.108ではクーペが発売されています。それ以外のV35 スカイラインのミニカーはトミカ/トミカ リミッテドのセダンとクーペ、エブロのクーペ、京商のセダンとクーペなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SKYLINE 300GT (V35) 1
NISSAN SKYLINE 300GT (V35) 2

 以下は2003年に発売された京商 Jコレクション製のスカイライン V35 クーペ 2003年 (1/43 型番JC21045S)の画像です。これもプロポーションが良く、灯火類や室内の造形などの細部が良く再現されていてなかなか良い出来ばえです。テールライトの中に追加された丸い部分も分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 300GT COUPE (V35) 1
NISSAN SKYLINE 300GT COUPE (V35) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 300GT (V35) COUPE 3
NISSAN SKYLINE 300GT COUPE (V35) 4

 以下は2010年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のスカイライン V35 クーペ 2003年 (1/43 No.108)の画像です。メーカーはイクソなのですが、上述したJコレクション製のクーペとほとんど同じに見えます。違っているのはナンバープレートの車名表示、サイドウィンドーの状態、ホイール内の赤いブレーキキャリパー、室内の仕上げレベルと底板部分の表記です。(Jコレクションはサイドウィンドーが開いた状態、国産名車コレクションは閉じた状態です 室内の仕上げレベルが高いミニカーは、サイドウィンドーを開いた状態にすることが多いです) つまりこれはJコレクションの型を流用して仕上げレベルを下げた廉価版でした。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 300GT COUPE (V35) 5
NISSAN SKYLINE 300GT COUPE (V35) 6

 ここで紹介した3台のミニカーは出来ばえが良く似ています。Jコレクションと国産名車コレクションのクーペは同じ型を使っていますので同じ物です。日産名車コレクションのセダンも作風がほとんど同じですので、メーカーが同じであることを確認する為に3台の底板部分を以下に比べてみました。(ミニカーのメーカーは底板部分を見るとわかることが多いのです) マフラー形状と車名の表記などを除くと、3台ともほとんど同じだということが分かります。これで3台とも同じメーカーが製作したのだということが分かります。つまり先に発売されたJコレクション製をベースにして、国産/日産名車コレクションの物が作られているのです。実際にスカイライン セダンのミニカーもJコレクションが2004年にモデル化しています。イクソはかなり前から京商の1/43のミニカーを手掛けていたので、こんな具合に型を有効活用して国産名車コレクションのミニカーを作っていたのです。
NISSAN SKYLINE 300GT (V35) 7
NISSAN SKYLINE 300GT (V35) 8
NISSAN SKYLINE 300GT (V35) 9

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NISSAN STAGEA 250RS 2003 JAPAN

NISSAN STAGEA 250RS
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NISSAN STAGEA 250RS


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 162 1/43 113mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 2.5L 215HP
 4/5段自動変速
性能: 最高速180km/h (リミッター付)  データーベースで日産 ステージアのミニカー検索

日産 ステージア 250RS 日本 2003年

 

 1996年に日産 ステージア 初代が登場しました。スカイラインのプラットフォームを使ったステーションワゴン専用車で、全長約4.8mの大柄なボディを生かした伸びやかなワゴンスタイルでした。1990年代のスバル レガシィに代表される高性能ワゴンの人気が高かった状況に対応したモデルでした。6気筒2L/DOHC 6気筒2.5L/2.5Lターボ(235HP)エンジンを搭載する後輪駆動/4WD車でした。1997年にスカイライン GT-R(R33)のDOHC 6気筒2.6L(280HP)エンジン/サスペンションを流用した特別仕様車260RSが設定されました。1998年のマイナーチェンジで前後の意匠が変更されました。(実車画像→ 日産 ステージア 1993)

 

 2001年にステージア 2代目が登場しました。外観は先代のイメージを継承しつつよりスムーズなデザインになりました。スカイライン V35のプラットフォームを流用し、ワゴン用に新設計されたリアサスペンションを採用していました。スカイライン V35はインフィニティとして海外展開されましたが、ステージアは国内専用車でした。DOHC V型6気筒2.5L/2.5Lターボ/3L(260HP)エンジンを搭載する後輪駆動/4WD車でした。4WD車には4輪操舵システム「電動SUPER HICAS」が採用されました。2003年にDOHC V型6気筒3.5L(280HP)エンジンを搭載し6段変速を採用した特別仕様車のアクシス350Sが設定され、2004年のマイナーチェンジでV型6気筒2.5Lターボ/3Lエンジンがなくなりました。2007年に生産中止となり、ステージアの名前は消えました。

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで2.5Lエンジン搭載の250RSをモデル化しています。プロポーションが良く灯火類がリアルで実車の雰囲気がうまく再現され、雑誌付きミニカーとしてはなかなかの良い出来ばえです。室内もインパネのメーター類が結構リアルに再現されています。これ以外のステージア 2代目のミニカーは京商 Jコレクション製(イクソのOEM)があり、この国産名車コレクション製はそれを流用しているようです。それ以外にはRAI'Sのポリス仕様とCARNELの消防署仕様もありますが、それもたぶん同じ京商製を流用しているものと思われます。ステージア 初代のミニカーはトミカの1/62、ハイストリー(レジン製)、イグニッションモデル(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN STAGEA 250RS 1
NISSAN STAGEA 250RS 2

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TOYOTA AVENSIS (T250) 2003 JAPAN

TOYOTA AVENSIS (T250)
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TOYOTA AVENSIS (T250)


MINICHAMPS トヨタ特注品 1/43 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.65m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 147HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速205km/h (欧州仕様)  データーベースでトヨタ アベンシスのミニカー検索

トヨタ アベンシス T250型 日本 2003年

 

 トヨタ コロナ 8代目(T150)から10代目(T190)は欧州ではカリーナ II (又はカリーナ E)という名前で発売されていました。1997年にカリーナ IIの後継車で欧州専用車としてアベンシスが登場しました。外観は同時期のBMWのような曲面的なエアロルックで、4ドアセダン/5ドアハッチバック/5ドアエステートワゴンがありました。ワゴンは日本ではカルディナ 2代目として販売されました。4気筒1.3L/1.8L/2Lと4気筒2Lディーゼルターボエンジンを搭載する前輪駆動車でした。2001年に7人乗りのミニバン仕様のアベンシス ヴァーソ(VERSO)が追加され、この車は日本ではイプサム 2代目として販売されました。(実車画像→ トヨタ アベンシス 1997)

 

 2003年にアベンシス 2代目(Y250)が登場しました。デザイン的には先代同様に欧州風のシンプルなデザインでした。この車は2003年に販売が終了したビスタ 5代目の後継車としてイギリスから輸入されて国内でも販売されました。国内は4ドアセダンと5ドアワゴン、欧州には5ドアハッチバックもありました。4気筒2L/4気筒2Lディーゼルエンジン(欧州向け)を搭載する前輪駆動車で、国内では4WD仕様もありました。2006年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更されました。2008年に国内外ともにアベンシス 3代目(Y270)にモデルチェンジしました。。(実車画像→ トヨタ アベンシス 2008)

 

 

 ミニカーは2003年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。ミニチャンプスらしいそつのないリアルな造形で、実車の雰囲気が良く再現されています。灯火類や室内などの細部も良く再現されています。これは紙箱にトヨタのロゴが表示されたトヨタ特注品でしたが、ミニチャンプスの標準品にはセダンとワゴンがありました。アベンシス 2代目と3代目のモデル化認証はミニチャンプスが得ていたようで、ミニチャンプスがミニカーをほぼ独占していました。それ以外のアベンシスのミニカーはビテスの初代、トミカの3代目があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA AVENSIS (T250) 1
TOYOTA AVENSIS (T250) 2

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