ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HONDA VAMOS 4 1970 JAPAN

HONDA VAMOS 4
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA VAMOS 4


EBBRO 43776 1/43 71mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m エンジン 変速機: 空冷 2気筒 360cc 30HP 4段変速
性能: 最高速90km/h  データーベースでホンダ バモスのミニカー検索

ホンダ バモス 4 日本 1970年

 

 前述したホンダ TN360のパワートレーンを使った、オープンカーの軽トラック バモス ホンダが1970年に登場しました。ちなみに正式名称はバモス ホンダで、ホンダ バモスではありません。(当サイトでは車名のデータベース検索の都合で、ホンダ バモスと表記しています) 外観は外国のリゾートで使用されるビーチバギーのようなデザインで、フロントに取り付けたスペアタイヤが特徴でした。座席部分を覆う幌付で2人乗りのバモス 2と4人乗りのバモス 4、荷室を含めて全体を幌で覆うバモス フルホロがありました。ドアはなく転落防止バーが付き、シートは全てベンチシートで、計器類やスイッチは防水防塵仕様でした。

 

 TN360がベースでしたので、空冷2気筒360cc(30HP)エンジンを座席下にミドシップ搭載した後輪駆動車で、4WDではないので悪路走破性は軽トラック並みでした。当時のレジャーブームに乗じて作られたようですが、幌とベンチシートによる居住性は良くなかったでしょうし、ジープのような走行性能もなかったのでほとんど人気がなかったようです。1973年まで生産されましたが、総生産台数は約2500台でした。1999年にバモスの名前を復活させたバモス 2代目が登場しました。こちらは軽の1ボックス車で、エンジンをミドシップ搭載した4WD仕様でした。2018年まで長期にわたって生産されました。(実車画像→ ホンダ バモス 2007)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたエブロ製です。この当時のエブロは国産の旧車/現行車を意欲的にモデル化していて、いずれも当時の最高級レベルの出来ばえでした。(最近はレーシングカーがほとんどなので、出来は良いのですがあまり買わなくなりましたが) このバモスホンダも実車の雰囲気が良く再現され、室内などの細部もリアルに仕上げられていて良く出来ています。脱着可能な幌が付属しているのもエブロらしい楽しいギミックです。エブロはバモス2とバモスフルホロもモデル化しています。エブロ以外ではトミカとトミカ リミッテド、国産名車コレクションがあります。バモス 2代目は童友社が1/64でモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA VAMOS 4 1
HONDA VAMOS 4 2

 以下は2010年に発売された国産名車コレクションのホンダ バモス 4 (1/43 Np.122)の画像です。メーカーはイクソだと思います。安価な雑誌付きミニカーながら細部まで結構リアルに再現されていて、こちらも良く出来ています。なお幌は付いていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA VAMOS 4 3
HONDA VAMOS 4 4

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HONDA Z 1970 JAPAN

HONDA Z
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z


TOMICA DANDY D02-1 1/38 80㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m エンジン 変速機: 空冷2気筒 354cc 36HP 5段変速
性能: 最高速120km/h  データーベースでホンダ Zのミニカー検索

ホンダ Z 日本 1970年

 

 1970年にホンダ N360をベースにして軽初のスペシャリティカーとしてZが登場しました。傾斜したウインドシールドを持つクーペスタイルはホンダ内製のデザインだったそうですが、実にかっこいいグッドデザインでした。樹脂枠の付いた特徴的なテールゲートの形状から「水中めがね」と呼ばれました。N360と同じ空冷2気筒354cc(31-36HP)エンジンで、4/5段変速で最高速120km/hと高性能でした。最上級仕様のGSには軽初の5段変速機、前輪ディスクブレーキ、ラジアルタイヤが標準装備されるなど、それまでの軽とは一線を画する車でした。

 

 1971年にN360後継のライフがベースとなりホイールベースが延長され、エンジンが水冷に変更されました。1972年にはBピラーのないハードトップになりました。1973年のオイルショックによる不況と排ガス規制の為、1974年に後継車なきまま生産中止となりました。N360同様に空冷600ccエンジンを搭載した輸出仕様の600 クーペ(Z600)が、欧州や北米に輸出されました。1998年にはエンジンをミドシップ搭載した4WD仕様の軽SUVにZの名前が復活しました。(実車画像→ ホンダ Z 1998)

 

 

 ミニカーはトミカ ダンディの当時物で、1972年に発売されました。1/38と中途半端なスケールですが、当時のミニカーとしてかなり良い出来に仕上がっていました。ボンネットとドアの開閉ギミック付です。当時の軽自動車は人気があった車でもあまりミニカー化されていないので、これ以外の国産の当時物ミニカーはありませんでした。なお出来はあまり良くないですが、イタリアのポリトーイが輸出仕様の600 クーペを1/43と1/25でモデル化していました。イタリアのミニカーメーカーがモデル化したということは、イタリアでもホンダ Zが注目されていたということの証しでした。当時物以外では京商のポリストーン製、エブロ、コナミの小スケール、国産名車コレクションなどがあります。トミカ リミッテドあたりでも是非モデル化してもらいたいです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA Z 1
HONDA Z 2

 以下は2006年に発売されたエブロ製のホンダ Z GS(1/43 型番43659)の画像です。最上級仕様のGSをモデル化しています。実車のデザインが良く再現されていて、彩色されたシートやインパネなど室内の造形もリアルで実に良く出来ています。ホンダ Zの量産ミニカーではこれが一番出来が良いと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z 3
HONDA Z 4

 以下は2007年に発売された国産名車コレクション製のホンダ Z (1/43 No.50)の画像です。メーカーはノレブで、安価な雑誌付きミニカーですので細部の仕上げレベルはやや劣りますが、それ以外は上記のエブロ製と同等レベルの良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z 5
HONDA Z 6

 以下は1973年に発売されたポリトーイ製の当時物 ホンダ Z クーペ (1/43 型番E38)の画像です。輸出仕様をモデル化しているのですが、当時の輸出仕様は右ハンドル仕様だったようです。型番にEが付くシリーズは当時のポリトーイの廉価版で、フロントグリルやバンパーを底板と一体化してコストダウンしています。その為もあってフロントの造形はあまり実車に似ていませんし、プロポーション的にも今一つの出来ばえです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z 7
HONDA Z 8

 以下は1978年に発売されたポリトーイ製の当時物 ホンダ Z クーペ (1/25 型番S14)の画像です。型番にSが付くのは当時のポリトーイの大スケールミニカー(1/25)のSシリーズで、これも輸出仕様をモデル化しています。ボンネットとドアの開閉ギミック付です。サイズが大きいので、室内やエンジンルーム内エンジンなどの細部はそれなりに仕上げられていますが、プロポーションは上記の1/43を大きくしたような感じで全体的には今ひとつの出来ばえです。ただしこの造形はポリトーイ流で意図したデフォルメなのかもしれませんが。。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA Z 9
HONDA Z 10

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SUZUKI JIMNY (LJ10) 1970 JAPAN

SUZUKI JIMNY (LJ10)
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SUZUKI JIMNY (LJ10)


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) No.59 1/43 72㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m エンジン 変速機: 空冷2サイクル 2気筒 359cc 25HP 4段変速 パートタイム4WD 
性能: 最高速75km/h  データーベースでスズキ ジムニーのミニカー検索

スズキ ジムニー LJ10型 日本 1970年

 

 軽自動車ながら本格派4輪駆動車のスズキ ジムニー 初代は1970年に登場しました。ジムニーが開発されたいきさつは、かつて軽オート3輪車を製造していたホープ自動車(後継社のホープ社は2016年に倒産)が開発した軽四輪駆動車「ホープスター ON型4WD」の製造権を、当時のスズキの常務(後に社長)であった鈴木修氏が買い取ったことから始まりました。鈴木氏はホープスターの優れた悪路走破性能に着目し、実用車としての将来性を見抜いていたのです。(実車画像→ホープスター ON型4WD)

 

 ホープスターをベースにして、自社部品を流用したコストダウンなどスズキ流の変更が行なわれてジムニーは商品化されました。ボディは頑丈なラダーフレーム構造で、サスペンションは全輪リジッドアクスル(固定車軸式)を採用した本格派4WDでした。(最新のジムニーも同じ構造です) エンジンは空冷2サイクル2気筒359cc(25HP)を搭載し、4段変速で駆動方式はパートタイム式4WDでした。タイヤは16インチの大径の物で、作業車として使えるように変速機にPTO(動力取出し機構)が組込まれていてウィンチが使えました。 ボディのデザインは当時の4WD車の定番であったジープを模していますが、軽自動車サイズにうまくまとめていました。本格派4四輪駆動車並みの機動性を備えた維持費が安い軽自動車 ジムニーは市場で高い評価を受けて商業的に大成功しました。

 

 

 初代 ジムニーは軽自動車規格変更への対応など改良が施され1982年まで生産されました。以下はその改良の簡単な概要です。

  • 1972年 エンジンを水冷化しヒーターを追加したLJ20型に変更 フロントグリルのスリットを縦型に変更
  • 1975年 対面式後席を持つ4人乗り追加 スペアタイヤをボディ背面に移動
  • 1976年 軽自動車規格変更に対応してエンジンを水冷2サイクル3気筒539㏄に変更
  • 1977年 軽自動車規格変更に対応して車幅を拡大
  • 1977年 輸出仕様LJ80と同じ4サイクル4気筒797㏄エンジンを搭載するジムニー 8(小型車規格)を国内に追加
  • 1981年 ジムニー 2代目 SJ30にモデルチェンジ

 ミニカーは2008年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製で、メーカーはノレブです。ノレブが作った国産名車コレクションの初期物は何れも出来が良いのですが、このジムニーも実車の雰囲気がうまく再現されています。灯火類、フェンダーミラー、幌などの細部の仕上げも良く、雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。ジムニー 初代の当時物ミニカーはイタリアのポリトーイのEL(CE)シリーズぐらいしかないようです。当時物以外ではNEO(レジン製)、ルックスマート(レジン製)、国産名車コレクション 1/24がありますが、ダイキャスト製で1/43はこの国産名車コレクション製しかありません。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI JIMNY (LJ10) 1
SUZUKI JIMNY (LJ10) 2

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SAVIEM SM 300 AUTO TRANSPORTER 1970? FRANCE

SAVIEM SM 300 AUTO TRANSPORTER
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SAVIEM SM 300 AUTO TRANSPORTER


SOLIDO 321 1/43 422㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約18m 全幅約2.4m エンジン 変速機: V型8気筒 15L 304HP 10段変速
性能:   データーベースでサビエムのミニカー検索

サビエム SM 300 カートランスポーター フランス 1970?年

 

 戦後のルノーは財政難で大型商用車の生産ができず、戦前のような商用車市場のリーダーではなくなっていました。そこでルノーは戦前からの商用車メーカーであったソミュア(SOMUA)とラティル(LATIL)を買収して、自社の商用車部門と統合して子会社のサビエム(SAVIEM : Société anonyme devéhicules Industriels et d'Equipements Mécaniques 産業車両機械有限会社)を1955年に設立しました。サビエムには大型トラック/バスから小型商用バンまで幅広いモデルがありました。

 

 代表的なモデルとしては、1965年に登場した小型商用車のSG2(Super Goélette)、小型/中型トラックのSG4/5(Super Galion)とその後継車で1975年登場のJ、1977年に登場した中型/大型トラックのH、バスのSC(SAVIEM-CHAUSSON)などがありました。サビエムは1975年にシトロエン傘下のトラックメーカー ベルリエを買収して1978年にルノー V.I.(ビークルズ インダストリーズ)と名称変更しました。その後ルノーのバス部門は分離独立して、イタリアの商用車メーカー イヴェコ(IVECO)と合併してイリスバス(IRISBUS) となりました。2002年にルノー V.I.はボルボに売却され、ルノー トラックスと改名しました。

 

 

 ミニカーは1974年に発売されたソリド製の当時物です。トレーラーを連結した大型のフルトレーラー方式のサビエム カートランスポーターをモデル化しています。サビエムのフロントグリル 右下には「SM 300」のロゴが表示されていますので、同社のSM 300というモデルであることが分かります。カートランスポーターに表示されている「CAUSSE WALON」とは当時のトラック輸送会社の名前です。全長が18mを超えるヨーロッパ仕様の大型フルトレーラーですので、ミニカーも全長422㎜の大きなサイズとなっています。同じ縮尺の乗用車8台を積載でき、実車同様の積載方法が再現できます。トラクターはキャブを持ち上げることが出来るギミック付きで、牽引するトレーラーは固定ボルトを外すと分離することが出来ます。細部までとても良く出来ているのですが、残念なことに当時のソリド製ミニカーのほとんどに発生したプラスチック製ホイールが溶解する不具合の為、ホイールが完全に変形しています。(ミニカーの材質と経年変化の参照ページ→ ホイールの溶解) ホイール変形の対策を施した物や色違いのバリエーションがいくつかありました。これ以外のサビエムのミニカーはソリドのSG4、ノレブのSC1 バス、ブレキナのSG2 1/87などがあります。 以下はトラクターのフロント/リアの拡大画像とキャブを持ち上げたエンジンルームの画像です。エンジンルームにはV8エンジンが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SAVIEM AUTO TRANSPORTER 1
SAVIEM AUTO TRANSPORTER 2

 以下はトレーラーの画像と連結部分の拡大画像です。トラクターとトレーラーは固定用ボルトで連結されていて、このボルトを外せば分離することができます。トレーラー側からトラクター側へ車両がスムーズに移動できるよう、連結部分は段差がほとんどない連続した構造となっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SAVIEM AUTO TRANSPORTER 3
SAVIEM AUTO TRANSPORTER 4

 以下は車両を積み込む作業を再現した簡易動画です。まず後方に段差解消スロープ(道板)が追加され、前方のトラクターの上段が後方に傾きます。次に後方のトレーラーから車両が自走してトラクター上段に移動し、上段の積載が終わると上段が元の位置に上昇します。以後はトラクター下段の積載、トレーラー上段の積載、トレーラー下段の積載が行われます。積載しているミニカーは同じソリド製のシトロエン CX、シトロエン GS、シトロエン LN、ルノー 18でいずれも1970年代のモデルです。なお積載済の画像と積載作業の画像では、車両の位置が違っていますが、単なる撮影ミスですので無視してください。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SAVIEM AUTO TRANSPORTER 5

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FORD CAPRI MK I DRAGSTER 'THE SANTA POD Glow-Worm' 1970? UK

FORD CAPRI MK I DRAGSTER 'THE SANTA POD Glow-Worm'
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FORD CAPRI MK I DRAGSTER 'THE SANTA POD Glow-Worm'


CORGI 163 1/43 114㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.7m エンジン 変速機: V型8気筒 5.4L? 変速機不祥
性能: 最高速 不詳  データーベースでドラッグスターのミニカー検索

フォード カプリ MK I ドラッグスター 'THE SANTA POD Glow-Worm' イギリス 1970?年

 

 ドラッグレース(DRAG RACE)とは停止状態からスタートし一定の距離を走り抜けるまでの時間を競うモータースポーツです。単純に速さを競うレースで、元々はアメリカの若者が夜間に行っていた路上レースに端を発するようです。レースに使用するマシンをドラッグスター(又はドラッグカー、ホットロッドなど)と呼び、バイク、乗用車、トラック、セミトレーラーのトラクターヘッドまで多種多様な外観の車(中身は全くの別物)が使われます。走行する距離は特に決められていませんが、1/4マイル(約402m)で行われることが多く、日本では400mのレースをゼロヨンと呼んでいます。(参照ページ→ ドラッグレースの動画)

 

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたコーギー製の当時物で、前述した型番303のカプリの型を流用して作られました。SANTA PODとはレースが行われるレース場の名前で、Glow-Wormとは「発光する芋虫?」の意でこの車の愛称のようです。モデルとなった実車は実在し外観はある程度忠実にモデル化していますが、内部構造などはコーギーが見た目重視で創作した部分があるようです。実車はボディを持ち上げて内部を見ることができますが、ミニカーもフロントバンパーを押すとスプリングでボディ全体が跳ね上がるギミックが付いています。内部はV型8気筒エンジンを搭載したシャーシが再現されていて、ドライバーも乗っています。ホイールはコーギーの初期のフリーホイール「Whizzwheels」ですが、外観はドラッグスター風になっています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD CAPRI MK I DRAGSTER 'THE SANTA POD Glow-Worm' 1
FORD CAPRI MK I DRAGSTER 'THE SANTA POD Glow-Worm' 2

 以下は内部の拡大画像です。室内には耐火性のレーシングスーツを着たドライバーが乗っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD CAPRI MK I DRAGSTER 'THE SANTA POD Glow-Worm' 3
FORD CAPRI MK I DRAGSTER 'THE SANTA POD Glow-Worm' 4

 ドラックスターのビンテージ物ミニカーとしては同時期のコーギーのドラッグスターが数種類、マテル傘下メーベトイのドラッグスターが数種類、ポリトーイのドラックスター ドラゴ、マーキュリーのドラッグスター ジャックス デモン、ディンキーのドラッグスター セットなどがありました。ディンキーのドラッグスター セットはミニカーを押し出す発射装置付で、以下の画像の青色の箱が発射装置で、ミニカーをセットしてボタンを押すとミニカーがスプリングで押し出される構造でした。またこのようなドラッグスターのミニカーでなくても、当時のマッチボックスやホットホイールなどの小スケールミニカーは、走らせて遊ぶ為にスムーズに回転するフリーホイールを使っていました。当時のミニカーメーカーは走行させて遊ぶ為のトラックコースのセットも発売していました。以下は1971年のマッチボックスのカタログの抜粋で、発射装置やトラックコースなどが豊富にそろっていたことがわかります。これらは最近の大人向けのミニカーしかご存じない方は興味がないでしょうが、現在のトミカのミニカーにも同じような発射装置やトラックコースがあります。(最近の物はマイコン内蔵でもっと凝ってますが)

ディンキーのドラッグスター セット
DRAGSTER SET DINKY
マッチボックスの1971年カタログ 抜粋(クリックするとPDFファイルが表示されます)
SUPERFAST MATCHBOX CATALOG

 以下は1970年に発売されたポリトーイ製のドラッグスター ドラゴ (1/43 型番602)の画像です。これもモデルとなった実車があるのだと思いますが、派手な見た目重視でモデル化されたものだと思います。ミニカーの全長は135㎜あるので実車の全長は5.8mとなり、ずいぶん細長い鉛筆のようなボディです。大きなリアスポイラー、大きな排気管のV型8気筒エンジン、自転車のように細い前輪と太い後輪などドラッグスターの特徴がすべて盛り込まれた面白いミニカーです。コクピットのキャノピーが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DRAGSTER DRAGO 1
DRAGSTER DRAGO 2

 以下は1970年に発売されたマーキュリー製のドラッグスター ジャックス デモン (JACK'S DEMON) (1/43 型番69)の画像です。これは型番70のフィアット バリッラをベースにして作られたドラッグスターで、実車が存在するのかどうかは不明です。(多分マーキュリーの創作だと思いますが) これもむき出しの派手なエンジン、太いタイヤ、ロールバーなどでいかにもドラッグスターらしい車に仕立てています。ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DRAGSTER JACK'S DEMON 1
DRAGSTER JACK'S DEMON 2

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