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トヨタ ソアラ 3000GT リミテッド Z20型 日本 1986年
1986年にトヨタ ソアラ 2代目が登場しました。初代のデザインを踏襲しつつさらに洗練させたデザインとなりましたが、個人的にはその分だけやや目新しさが足りない感じもしました。エンジンは6気筒2L(1G)/3L(7M)で、新開発されたインタークーラー付ターボの7M-GTEU(230HP)は、当時日本最強のエンジンでした。トヨタ 2000GTで使われた4?ダブルウィッシュボーン方式サスペンションを採用し、最上級車には空気バネによる電子制御式エアサスペンションが装備されました。それ以外の先進装備も、鏡による虚像表示を使って奥行きを深くしたデジタルメーター、エアコンやオーディオを液晶タッチパネルで操作するマルチコントロールパネルなどてんこ盛りでした。
1988?のマイナーチェンジで、内外装を変?して後期型となりました。エンジンがパワーアップし(7M-GTEU 240HP、1G-GTEU 200HP)、サスペンションが強化され、2Lクラス最上級車に2.0GTツインターボLが追加されました。1989?に電動格納式折畳みハードトップを採用したエアロキャビン(トップを収容する為に後席を廃止した2シーター車)が500台の限定?として設定されました。ソアラ 2代目の登場した時期はバブルの絶頂期だったので、初代同様に2代目も大ヒットしました。1991年にソアラ 3代目(レクサス SCの初代)にモデルチェンジしました。
ミニカーは1986年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の144番工場製で、プロポーションが良くフロントグリル/灯火類も結構リアルで、金色のサイドモールの塗装もきれいです。ドアミラーが付くようになり、室内も当時としてはかなりリアルに再現されていました。(メーターの印刷表示はまだ一般的ではなかったので、メーター表示がないこの状態でも当時としてはかなりリアルでした) 当時のダイヤペットとしてこれ以上は望めないレベルの良い出来ばえでした。ドア/ボンネット/トラックが開閉するギミック付です。(ただしボンネット内のエンジンはあまりリアルではないですが) ソアラ 2代目の当時物ミニカーはこれしかなく、トミカでもモデル化されていません。当時物以外ではいずれも高価なレジン製ですが、MARK43、HI-STORY、ホビージャパンの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ スターレット ターボ-S P71型 日本 1986年
1984年にスターレット 3代目(P70型)が登場しました。コルサ/ターセルで前輪駆動車の実績を積んだことで、スターレットに横置エンジンの前輪駆動方式が採用されました。3ドア/5ドアハッチバックのボディは同時期のカローラ IIをスポーティにしたようなデザインでした。前輪駆動方式を採用したことで室内は広くなっていました。当初のエンジンは先代と同じ4気筒1.3L(93HP)で、希薄燃焼方式(リーンバーン)の低燃費仕様がありました。
1986年にインタークーラー付ターボエンジンを搭載したGP ターボが追加されました。このターボは過給圧を2段階に変えられ、ローモードで91HP、標準モードで105HPとハイパワーで、「かッとび スターレット」と呼ばれました。1987年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリル/バンパーの意匠が変更され、4気筒1.5L(55HP)ディーゼルエンジンが追加され、ターボ仕様には電子制御サスペンションTEMSが設定されました。1988年には電動キャンバストップ仕様が追加され、ターボは110HPにパワーアップしました。先代のKP型スターレットと同様に、サーキット、ジムカーナ、ダートトライアルなどの幅広いモータースポーツの入門車としても人気がありました。1989年に4代目(P80型)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ スターレット 1994)
ミニカーは2006年に発売されたアオシマ DISM製です。プロポーションが良く、室内などの細部も結構リアルに再現されていてかなり良い出来ばえです。このDISMシリーズにはそれぞれちょっと変わったギミックが付いていたのですが、このスターレットには小型の水銀電池2個で前後ライトを点灯させるギミックが付いていました。ライトを点灯させるギミックは配線や導光板など結構複雑な構造となるのですが、これはその構造を底板部分にうまくまとめています。点灯させるスイッチは底板部にあります。アオシマ DISMは後期型もモデル化しています。これ以外のスターレット 3代目のミニカーは、DISMの型を流用した国産名車コレクションの前期型ターボ、BM CREATIONSのターボ S 1/64があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と前後ライトの点灯ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ カローラ 1500 SE リミテッド E90型 日本 1987年
1987年にカローラ 6代目/スプリンター 6代目(E90型)が登場しました。先代よりも車高がやや低くなり、少し丸みを帯びた上品なデザインとなりました。エンジンは4気筒1.3L/1.5L/1.6Lと4気筒1.8Lディーゼルで、1.5L以上のガソリンエンジンは全てDOHC16バルブ仕様でした。4ドアセダン、5ドアワゴン、5ドアバンが設定され、5ドアリフトバックはスプリンター シエロとして独立しました。セダンにカローラ初のフルタイム4WD仕様が設定されました。最上級仕様にはパワーウィンドー、電動格納式ドアミラーなどが標準設定されました。
スポーツ仕様のカローラ レビン/スプリンター トレノは2ドアクーペだけとなり3ドアクーペがなくなりました。(実車画像→ トヨタ レビン 1989年) この世代から前輪駆動方式が採用され、エンジンはDOHC 4気筒1.5L(5A-F型)とDOHC 4気筒1.6L(4A-G型 120-140HP)の2タイプで、1.6Lにはスーパーチャージャー仕様(145-165HP)のGT-Zも設定されました。GT-Zはボンネットにパワーバルジがついていました。当時の高性能スペシャリティカー ソアラに似たデザインだったので、ミニ ソアラとして人気がありました。
1989年のマイナーチェンジでバンパーの意匠が変更され、4気筒2Lディーゼルエンジンを搭載するフルタイム4WD仕様車が追加されました。装備が充実した高品質なセダンとして大ヒットし、バブル絶頂期の1990年には年間販売台数が30万台にもなりました。1991年に7代目 カローラ(E100型)にモデルチェンジしました。(実車画像→トヨタ カローラセダン 1991年)
ミニカーは2007年に発売されたトミカ リミッテド製で、最上級グレードのSE リミッテドをモデル化しています。キャビンが少し大き目な感じがしますが、シンプルなセダンであった実車のイメージがそこそこ良く再現されています。トミカ リミッテドでは2018年に1600GTもモデル化しています。カローラ 6代目は30万台も売れた大ヒット車なのですが、当時は派手なスポーツカーがたくさんあったので、地味なカローラの当時物ミニカーはありませんでした。なお2022年現在でもセダンはトミカ リミッテド製しかありません。レビン/トレノのミニカーは2011年にハイストーリー(レジン製)、2021年にMARK43がモデル化しています。なおカローラ 7代目(E100型)のセダンは2021年にBM CREATIONS(1/64)が、ワゴンをハイストーリー(レジン製)がモデル化しました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ クラウン 4ドア ハードトップ ロイヤル サルーン G (S130) 日本 1987年
1987年にトヨタ クラウン 8代目(S130)が登場しました。先代とほぼ同じデザインながら、特徴であった樹脂パネルのリアピラーがなくなり、全体的に丸みが付きました。先代同様にセダン、4ドアハードトップ、ワゴン(バン)の車種構成でした。4ドアハードトップには3ナンバー規格専用のワイドボディが設定されました。当初のエンジンはDOHC 6気筒2L(135HP)/2L スーパーチャージャー(170HP)/3L(200HP)、6気筒2.4L ディーゼルなどがありました。先進装備として電子制御エアサスペンション、トラクションコントロール、CD ROMによるカーナビゲーション機能を持つエレクトロマルチビジョンが採用されました。
1989年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更されました。同時に1964年のクラウン エイト以降途絶えていたV型8気筒エンジン(DOHC V型8気筒4L 260HP)を搭載する4000 ロイヤルサルーン Gが追加されました。1990年にDOHC 6気筒2.5L(180HP)エンジン搭載の2500 ロイヤルサルーンが追加されました。1991年に4ドアハードトップがクラウン 9代目(S140)にモデルチェンジしました。セダンは1995年のクラウン 10代目(S150)登場まで、ワゴン(バン)は1999年にクラウン 11代目(S170)をベースにしたクラウン エステートが登場するまで継続して生産されました。クラウン 8代目が登場した時期はバブル景気の真っ只中だったので、月間販売台数でカローラを上回ることがあったほど、販売は絶好調でした。
ミニカーは1988年に発売されたダイヤペット製の当時物で、最上級のロイヤル サルーン Gをモデル化します。ダイヤペットの協力会社の144番工場製で、プロポーションが正確で実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリルと灯火類の造形もこの当時の国産ミニカーとしては良く仕上げてあったのですが、今見ると多少物足りない感じもします。実車に即したツートンカラーのカラーリングも当時としてはうまく仕上げてありました。(茶色の色調が少し濃いですが) これ以外の当時物ミニカーでは同じダイヤペットの1/30、トミカのセダン(1/63)がありました。当時物以外ではHI-STORY(レジン製)が4ドアハードトップ、MARK43(レジン製)がセダン/アスリートをモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ マーク II (X80) ハードトップ グランデ G 日本 1988年
1988年にトヨタ マーク II 6代目(X80)が兄弟車チェイサー 4代目/クレスタ 3代目とともに登場しました。デザインの基本は先代(X70)を踏襲していましたが、全体的に丸みを帯びたスタイルになりました。4ドアセダンと4ドアハードトップがあり、ハードトップは同時期に大ヒットしたカリーナ EDのような車高が低い見た目重視のデザインでした。プラットフォームも先代を継承していましたが、後輪サスペンションはダブルウィッシュボーン式に改良されました。ガソリンエンジンはすべてDOHCで4気筒1.8L、6気筒2L(ツインターボ/スーパーチャージャー)/2.5L(ツインターボ)/3Lと4気2.4Lディーゼルなどがありました。
1990年のマイナーチェンジでフロントグリルの意匠が少し変更され、2.5L/3Lエンジン搭載車はバンパーの大型化で全長が4.7mを超え3ナンバー規格車となりました。1992年にハードトップは7代目(X90)にモデルチェンジしましたが、セダンは1995年まで生産されました。発売当時はバブル景気の真っ最中でハイソカーブームでしたので、6代目(X80)はマーク IIとして最大の大ヒットとなりました。1988年後半にはマーク II/クレスタ/チェーサーの3兄弟で月間4万台も売れていましたので、当時この車のハードトップ(特に白色)は良く見かけました。ただし1991年頃にはバブル景気が崩壊しハイソカーブームも終わりました。
ミニカーは1990年に発売されたダイヤペット製の当時物です。売れ筋だったハードトップの上級グレード グランデ Gをモデル化しています。ダイヤペットの協力会社の144番工場が製作を担当していて、この工場は結構リアルな造形でしたので、このマーク II (X80)もプロポーション的にはうまくできています。ただフロントグリル周りやハードトップの造形はやや物足りないレベルの出来ばえです。(実車はもっとすっきりしたシャープな造形なので) 実車に即した白/銀ツートンのカラーリングは当時としてはうまく仕上げてあります。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外のマーク II (X80)のミニカーはトミカリミッテドの1/64、MARK43(レジン製)などがあります。MARK43はクレスタ (X80)もモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンはずいぶん簡単な造形になっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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