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ホンダ アコード 日本 2002年
2002年にホンダ アコード 7代目が登場しました。アコードは先代から販売地域に合わせてボディサイズ/仕様を変えていましたが、7代目の国内仕様は欧州仕様と統合され3ナンバー規格となりました。外観は5代目あたりから続いているシンプルな4ドアセダンのスタイルが踏襲され、フロントグリルが少し個性的になりました。4ドアセダンと5ドアワゴンがあり、先代より居住性が向上しました。新設計されたDOHC 4気筒2L/2.4L(190HP)/(欧州仕様4気筒2.2Lディーゼル)エンジンを搭載する前輪駆動車で4WD仕様もありました。2002年日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
先進機器としてCCDカメラとレーザーレーダーで車線や先行車を検知して、ドライバーの運転支援を行うHiDS(ホンダ インテリジェントドライバーサポートシステム)がオプション設定されました。2005年のマイナーチェンジで内外装が変更されました。当時のアコードはアメリカ市場ではベストセラーカーでしたので、先代から北米仕様はサイズが大型化し国内仕様とは別物となっていました。アコード 7代目の北米仕様は国内ではV型6気筒3Lエンジンを搭載するインスパイア 4代目として2003年に販売されました。2008年にアコード 8代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ インスパイア 2003) (実車画像→ ホンダ スアコード 2008)
ミニカーは2003年に発売されたエブロ製の当時物です。アコード 7代目 初期型をモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ています。インパネのメーターが再現されている室内など細部も良く仕上げてあります。エブロはスポーツ仕様のアコード ユーロ Rとワゴンもモデル化しています。これ以外のアコード 7代目のミニカーはハイストーリー(レジン製)のユーロ R、イノ モデルのユーロ R 1/64 などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ダイハツ コペン 日本 2002年
2002年に軽自動車のオープンカー ダイハツ コペンが登場しました。軽自動車のオープンカーといえば1990年代の初めにホンダ ビートなどが登場しましたが、あまり成功しませんでした。コペンはこの先例の教訓を生かして、マニア向けの本格スポーツカー的な要素は捨てて、普通に楽しめる車に仕立てたようです。丸形ライトを採用したフロントは親しみが持てるデザインでこの車の性格を表しています。前輪駆動方式を採用して、サスペンションもごく普通のものでした。エンジンはDOHC 4気筒659cc ターボ(64HP)でこれは軽自動車の最上級クラスですが、セダンのミラでも同じエンジンを載せていました。
最大の特徴はアクティブトップと称するハードトップをトランク内に収納する電動開閉システム(軽自動車初)を備えていることです。(着脱可能な樹脂ルーフ仕様も選択できました) このシステムはドイツのベバスト社製の高度なもので、その開閉動作はかなりかっこいいものでした。(実車画像→コペンのルーフ開閉動画) レカロ製シート、モモ製本革ステアリングホイール、アルミホイールなどを装備した特別仕様アルティメットエディションの設定もありました。そんな訳でコペンは小さいながらもオシャレな遊び車でした。2012年まで生産され、総生産台数は約6.3万台とこの種の車ではそこそこ売れました。2014年にコペン 2代目が登場しました。(実車画像→ダイハツ コペン 2014)
ミニカーは2005年に発売された京商 Jコレクション製の当時物です。Jコレクションは安価ながら出来の良い国産車のミニカーを発売していたブランドでした。このコペンもプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。オープンカーなので良く見える室内もリアルに再現されていてとても良く出来ています。ルーフが閉じた仕様やレース仕様もありました。これ以外のコペンのミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/64、国産名車コレクション、国産名車コレクションの色違いであるFIRST43、アオシマの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スズキ アルト ラパン 日本 2002年
2002年にスズキ アルト ラパン 初代が登場しました。軽自動車アルト 4代目をベースにした派生車で、箱型の個性的なデザインを採用していました。アルト ラパンは男性ユーザーが増えてきたアルトに対して、女性ユーザーを増やすために追加したモデルでした。Wikipediaの解説によると「開発コンセプトは「ゆるさ」で、静粛性/乗り心地/使い勝手の良さに配慮して「自分の部屋にいるようなくつろぎと心地よさ」を訴求点としている」とのことで、内装はレトロな雰囲気でボディカラーには淡い中間色が使われていました。このコンセプトは女性ユーザーに支持されて人気車になりましたので、このようなデザインの車が女性に好まれるようです。
正式名称はアルト ラパンですが、巷では略してラパンと呼ばれています。そのラパン(LAPIN)とはフランス語でウサギの意味です。アルトと同じDOHC 3気筒660㏄(54HP インタークーラー付ターボ 60HP)エンジンを搭載し、性能的にもアルトと同等でした。2003年に男性ユーザー向けに丸形ヘッドライトでフロントの意匠を変更し、ターボエンジンと5段変速機でスポーティに仕上げたSSが追加されました。(男性が買ったのでしょうか?) 姉妹車としてマツダにOEM供給されたスピアーノがありました。2008年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→スズキ アルト ラパン 2008)
ミニカーは2002年に発売されたトイコー製の当時物です。トイコーは東京にある子供向けの玩具メーカーです。前述したMRワゴンと同様でこれもディーラーの販促用に作られたスズキの特注品で一般市販はされなかったようです。(私はオークションで入手しました) 明確な根拠はないですが、これも製作にMテックが関係しているように思われます。シンプルな作りですが、販促品なので実車と同じカラーリングに仕上げられていてなかなかの良い出来ばえです。ドアが開閉しプルバックモーター付なのでバックさせてから離すとバネで自走します。ラパン 初代のミニカーはこれしかないようです。ラパン 2代目はトミカがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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クライスラー PT クルーザー GT アメリカ 2003年
クライスラーのコンパクトカー PT クルーザーが2001年に登場しました。PT クルーザーの最大の特徴は、1930年代の車を思わせるフロント周りのデザインでした。このデザインはクライスラーの1930年代の名車エアフローを現代風にアレンジしたものだったそうです。奇抜なデザインでしたが、当時はレトロなデザインの車(フォルクスワーゲン ニュー ビートルなど)が流行っていたことから人気を呼びました。当初は5ドアハッチバックのみで、現在のSUV的な車高の高いボディは室内空間が広く実用性も優れていたので、2001年の北米カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
4気筒1.6L/2L(140HP)エンジンとメルセデス ベンツ製の4気筒2.2Lターボディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動車でした。2003年に2.4Lターボ(215HP)エンジンを搭載する高性能版のGTが追加されました。2005年には2ドアコンバーチブルが追加されました。。2006年のマイナーチェンジで、ヘッドライトとフロントグリルの意匠が変更されました。2006年頃にGMのシボレー HHRなど似たようなレトロなデザインの車が登場したことで、PT クルーザーの人気は下降しました。2010年まで生産され、総生産台数は約105万台でした。なおPT クルーザーのPTとは「Personal Transportation」の略でした。(実車画像→ GM シボレー HHR)
ミニカーは2004年頃に発売されたマイスト製です。2003年に登場した高性能版のGTをモデル化しているようです。縮尺が1/39と中途半端で、プルバックモーターで走行させるようになっていたので、やや玩具的なミニカーでした。ただプロポーションはきちんとしていて、フロントグリル周りの造形は結構リアルで実車の雰囲気が良く再現されていました。ボンネットに「NORTH AMERICAN CAR OF THE YEAR (北米カー オブ ザ イヤー)」と表示されているので、その受賞を記念したノベルティ的なミニカーでもあったようです。ドア開閉ギミック付きです。これ以外のPT クルーザーのミニカーはオートアートの1/64と1/43と1/18、ブッシュの1/87、ジョニーライトニングの1/64、マッチボックスの1/64、シュコーの1/24などがあります。 以下はフロント(ボンネット拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ SLR マクラーレン (C199) ドイツ 2003年
F1レースで連携していたメルセデス ベンツとマクラーレンが共同開発したスーパーカー SLR マクラーレンが2003年に登場しました。SLRという名前は戦前の1950年代のレーシングカー 300 SLRにちなんだものでした。全長約4.66mX全幅約1.91mX車高1.26mと幅広く低いロングノーズのデザインで、300 SLRと同時期の300SLと同じガルウイングドアを採用し、フロントはF1 マシンのノーズに似せた造形になっていました。ボディはカーボン材によるモノコック構造で軽量化と高剛性を両立させ、エンジンはAMGがこの車専用に開発したスーパーチャージャー付V型8気筒5.4L(626HP)で、5段自動変速機仕様で、0-100km/h加速は3.8秒と極めて高性能でした。
またリアウィングを立てることで空気抵抗を生むエアブレーキが採用されているのも、300 SLRのルマン仕様と同じで、ずいぶん300 SLRにこだわっていました。2006年に650HPにパワーアップした高性能版の722エディションが150台限定販売されました。この722という数字は1955年ミッレ ミリアでS.モスが300 SLRで優勝した際の車番で、ここでも300 SLRにこだわっていました。2007年にオープン仕様のロードスターが追加されました。2009年に生産中止となり、総生産台数は約2200台でした。実質的な後継車は2010年に登場したSLS AMG(C197)で、この車は300SLをモチーフにした車となっていました。
ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。ロングノーズで幅広いSLR マクラーレンのボディがうまく再現されていて、とても良く出来ています。特徴的なフロント回りとヘッドライト、タービン形状のホイール、赤で統一された室内などの細部もリアルに仕上げられています。ミニチャンプスはロードスターもモデル化しています。これ以外のSLR マクラーレンのミニカーはオートアートの1/43、イクソの1/43、シュコーの1/24、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)