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マツダ デミオ (マツダ2) XD ツーリング 日本 2014年
2014年にマツダ デミオ 4代目が登場しました。海外での車名は2代目からはMAZDA2となっていましたが、国内向けはデミオのままでした。基本的なスタイルは先代を踏襲し、フロントがマツダに共通する魂動デザインになりました。ボディサイズが大きくなりましたが、車幅は5ナンバー規格を踏襲しました。エンジンは先代から引き継いだDOHC 4気筒1.3L(92HP)の改良版で、DOHC 4気筒DOHC 1.5L(105HP)ディーゼルターボが追加されました。変速機は5/6段MTと6段ATで、前輪駆動/4WDがあります。斜め後方から接近する車両を知らせる先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ アクティブセンス)」が採用されました。
2015年にDOHC 4気筒1.5L(116HP)エンジン116HPを搭載する高性能版の15MBが追加されました。2016年のマイナーチェンジで、横方向と 前後方向の加速度を統合的にコントロールするG-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control)を標準装備しました。2018年に1.3Lエンジンが1.5Lエンジンに変更されました。2019年のマイナーチェンジで国内向けの車名もマツダ2に変更されました。マツダ2はトヨタにOEM供給され、2015年から北米でサイオンiA(2016年以降はヤリスiA)として販売されました。
ミニカーは2014年に発売されたハイストーリー製です。1.5Lディーゼルエンジンを搭載するXD ツーリングをモデル化しています。ハイストーリーはレジン製がメインですが、実車のプロモーション用としてマツダからも販売されていて、製作台数が多いことからダイキャスト製となったようです。(ダイキャスト製の方が品質的に安定していて値段も下げられるはずですが、これは少し高いです) このミニカーは入手していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。画像を見ただけですが、最近のミニカーとして標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。
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ホンダ フィット RS (GK型) 日本 2014年
ホンダ フィット 3代目が2013年に登場しました。日本で大ヒットした設計思想をベースにして世界市場での量販車を目指して開発され、プラットフォームを一新し軽量化と高剛性化が図られました。ボディは大型化されましたが、5ナンバー規格のままでした。デザインは先代をほぼ踏襲し、切れ長のヘッドライトでフロントの意匠が目新しくなりました。エンジンはDOHC化された4気筒1.3L(100HP)/1.5L(132HP)が搭載され、変速機はCVTと高性能版RSの5段MTがあり、駆動方式はFFとビスカスカップリング式4WDでした。追突や発進時の事故を軽減して安全運転をサポートする「シティ ブレーキ アクティブシステム」が採用され安全性能も向上しました。
ハイブリッド車はDOHC 4気筒1.5L(110HP)エンジンと7段DCT変速機に内蔵した電気モーター(29.5HP)とリチウムイオン電池で構成した新開発のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCDハイブリッド」が採用されました。モードの切り替えで先代ではできなかったEV走行が可能になりました。(ただこのシステムは制御が複雑だったので不具合対応のリコールが多発しました) 2015年のマイナーチェンジでフロントグリルの意匠が変更されました。2017年のマイナーチェンジで前後バンパーの意匠が変更され、LEDヘッドライトが採用されました。2020年にフィット 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ フィット e:HEV 2020)
ミニカーは2016年に発売された国産名車コレクション製です。高性能版のRSをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産していた京商 Jコレクション製のフィット(型番JCP86001)の型を流用しています。プロポーションが良くフロントグリルの造形がリアルで、実車の雰囲気がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので室内の仕上げは簡素化されていますが、値段相応以上に良く出来ています。これ以外のフィット 3代目のミニカーはこれと同じ物で色違いのFIRST43、前述した京商 Jコレクション、トミカの1/61、WIT'S(レジン製)のRSとハイブリッド、エブロのハイブリッドなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スズキ ハスラー X ターボ 日本 2014年
1998年にスズキは大径タイヤを履いて最低地上高を上げたクロスオーバーSUVとしてKeiを発売しました。当初は3ドアのみで翌年に5ドアを追加しましたが、ジムニーとの競合を避けて2000年からは5ドアだけとなりました。SOHC 3気筒660㏄ターボ(60HP)/DOHC 3気筒660(55HP)エンジンを搭載する、前輪駆動/4輪駆動車でした。2000年と2006年にフロントのデザインが変更されました。悪路走破性を重視するコアなユーザーに人気が高く、改良を重ねながら、2009年まで生産されました。またマツダにはラピュタとしてOEM供給されました。(実車画像→ スズキ Kei 1998)
Keiの後継者としてスズキ ハスラーが2014年に登場しました。ワゴンR 5代目のプラットフォームを使い、15インチホイールを履いて最低地上高180㎜とし、サスペンションも変更されSUVらしい足回りとなっていました。外観はワゴンRと同じトールワゴンながら、メッキ枠の付いた丸形ヘッドライトと黒い樹脂製のバンパー/フェンダーで力強いイメージを強調したデザインでした。DOHC 3気筒660(54HP)/ターボ(64HP)エンジンを搭載する、前輪駆動/4輪駆動車でした。2015年にリチウムイオン電池とモーター機能付発電機を採用し、減速時に電力回生、加速時のパワーアシストを行うマイルドハイブリッド仕様が追加されました。先代のKei同様に人気があり、2020年にハスラー 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スズキ ハスラー 2020)
ミニカーは2014年に発売されたハイストーリー製の当時物です。このミニカーは保有していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。 画像を見ただけですがレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気はそこそこ再現されているようです。ハスラー 初代のミニカーはトミカの 1/58、MARK43(レジン製)などがあります。
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日産 ジューク 日本 2015年
2010年にクロスオーバー小型SUV 日産 ジュークが登場しました。北米/ヨーロッパ/オセアニア/中国などで販売する世界戦略車で、グループ内のルノーではルノー キャプチャー(CAPTUR)として販売されました。クーペ的なデザインのキャビンを持つ5ドアSUVで、大きな丸形ヘッドライトを持つ個性的なフロントが特徴でした。DOHC 4気筒1.5L/1.6L/1.6Lターボ、4気筒1.5Lディーゼルターボエンジンを搭載する前輪駆動車で、高性能版には4WD仕様もありました。変速機は国内はCVTのみ海外は5/6段MTとCVTでした。(実車画像→ ルノー キャプチャー 2016)
2010年に4気筒1.6L(190HP)直噴ターボエンジンを搭載した高性能版の16GT(4WD版 16GT FOUR)が追加されました。2013年にエンジンを190HPにパワーアップし、サスペンションを強化したニスモが追加されました。さらに世界最速のクロスオーバー車を目指して、日産 GT-R(R35)のV型6気筒3.8Lターボ(545HP)エンジンを搭載したジューク Rが開発され数台が限定生産されました。2014年のマイナーチェンジで、フロントグリルの意匠などが変更されました。2019年に欧州向けはジューク 2代目にモデルチェンジしましたが、国内はキックスが後継車となりました。(実車画像→ 日産 ジューク 2019) (実車画像→ 日産 キックス 2020)
ミニカーは2016年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。2014年のマイナーチェンジ後をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産している京商 Jコレクションのジューク(2010年式)を流用してフロントグリルやヘッドライトの形状を変更しています。このシリーズのミニカーとしてはかなり良い出来ばえで、実車の雰囲気が良く再現されています。(国産名車コレクションが京商 Jコレクションの単なる色違いではなく、外観が変更されたモデルチェンジ後をモデル化している点は評価できます) これ以外のジュークのミニカーは前述した京商 Jコレクション、これと同じ型を使ったFIRST43、トミカの1/64、エブロのニスモ仕様、オートアートのジューク R 1/18、WIT'S(レジン製 2016/03事業撤退)のニスモなどがあります。またルノー キャプチャーはノレブがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 キャシュカイ (J11) 日本 2015年
小型SUVの日産 デュアリスは欧州ではキャシュカイ(QASHQAI)の名前で2006年から販売されました。2007年にキャシュカイの北米仕様として全長を4.65mに伸ばして4気筒2.5Lエンジンを搭載したローグ(ROGUE)が登場しました。デュアリスは2013年に国内販売が終わり、兄弟車のエクストレイル 3代目に統合されて名前が消えました。そのエクストレイル 3代目の北米仕様がローグ 2代目となり、そのショートホイールベース版がキャシュカイ 2代目として2014年に欧州で登場しました。(キャシュカイ 2代目は国内では販売されていません) なおキャシュカイ 初代に追加された欧州向けの3列シートの7人乗りのキャシュカイ+2は初代限りで生産中止となりました。
キャシュカイ 2代目はDOHC 4気筒1.2L(116HP)ターボ/1.6L(163HP)ターボ/2L(150HP)ガソリンと4気筒1.5L(110HP)/1.6Lターボディーゼルエンジンなどを搭載し、駆動方式はFFと4WDです。日産が提携しているルノーの小型SUV カジャール(KADJAR)/コレオス(KOLEOS)や韓国サムスンの小型SUV QM5も同じプラットフォームを共有する兄弟車で、欧州/豪州/南米/韓国/中国/ロシアなどで販売されています。キャシュカイの販売は好調で、欧州で一番売れている日産車とのことです。2021年にキャシュカイ 3代目(J12)にモデルチェンジしました。(実車画像→ ルノー カジャール) (実車画像→ 日産 キャシュカイ 2021)
ミニカーは2017年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。右ハンドル仕様なのでイギリス仕様で、リアパネルの右にdciと表示されているので、ディーゼルエンジン車をモデル化しているようです。メーカーはイクソで、イクソのPREMIUMXシリーズで発売しているキャシュカイ(型番PRD461)を流用しています。安価な雑誌付きミニカーですので、内装の仕上げは省略されているものの、基本的なプロポーションは良く灯火類などの細部もそこそこ良く再現されています。国産名車コレクションのなかでも、良い出来ばえの部類だと思います。これ以外のキャシュカイ 2代目のミニカーは同じイクソ系のトリプル9、オックスフォードの1/76などがあります。デュアリス/キャシュカイ 初代はオックスフォードや京商 Jコレクションなどでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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