ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

OPEL REKORD C COUPE 1967 GERMANY

OPEL REKORD C COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL REKORD C COUPE


DINKY(FR) 1405 1/43 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.57m 全幅約1.76m エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 90HP 4段変速、3/2段自動変速
性能: 最高速158km/h  データーベースでオペル レコード/コモドールのミニカー検索

オペル レコード C クーペ ドイツ 1967年

 

 1967年にオペル レコードはリアのサスペンションを改良し、当時流行のコークボトルラインを採用したアメリカ車風のボディを載せたレコード Cにモデルチェンジしました。ボディは2/4ドアセダンと3/5ドアワゴン(バン)のキャラバンがあり、1967年には同時期のGM オールズモービル トロネードのようなファーストバックスタイルのピラーレスクーペも追加されました。エンジンは4気筒1.5L(58HP)/1.7L(60-75HP)、クーペ専用の4気筒1.9L(90-106HP)があり、一時的に6気筒2.2L(95HP)も搭載されました。(実車画像→ オペル レコード C セダン 1967)

 

 1967年にレコード Cの内外装を高級にした上級車としてコモドール(COMMODORE) Aが設定されました。(コモドールとは指揮官の意) ボディは2/4ドアセダンとクーペがあり、6気筒2.2L(95HP)/2.5L(130HP)エンジンが搭載されました。1970年にボッシュの燃料噴射システムを採用した6気筒2.8L(150HP)エンジンを搭載した高性能版のGS/Eが追加されました。レコード C/コモドール Aは1972年まで生産され、後継車のレコード D/コモドール Bにモデルチェンジしました。レコード C/コモドール Aの総生産台数は約127万台/16万台で、大ヒットしました。

 

 

 ミニカーは1968年に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。フロントグリル全体がメッキパーツなのでフロントがやや平板な感じがしますが、派手なファーストバックのボディは良く再現されていました。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きで、エンジンが再現されていました。欧州仕様のナンバープレートが付いていますが、当時のディンキー(仏)のミニカーのほとんどには裏面粘着紙シールのナンバープレート ラベルが付属していて、それを貼付しています。ディンキー(仏)は同じ型で塗装を変えたコモドール クーペもモデル化していました。実車同様に兄弟車をミニカーで作り分けたのは、このオペル レコードが最初だったように思います。これ以外のレコード Cのミニカーはジク(SIKU)の当時物のクーペ/ワゴン、ミニチャンプスの2ドアセダン/クーペ/ワゴン、ブレキナの2ドアセダン/クーペ/ワゴンの1/87などがあります。コモドール Aのミニカーはミニチャンプス、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL COMMODORE COUPE 1
OPEL COMMODORE COUPE 2

 以下は1970年に発売されたディンキー(仏)製の当時物 オペル コモドール クーペ 1970 (1/43 型番1420)の画像です。レザートップ風の塗装とブラックアウトしたボンネットでコモドールの最上級クーペ GS/Eをモデル化しています。スポーティな塗装以外は上記のレコード Cと同じです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL COMMODORE COUPE 1
OPEL COMMODORE COUPE 2

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OPEL GT 1968 GERMANY

OPEL GT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT


SOLIDO 171 1/43 96㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 90HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速185km/h  データーベースでオペル GTのミニカー検索

オペル GT ドイツ 1968年

 

 1965年のフランクフルト ショーで発表されたオペルのコンセプトカー グランツーリスモ クーペはその空力的なデザインが好評でした。(実車画像→ オペル グランツーリスモ クーペ 1965) オペルは自社のスポーツイメージを向上させる為、3年後にこのコンセプトカーをオペル GTの名で市販しました。オペル GTはオペル カデット Bのシャーシを使い、フランスのコーチビルダーが車体の製造を行いました。この車のリアにトランクはなく、ハッチバックでもありません。ヘッドライトは横に回転してポップアップする独特の方式で、室内から手動のレバー操作で動作させます。

 

 カデット用の4気筒1.1L(60HP)/1.9L(90HP)エンジンを搭載する後輪駆動車で、空気抵抗の少ないボディ故に最高速185km/h(1.9L)とカデットよりも高性能でした。1970年に人気のない1.1Lエンジンがなくなり、1973年に生産中止となりました。総生産台数は約10万台でした。本格的なスポーツカーではありませんでしたが、シボレー コルベットのような見た目のかっこよさから、スペシャリティカーとして成功しました。日本にも1900GTが輸入されて235万円で販売されました。この価格はトヨタ 2000GTと同じぐらいで高価な車だったようです。

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたソリド製の当時物です。ソリドらしいシャープな造形で実車の雰囲気をうまく再現していました。ただサイドビューを見るとやや腰高な感じもします。ドア開閉とリトラクタブルライトが実車同様に回転するギミック付きで、回転ギミックはスムーズに動作します。(左右別々に操作します ラインストーンを使ったヘッドライトが光を反射してそれらしく見えます) フロントのウインカーが省略されている点はリアルではないですが、それはデフォルメの類と考えましょう。 これ以外のオペル GTのミニカーは、当時物ではディンキー(仏)、ノレブ、ガマなどがありました。当時物以外ではミニチャンプス、シュコー、ビテス、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/リアの拡大画像です。ヘッドライトは可動部隙間が小さい良好なチリ合わせで仕上がっていて、ソリドの鋳造技術が優れていたことが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL GT 1
OPEL GT 2

 以下は1971年に発売されたガマ製の当時物 オペル GT (1/41 型番9830)の画像です。縮尺が1/41ですので1/43より少し大きめ(全長103㎜)にできています。 プロポーションは良いのですが、当時のガマに共通して使われていたフリーホイールが小さめでバランスが悪く、車体との隙間が大きくなっているのが今ひとつです。ボンネット/ドア/ヘッドライト開閉のギミック付きですが、ヘッドライト可動部のチリ合わせは上記のソリド製より見劣りがします。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT 3
OPEL GT 4

 以下はフロント(ヘッドライト開閉動作)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。上述したソリド製では省かれていたヘッドライト横のウインカーが再現されています。リアパネル全体がメッキ処理されていますが、このような仕様の実車もあったようです。これはヘッドライトとテールライトにラインストーンを使っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT 5
OPEL GT 6

 以下は1969年に発売されたディンキー(仏)製の当時物 オペル GT (1/43 型番1421)の画像です。ディンキー(仏)はスケールモデル的なリアルな造形が特徴でしたが、このオペル GTもプロポーションが良く、フロント周りの造形も正確です。(サイドビューをソリド製と比較すると、こちらの方が実車に近いことが分かります) 室内などの細部も良く仕上げてあり、全体的にかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT 7
OPEL GT 8

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。テールに荷物積載用のラックが付いていますが、これはトランクがなかったオペル GTに必要なものだったようで、同じようなラックをつけた実車の画像がWEB上にありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT 9
OPEL GT 10

 以下は1971年に発売されたノレブ製の当時物 オペル GT (1/43 No.252)の画像です。ノレブのミニカーの初期物はプラスチック製でしたが、1970年代にダイキャスト製に移行しました。(これはダイキャスト製ですが、同じ型のプラスチック製もありました) ノレブは初期物からプロポーションが良く、このオペル GTも実車の雰囲気がうまく再現されていました。当時の価格は約500円で上記のディンキー(仏)製の半額ほどの安価なミニカーでしたが、値段以上に良く出来ていました。(ホイールが安っぽいのが今一つですが) ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT 11
OPEL GT 12

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。よく見るとフロント/リアウィンドーが変形していますが、これは当時のノレブ製ミニカーに良く見られるプラスチック製パーツの経年変化によるものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT 14
OPEL GT 14

 以下は2015年に発売されたアシェット製国産名車コレクションのオペル GT (1/43 No.252)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC318Nでオペル GTをモデル化しているので、それを流用していました。これもプロポーションが良く、最近のミニカーですから小さなドアミラーや室内の造形などの細部も良く仕上げてありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT 15
OPEL GT 16

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL GT 17
OPEL GT 18

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OPEL DIPLOMAT B 1969 GERMANY

OPEL DIPLOMAT B
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL DIPLOMAT B


MINICHAMPS 430046070 1/43 115㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.92m 全幅約1.85m エンジン 変速機: V型8気筒 5.4L 230HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速205km/h  データーベースでオペル カピタン/アドミラル/ディプロマットのミニカー検索

オペル ディプロマット B ドイツ 1969年

 

 オペルの上級車カピタン(カピテーン)/アドミラル/ディプロマットは1969年に2代目タイプ Bにモデルチェンジしました。先代より少し小さくなりカピタン/アドミラルは先代のスタイルを継承していましたが、最上級車のディプロマットは当時のアメリカ車(GM キャディラック 1967など)で流行した縦長のヘッドライトを採用していました。後輪サスペンションにド ディオン アクスルを採用し、操縦性や乗り心地を改善していました。エンジンは6気筒2.6L/2.8LとV型8気筒4.6L/5.4Lなどでした。(参照画像→ オペル アドミラル B )

 

 カピタンは販売不振で1970年に生産中止となりました。V型8気筒搭載のディプロマットはメルセデス ベンツ(W116)に匹敵する性能があり、ロングホイールベース版も設定されていました。ただやはりオペルがこのクラスでメルセデス ベンツに対抗するのは難しく、アドミラル/ディプロマットは、1978年に後継車セネターに変わりました。この時点でカピタン/アドミラル/ディプロマットの名前が消えました。タイプ Bの総生産台数は約6.1万台でした。なおディプロマットをベースとした2ドアクーペ ビッター CDが1973年にドイツのビッター(BITTER)社から少数販売されました。(実車画像→ ビッター CD)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたミニチャンプス製です。フロントグリル/灯火類と室内などはミニチャンプスらしい細部にこだわった良い出来ばえですが、サイドビューではキャビン部分が大き目でややアンバランスに見えます。ミニチャンプスが作るドイツ車のミニカーの出来ばえはほとんどが良好であまり外れがないのですが、これはデフォルメに失敗した外れの類だと思います。ミニチャンプスはカピタン B/アドミラル B/ビッター CDもモデル化しています。これ以外のタイプ Bのミニカーはブレキナのカピタン B/アドミラル B/ディプロマット B(最後の4気筒エンジン搭載のディプロマットでアドミラルと同じ外観)、シュコーのアドミラル B、ネオのビッター CDなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL DIPLOMAT B 1
OPEL DIPLOMAT B 2

ビッターのミニカー→ データーベースでビッターのミニカー検索"

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OPEL MANTA A SR 1970 GERMANY

OPEL MANTA A SR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL MANTA A SR


SOLIDO 188 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 90HP 4段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでオペル マンタのミニカー検索

オペル マンタ A SR ドイツ 1970年

 

 1968年のオペル GTに続くスポーティイメージアップの第2弾として、1970年に登場したのがマンタでした。この車は2ケ月ほど後に登場する4ドアセダンのアスコナをベースにしたスポーティカーで、大成功したフォード ヨーロッパのカプリに対抗する車でした。テールライトなどにオペル GTのイメージをだぶらせたスポーティなデザインは魅力的でした。カデット用の4気筒1.2L/1.6L/1.9L(90HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速170km/h(1.9L)の性能でした。1974年に燃料噴射で105HPにパワーアップした高性能版のGT/Eが追加されました。

 

 1975年にアスコナが2代目アスコナ Bにモデルチェンジし、マンタも2代目マンタ Bにモデルチェンジしました。基本的なデザインは先代を踏襲しながら、角形ヘッドライトのスラントノーズを持つデザインとなりました。エンジンなどの主要なメカも先代をそのまま踏襲していて、1976年に高性能版GT/Eは2L(110HP)エンジンに変わりました。1977年に3ドアハッチバックが追加されました。1981年にアスコナが前輪駆動化された3代目アスコナ Cにモデルチェンジした後も、マンタ Bは1988年まで生産されました。1981年にアスコナのWRCラリー仕様の後継車としてマンタ Bをベースにしたラリー仕様車 マンタ 400が登場し1984年まで使われました。(実車画像→ オペル マンタ B 1975)

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたソリド製の当時物です。マットブラックのボンネットでフォグラングを備えたスポーツ仕様のSRをモデル化しています。マンタの曲面的なデザインがうまく再現されていて、ソリドらしいレベルの高い出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きです。ソリドは型番188Rで、ラリー仕様もモデル化していました。マンタ Aの当時物ミニカーはこのソリド製をコピーしたオートピレン、メルクリン、シュコーの1/66などがありました。当時物以外ではミニチャンプス、ノレブ、シュコーなどがあります。マンタ Bのミニカーはシュコー、ノレブ、ビテスの400 ラリー仕様、イクソのラリー仕様などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL MANTA SR 1
OPEL MANTA SR 2

 以下は1977年頃に発売されたオートピレン製の当時物 オペル マンタ A (1/43 型番345)の画像です。これは上記ソリド製をコピーした物ですが、単純なコピーではなくボンネットとトランクを開閉可能に改良してあり、ホイールをメタル製に変更しヘッドライトにラインストーンを使っています。ここまで変更するとオリジナルより面白みのあるミニカーになっていましたので、もはやコピーとは言えないレベルになっていました。こんな具合に独自の工夫を重ねてオートピレンはミニカーメーカーとしてのスキルを上げていきました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL MANTA SR 3
OPEL MANTA SR 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。トランク開閉ギミックは開閉部の隙間が大きくあまり上手にできていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL MANTA SR 3
OPEL MANTA SR 4

 以下は1984年頃に発売されたビテス製の当時物 オペル マンタ 400 (1/43 型番132)の画像です。マンタ Bにオーバーフェンダーやリアスポイラーを追加したラリー仕様車 マンタ 400のストリート仕様をモデル化しています。ビテスとしては初期のミニカーで、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ビテスはパリ-ダカールなどマンタ 400のラリー仕様を10数種類モデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL MANTA 400 1
OPEL MANTA 400 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL MANTA 400 1
OPEL MANTA 400 2

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OPEL REKORD D 1972 GERMANY

OPEL REKORD D
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL REKORD D


ZISS (MINI AUTO) 310 1/43 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 2L 100HP 4段変速
性能: 最高速162km/h  データーベースでオペル レコード A-E/コモドール のミニカー検索

オペル レコード D ドイツ 1972年

 

 1972年にオペル レコードはレコード Dにモデルチェンジしました。このレコード Dはディーゼルエンジン車という意味に取られることがあるので、レコード IIと表記することもあります。先代の曲線的なデザインから当時のGMの1971年式GM ビュイック リビエラのような直線を基調としたスクエアなデザインになりました。ボディタイプはセダン、キャラバン(ワゴン)、クーペがありました。エンジンは4気筒1.7L(83HP)/1.9(97HP)L/2L(100HP)と4気筒2.1L(60HP)のディーゼルがありました。

 

 先代で設定されたスポーティな上級仕様車コモドールもレコード Dとほとんど同じデザインでコモドール Bにモデルチェンジしました。コモドール Bは当初は6気筒2.5L(130HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速182km/hの性能でした。1973年には6気筒2.5Lエンジンが2.8L(160HP)に切り替わりました。レコード D/コモドール Bは1977年まで生産され後継車のレコード E/コモドール Cにモデルチェンジしました。総生産台数はレコード Dが約110万台、コモドール Bが約14万台でした。

 

 

 ミニカーは1973年頃に発売されたチィス(ZISS)製の当時物です。チィスはドイツのMINI-AUTO社のブランドで、1960-1970年代に当時のオペルやメルセデス ベンツの乗用車、トラック、農機などの1/43サイズのミニカーを生産していました。そのほとんどが実車販促用プロモーションモデルだったそうで、このレコード Dもおそらくはオペルの販促用プロモーションモデルとして作られたと思われます。バンパーが金属製パーツであるなどややレトロな作風ですが、実車の雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとして良く出来ていました。ドアが開閉するギミック付きです。これ以外のレコード Dの当時物ミニカーはポリスティルのELシリーズ 1/43、シュコーの小スケール 1/66がありました。当時物以外では、ミニチャンプスのセダン/クーペ/キャラバン(ワゴン)、ヴィーキングのセダンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL REKORD D 1
OPEL REKORD D 2

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