THUNDERBIRDS 2 EQUIPMENT SET 2065 UK
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サンダーバード 2号 完全装備セット イギリス 2065年
サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。救助メカのサンダーバード 2号は災害救助に必要な救助装備を現場に搬送する為の輸送機です。国際救助隊基地には様々な救助装備を積載した1番から6番の6種類のコンテナがあり、必要なコンテナを胴体に装着して現場まで輸送します。
1番コンテナには特殊な消火剤を搭載した化学消防車、周辺の超音波を中和する超音波中和車、高所から落下する人や物を風圧で受け止める風圧クッション車などを装備しています。2番コンテナの装備は不明で、3番コンテナには胴体着陸する航空機を受け止める高速エレベーターカー、ジェットブルドーザー、高所に救助装備を送り込む運送砲車などを装備しています。4番コンテナは水中救助作業用の4号をを装備しています。5番コンテナは地中に潜るジェットモグラ、磁力牽引車、鉄の爪タンクなどを装備していて一番出動頻度の高いコンテナです。6番コンテナはトンネル探索車や電波発信車などを装備しています。
この「サンダーバード 2号 完全装備セット」は1993年に発売されたバンダイ ポピニカ製です。サンダーバード 2号、コンテナ2台、救助メカ 9台、サンダーバード 6号、FAB1 ペネロープ号がセットになっています。サンダーバード 2号はダイキャスト製でコンテナと救助メカはプラスチック製です。サンダーバード 2号の大きさは全長173㎜ 全幅125㎜で、2号の劇中設定仕様は全長76m 横幅54.7mですから、縮尺は約1/440となります。バンダイにはこの完全装備セット以外にも、サンダーバード 2号とジェット モグラのセット物、装備だけのセット物、またこれより大きなサイズの2号と救助メカのセット物もありました。サンダーバードの救助メカはプラモデルや玩具などもたくさんありました。その中でも2016年に発売されたデアゴスティーニの「週刊 サンダーバード2号&救助メカ」は2号と主要な救助メカ22機種の全てが縮尺1/144で統一されていて、それらはかなりリアルに出来ていました。(ただし全巻のトータル金額では約14万円にもなり高価でした) 以下はバンダイの2号のフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は俯瞰と床下部分の画像とコンテナを下ろしてサンダーバード 4号が発進する画像です。2号の伸縮着陸脚は伸びた状態の物が付属していますので、手動で床下に差し込んで取り付けます。コンテナは少し力を入れて押すと、ボディから外れます。コンテナは扉が開閉できます。4号のサイズは2号の縮尺(約1/440)に対してかなり大きめのサイズとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は救助メカ 9台、サンダーバード 6号、FAB1 ペネロープ号の画像です。サンダーバード 4号は4番コンテナに装備されている水中救助作業用の装備です。4号の劇中設定仕様は全長9.1mで、このモデルのサイズは全長44㎜ 全幅18㎜ですので縮尺約1/200となります。(劇中画像→
サンダーバード 4号) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は3番/5番コンテナに格納されているジェット モグラの画像です。ジェット モグラはキャタピラー式の運搬タンクの上に先端にドリルがついた円筒のドリル部が載っています。ドリル部はドリルを回転させて地下を掘り進み救助作業を行います。このモデルの大きさは全長46㎜ 全幅14㎜です。ジェット モグラの劇中設定仕様は不明ですが全長18mほどとの資料がありましたので、縮尺1/400ぐらいでモデル化していることになります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は3番コンテナに格納されている高速エレベーターカー(MASTER ELEVATOR CAR)の画像です。高速エレベーターカーはサンダーバード 第1話「SOS原子力旅客機」に登場し、ランディングギヤが使えず胴体着陸することになった原子力旅客機ファイアーフラッシュ号を高速エレベーターカー 3台が滑走路上で受け止めました。CGではなく模型を使って撮影されたこの救助作業は実に迫力のある映像でした。このモデルの大きさは全長33㎜ 全幅22㎜です。高速エレベーターカーの劇中設定仕様は不明ですが全長15mほどとの資料がありましたので、2号と同じ縮尺約1/450ぐらいでモデル化しているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は3番コンテナに格納されているジェットブルドーザー(FIEFLY)の画像です。ジェットブルドーザーの大きなショベルには穴が開いていますが、これはニトロ爆弾を打ち出す為の開口部で、ショベルと爆弾で可燃物を吹き飛ばし油田火災などを消火します。このモデルの大きさは全長40㎜ 全幅18㎜です。ジェットブルドーザーの劇中設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は5番コンテナに格納されている鉄の爪タンク(EXCAVATOR)の画像です。鉄の爪タンクは先端の爪で岩石などの障害物を排除して、生き埋めになった人を救助します。このモデルの大きさは全長50㎜ 全幅18㎜です。鉄の爪タンクの劇中設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は3番コンテナに格納されている運搬砲車(BOOSTER MORTAR)の画像です。運搬砲車は高所など人が近づけないような危険な場所にいる人に、脱出する為の装備を詰めたカプセルを発射します。このモデルの大きさは全長20㎜ 全幅14㎜です。運送砲車の劇中設定仕様は不明ですが、たぶん縮尺1/150ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は5番コンテナに格納されている磁力牽引車(RECOVERY VEHICLE)の画像です。磁力牽引車は強力な電磁石を備えた2本の吸着ノズルを発射して、地中に落下した大型機器を引き上げます。このモデルの大きさは全40長㎜ 全幅21㎜です。磁力牽引車の劇中設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は6番コンテナに格納されている電波発信車(TRANSMITTER TRUCK)の画像です。電波発信車は電波発信用の大型アンテナを備えています。太陽の調査をするロケット太陽号が作業ミスで太陽に突入する状況となり、電波発信車がロケットに逆噴射の信号を送り救助しました。このモデルの大きさは全長37㎜ 全幅14㎜です。電波発信車の劇中設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下は国際救助隊ロンドン支部のレディ ペネロープの乗用車FAB1の画像です。このモデルの大きさは全長40㎜ 全幅15㎜です。FAB1の劇中設定仕様は全長6.4m 横幅2.44mですので、縮尺1/150ぐらいでモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はサンバーバード劇中に登場した鉄の爪タンクをベースにして模型メーカーが創作したエックス カー(X CAR)の画像です。(サンダーバードの劇中には出てきません) このモデルの大きさは全長50㎜ 全幅17㎜です。エックス カーの設定仕様は不明ですが、他の救助メカと同じ縮尺1/400ぐらいでモデル化していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
以下はサンダーバード 6号の画像です。サンダーバード 6号は1930年代の複葉機タイガー モスで、1968年に製作された映画「サンダーバード 6号」に登場しました。6号は小型軽量の特性を生かして、大がかりなサンダーバード メカが近づけない場所で救助活動を行いました。モデルの大きさは全長40㎜ 全幅45㎜です。タイガー モスは全長7.5mほどの大きさですので、縮尺約1/200ぐらいでモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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