ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TALBOT (SIMCA) HORIZON 1977 FRANCE

TALBOT (SIMCA) HORIZON
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TALBOT (SIMCA) HORIZON


SOLIDO 76 1/43 93mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.96m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 59HP 4段変速
性能: 最高速152km/h  データーベースでタルボ/シムカ オリゾンのミニカー検索

タルボ (シムカ) オリゾン フランス 1977年

 

  1977年にシムカ 1100の後継車としてタルボ オリゾンが登場しました。(仏語はHを発音しないのでホリゾンではなくオリゾン) デビュー当初の車名はシムカ オリゾンでしたが、クライスラー欧州が1978年にプジョー/シトロエン傘下に身売りされたので、タルボに名前が変わりました。4気筒1.1L(59HP)、1.3L(69HP)エンジンを横置する前輪駆動車で、欧州と米国のクライスラーが共同開発し、米国でも1.6-2.2Lエンジンを搭載してダッジ オムニ(OMNI)、プリムス ホライゾン(HRIZON)として販売されました。(実車画像→ ダッジ オムニ 1978)

 

 この5ドアハッチバックの外観はフォルクスワーゲン ゴルフ Iに似ていていますが、このスタイルは当時の流行りでした。同時期の日本で大ヒットしたマツダのファミリア FFも似たようなデザインでした。オリゾンには1.5Lエンジンやプジョー製の1.9Lディーゼルエンジンなどが追加され、1985年まで生産されました。総生産台数は約84万台でした。 シムカはクライスラーからタルボに名前が変わりましたが、結局プジョーに統合され1980年代半ばに消滅しました。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたソリド製の当時物です。ソリドがコストダウンした廉価版ミニカーに移行する前の物なので、地味な実用車ですが、ソリドらしいシャープな造形で良い出来ばえとなっていました。(室内の造形はかなり手抜きになっていましたが) ドアが開閉するギミック付きです。これ以外のオリゾンのミニカーはノレブとメーベトイの当時物がありました。当時物以外ではノレブが2004年にモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TALBOT (SIMCA) HORIZON 1
TALBOT (SIMCA) HORIZON 2

 以下は1977年に発売されたノレブ製の当時物 タルボ オリゾン (1/43 型番880)の画像です。ノレブの廉価版ミニカーであるJETCARシリーズの一台で、見た目の良くないフリーホイールを履いてます。ただプロポーションは良く、フロント周りや室内造形は上記ソリド製よりもリアルで、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TALBOT (SIMCA) HORIZON 3
TALBOT (SIMCA) HORIZON 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TALBOT (SIMCA) HORIZON 5
TALBOT (SIMCA) HORIZON 6

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RENAULT 18 1978 FRANCE

RENAULT 18
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 18


SOLIDO 91 1/43 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 79HP 5段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでルノー 18のミニカー検索

ルノー 18 フランス 1978年

 

 ルノー 12の後継車としてルノー 18が1978年に登場しました。世界戦略車として企画されたのでルノー 12と同様にオーソドックスな3ボックス スタイルでよりシンプルで無国籍なデザインになっていました。前車軸にオーバーハングした縦置きエンジン搭載、固定軸のリア サスペンションなどルノー 12の特徴的な構造も引き継いでいました。 当初は4ドアセダンのみで、1979年にブレーク(ステーションワゴン)が追加されました。

 

 当初のエンジンは4気筒1.4L(64HP)/1.6L(79HP)で、5速変速機で最高速160km/h(1.6L)の性能でした。1980年に4気筒1.6L(110HP)ターボエンジンと4気筒2.1L(66HP)ディーゼルエンジンが追加されました。1983年にブレークにパートタイム式4WD仕様が追加されました。1984年にフロントグリルが小変更されてタイプ2となりました。1986年に後継車のルノー 21が登場し、フランス国内販売は終了しました。フランス国内では約200万台が生産されました。ルノー 18も12同様に全世界に輸出(ライセンス生産)されました。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたソリドの当時物です。ソリドらしいシャープな造形で、実車の雰囲気をうまく再現していて良く出来ていました。ヘッドライトとバンパーを一体化するコストダウンが行われているなど細部の仕上げがレベルダウンしていて、ソリド黄金期の陰りが見え始めたモデルでした。ドアが開閉するギミック付です。これ以外のルノー 18のミニカーはソリドの別ブランドのべレム、ノレブの当時物、当時物以外ではイクソ、ノレブの新規品などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 18 1
RENAULT 18 2

 以下は1980年に発売されたノレブ製の当時物 ルノー 18 TL (1/43 型番881)の画像です。これはノレブのJET-CAR シリーズという廉価版ミニカーなので安っぽいホイールを履いていますが、プロポーションは上記ソリド並みの良い出来ばえでした。フランス車らしい黄色のヘッドライトを備えたフロントグリルはソリドより良く出来ています。ドアが開閉するギミック付です。ノレブの当時物にはブレークやポリス仕様などのバリエーションもありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 18 3
RENAULT 18 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 18 3
RENAULT 18 4

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CITREON MEHARI 1978 FRANCE

CITREON MEHARI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITREON MEHARI


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 268 1/43 84mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.52m 全幅約1.53m エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 602cc 26HP 4段変速
性能: 最高速100km/h  データーベースでシトロエン メアリのミニカー検索

シトロエン メアリ フランス 1978年

 

 1968年にシトロエン ディアーヌのシャーシにジープ風のオープン ボディを載せた多目的車 メアリが登場しました。(フランス語ではHは発音しないのでメハリではなくメアリです) ボディはABS樹脂製で、この材質を初めて自動車に適用していました。なおFRP樹脂製のボディ パネルは1953年にGMがコルベット C1で採用していました。エンジンはディアーヌ用の602cc(26HP)を搭載していました。当初は2シータでリアは荷台でしたが、後に折畳み式のリアシートも追加されました。

 

 1979年には4輪駆動式のメアリ 4X4が設定されました。この4輪駆動はエンジンを前後に2つ搭載する2CV 4X4サハラとは異なり、一つのエンジンによるパートタイム式4WDでした。メアリ 4X4をベースとした軍用車 A 4X4がフランス軍の軍用車として採用されました。A 4X4はボディを鋼鉄製に変更しエンジンはビザ用の空冷水平対向2気筒652cc(34HP)エンジンを搭載し、最高速度110 km/hの性能でした。(実車画像→ シトロエン A 4X4) メアリ 4X4は1982年まで、2輪駆動のメアリは1987年まで生産されました。

 

 

 ミニカーは2016年に発売されたアシェット製の国産名車コレクションです。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC202でメアリをモデル化していますので、それを流用した廉価版です。良く再現されたフロントグリルやリアルなソフトトップなど、雑誌付きの安価なミニカーながらかなり良い出来ばえです。メアリの当時物ミニカーとしてはノレブ、ポリトーイなどがありました。当時物以外では、ソリド、ノレブの1/18と1/43、イクソなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITREON MEHARI 1
CITREON MEHARI 2

 以下は1970年に発売されたノレブ製の当時物 シトロエン メアリ (1/43 型番137)の画像です。ノレブ初期のプラスチック製で、この初期物はプラスチックの経年変化でボディが変形するものが多く、このメアリも側面から見ると少し変形しています。この変形を別にすると、プロポーションは良く当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネットとリアゲートが開閉するギミック付きで、簡単な造形ですがエンジンも再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITREON MEHARI 3
CITREON MEHARI 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアゲート開閉の画像です。画像ではスぺタイヤが荷台に置かれていますが、本来は最後の画像のように荷台側面の収納スペースに収めてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITREON MEHARI 5
CITREON MEHARI 6

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CITROEN VISA 1978 FRANCE

CITROEN VISA
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CITROEN VISA


NOREV 882 1/43 88㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.69m 全幅約1.53m エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 50HP 4段変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでシトロエン ビザのミニカー検索

シトロエン ビザ (ヴィザ) フランス 1978年

 

 1978年にシトロエン LNの後継車として、シトロエンが開発したシトロエン ビザが登場しました。シトロエン LNと同様にプジョー 104をベースにしていましたが、変わった顔つきのフロントやサテライトスイッチのインパネなどにシトロエンらしい味付けがされていました。(プジョー 104そのものだったシトロエン LNはシトロエンのファンには不評だったのでその対応でした) ボディは5ドアハッチバックだけで、当初のエンジンは2CVから引き継いだ空冷水平対向2気筒 652cc(35HP)と水冷4気筒1.1L(50HP)を搭載し、4段変速で最高速140km/h(1.1L)の性能でした。

 

 4気筒1Lと1.3Lの水冷エンジンが追加され、1982年のマイナーチェンジでフロントが一般受けするデザインに変更され空冷エンジンがなくなりました。(実車画像→ シトロエン ビザ 1982) 1984年には1.8Lのディーゼルエンジンが追加されました。1985年にはプジョー 205 GTIの1.6L(115HP)エンジンを搭載した高性能版の1.6 GTiが追加されました。またビザをベースにした商用車として、C15がありました。1986年に後継車のAXが登場し、1988年に生産を終了し総生産台数は約125万台でした。(実車画像→ シトロエン C15)

 

 

 ミニカーは1980年に発売されたノレブ製の当時物です。当時の流行りで見た目の良くないフリーホイールが使われているのが今一つですが、プロポーションは悪くなく特徴的なフロントグリルはうまく再現されています。ドア開閉ギミック付です。これ以外の当時物としてはソリドのクーガー(COUGAR)、それを流用したディンキーのクーガー、メーベトイがありました。当時物以外ではノレブの新作、イクソとトロフューからはラリー仕様が出ています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN VISA 1
CITROEN VISA 2

 以下は1980年に発売されたソリド クーガー製の当時物 シトロエン ビザ (1/43 型番1302)の画像です。ソリド クーガーは当時のディンキーでもクーガー シリーズとして販売されていて、クーガー シリーズにはこのビザ以外にプジョー 504、フィアット リトモ、アルファ ロメオ GTVなどがありました。これも当時の廉価版ミニカーでしたから、安っぽいフリーホイールなど簡素な仕上げですが、プロポーションは悪くありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN VISA 3
CITROEN VISA 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN VISA 5
CITROEN VISA 6

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PEUGEOT 505 1979 FRANCE

PEUGEOT 505
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 505


NOREV 889 1/43 106㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m 全幅約1.72m エンジン 変速機: 4気筒 2L 96HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速164km/h  データーベースでプジョー 505のミニカー検索

プジョー 505 フランス 1979年

 

 1979年にプジョー 504の後継車として505が登場しました。少し大きくなったボディは先代と同じピニンファリーナのデザインで、504の吊り目のヘッドライトを踏襲して、よりシンプルで美しくなっていました。基本的な構造も504を踏襲した4輪独立懸架サスペンションを持つ後輪駆動車でした。当初のエンジンは4気筒1.8L(90HP)/2L(ルノーとボルボとの共同開発のPRVエンジン)、4気筒2.3L(70HP)ディーゼルでした。当初はセダンだけで、1982年にホイールベースが延長されたブレーク(ワゴン)/ファミリアーレ(3列シート8人乗り)が追加されました。

 

 1980年にディーゼルエンジンにターボ仕様が追加され、1982年に4気筒2.2L(90HP)エンジン、1984年以降にはその燃料噴射仕様やターボ仕様が追加されました。1986年には生産中止となった604の暫定的な後継車としてV型6気筒2.8L(170HP)エンジンを搭載した505 V6も追加されました。1990年に後継車の605が登場し、ヨーロッパでは1992年に生産中止となりましたが、南米や中国などでは1999年まで生産されました。全世界での総生産台数は約135万台でした。

 

 

 ミニカーは1981年に発売されたノレブ製の廉価版JET CARシリーズの当時物です。このシリーズに共通使用されていたフリーホイールが安っぽいですが、プロポーションは良いのでまずまずの良い出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きです。なおこの当時はどこのメーカーもこのような廉価版ミニカーがほとんどでした。これ以外の504の当時物ミニカーはソリドの廉価版とそれを流用したべレム、コーギーの1/36などがありました。当時物以外ではノレブが当時物をリファインして2004年頃に発売した物があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 505 1
PEUGEOT 505 2

 以下は1982年に発売されたソリド製の当時物 プジョー 505 (1/43 型番1312)の画像です。こちらもソリドの廉価版ミニカーでしたので、見た目の良くないフリーホイールが付いていました。プロポーションは上記のノレブ製と同等ですが、テールライトが塗装されていないなど仕上げレベルはノレブ製より簡素化されていました。ドアが開閉するギミック付きです。なお同じ型を流用したべレム版もあり、そちらはホイールがまともな物になってました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 505 3
PEUGEOT 505 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 505 3
PEUGEOT 505 4

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