ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

OPEL VECTORA A 1988 GERMANY

OPEL VECTORA A
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL VECTORA A


GAMA 1161 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.43m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 2L 115HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速198km/h  データーベースでオペル ベクトラのミニカー検索

オペル ベクトラ A ドイツ 1988年

 

 1988年にオペル アスコナの後継車ベクトラ Aが登場しました。カデット Eと同じ空力を考慮した丸みのあるデザインを採用しさらに洗練されていました。(アウディ 80と同じ空気抵抗係数Cd値0.29でした) 前輪駆動車でボディ形式は4ドアセダンと5ドアハッチバックがありました。エンジンは4気筒1.4L/1.6L/1.8L/2L、DOHC 4気筒2L、4気筒1.7Lディーゼル(非過給/ターボ 日本のイスズ製)がありました。

 

 ベクトラ Aにはオペル初のフルタイム4WDシステム(プラネタリーギヤ+ビスカスカップリング方式)を搭載した4X4が設定されました。DOHCエンジン搭載車は後輪リアサスペンションがセミトレ式に変更されていて、1992年にはターボ仕様が追加されました。1992年のマイナーチェンジで、フロントグリルやリアの意匠が変更され、V型6気筒2.5L(170HP)エンジンが追加されました。イギリスではボクスホール キャバリアとして販売されました。1995年にベクトラ Bにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1989年に発売されたガマ製の当時物です。フロントグリルやボディ全体の造形が実車の雰囲気をうまく再現していてとても良く出来ていました。ガマはこの頃からそれまでの特徴であった薄い青に着色されたウインドーが未着色になり、ドアミラーが再現され、フロント周りの造形などがよりリアルになっていました。ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ガマはバリエーションでハッチバックもモデル化していました。モデル化ライセンスの関係だと思いますが、ガマ以外の当時物ミニカーはありませんでした。当時物以外では、バンガーズのセダンがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL VECTOR A 1
OPEL VECTOR A 2

 以下は1989年に発売されたガマ製の当時物 オペル ベクトラ A ハッチバック (1/43 型番1162)の画像です。上記のバリエーションで、これも良く出来ていました。ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL VECTOR A HATCHBACK 1
OPEL VECTOR A HATCHBACK 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL VECTOR A HATCHBACK 3
OPEL VECTOR A HATCHBACK 4

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OPEL CALIBRA 1989 GERMANY

OPEL CALIBRA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL CALIBRA


GAMA 1138 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.49m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 150HP 5段変速
性能: 最高速215km/h  データーベースでオペル カリブラのミニカー検索

オペル カリブラ ドイツ 1989年

 

 スペシャルティーカー オペル マンタの後継車として、カリブラが1989年に登場しました。基本設計はベクトラ Aをベースにしていました。細長いヘッドライトが特徴的な非常に流麗なデザインで、空気抵抗係数Cd値は0.26と非常に低かったです。(当時の量産車では最小でした) 見た目重視のデザインのように見えますが居住性は悪くなかったようです。エンジンはSOHC/DOHC 4気筒2L、前輪駆動車でビスカスカップリング方式のフルタイム4WDも選択できました。

 

 1991年にターボ仕様(204HP 最高速245km/h)、1994年にDOHC V型6気筒2.5L(170HP)エンジンが追加されました。このV型6気筒エンジン搭載車をベースにしたレースカーはDTMに参戦しています。ヴォクスホール(イギリス)、シボレー(南米)、ホールデン(オーストラリア)でもカリブラとして販売されました。1997年まで生産され総生産台数は約24万台で、結構人気があったようです。後継車はアストラ Gのクーペでした。

 

 

 ミニカーは1990年に発売されたガマ製の当時物です。実車の流麗なスタイルがうまく再現されていてとても良く出来ていました。ドアとハッチバックが開閉するギミック付です。ガマは1/24サイズでもモデル化していました。ガマ以外のカリブラのミニカーはシュコーがありましたが、このガマ製とよく似ているので同じ型かもしれません。それ以外ではヘルパの1/87、デルプラドの世界の名車シリーズ、ミニチャンプスのノーマルとDTM仕様が40車種ほどもあります。またドイツのミニカー付雑誌「OPEL COLLECTION」のNo.16(イクソ ALTAYA製)でもモデル化されていました。 以下はフロントの拡大画像とハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL CALIBRA 1
OPEL CALIBRA 2

 以下は2001年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズのオペル カリブラ 1995 (1/43 No.33)の画像です。中国製でメーカーは明示されていません。プロポーションが良くこのシリーズのミニカーとしては良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL CALIBRA 3
OPEL CALIBRA 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL CALIBRA 5
OPEL CALIBRA 6

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OPEL ASTRA F SEDAN 1991 GERMANY

OPEL ASTRA F SEDAN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL ASTRA F SEDAN


GAMA 1002 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.24m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 4気筒 2L 115HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速207km/h  データーベースでオペル アストラのミニカー検索

オペル アストラ F セダン ドイツ 1991年

 

 1991年にオペル カデット Eの後継車アストラ Fが登場しました。先代のカデットはヴォクスホール アストラの姉妹車だったのですが、この世代でアストラに名前を統一しました。この為アストラはカデット Eに続くタイプ Fからスタートしていました。スタイルは洗練されたセンスの良いものとなり、狭いといわれた室内も改善されました。ボディ形式は4ドアセダン、3/5ドアハッチバック、キャラバン(ワゴン)、バンがありました。当初のエンジンは4気筒1.4L/1.6L/1.8L/2L、4気筒1.7Lディーゼルがありました。

 

 カデット時代から続く高性能版のGSiは、DOHC 4気筒2L(136HP)エンジンを搭載していました。1993年には先代のカデット同様にベルトーネ製のカブリオレが追加されました。1994年のマイナーチェンジで、グリル/ライト/バンパーの意匠が変更されました。GMグループの世界戦略車としてヴォクスホール(イギリス)、ホールデン(オーストラリア)、 シボレー(南米)などでも販売され、非常に多くのバリエーションがありました。全世界での総生産台数は約270万台と大成功しました。1998年にアストラ Gにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1992年に発売されたガマ製の当時物です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていてとても良く出来ていました。このミニカーはガマからシュコーにブランドが移行する少し前の物でしたが、この時点で塗装やフロントグリルの造形などの出来が後のシュコー ブランド並みにかなり良くなっていました。ドア/トランクの開閉ギミック付です。ガマは3ドア、GSi、キャラバンもモデル化しています。モデル化ライセンスの関係でガマ以外のアストラ Fの当時物ミニカーは無いようです。当時物以外ではイクソのラリー仕様、リーツェのキャラバン 1/87、ドイツのミニカー付雑誌「OPEL COLLECTION」のNo.61などがあります。 以下はフロントの拡大画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL ASTRA F SEDAN 1
OPEL ASTRA F SEDAN 2

 以下は1991年に発売されたガマ製の当時物 オペル アストラ F 3ドア (1/43 型番1001)の画像です。上記のバリエーションで、これもとても良く出来ていました。ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL ASTRA F HATCHBACK 1
OPEL ASTRA F HATCHBACK 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL ASTRA F HATCHBACK 3
OPEL ASTRA F HATCHBACK 4

 以下は1992年に発売されたガマ製の当時物 オペル アストラ F 3ドア GSI (1/43 型番1013)の画像です。上記のバリエーションで高性能版のGSIのモデル化です。フロントグリル/バンパーが変更され、リアウィンドーのスポイラーが大きくなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL ASTRA F GSI 1
OPEL ASTRA F GSI 2

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OPEL FRONTERA A SPORT 1991 GERMANY

OPEL FRONTERA A SPORT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL FRONTERA A SPORT


GAMA 1003 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.21m 全幅約1.78m エンジン 変速機: 4気筒 2L 115HP 5段変速 4WD
性能: 最高速158km/h  データーベースでオペル フロンテラのミニカー検索

オペル フロンテラ A スポーツ ドイツ 1991年

 

 オペルのSUV(Sport Utility Vehicle:スポーツ用多目的車) フロンテラ A(初代)が1991年に登場しました。スポーツというサブネームのついた3ドアピックアップ(FRP製ハードトップ付)と、全長の長い(4.67m) 5ドアワゴンの2タイプがありました。スポーツには開閉可能なソフトトップを取り付けることでオープンカーにもなりました。駆動方式は4WDでエンジンは4気筒2L/2.4L、4気筒2.3Lターボ ディーゼル(100HP)を搭載していました。

 

 この車は日本のイスズのMU(ミュー)(3ドア)とMU(ミュー) ウィザード (5ドア)のライセンス生産で、GMグループのヴォクスホールやホールデン、シボレー(ブラジル)ブランドでも販売されていました。国内でもホンダにOEMで納入され、ジャズという名前で販売されました。(実車画像→ イスズ MU 1989) 1995年のマイナーチェンジで、内装やサスペンションが変更されました。1996年にはDOHC 4気筒2.2Lと、2.5Lターボ ディーゼルエンジンが追加されました。1998年に初代同様にイスズのライセンス生産である2代目のフロンテラ Bにモデルチェンジしました。(実車画像→ オペル フロンテラ B 2001)

 

 

 ミニカーは1992年に発売されたガマ製の当時物です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとして良く出来ていました。ドアが開閉するギミック付きで、室内もそこそこ良く再現されていました。ガマは全長の長い5ドアワゴンもモデル化していました。当時あまり人気のなかったSUV車はほとんどミニカー化されなかったので、ガマ以外のフロンテラ Aの当時物ミニカーはありません。当時ガマはオペルのミニカーのモデル化を一手に引き受けていたようで、実車の販促用プロモーションモデルとしても使われたと思います。なおイスズ ミューも含めてフロンテラのミニカーは現時点(2023年)でもガマ製以外はありませんので、車種的には貴重であるといえます。なおドイツのミニカー付雑誌「OPEL COLLECTION」のではフロンテラ A ワゴンのポリス仕様と消防車仕様がモデル化されていました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL FRONTERA A SPORT 1
OPEL FRONTERA A SPORT 2

 以下は1992年に発売されたガマ製のオペル フロンテラ A 5ドア ワゴン (1/43 型番1004)の画像です。上記のバリエーション的なミニカーに見えますが、ボディ後半は全くの別物で、ホイールベースを延長して全長の長い5ドア ワゴンを忠実にモデル化しています。一般向けミニカーとしてはあまり売れなかったと思いますが、販促用プロモーションモデルとして使われたから、ここまでやったのだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL FRONTERA A WAGON 1
OPEL FRONTERA A WAGON 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL FRONTERA A WAGON 3
OPEL FRONTERA A WAGON 4

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OPEL CORSA B 1993 GERMANY

OPEL CORSA B
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL CORSA B


GAMA 51005 1/43 88㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.73m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 60HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速155km/h  データーベースでオペル コルサのミニカー検索

オペル コルサ B ドイツ 1993年

 

 1993年にオペル コルサは2代目コルサ Bにモデルチェンジしました。先代とは打って変わって曲面を多用した愛嬌のあるデザインに変わりました。(デザインは日本人デザイナーの児玉英雄氏) ボディ形式は3/5ドアハッチバックだけで、先代のようなセダンはありませんでした。当初のエンジンは4気筒1.2L(45HP)/1.4Lと4気筒1.5L(68HP)ターボディーゼルで、高性能版GSi(最高速192km/h)にはDOHC 4気筒1.6L(109HP)エンジンが搭載されました。

 

 1997年にエンジンが新開発の3気筒12バルブ1L(45HP)とそれの4気筒版16バルブ1.2L(65HP)と4気筒1.7L(60HP)ディーゼルに切り替わりました。1997年のマイナーチェンジでフロント/リア/サイドモールディングの意匠が変わりました。GMグループのヴォクスホールではコルサ、日本ではトヨタでコルサという名前が既に使われていたのでヴィータ(VITA)として発売されました。2000年にコルサ Cにモデルチェンジしました。(実車画像→ オペル コルサ C 2000)

 

 

 ミニカーは1994年に発売されたガマ製の当時物です。ガマが自社ブランドをシュコーブランドに変えつつあった時期に作られたミニカーで、シュコー流のシャープな造形になっていました。実車の愛嬌のあるデザインがうまく再現されていて良く出来ていました。ドアが開閉するギミック付きです。ガマは5ドアもモデル化していました。当時このミニカーは実車販促用プロモーションモデルにも使われたと思われるので、ライセンスの関係で当時物ミニカーはガマ製しか無いようです。当時物以外でも一般量産ミニカーではヘルパの1/87ぐらいしかありませんが、ドイツのミニカー付雑誌「OPEL COLLECTION」でコルサ AとBをモデル化していました。(たぶんイクソ製です) このミニカー付雑誌のシリーズにはコルサ以外にも面白い車種がありました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL CORSA B 1
OPEL CORSA B 2

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