ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

KENWORTH AUTO TRANSPORTER 1970? USA

KENWORTH AUTO TRANSPORTER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
KENWORTH AUTO TRANSPORTER


EIDAI GRIP TC-2 1/43 420㎜X75mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約18m 全幅約3.2m エンジン 変速機: カミンズ ディーゼル 6気筒 19L 600HP など 13段変速 など
性能: 最高速 150km /h (参考値)  データーベースでケンウォースのミニカー検索

ケンウォース カートランスポーター アメリカ 1970?年

 

 ケンウォース社はアメリカのトラックメーカーで、1912年にガーリンガー兄弟が自動車車販売店 ガーリンガー モーターカー ワークス(Gerlinger Motor Car Works)として創業しました。自動車販売だけでは満足出来なかった兄弟は、1914年に自ら自動車製造会社を設立し、当時一般的であった4気筒エンジン搭載トラックではなくより強力な6気筒エンジンを搭載したトラックを開発しました。強力なエンジンを搭載し頑丈であったことから、同社のトラックは成功しました。

 

 同社はビジネスマンのエドガー ウォージントン(Edgar K. Worthington)とハリー ケント(Harry W. Kent)に買い取られ、1923年に会社名を両者の名前を冠したケン アンド ウォース(Ken and Worth)に変更しました。1930年代にはバスと消防車も手掛けるようになり、業界をリードする会社となりました。またトラックにディーゼルエンジンを搭載したアメリカ初の会社でもありました。第2次大戦が始まると軍需産業に転換し航空機製造を行いました。戦後は現在のトラックメーカー パッカー(PACCAR)の前身であったパシフィック カー & ファウンダリー(Pacific Car and Foundry Company)に買収されました。現在はパッカーのケンウォース部門で、アメリカの主要なトラックメーカーです。

 

 

 ミニカーは1979年に発売されたエイダイ グリップ製です。1960年代に創業したプラモデルメーカー 株式会社永大は1970年代にエイダイ グリップ ブランドでミニカーを販売していました。サンダーバード(国際救助隊)などのキャラクター物のグリップキャラクター、消防車や建機のグリップゼッケン、1/43と1/28サイズのスポーツカーやレースカーのグリップテクニカの3つのシリーズがありました。これはグリップゼッケンシリーズの1台で、ケンウォース カートランスポーターをモデル化しています。トラクターは1965年に登場したケンウォース W900A型をモデル化しているようです。トレーラーは当時の一般的なカートランスポーターをモデル化しています。全長が420㎜ 重量1.6㎏の大きなサイズで、金属製パーツが多く全体的に頑丈に出来ています。トラクターは煙突のような排気管、燃料タンク、後方のスリーパーキャブなどが再現されていて、とても良く出来ています。ドア/ボンエット開閉ギミック付きで、エンジンも再現されています。トレーラーとの接続は実車同様にトラクター後部のカプラーにトレーラー前部のキングピンをスライドさせて接続する方式となっています。以下はトラクターとボンネットを開いたエンジンルーム/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

KENWORTH AUTO TRANSPORTER 1
KENWORTH AUTO TRANSPORTER 2

 以下はトレーラーの画像です。車両を積載する上段が昇降し、後方の車両積載用スロープも可動します。車両を積載する床面には前後にスライドする輪止めが付いています。またトレーラー単体での車体保持用の引き込み可能なステップ(足)もちゃんと付いてます。トレーラーの前方に張られているステッカーの「Thank God I'm a Country Boy」とは当時流行したジョン デンヴァーのカントリーソングで、当時の雰囲気を出しているようです。後方に張られた「CB KEEPS AMERICA TRUCKIN」のCBとは当時ののトラックドライバーが良く使っていたCB無線機のことで、KEEPS AMERICA TRUCKINは当時のカントリーソングのようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
KENWORTH AUTO TRANSPORTER 3
KENWORTH AUTO TRANSPORTER 4

 以下は車両を積み込む作業を再現した簡易動画です。まず後方に装備されたスロープ(道板)が引き出され、トラクターの上段が後方に傾きます。次に後方から車両が自走して上段に移動し、上段の積載が終わると上段が元の位置に上昇します。次にトラクター下段に車両が自走して積載され、スロープが引き込まれます。積載しているミニカーはダイヤペット製(1/40)の日産 ブルーバード (U11) ターボ、ブルーバード (610) U ハードトップ、日産 ブルーバード (610) U、ブルーバード (810) ハードトップでいずれも1970-80年代のモデルです。このカートランスポーターはアメリカ車仕様で、積載スペースが大きいので、ダイヤペットの国産車(1/40)ではスペースが余り気味です。(アメリカ車を積載した方が良かったと思いました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
KENWORTH AUTO TRANSPORTER 10

 データーベースでエイダイのミニカー検索

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ISHIKO K400 PILE DRIVER 1970? JAPAN

ISHIKO K400 PILE DRIVER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ISHIKO K400 PILE DRIVER


DIAPET K19 1/70? 110㎜X68㎜X高さ 310㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約7m? 全幅約5m? 高さ 約22m? エンジン 変速機: 不明 
性能:   データーベースでイシコのミニカー検索

イシコ K400 杭打機 日本 1970?年

 

 杭打機(パイルドライバー)は、土木構造物や建築物の基礎杭を打撃または振動によって地中に打ち込む建設工事用機械です。杭打機にはドロップハンマー、気動ハンマー、ディーゼルパイルハンマー、および振動パイルドライバーなどがあります。ドロップハンマー式の杭打機は重錘(おもり)をワイヤロープで櫓(やぐら)の上に巻き上げ、落下させて杭を打ち込みます。杭打機としてはもっとも古くから使用され、現在では小規模な基礎工事や補助的用途に用いられます。気動ハンマー式は蒸気または圧縮空気によりピストンを上下運動させ杭を打撃して打ち込むもので、スチームハンマーまたはエアハンマーとも呼びます。

 

 ディーゼルパイルハンマーはディーゼルエンジンのピストンの上下運動を杭の打撃に利用するものです。、単にディーゼルハンマーとも呼びます。ディーゼルエンジンの爆発力を使う為、打撃力が強力ですが騒音が大きく排ガスが出るので日本国内の市街地では使用できません。振動パイルドライバーは杭に振動を与えて土中の杭の側面および先端の抵抗を軽減し、同時に連続的振動載荷によって杭の打込みおよび引抜きを行うものです。振動の発生には電動機を使用します。

 

 

 ミニカーは1975年に発売されたダイヤペット製の当時物で、ドロップハンマー式のイシコ K400 杭打機をモデル化しています。イシコは当時の建機メーカーで、現在は関連会社かどうかは分かりせんが近畿イシコが同様の杭打機を製造しています。実車のサイズが良くわかりませんが、おおよそ1/70ぐらいの縮尺になっているものと思われます。実車の画像などが見つからないので、どの程度リアルに出来ているのかは明確に分かりませんが、ドロップハンマー式の杭打ち込み動作がうまく再現されてますので、かなりきちんとモデル化されているのではないかと思われます。キャタピラーはゴム製で実際に可動します。付属品で打ち込む杭(パイル)が付いています。

 ダイヤペットは同じ杭打機でサイズの小さなもの(1/90)も作っていました。 これ以外のイシコのミニカーはダイヤペットがクレーン車と油圧ショベルを作っていました。このような建機のミニカーはダイヤペットがかなりモデル化していましたが、現在は国産メーカーで手掛けているところはありません。なお欧州ではNZGなどがリアルな建機のミニカーを作っています。 以下は杭打機の正面/側面図と、杭打機が杭を打ち込む動作の画像です。巻き上げハンドルを回してホルダーを下に下げて、ホルダーが重錘(おもり)を掴みます。その後ハンドルを回してホルダーを上に上げて最上部で重錘がホルダーのフックから外れて下に落ちパイルを打ち込みます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ISHIKO K400 PILE DRIVER 1
ISHIKO K400 PILE DRIVER 2

 以下は巻き上げ部/操作室の画像と杭打機に杭をセットアップする画像です。巻き上げ部/操作室台座は360度回転します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ISHIKO K400 PILE DRIVER 3
ISHIKO K400 PILE DRIVER 4

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GM CHEVROLET CAMARO Z28 1971 USA

GM CHEVROLET CAMARO Z28
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GM CHEVROLET CAMARO Z28


AMERICAN CAR COLLECTION No.5 1/43 111㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.78m 全幅約1.89m エンジン 変速機: V型8気筒 5.7L 350HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速210km/h  データーベースでシボレー カマロ 2/3代目のミニカー検索

GM シボレー カマロ Z28 アメリカ 1971年

 

 1970年にシボレー カマロ 2代目が登場しました。シャーシは初代と同じでエンジンなどの主要部品もそのままでしたが、ボディは大型化されてスポーツカー的なデザインに変更されました。安全基準の強化で屋根のないオープンカーの設定が無くなり、クーペだけになりました。(Tバールーフ仕様はありました) グレードは初代と同じSS、RS、高性能版のZ28とSS396があり、1973年に豪華仕様のLTが追加されました。当初のエンジンは6気筒3.8L/V型8気筒5L/5.7L(350HP Z28)/6.5L(375HP SS396)などがありました。

 

 1974年のマイナーチェンジで、衝撃吸収大型バンパーが採用されてグリルが前傾し、丸型4灯式テールライトが横長に変更されました。1975年に排ガス規制の影響でハイパワーエンジンがなくなり、高性能版のZ28が姿を消しました。1977年にZ28は復活しましたが1971年に馬力表示がグロスからネットに変更されたことと排ガス対応で、表示馬力は185HPと大幅に低下しました。1978年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更されました。その後1981年までモデルチェンジされずに生産されましたが、これは排ガス規制への対応が新型車開発より優先された為でした。1982年にカマロ 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2021年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションの1台です。シボレー カマロ 2代目の高性能版Z28をモデル化しています。メーカーは明記されていませんがイクソ系列のメーカーだと思われます。(ミニカーを台座に固定するネジに3角溝があるネジが使われていて、このネジを使用するのはイクソ系列のメーカーの特徴ですので) プロポーションが良く、カマロ 2代目のフロントの造形がうまく再現されているなど、実車の雰囲気が良く再現されています。定価が2000円ほどの安価なミニカーながら、ナンバープレートなど細部もそこそこリアルでかなり良い出来ばえです。これ以外の2代目カマロのミニカーはアーテル(ERTL)の1/18、スパーク(レジン製)の1/43、マテルの1/64、ブレキナの1/87、ジョニーライトニングの1/64、グリーンライトの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CAMARO Z28 1
GM CHEVROLET CAMARO Z28 2

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FORD MUSTANG I MACH I 1971 USA

FORD MUSTANG I MACH I
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG I MACH I


MINICHAMPS 400087121 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.81m 全幅約1.88m エンジン 変速機: V型8気筒 5.8L 240HP 3/4段変速
性能: 最高速198km/h  データーベースでマスタング 初代(1971年以降)のミニカー検索

フォード マスタング I マッハ I アメリカ 1971年

 

 フォード マスタングは1969年と1971年にボディが拡大され、1971年には全長4.81mX全幅1.88m(登場時4.63mX1.73m)となりました。それに伴いボディは幅が広いフラットなスタイルになっていきました。特に緩やかに傾斜したルーフを持つ1971年式のファーストバック(SPORTSROOFと称する)は見た目は実にかっこいいのですが、室内は狭く後方視界は最悪だったようです。マスタングの高性能版としてはマッハ I(MACH I)やレースのホモロゲーション用のボスシリーズ(BOSS 302/BOSS 429)がありました。特に1971年式のマッハ Iは映画「007 ダイヤモンドは永遠に (1971)」でボンドカーとしてとして使われたこともあって良く知られています。(劇中車の画像→ マスタング マッハ I 劇中車)

 

 上述したように1969年と1971年に大幅なデザイン変更がありましたが、1973年まで生産されたモデルをマスタング 初代(マスタング I)と分類します。(1969年式を2代目とする分類もありますが) ボディの大型化やハイパワー化が、当初のマスタングの低価格コンパクトカーというコンセプトから外れるようになり、次第に販売は低迷していきました。また1970年代のオイルショックや排ガス規制が大型車やハイパワー車を駆逐するようになり、アメリカ車は次第に小型化されていきました。(この時流にのって販売台数を伸ばした代表が日本車でした) 1974年に2代目のマスタング IIにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製のマスタング I マッハ Iで、2009年に黄色、2010年にこの緑色が発売されました。実車の平べったい感じが良く再現され、灯火類やストライプ/ロゴがリアルに再現されていて非常に良い出来ばえです。マッハ Iの1/43量産ミニカーではこれが最高傑作であると思います。ミニカーがあまりに平べったいので、これはデフォルメで強調されているのだろうと思っていました。しかし実車の側面画像とミニカーの側面画像を以下の比較画像のように比べてみると、ミニカーは車高短ぎみですが、実車のプロポーションに忠実であることが分かりました。(室内が狭いことも想像がつきます) これ以外のマッハ Iのミニカーはコーギーの当時物 1/43、オートアートの1/18、サンスターの1/18、グリーンライトの1/43と1/64、京商の1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MUSTANG MACH I 1
FORD MUSTANG MACH I 2

 以下は俯瞰/床下部分の画像と実車側面画像とミニカー側面画像を並べた比較画像です。床下部分にはサスペンション/ドライブシャフト/排気管がリアルに再現されています。実車との比較画像を見るとミニカーが実車をリアルに再現していることが良く分かります。(ただしかなり車高を下げていますが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG MACH I 3
FORD MUSTANG MACH I 4

 以下は1972年に発売されたコーギー製の当時物 フォード マスタング マッハ I ボンドカー(1/43 型番391)の画像です。本来はボンドカーとして作られたものではなかったのですが、マッハ Iがボンドカーとして使われた映画「007 ダイヤモンドは永遠に」が公開されたので、既に出来上がっていた梱包箱にボンドカーのラベルを貼付けて売り出されたものでした。したがって黒いボンネット部分は映画に出てくる車とは違っていました。1970年代のミニカーとしてはそこそこの良い出来ばえで、当時マッハ I の1/43のミニカーがこれしかなかったことからこのミニカーは人気がありました。ドア開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG MACH I 5
FORD MUSTANG MACH I 6

 以下はフロント/リアの拡大画像画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG MACH I 7
FORD MUSTANG MACH I 8

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CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA) 1971 USA

CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA)


MATCHBOX YMC02-M 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 7.2L 390HP 4段変速
性能: 最高速215km/h  データーベースでプリムス バラクーダ/クーダのミニカー検索

クライスラー プリムス クーダ 440 (ヘミ クーダ) アメリカ 1971年

 

 プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1960年代後半のラインナップとしては、コンパクトカーのバリアント、中級車のベルヴェデアとサテライト、フルサイズのサヴォイとフューリー、スポーティカーのバラクーダ、GTX、ロードランナーなどがありました。1964年に登場したプリムス バラクーダ 初代はベルヴェデアをベースした2ドアファーストバックの小型スポーティカーで、大きなラップラウンドのリアウィンドーが特徴でした。エンジンは6気筒2.8L/3.7L(145HP)で、1965年にV型8気筒4.5L(235HP)が追加されました。(実車画像→ プリムス バラクーダ 1966)

 

 1967年にバラクーダ 2代目にモデルチェンジし、リアウィンドーは小さくなり、ハードトップクーペとコンバーチブルが追加設定されました。エンジンはV型8気筒5.2L/5.6L/7.2L/7Lヘミなど高性能エンジンが搭載されるようになり、マッスルカーとして発展していきました。特に高性能なヘミエンジン(半球型燃焼室でOHV方式の給排気バルブを持つ)を搭載したモデルはヘミ クーダと呼ばれるようになりました。(実車画像→ プリムス バラクーダ 1967)

 

 

 1970年にバラクーダ 3代目にモデルチェンジし、ダッジ チャレンジャーの姉妹車となりました。先代と全長は同じながら幅の広いスタイルとなり、ファーストバッククーペがなくなりました。豪華仕様はグランクーペ、高性能版はクーダと呼ばれるようになりました。先代と同様でV型8気筒7.2L(440キュービック インチ 390HP)ヘミ エンジンを搭載した440はヘミ クーダと呼ばれました。1971年にグリルのデザインが変更されヘッドライトが丸形4灯式となり、テールライトのデザインも変更されました。1972年には丸形2灯式ヘッドライトに戻りテールライトが丸形4灯式に変更され、1974年まで生産されました。最終型のバラクーダは最後のマッスルカーとしてマニアには人気があるそうです。

 ミニカーは1997年に発売されたマッチボックス製のマッスルカーシリーズです。バラクーダ 3代目の高性能版 クーダ 440 1971年式をモデル化しています。マッチボックスのマッスルカーシリーズは1960-1970年代のマッスルカー 十数種類をモデル化したものでした。このクーダ 440は作風はややレトロなのですが、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されとても良く出来ています。4灯式ヘッドライト、ボンネットのエアスクープ、リアスポイラー、派手なリアフェンダーのロゴ、室内などの細部も実車に忠実に再現されています。またカラーリングのせいで幅広の車体がより際だって見えます。ただし車高が高めに設定されているのだけは今ひとつです。これ以外のバラクーダ 3代目のミニカーはフランクリン ミントの1/24、ダンバリー ミントの1/24、GMPの1/18、アーテルの1/18、ジョニーライトニングの1/64、M2マシーンの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 1
CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 2

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