ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MERCEDES-BENZ TARGA FLORIO 1924 GERMANY

MERCEDES-BENZ TARGA FLORIO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ TARGA FLORIO


CURSOR 1072 1/43 92mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.8m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.99L 過給時120HP 4段変速
性能: 最高速120km/h  データーベースで戦前のメルセデス ベンツのミニカー検索

メルセデス ベンツ タルガ フロリオ ドイツ 1924年

 

 ダイムラー社からベンツ社に移籍してきたフェルディナンド ポルシェ博士(スポーツカー ポルシェの創立者)の初仕事はスーパーチャージャー付きの新しいエンジンの改良でした。ポルシェの設計変更を受けたエンジンを積んだレースカーは、1924年のタルガ フロリオ レースに出場し総合優勝しました。搭載されていた4気筒1.99Lエンジンは過給時に120HPと高性能でした。なおこの車の名前は厳密にいうとメルセデス ベンツではなくメルセデスとなります。(1926年にダイムラー社とベンツ社が合併したことで、ダイムラー ベンツ社のメルセデス ベンツというブランド名ができたので)

 

 1920年代後半にはGPレースの規格が毎年改定されるようになり、レース専用車の開発に費用がかかるようになったので、ダイムラーはレース専用車の開発を中止しました。専用車開発はやめましたが、ポルシェが設計した市販スポーツカーを転用したレース仕様車でレースを継続することになりました。転用されたのは6気筒7Lエンジンを搭載したメルセデス ベンツ S シリーズで、1928年にはSSとそのホイールベースを短縮して高性能化したSSKが登場しました。

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたカーソル(CURSOR)製です。このミニカーはダイムラー ベンツ社の100周年記念品として製作されたプロモーション モデルの一台でした。このプロモーション モデルは主にダイムラー ベンツ社のディーラーで100周年記念品として販売されたようですが、一般向けにも1978年頃にデパートなどで販売されました。 プラスチック製ですので塗装していないプラモデル完成品のような出来ばえです。全体的にそこそこリアルに出来ていましたので、当時の玩具的なミニカーとは異なるレベルの良い出来ばえでした。ただ無塗装のプラスチック製なのでボディの質感は今一つです。(特にフロントグリルの透明パーツはあまりリアルな感じがしません) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ TARGA FLORIO 1
MERCEDES-BENZ TARGA FLORIO 2

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OPEL 4/12HP LAUBFROSCH 1924 GERMANY

OPEL 4/12HP LAUBFROSCH
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL 4/12HP LAUBFROSCH


ELIGOR 1093 1/43 73㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m エンジン 変速機: 4気筒 951cc 12HP 3段変速
性能: 最高速70km/h  データーベースで戦前のオペルのミニカー検索

オペル 4/12HP ラウプフロッシュ ドイツ 1924年

 

 1914年に第1次大戦が勃発し、オペルは軍用車や航空機エンジンなどの軍需品の生産を行いました。1918年に戦争が終わるとオペルは戦前のモデルに手を加えたモデルを発売しましたが、戦後の不況下でそのような車は売れませんでした。そこでオペルは旧式な生産方式を止めアメリカ フォード流の流れ作業による大量生産方式をドイツで初めて採用しました。この方式で1924年に登場した4/12HPは安価で実用的な2シーターの小型車で、4気筒951cc(12HP)エンジンを搭載し3段変速機で70km/hの性能でした。この車は全てが緑色に塗装されていたことからラウプフロッシュ(LAUBFROSCH ドイツ語で雨蛙の意)と呼ばれました。

 

 このラウプフロッシュは全く同じ発想で作られたフランスのシトロエン 5CVとラジエータグリル以外はほとんど見た目が同じでした。(証拠がないですがオペルがパクったようです) シトロエンは見た目がそっくりだということでオペルを告訴したのですが、最終的には色が違うという簡単な理由(シトロエンは黄、オペルは緑)でオペルが勝訴したそうです。4/12HPは1925年にエンジンを1018ccに拡大しホイールベースを延長した4/14HPに改良されました。ホイールベースを伸ばしたことにより4/14HPは4シーターボディを載せることができるようになり箱形のリムジーンも追加されました。ラウプフロッシュは大成功しエンジンのパワーアップなどの改良が行われ4/16HP、4/20HPに発展し、1931年まで生産され総生産台数は約12万台でした。(実車画像→ オペル 4/20HP 1929)

 

 

 ミニカーは1983年頃に発売されたエリゴール(ELIGOR)製です。実車に即した緑色のカラーリングで、ラウプフロッシュ(雨蛙)というニックネームどうりであることが良くわかります。なお実車同様にミニカーも同じエリゴール製のシトロエン 5CVの型を流用してフロントグリルだけを変更しています。エリゴールはバリエーションとして商用バン仕様など十種類ほどをモデル化していました。これ以外のラウプフロッシュのミニカーはガマの4/14HP、ドイツのミニカー付雑誌「OPEL COLLECTION」のNo.22の4/12HPなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL LAUBFROSCH 1
OPEL LAUBFROSCH 2

 以下は1960年代に発売されたガマ製のオペル 4/14HP 1925 (1/46 型番976)の画像です。ホイールベースを延長した4/14HPをモデル化していますので、上記の4/12HPより車体が長くなっていることが分かります。ウィンドースクリーンを跳ね上げることが出来るギミック付きです。このミニカーはやや玩具的な作風で作りが大雑把でなのであまりリアルという訳ではありませんが、4/14HPはこれ以外ではモデル化されていない車種なのでその点では貴重なミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL 4/14HP 1
OPEL 4/14HP 2

 以下は1960年代に発売されたガマ製のオペル 4/14HP リムジン 1925 (1/46 型番977)の画像です。上記のバリエーションでラウプフロッシュのリムジン(セダン)です。車が小さいのであまりリムジンという名前が似合いませんが、室内は4シーター仕様です。これもやや大雑把な作りですが、実車画像をみると実車もこんな感じの車ですのでそれなりの良い出来ばえともいえます。(実車画像→ オペル 4/14HP) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL 4/14HP 3
OPEL 4/14HP 4

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HANOMAG 2/10HP KOMMISSBROT COUPE 1924 GERMANY

HANOMAG 2/10HP KOMMISSBROT COUPE
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HANOMAG 2/10HP KOMMISSBROT COUPE


R.W. MODEL 53 1/43 68㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.78m 全幅約1.18m エンジン 変速機: 水冷 単気筒 503cc 10HP 3段変速
性能: 最高速60km/h  データーベースでハノマークのミニカー検索

ハノマーク 2/10HP コミスブロート クーペ ドイツ 1924年

 

 ドイツのザクセン州ハノーファーにあったハノーファーシェ マシネンバウ社(Hannoversche Maschinenbau AG)は1835年に蒸気機関を製造する会社として創立されました。蒸気機関車や軍用の蒸気車を製造し、1910年代からガソリンエンジン搭載の農業用トラクターも製造しました。1920年代にガソリンエンジン搭載の自動車製造に着手し、1925年に小型車ハノマーク(HANOMAG) 2/10HPを発売しました。ハノマーク 2/10HPは水冷 単気筒503cc(10HP)エンジンを車体後部に搭載する全長約2.8mのオープン2座の小型車で、3段変速で最高速60km/hの性能でした。後輪をチェーン駆動していますが、ディファレンシャル機構のない簡単な構造でした。

 

 当時のドイツは第1次大戦の敗戦で経済的に苦しい状況だったので、同時期のオペル ラウプフロッシュBMW デキシーも小さな車でした。ハノマーク 2/10HPはその丸みのある外観が軍隊で供給されていた安価なコミスブロート(KOMMISSBROT:コッペパンの意)(あまり美味しくなかったらしい) に似ていたことから、コミスブロートの愛称で呼ばれました。乗用車と商用バンがあり1928年まで約15000台が生産されました。その後ハノーファーシェ マシネンバウ社は第2次大戦後まで軍用車両を製造し、1960年代の終わりに大型トラックメーカーのヘンシェルと合併し、その後1970年代にダイムラー ベンツに買収されました。

 

 

 ミニカーは1960-1970年代に発売されたチィス(ZISS)の別ブランドであったR.W. MODEL製です。簡単なハードトップの付いたクーペをモデル化しています。小さなミニカーですが、コミスブロートと呼ばれた丸っこいボディがうまく再現されています。灯火類や室内なども良く再現されていて当時のミニカーとして良く出来ていました。リアのエンジンカバーが開閉でき、エンジンも再現されています。これ以外のコミスブロートのミニカーはシュコーが10数種類をモデル化しています。なおそれ以外のハノマークのミニカーは商用車やトラクターがほとんどです。 以下はフロントの拡大画像とリア/エンジンカバーを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HANOMAG KOMMISSBROT COUPE 1
HANOMAG KOMMISSBROT COUPE 2

 以下は同時期に発売された上記のバリエーションのハノマーク コミスブロート カブリオレ (1/43 型番52)の画像です。幌を畳んだカブリオレをモデル化しています。シートの背後にスペアタイヤを積んでいます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HANOMAG KOMMISSBROT CABRIOLET 1
HANOMAG KOMMISSBROT CABRIOLET 2

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MAN DIESEL TRUCK 1925 GERMANY

MAN DIESEL TRUCK
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAN DIESEL TRUCK


ZISS 304 1/43 143㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6m 全幅約2.2m エンジン 変速機: 4気筒 ?L 40HP? 4段変速?
性能: 最高速 不詳 積載量4t? データーベースでMANのミニカー検索

MAN ディーゼル トラック ドイツ 1925年

 

 MANは「Maschinenfabrik Augsburg?N?rnberg (アウクスブルク-ニュルンベルク機械工場)」の頭文字で、製鉄や建設などを行う重工業企業として1898年に誕生しました。1915年にスイスのザウラー社と共同でMAN-ザウラートラック社を設立し、トラックやバスの製造を始めました。その後MAN-ザウラートラック社はMANの子会社となりました。

 1914年に第1次世界大戦が始まり、馬に代わる輸送手段として欧米各国でガソリンエンジンを搭載する軍用トラックの開発が進められました。ドイツでは大量に必要となった軍用トラックの調達コストを下げる為、政府がトラックの統一基準を定め、すべてのメーカーに同じ規格のトラックを作らせるようにしました。また民間のトラックにも戦時には徴用できるという条件付きで購入に補助金を支給していました。

 

 MANは1923年に直噴式ディーゼルエンジンを開発し、ディーゼルエンジンを搭載したトラックを生産しました。第2次世界大戦中は戦車や潜水艦 Uボートのディーゼルエンジンを製造していました。戦後もトラックやバスなどの専門メーカーとして発展しました。現在はドイツのトラックメーカーとしてダイムラー ベンツに次ぐ2位のメーカーで、フォルクスワーゲンのグループ企業です。

 

 

 ミニカーは1960-1970年代に発売されたドイツのZISS(チィス)製です。MANが開発した最初のディーゼル トラックをモデル化しています。ZISSのミニカーはプラスチック部品をほとんど使用せず、がっちりとしたつくりで独特の雰囲気がありました。大型のトラックを1/43でモデル化しているので、大きなサイズで実車の雰囲気がうまく再現され、Wタイヤの後輪やそれを駆動するチェーンも再現しているなど当時としては出来の良いミニカーでした。なお金属製のフロントグリルには大きなMANのロゴが付いていますが、これは実車に即した物ではなく、ミニカーの見た目を良くする為に誇張しているようです。ZISSはバリエーションとしてタンクローリーやバスもモデル化していました。またボンネットとフロントグリルを変更して、同時代のトラックメーカー ヘンシェル(HENSCHEL)のトラックとタンクローリーもモデル化していました。ヘンシェルはディーゼルではなくガソリンエンジンを搭載していたと思いますが、上述したようにトラック規格が標準化されていたので、MANとヘンシェルはほとんど同じような外観だったようです。同様の理由で同時期のメルセデス ベンツ トラック 1932もよく似た外観です。これ以外のMANのミニカーはリーツェ、ブレキナ、AMW、ヘルパなどが大型トラックやバスなどを非常にたくさんモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAN DIESEL TRUCK 1
MAN DIESEL TRUCK 2

 以下は俯瞰/床下分の画像とチェーン駆動の後輪の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAN DIESEL TRUCK 3
MAN DIESEL TRUCK 4

 以下は上記と同時期に発売されたZISS製のMAN タンク トラック (1/43 型番305)の画像です。石油会社 BP(British Petroleum)のタンクローリーをモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAN DIESEL TANK TRUCK 1
MAN DIESEL TANK TRUCK 2

 以下は上記と同時期に発売されたZISS製のMAN バス (1/43 型番306)の画像です。側面に表示された「Wiblingen Ulm Wiblingen」は路線表示で、ドイツ南西部の都市ウルム(Ulm)市とその近くのウィブリンゲン(Wiblingen)地区の間を結ぶ都市バスのようです。室内は中央の通路を挟んだ2列の背中合わせシートと後席ベンチシートで20人分の座席があります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAN DIESEL BUS 1
MAN DIESEL BUS 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。リアに乗客昇降用のドアと階段が付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAN DIESEL BUS 1
MAN DIESEL BUS 2

 以下は上記と同時期に発売されたZISS(チィス)製のヘンシェル トラック 1926 (1/43 型番302)の画像です。ボンネットとフロントグリルがと異なっていますが、それ以外は上記のMANのトラックとほとんど同じです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HENSCHEL TRUCK 1
HENSCHEL TRUCK 2

 以下は上記と同時期に発売されたZISS(チィス)製のヘンシェル タンク トラック 1926 (1/43 型番303)の画像です。これは石油会社 ARALのタンクローリーをモデル化しています。上記のMANのタンクローリーとはタンクの形状が異なっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HENSCHEL TANK TRUCK 1
HENSCHEL TANK TRUCK 2

MAN バスのミニカー→ データーベースでMAN バスのミニカー検索
MAN バス以外のミニカー→ データーベースでMAN バス以外のミニカー検索

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MERCEDES-BENZ SSK (W06) 1927 GERMANY

MERCEDES-BENZ SSK (W06)
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MERCEDES-BENZ SSK (W06)


RIO 80 1/43? 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.24m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 7L 過給時225HP 4段変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでメルセデス ベンツ SSKのミニカー検索

メルセデス ベンツ SSK (W06) ドイツ 1927年

 

 メルセデス ベンツ SSKは前述したメルセデス ベンツ SSのホイールベースを短縮しサーキットでの性能を高めた高性能版でした。Kはドイツ語のKURZ(短いの意)です。エンジンは225HPに強化され最高速200km/hで、ヘッドライト/フェンダーなどを取り外せば即レーシングカーになりました。当時のグランプリレースはレーシングカーやスポーツカーが混在する状態でしたので、レースを意識して開発されたSS、SSKは各種レースで大活躍していました。

 

 ベンツ SSKの純粋なレーシング仕様として、ファクトリーチーム用にはベンツ SSKLが数台だけ製作されました。SSKLのLはドイツ語のLeicht(軽いの意)で、SSKLは徹底的な軽量化をするためにフレーム各部に軽減穴が開けられていました。SSKLについてはサラブレッド期に記載してしていますので、こちらのページ→ メルセデス ベンツ SSKLをご覧ください。

 

 

 ミニカーは1984年頃に発売されたイタリアのリオ(RIO)製です。リオのクラシックカーはほとんどが1990年以前に作られていますが、いずれも当時のミニカーとしては非常に出来が良いものでした。このSSKも実車の迫力のあるスタイルがうまく再現されていて、最近までこれを上回る出来ばえの1/43サイズの量産ミニカーはありませんでした。ただスケールモデル的な観点で見ると、ボンネット部の高さが少し高めなのですが、これは迫力を出すための意図的なデフォルメだと思います。また1/43よりも少し大きめにできているので、1/43の別のミニカーと並べた場合に少し違和感があるのが唯一の難点です。リオは同じ型を使ってSSKLもモデル化していました。リオ以外では1980年代以前の古いものばかりですが、ラミー、ガマ、ノレブのプラスチック製、ブラーゴの1/18などがありました。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
 

MERCEDES-BENZ SSK (W06) 1
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 2

 以下は2008年に発売されたイクソ製のメルセデス ベンツ 300SSK (1/43 型番MUS016)の画像です。製作時期が新しいので、上記のリオ製よりもさらにリアルな仕上げとなっています。細かなスポークを再現したスポークホイールや墨入れ処理がされているボンネットのルーバーなど、かなり凝った仕上げがされています。ベンツ SSKの1/43サイズ量産ミニカーとしては、2023年現在でもこのイクソ製がベストの出来ばえであると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 3
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロントグリル上のスリーポインテッドスターのエンブレム/マスコットは実にリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 5
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 6

 以下は1960-70年代に発売されたラミー製のメルセデス ベンツ SSK (1/43 型番38)の画像です。ラミー後期型のミニカーなので、ラミーのミニカーとしてはプラスチック製メッキパーツが多用されています。フロントグリルが縦に長すぎる感じがしますが、実車の雰囲気はそこそこうまく再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 7
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 8

 以下は1960-70年代に発売されたノレブ製のメルセデス ベンツ SSK (1/43 型番150)の画像です。ノレブ初期のプラスチック製です。フェンダー、ドア、リアの形状が上記のSSKと異なっていますすが、これはストリート仕様なのだと思います。これも当時のミニカーとしてはまずまずの良い出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きですが、プラスチックの経年変化で少しボディが変形しているので、ドアがきちんと閉じません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 9
MERCEDES-BENZ SSK (W06) 10

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