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トヨタ RAV4 5ドア (XA20) 日本 2001年
2000年にトヨタ RAV4 2代目(XA20)が登場しました。3ドアモデル主体で開発された初代は室内が狭いといった問題がありました。2代目は居住性を改善する為に5ドアモデル主体で開発され、海外向けを重視してボディは大型化されて3ナンバー規格となりました。基本的なデザインは初代を踏襲していましたが、5ドアモデルの見た目のバランスが良くなりました。輸出仕様には本革シートの設定があるなど内装が豪華になり、初代よりも乗用車的な性格になりました。
初代同様の専用プラットフォーム構造で、前輪駆動2WDとフルタイム4WDの2タイプがありました。エンジンは2WDがDOHC 4気筒1.8L(125HP)、4WDがDOHC 直噴4気筒2L(155HP)が搭載されました。輸出仕様にはDOHC 4気筒2.4L(160HP)、4気筒2L(116HP)ターボディーゼルエンジンも搭載されました。2003年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントバンパーのデザインが変更されました。同じコンセプトのホンダ CR-Vや日産 エクストレイルなどが登場したことで、RAV4 2代目の国内販売はあまり芳しくありませんでしたが、海外では好評でした。2005年にRAV4 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→トヨタ RAV4 2005)
ミニカーは2010年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。前期型の5ドアをモデル化しています。メーカーはイクソですが、イクソがOEM製造していた京商 JコレクションのRAV4の型を流用してます。Jコレクション製とはカラーリングが変更され、屋根にルーフラックが追加され、アンダーミラーが省略されています。プロポーションが良くカラーリングが綺麗で、灯火類や室内などの細部もそこそこリアルで雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。これ以外のRAV4 2代目のミニカーはハイスピード(HIGH-SPEED)の5ドア(これも多分Jコレクションと同じ型)、ミニチャンプスの3ドア、ホンウェル(カララマ)の3ドア(ハードトップとソフトトップを下げたピックアップ) 1/43と1/72、REAL-Xの5ドア 1/72などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ WILL (ウイル) VS 日本 2001年
WiLL(ウィル)プロジェクトはトヨタ自動車の社内バーチャル カンパニーが発起人となって始まった異業種による合同プロジェクトで、従来世代とは異なる価値観を持つ20-30代の購買層に向けた商品開発を模索する実験的プロジェクトでした。参加企業は、トヨタ自動車、花王、アサヒビール、松下電器産業、近畿日本ツーリストのの5社で1999年に開始され、その後2000年にコクヨ、江崎グリコが参入し2004年まで続きました。このプロジェクトで開発された商品はWiLLブランド名とオレンジ色のロゴで統一されていました。各社がWiLLブランド商品を開発していますが、現在まで継続している商品はないようで、このプロジェクトは成功しなかったようです。
トヨタがこのプロジェクトで開発した WiLLシリーズの車は第1弾が2000年に登場したWILL Vi、第2弾が2001年登場のWILL VS、第3弾が2002年登場のWILL サイファーでした。いずれもWiLLブランドということでトヨタのロゴやエンブレムはついていませんでした。WILL VSはカローラ系のプラットフォームを使った3ナンバー規格の5ドアハッチバックでした。ステルス戦闘機をイメージしたスタイリングで、ウェッジの効いたベルトラインやV字型のリアウィンドーが特徴でした。室内もレーダのようなメーターや操縦桿のようなシフトレバーなど戦闘機をイメージした物になっていました。エンジンはカローラ系のDOHC 4気筒1.5L/1.8Lが搭載され、限定販売の高性能版にはヤマハ発動機が開発したオールアルミ製DOHC 4気筒1.8Lエンジン(190HP)が搭載されスポーティでした。全輪駆動と4輪駆動がありました。2004年まで生産され、総生産台数は約1.5万台でした。
ミニカーは2002年に発売されたMテック製の当時物です。Mテックは1996年にエポック社が立ち上げた1/43のブランドで主に国産車をモデル化していました。初期の物は安価でしたので玩具的な物もありましたが、後にマニア向けのかなり出来の良いミニカーも作るようになりました。このWILL VSは定価が1000円ほどの安価なミニカーでしたが、スケールモデル的なリアルな造形で実車がうまく再現され、当時としてはかなり良い出来ばえでした。灯火類や室内などの細部もそこそこ良く再現されています。ドア開閉などのギミックはありませんが、子供向け玩具でしたので少し手前に引いて手を離せば走行するプルバックモーターを内蔵しています。プルバックモーターをリアシートの位置に内蔵していますので、ウィンドーをブラックアウトして後席を見えないようにしています。なおこれはFS(フレンドショップ)限定品と称する限定品で通常品とどのような違いがあったのかは分かりませんが、たぶん色が違うだけではないかと思います。これ以外のWILL VSのミニカーは2024年現在でもないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ カローラ ランクス E120型 日本 2001年
1984年にトヨタ カローラ 5代目(E80型)の派生車として3/5ドアハッチバックのカローラ FX 初代(E80)が登場しました。1987年にカローラ FX 2代目(E90)、1992年に3代目(E100)が登場し1995年に生産中止となりました。(実車画像→ トヨタ カローラ FX 1600GT 1984) その6年後の2001年にカローラ FXの後継車としてランクス/アレックス(E120)が登場しました。ボディは当時の国産ハッチバックの典型的なデザインで、国内は5ドアハッチバックのみで欧州向けには3ドアハッチバックもありました。アレックスは販売店が異なるランクスの姉妹車で、フロントグリルのデザインが異なっていました。
DOHC 4気筒1.5L(110HP)エンジンを搭載し高性能版にはヤマハ発動機が開発したオールアルミ製DOHC 4気筒1.8Lエンジン(190HP)が搭載されました。駆動方式は前輪駆動とフルタイム4WD仕様(1.5L)がありました。このランクスの高性能版はカローラ 9代目(E120)で廃止されたスポーツ仕様レビンの後継車となるモデルで、6段MT仕様も設定されていました。2002年のマイナーチェンジでヘッドライトの形状が変更され、DOHC 4気筒1.8L(136HP)エンジンが追加されました。2006年のカローラ 10代目の登場と同時に後継車のオーリス(E150)が登場し、ランクス/アレックスは1代限りでブランドが廃止されました。(実車画像→ トヨタ オーリス 2006)
ミニカーは2009年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。メーカーはイクソですが、イクソが製作していた京商 Jコレクションのランクスの型を流用していました。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。雑誌付きミニカーは安価ですので室内の仕上げレベルを簡素化してコストダウンするものが多いのですが、これは京商 Jコレクション製とほぼ同等(やや簡素ですが)に仕上げられていました。(これは出血大サービスだったと思います) これ以外のランクス/アレックスのミニカーはこれのベースとなった京商 Jコレクションがありましたが、それ以外は2024年現在もないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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マツダ ロードスター NB型 日本 2001年
マツダ ロードスター 2代目 NB型が1998年に登場しました。名前からユーノスが外れ単にロードスターとなりました。初代の特徴であったリトラクタブル ヘッドライトは対人衝突安全性確保などの対応で廃止され、ジャガーのような変形ライトが採用され、ボディは抑揚があるダイナミックなものになりました。先代をベースにして足回りが改良され、衝突安全性向上の改良でやや重量が増えていました。またソフトトップのリアウインドーがガラス製になるなど内装の質が向上しました。エンジンはDOHC 4気筒1.6Lと可変吸気システムを追加したDOHC 4気筒1.8Lでした。
2000年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントのライト周りの意匠が変更され、車体剛性向上などの改良がおこなわれました。エンジンは可変吸気システムが可変バルブタイミングに変わり160HPにパワーアップしました。モデル末期に限定車で1.8Lターボ(172HP)エンジンが追加されました。2003年に固定式ルーフを持つクーペが追加されました。2005年にロードスター 3代目 NC形にモデルチェンジしました。
ミニカーは2001年に発売された京商 Jコレクション製で、マイナーチェンジ後をモデル化しています。なおこのミニカーはインターネット カスタマイズ専用車「web-tuned@Roadster(ウェブチューンド ロードスター)」の発売を記念した特注品で、当時のWEBでの抽選で当選したものでした。(前フェンダー上の「web-tuned@Roadster」のロゴがその証です) 出来の良いJコレクションの型番JC04053をベースにしていて、ベースの物より内装(ウッドステアリング、ウッドシフトノブなど)がリアルに仕上げてありました。 (ただ前バンパーとフェンダーとの間の隙間が少し気になりますが) これ以外のロードスター NBのミニカーは、ダイヤペットの当時物、Mテックの当時物、国産名車コレクションの後期型とその型を流用したFIRST43、MRK43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ ステップワゴン 日本 2001年
2001年にホンダ ステップワゴン 2代目が登場しました。外観は先代のデザインを継承していましたが、ボディ/プラットフォーム/サスペンションは新規設計でした。ボディは若干大きくなり衝突安全性が強化されました。(見た目は大きいですが5ナンバー規格でした) ボンネットが短くなりフロアが低床化されて居住空間が大きくなり、2列シート5人乗り仕様がなくなり、すべてが3列シート8人乗りとなりました。先代よりパワーアップした直噴式 VTEC DOHC 4気筒2L(160HP)エンジンが搭載され、前輪駆動と4WDがありました。
2002年のマイナーチェンジでバンパーがボディと同色に変更されました。2003年ののマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更され、DOHC 4気筒2.4L(162HP)エンジンが追加されました。同時に専用の内外装を備えて車幅を1725㎜に拡大した3ナンバー規格のステップワゴン スパーダが設定されました。また音声認識機能付きのDVDナビシステムがオプション設定されました。2005年にステップワゴン 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ ステップワゴン 2007)
ミニカーは2002年に発売されたMテック製の当時物です。ステップワゴン 2代目の初期型をモデル化しています。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43サイズの国産車ミニカーのブランドで、安価ながら出来の良い乗用車/商用車を作っていました。このステップワゴンは特徴のあるフロント/リア/サイドビューなどがうまく再現されていて、当時の国産ミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きで、室内もそこそこ良く再現されています。なおこれはFS(フレンドショップ)限定品と称する限定品でしたが、通常品とどのような違いがあったのかは分かりません。(多分 タンポ印刷が追加されていたのでしょう) これ以外のステップワゴン 2代目のミニカーはトミカの当時物 1/64、エブロのスパーダがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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