ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 1932 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE


RIO 65 1/43 138㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.9m? 全幅約1.87m エンジン 変速機: V型12気筒 9.4L 220HP 3段変速
性能: 最高速150km/h  データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索

イスパノ スイザ J12 リムジーン スペイン/フランス 1932年

 

 イスパノ スイザ社は前述したH6シリーズで高級車メーカーの地位を確立しました。1932年のパリ サロンでV型12気筒エンジンを搭載したイスパノ スイザ J12が登場しました。J12はイスパノ スイザとしては最も大きく最も高価な車で、当時世界最高の高級車でした。当初のエンジンはV型12気筒9.4L(220HP)で1935年に11.3L(250HP)に拡大されました。ホイールベースは3.43m、3.71m、3.81m、4.01mの4タイプがあり、コーチビルダーが2シータカブリオレからリムジンまで豪華な特注ボディを架装していました。J12は当時の裕福層に人気を博したそうです。

 

 架装されたボディによる違いがあったでしょうが、J12は3段変速で最高速150-170km/hほどの性能でした。ショートホイールベースのスポーツ仕様は当時最速の性能だったそうです。戦争が近づいたことからイスパノ スイザ社は1938年に自動車の生産を中止し航空機エンジン生産に専念しました。J12の生産台数はたったの120台でした。1930年代は世界大恐慌の影響で不況だったのですが、不思議なことにこの時期にアメリカでもデューセンバーグなど豪華な高級車が登場しています。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたリオ製です。フォーマルな4ドアリムジンをモデル化しています。ミニカーは全長が138mmもあり、実車に換算すると全長約6mの大型車となりますが、ミニカーはJ12のイメージを強調する為少し大きめに作られているようです。そんなわけで実車の雰囲気はうまく再現されていて、空/青/白のカラーリングも綺麗です。フロントグリルの上に付くコウノトリのマスコットもかなりオーバースケールながら良く再現されています。ボンネットを取り外すと12気筒エンジンが再現されていて、床下部分のシャーシやサスペンションも実車に忠実かどうかは不明ですがそれらしく再現してあります。以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 1
HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 2

 以下はボンネットを外したエンジンルームの画像とボディ床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 3
HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 4

 以下は1979年に発売されたリオ製のイスパノ スイザ J12 クーペ デビル 1934 (1/43 型番61) の画像です。上記のバリエーションで、運転席部分だけオープンになっているクーペ デビルをモデル化しています。キャビン部分以外は上記と同じものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 COUPE DE VILLE 1
HISPANO SUIZA J12 COUPE DE VILLE 2

 以下は1986年に発売されたリオ製のイスパノ スイザ J12 カブリオレ 1935 (1/43 型番83) の画像です。これも上記のバリエーションでコーチビルダー ソーチック(SAOUTCHIK)が架装したスポーティなカブリオレをモデル化しています。カラーリングやナンバープレートまで実車を忠実に再現してあり良く出来ています。型番84で色違い(白)で幌を収納した状態のバリエーションがあります。(実車画像→ イスパノ スイザ J12 カブリオレ 1934) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 CABRIOLET 1
HISPANO SUIZA J12 CABRIOLET 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 CABRIOLET 3
HISPANO SUIZA J12 CABRIOLET 4

 以下はイクソ製のイスパノ スイザ J12 フェルナンデス & ダリン 1933 (1/43 型番不詳)の画像です。これは2006年頃にフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.29 として作られたものです。(イクソでは2009年に型番MUS028で発売されました) 実車は当時の大富豪ロスチャイルド家がコーチビルダー フェルナンデス & ダリンに2台セットで発注したものでした。一台は後席だけが密閉されたクーペ デビル形式で、シェーファドリブンでフォーマル用途に使われました。ミニカーがモデル化しているのはもう一台のプライベートな用途に使われた車です。ハードトップを付けたカブリオレ的なクーペですが、プライバシーが保てるようにハードトップには窓がついていません。このモデルではリアに小さな窓が付いていますが、この窓も最初は付いていなかったらしいです。この特別な造形がこの車の最大の特徴で、ロスチャイルド家で50年以上も使われました。ミニカーは実車と同じ黒とシルバーのカラーリングが魅力的で、特徴的なハードトップなど実車のイメージがよく再現されています。コウノトリのマスコットもそれらしくできています。(実車画像→ イスパノ スイザ J12 フェルナンデス & ダリン 1933) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 COUPE 1
HISPANO SUIZA J12 COUPE 2

 以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 COUPE 3
HISPANO SUIZA J12 COUPE 4

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BUGATTI T41 ROYALE No.41131 LIMOUSINE PARKWARD 1933 FRANCE

BUGATTI T41 ROYALE No.41131 LIMOUSINE PARKWARD
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE No.41131 LIMOUSINE PARKWARD


IXO (ALTAYA )  1/43 
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6m 全幅約2m 車重約3t エンジン 変速機: 8気筒 12.7L 290HP 4段変速
性能: 最高速180km/h?  データーベースでブガッティ T41のミニカー検索

ブガッティ T41 ロワイヤル No.41131 リムジン パークウォード (4号車) フランス 1933年

 

 ブガッティ T41 4号車はイギリス人のカスバート W フォスター (Cuthbert W. Foster)大佐が1933年に購入しました。イギリスのコーチビルダー パークワード(Park Ward)社がイギリス的な落ち着いた雰囲気のリムジーンボディを架装しましたので、フォスターカー又はパークウォード リムジンと呼ばれています。実車の写真ではフロントグリル上にブガッティ T41のシンボルである象のマスコットが付いていますが、フォスター大佐は以前に所有してお気に入りであったロールス ロイスと同じフライイング レディのマスコットを付けていたとも言われています。

 

 1946年にイギリスのブガッティのディーラー ジャック レモン バートン(Jack Lemon Burton)に売却されました。その後1956年にアメリカのブガッティ コレクターであるジョン シェイクスピア(John Shakespeare)に売却され、彼のブガッティ コレクションの1台となりました。その後財政難に直面したシェイクスピアは、1963年に彼の車のコレクションを同じブガッティ コレクターであるフリッツ シュルンプ(Fritz Schlumpf)に売却しました。現在は「シュルンプ コレクション」としてフランス国立自動車博物館に1号車 クーペ ナポレオンと一緒に展示されているそうです。

 

 

 この車は最近まではミニカーがありませんでしたが、2008年ごろにフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNo.48でモデル化されました。画像はその「VOITURES CLASSIQUES」のWEBサイトから拝借しました。メーカーはイクソで、同社のクラシックカーはいずれも良い出来ばえでしたので、このブガッティ T41 4号車のミニカーもかなり良い出来ばえであるはずです。実物を入手したいのでイクソのカタログモデルが発売されるのを待っているのですが、2020年現在でまだ発売されていないようです。(2023年現在でもカタログモデル化されていないので、たぶんもう発売されないでしょう)

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BUGATTI T59 1933 FRANCE

BUGATTI T59
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T59


BRUMM R042 1/43 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m? 全幅約1.63m? エンジン 変速機: DOHC 8気筒 2.9L スーパーチャージャー 250HP 4段変速
性能: 最高速240km/h?  データーベースでブガッティ T51/T54/T59のミニカー検索

ブガッティ T59 フランス 1933年

 

 1920年代の傑作レーシングカー ブガッティ T35の後継車として、T51が1931年に登場しました。T51のエンジンはT35BのOHC 3バルブ8気筒2.3Lスーパーチャージャー(138HP)エンジンをDOHC 2バルブに変えて160-180HPにパワーアップしたものでした。外観的には、T51はT35とほぼ同じでした。1931年に排気量を4.9L(250HP以上)に拡大し、ホイールベースを延長したT54が登場しました。なおT51/T54は単座ではなく助手席の付いた2座のマシンでした。

 

 1934年から始まった750㎏フォーミュラー(現在のF1)に向けて、ブガッティ最後のグランプリカーとなったT59が開発されました。T59は改良したT54のシャーシにDOHC 8気筒2.9Lスーパーチャージャー エンジンを搭載していました。1933年のスペイン GPに参戦し結果は4位とリタイアでした。1934年には排気量を3.2L(250HP)に拡大し、フランスGPで4位となっています。T59は美しいデザインのマシンでしたが、メルセデス ベンツ GPなどの強いドイツ勢に対して総合的な競争力で劣っていました。

 

 

 そこで単座化などでシャーシを軽量化し、T50用の8気筒5Lエンジンをベースとする4.7L(402HP)/4.4L/3L(275HP)エンジンを搭載した改良型T59/50Bが1936年に開発されました。(外観も大幅に変わっていました) ただ基本設計が古いシャーシでは、このハイパワーを生かすことができませんでした。当時のブガッティは財政的に困窮しており、レースの予算は主にT57G(タンク)を有するスポーツカーレースに向けられてました。その為T59はこれ以上改良されることはなく、あまり活躍できませんでした。(実車画像→ ブガッティ T59/50B)

 ミニカーは1981年頃に発売されたブルム製で、T59をモデル化しています。このミニカーがどのレースの参戦車をモデル化しているのかは明確ではないのですが、1933年式となっているのでたぶんスペイン GPに出場した車をモデル化しているのだと思われます。この型番R042は再生産された際には1934年 フランスGP #14(これも実車不明)に変更されました。ブルムの初期のミニカーは時代考証が適当なものが多いです。時代考証は今一つですが、ホイールやインパネのリアルな造形などは1981年当時のミニカーとして良くできていました。ブルムは10種類ほどのバリエーションを作っています。これ以外のT59のミニカーはBブラーゴの1/18などがあります。T51のミニカーはマッチボックスの1/35があり、T54はミニチャンプスのロードスターがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T59 1
BUGATTI T59 2

 以下は1981年に発売されたブルム製のブガッティ T59 1933 (1/43 型番R041)の画像です。上記のバリエーションで、これはおそらく1933年のフランスGPでリタイアした#4をモデル化しているのだと思われます。上記R042との違いは助手席がカバーされていてホイールがスポークホイールに変えられています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T59 3
BUGATTI T59 4

 以下は1989年に発売されたブルム製のブガッティ T59 1933 (1/43 型番R173)の画像です。これも上記のバリエーションで、リアタイヤがダブルタイヤとなっています。これも実車が不明ですが、たぶんT59を開発していた際のテスト用の車だと思われます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T59 5
BUGATTI T59 6

 以下は1979年に発売されたBブラーゴ製のブガッティ T59 1934 (1/18 型番3005) の画像です。ヘッドライトやフェンダーを装備したストリート仕様をモデル化しています。1/18なので全長約250㎜の大きなサイズのミニカーで、Bブラーゴ製の1/18は大スケールミニカーの先駆けとなったものでした。エンジン/サスペンションやコクピットなどがかなり正確に再現されていて、当時のミニカーとしてはかなりレベルの高い出来ばえでした。(ただ当時の価格は6800円で、高価なミニカーでしたが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T59 7
BUGATTI T59 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T59 9
BUGATTI T59 10

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/前輪操舵ギミックの画像です。ボンネットを固定するベルトは軟質プラスチック製で本物のベルトのように固定できます。前輪操舵ギミックはステアリングホイールと連動しています。なお実車ではボンネット右下にあるロッドが前輪を操舵するのですが、さすがにそこまでリアルには再現されていません。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T59 9
BUGATTI T59 10

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CITROEN 8CV ROSALIE 1933 FRANCE

CITROEN 8CV ROSALIE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 8CV ROSALIE


ELIGOR 1005 1/43 99mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 32HP 3段変速
性能: 最高速90km/h  データーベースでシトロエン ロザリーのミニカー検索

シトロエン 8CV ロザリー フランス 1933年

 

 シトロエンは1931年から1937年にかけてフランスのモンレリーサーキットで耐久走行試験の世界記録に挑戦していました。最初に使われた車はロザリーという名前が付けられたC6で、ボディを流線形に変えて1.6Lエンジンをチューンして搭載していました。この車は1931年に22日間の耐久走行の世界記録を達成し、1932年にロザリー IIが13万6083kmを54日間で走破して世界記録を達成しました。さらに1933年には1.4Lエンジンを搭載したロザリー III(プチ ロザリー)が平均時速93.4km/hで30万kmを133日間で走破して世界記録を達成しました。(実車画像→ 速度記録車 ロザリー 1933年)

 

 1932年にシトロエンは8CV、10CV、15CVの3シリーズの新型車を発表しました。この3シリーズは前述した耐久走行記録を達成した車の名前に因んで「ロザリー」の愛称で呼ばれ、シトロエンとしては最後の後輪駆動車となりました。8CV、10CVは4気筒1.5L/1.8Lエンジンを搭載したC4の後継車で、少しサイズの大きい15CVは6気筒2.7Lエンジンを搭載したC6の後継車でした。ハート型のフロントグリルに山形のダブル シェブロンのエンブレムがついたフロントデザインはこのシリーズから始まりました。1934年に8/10CVはエンジンを変更して7/11CVとなり、1938年まで生産されました。

 

 

 ミニカーは1978年頃に発売されたエリゴール製です。ロザリー(プチ ロザリー)と呼ばれた一番小さい8CVをモデル化しています。先代のC4に比べると少し愛嬌のあるデザインの小型車ですが、ミニカーは実車の雰囲気をうまく再現していて良い出来ばえです。エリゴールにはタクシー仕様のバリエーションもありました。これ以外のロザリーのミニカーはノレブ初期のプラスチック製がありましたが、このエリゴール製のロザリーはそのノレブ製のロザリー(1/43 型番35)の型を流用しているようです。最近の物ではノスタルジーが耐久走行記録車と15CV ファミリアーレ、ノレブが耐久走行記録車をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN ROSALIE 1
CITROEN ROSALIE 2

 以下は1979年頃に発売された上記のバリエーションでエリゴール製のシトロエン ロザリー タクシー (1/43 型番1035)の画像です。左側ドアの手前に付いている四角い箱がタクシーメーターです。やや見難いですが箱の上には「FARE(運賃)」と表示されています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ROSALIE TAXI 1
CITROEN ROSALIE TAXI 2

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RENAULT REINASTELLA RM2 1934 FRANCE

RENAULT REINASTELLA RM2
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT REINASTELLA RM2


SOLIDO 4097 1/43 123mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m エンジン 変速機: 8気筒 7.1L 130HP 3段変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでルノー ステラ シリーズのミニカー検索

ルノー レナステラ RM2 フランス 1934年

 

 ルノーの最上級車であった40CVは、1928年にルノー初の8気筒エンジン(7.1L)を採用したレナステラ(RM型)に変わりました。レナステラはロールス ロイスやパッカードなどの高級車をライバルとするルノーの高級車ステラ シリーズの最初のモデルで、大統領専用車にもなりました。ラジエーターがフロントに移されたので、特徴であった「象の鼻」がなくなり、当時のアメリカ車によく似たラジエーターグリルを持つようになりました。なおステラ(STELLA)とはラテン語でSTAR(星)の意味で、ステラ シリーズにはフロントグリル上部に星形のマスコットが付いていました。

 

 1930年に8気筒4.2L(100HP)エンジンを搭載した廉価版のネルヴァステラ(NERVASTELLA)が登場しました。1933年にレナステラを軽量化してパワーアップしたスポーツ仕様のレナスポールが登場しました。レナステラは1933年頃に生産中止となり、総生産台数は数百台でした。後継車はネルヴァステラでした。なおレナスポールは左ハンドル仕様でこの車以前のルノーは全て右ハンドルでしたが、この時期から左ハンドルに移行していきました。(この時代以前のルノー車のミニカーをみると全て右ハンドルです) なお自動車以前の馬車では御者が右手でムチを扱いやすいように右側に座っていたので、その名残で初期の自動車はほとんどが右ハンドルでした。

 

 

 ミニカーは1970-1980年代に発売されたソリド製です。レナステラの後期型RM2の重厚なリムジーンをモデル化しています。現代的な観点で見ると特別にリアルという訳ではないですが、当時としては良い出来ばえのミニカーでした。ボディ側面の籐細工模様やルーフに貼った布で高級な雰囲気に仕立てています。(模様の付いていない仕様もありました) なおこの車はまだ右ハンドルです。これ以外のレナステラのミニカーは最近のノレブのリムジンや大統領車などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT REINASTELLA RM2 1
RENAULT REINASTELLA RM2 2

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