ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

VOLKSWAGEN SCIROCCO 1974 GERMANY

VOLKSWAGEN SCIROCCO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO


SCHUCO 301-620 1/43 91mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 75HP 4段変速
性能: 最高速162km/h  データーベースでフォルクスワーゲン シロッコのミニカー検索

フォルクスワーゲン シロッコ ドイツ 1974年

 

 フォルクスワーゲンの新世代車の第2弾はスポーティなクーペ スタイルのシロッコで1974年に登場しました。パサートと同じコンセプトのデザインは同じイタルデザインのG.ジウジアーロによる物で、短くされたテールが実に軽快な感じがしました。ちなみに前述したパサートとシロッコはどちらも季節風の名前で、新世代を象徴していました。上級グレードは丸型4灯式、それ以外は角形2灯式ヘッドライトでした。シロッコは数ヶ月後に登場したビートル後継車のゴルフをベースにしたクーペで、つまりはカルマン ギア クーペの後継車という位置づけだったのでかっこいいわけでした。

 

 4気筒1.1L/1.6L(70/85HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、エンジンなどのメカはゴルフと同じでしたが、ハンドリングはスポーティな味付けがされていたようです。1975年にゴルフ GTIと同じ1.6L燃料噴射式1.6L(110HP)エンジンを搭載した高性版GTIが追加されました。1978年のマイナーチェンジでフロントのウィンカーが大型化され、バンパーが黒いプラスチック製に変更されました。1982年に2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約50万台でした。

 

 

 ミニカーは1974年に発売されたシュコー製の当時物です。丸型4灯式ヘッドライトの上級グレードをモデル化しています。前述したパサート 初代と同じシュコーの新しい1/43シリーズの1台でした。シャープな造形でプロポーションが正確で、実車のイメージが良く再現されたとても良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/ハッチバックの開閉ギミック付きで、開閉部のチリ合わせも良好でした。またエンジンも当時のミニカーとしてはリアルに再現されていました。当時のシュコーは意欲的に自国車をモデル化していましたので、当時のほとんどのドイツ車がシュコーで揃いました。ただたくさん作りすぎた為か?、シュコーは1976年頃に一度倒産しました。(1990年代に復活しました) シロッコ 初代の当時物ミニカーはスペイン ディンキー、オートピレン、ポリトーイ、ソリドのレース仕様などがありました。当時物以外ではミニチャンプス、シュコー、ホワイトボックス、ネオ(レジン製)のレース仕様などがあります。  以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN SCIROCCO 1
VOLKSWAGEN SCIROCCO 2

 以下は1977年頃に発売されたオートピレン製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ (1/43 型番205)の画像です。角形2灯式ヘッドライト仕様をモデル化しています。これはオートピレンが製造していたスペイン ディンキーの型番1539とホイールが異なりますが、基本的に同じもので、そのオートピレン版です。ディンキー(仏)流のレトロで柔らかい感じの造形なので、やや角がとれたシロッコになっています。ドア開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 3
VOLKSWAGEN SCIROCCO 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 5
VOLKSWAGEN SCIROCCO 6

 以下は1976年に発売されたポリトーイ製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ (1/43 型番EL54)の画像です。ポリトーイのELシリーズは廉価版ミニカーの類でしたので、あまり仕上げレベルが良くないですが、プロポーションは悪くないです。ドア開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 7
VOLKSWAGEN SCIROCCO 8

以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 9
VOLKSWAGEN SCIROCCO 10

 以下は1980年に発売されたソリド製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ GR II (1/43 型番1080)の画像です。ETCC(ヨーロッパツーリングカー選手権)のGr.2のレース仕様車をモデル化しているようです。派手なチンスポイラーやオーバーフェンダー、室内のバケットシートとロールケージなどでレース仕様に仕立ててあります。なおソリドはレース仕様をモデル化していますが、ノーマルのシロッコはモデル化していません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 11
VOLKSWAGEN SCIROCCO 12

以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 13
VOLKSWAGEN SCIROCCO 14

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VOLKSWAGEN GOLF I 1974 GERMANY

VOLKSWAGEN GOLF I
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF I


SCHUCO 301-621 1/43 87mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.8m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 70HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでフォルクスワーゲン ゴルフ Iのミニカー検索

フォルクスワーゲン ゴルフ I ドイツ 1974年

 

 フォルクスワーゲン新世代車の本命であるビートルの後継車ゴルフが1974年に登場しました。台形のシルエットで背が高い独特なスタイルはイタルデザインのG.ジウジアーロのデザインで、コンパクトながらも広い室内を実現していました。このゴルフという名前はスポーツのゴルフの意とメキシコ湾流(による季節風)の意もあるそうです。ちなみに先に登場した新世代車でパサートは貿易風、シロッコは季節風の名前です。

 

 パサートと同じ4気筒エンジンを使っていましたが、縦置きから横置き搭載に変更した前輪駆動方式もコンパクトな外形寸法を可能にしていました。当初のエンジンは1.1L(50HP)と1.5L(70HP)の2つでしたが、後に1.3L(60HP)、高性能版1.6L(82HP)、経済版ディーゼル1.5L(50HP)などが追加されました。1976年に追加された高性能版GTiは、燃料噴射式1.6L(110hp)のハイパワーエンジンと硬められたサスペンションで、最高速180km/hの本格的なスポーツ仕様でした。1979年にはカルマン製のカブリオレが設定されました。バリエーションとして北米向けのラビット(RABBIT:ウサギの意)、3ボックス セダンのジェッタがありました。

 

 

 ゴルフは大ヒットし1977年には生産累計100万台を達成し、1979年には年間生産台数66万台でトヨタ カローラを抜いて量産車世界一にもなりました。1984年にゴルフ 2代目にモデルチェンジし、総生産台数は約600万台でした。ゴルフはその後の他社の小型車設計に多大な影響を与えた傑作車でした。

 ミニカーは1974年に発売されたシュコー製の当時物です。これも前述したシュコーの新しい1/43シリーズの1台でした。プロポーションが正確なシャープな造形で、当時物ミニカーとしてとても良く出来ていました。ボンネット/ドア/ハッチバックの開閉ギミック付きで、エンジンも当時のミニカーとしてはリアルに再現されていました。ただ当時のシュコーは塗装品質が今一つでした。ゴルフ 初代の当時物ミニカーはガマ、ソリド、マッチボックス、メーベトイ、ポリトーイの1/55と1/25、ノレブのJET CARシリーズなどがありました。当時物以外ではディテールカー、ミニチャンプス、ビテス、ノレブの新作、シュコーの新作、ブレキナの1/87などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN GOLF 1
VOLKSWAGEN GOLF 2

 以下は1976年に発売されたガマ製の当時物 フォルクスワーゲン ゴルフ I (1/43 型番895)の画像です。上記シュコー製とよく似た造形ですが、これはシュコーの型の一部を流用していたからでした。シュコーは1976年頃に倒産し、型がガマに移管されたのでそれを使ったのでしょう。ただしガマ流で青色に着色されたウィンドー、ガマの標準であったフリーホイール、内装などが違っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF 3
VOLKSWAGEN GOLF 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF 5
VOLKSWAGEN GOLF 6

 以下は1976年に発売されたメーベトイ製のフォルクスワーゲン ゴルフ I (1/43 型番A87)の画像です。底板に1/43と銘記していますが、実際には全長が92㎜ですので、約1/41ぐらいで少し大きめに出来ています。フロントグリルとバンパーを一体成型するなどコストダウンした設計であまり仕上げは良くないですが、当時の廉価版ミニカーの標準的な出来ばえでした。ドア開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF 7
VOLKSWAGEN GOLF 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF 9
VOLKSWAGEN GOLF 10

 以下は1975年に発売されたソリド製の当時物 フォルクスワーゲン ゴルフ I (1/43 型番19)の画像です。これは2ドアをモデル化しています。これも廉価版ミニカーの類で、内装の簡素化やテールライトの塗装処理を省略するなどあまり仕上げは良くありません。この当時のソリドのミニカーはコストダウンを進めてレベルの低いものになっていました。ドア開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF 11
VOLKSWAGEN GOLF 12

以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF 13
VOLKSWAGEN GOLF 14

 以下は2001年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズ フォルクスワーゲン ゴルフ I GTi 1984 (1/43 No.26)の画像です。メーカは不明で、高性能版GTIをモデル化しています。1984年と底板に表記していますのでゴルフ Iの最終仕様?をモデル化していることになります。デルプラドのこのシリーズとしては標準的な出来ばえで、GTiの特徴である4灯式ヘッドライトと赤い縁取りが再現されています。ただヘッドライトのサイズが小さい為か? いまひとつGTiらしい顔つきになっていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF GTI 1
VOLKSWAGEN GOLF GTI 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF GTI 3
VOLKSWAGEN GOLF GTI 4

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AUDI 50 GL 1974 GERMANY

AUDI 50 GL
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUDI 50 GL


SCHUCO 301-622 1/43 82㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m 全幅約1.56m エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 50HP 4段変速
性能: 最高速145km/h  データーベースでアウディ 50のミニカー検索

アウディ 50 GL ドイツ 1974年

 

 アウディ 50はフォルクスワーゲン ポロの姉妹車で、小型車クラスの市場調査用としてポロに先行して1974年に登場しました。アウディとしては前身のアウトウニオンが併合したNSUの小型車プリンツの後継車という位置づけでもありました。NSUのデザイナーによるシンプルな3ドアハッチバックはポロと同じデザインで、違いはアウディのエンブレムぐらいでした。当初は4気筒1.1L(50HP)エンジンを搭載し、4気筒895cc(40HP)エンジンを搭載するポロより車格が上で、値段もポロより高価でした。

 

 ポロと同じ895ccエンジンや1.3Lエンジンも後に追加されましたが、値段が安いポロのほうが2倍以上多く売れました。フォルクスワーゲン グループとしてアウディ ブランドはもっと上級な車を担うことになったため、アウディ 50は1978年に生産中止となりました。総生産台数は約18万台でした。(同時期にポロは50万台が生産されました)

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたシュコーの当時物です。シュコーはドイツの老舗玩具メーカーで1950年代のぜんまい仕掛けの精巧なブリキ製自動車玩具で有名でした。1960年代にダイキャスト製の小スケールミニカーを発売し、1970年代には1/43のミニカーも発売しました。これはアウディ 50をモデル化していますが、実車同様にフォルクスワーゲン ポロのグリルを変えて、アウディ 50に仕立てています。フロントグリルが黒塗装されていてやや見難いですが、グリルにはアウディのエンブレムがついてます。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きで、当時のミニカーとしては良く出来ていました。これ以外の当時物としては、ポリスティルの1/25がありました。当時物以外ではミニチャンプス、ヴェーキングの1/87があります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUDI 50 GL 1
AUDI 50 GL 2

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MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116) 1975 GERMANY

MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116)


MINICHAMPS 430039201 1/43 118㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.06m 全幅約1.87m エンジン 変速機: V型8気筒 6.9L 286HP 3段自動変速
性能: 最高速225km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W116のミニカー検索

メルセデス ベンツ 450SEL 6.9 (W116) ドイツ 1975年

 

 メルセデス ベンツ 450SEL(W116)は前述した450SEのロングホイールベース版で1973年に登場しました。450SELはV型8気筒4.5L(225HP)エンジンを搭載していましたが、1975年に登場した450SEL 6.9は先代の300SEL 6.3(W109)の後継車で、6.9Lに拡大した600(W100)用のV型8気筒エンジンを搭載した超弩級のハイパワーセダンでした。この6.9Lエンジンは戦後のメルセデス ベンツでは最大の排気量のエンジンでした。車重増加で0-100km/h加速は7.5秒と少し遅くなりましたが、最高速は225km/hと先代と変わりませんでした。シトロエン特許のハイドロニューマティック方式のサスペンションを採用していました。

 

 通常の450SELとの外観上の違いは、リアの6.9のロゴと太いタイヤだけでした。価格はGMの最高級車キャディラック フリートウッド リムジーンの2.5倍もする高価な車でしたが、1981年までに約7400台が生産されました。(ほとんどがアメリカ市場向けでした) W116は1979年にW126にモデルチェンジしましたが、450SEL 6.9を後継する車は設定されませんでした。

 

 

 ミニカーは2001年に発売されたミニチャンプス製です。ヘッドライトのワイパーが再現されたフロントグリル、ウッドのインパネが再現された室内の造形などがリアルで、ミニチャンプスらしいかなり良い出来ばえです。ミニチャンプスは450SEL 6.9の色違いを十種類ほどと450SELのドイツ首相公用車仕様もモデル化しています。なお別にエンジンが付いているわけではないので、外観は450SELとほとんど同じなのですが、6.9のミニカーはこれとノレブの1/18しかありません。 以下はフロント/リアの拡大画像です。画像ではわかりにくいですが、リアには「450SEL  6.9」のロゴが表示されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116) 1
MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116) 2

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BMW 316 (E21) 1975 GERMANY

BMW 316 (E21)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 316 (E21)


SCHUCO 626 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.36m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 90HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでBMW 3シリーズ(E21)のミニカー検索

BMW 316 (E21) ドイツ 1975年

 

 BMW 02シリーズの後継車として、現在も続く3シリーズの初代が1975年に登場しました。上級車の5シリーズとデザインを統一したスタイリッシュな2ドアセダンでした。当初は4気筒1.6L/1.8L/2L(109HP)エンジンを搭載した316、318、320と燃料噴射仕様2L(123HP)エンジン搭載の320iが設定されました。316と318は2灯式、320と320iは4灯式ヘッドライトと外観上の違いがありました。1977年には6気筒2L/2.3L(143HP)エンジンを搭載した320/6、323iが追加されました。

 

 3シリーズ 初代には2002に設定されていたようなバウアー製のタルガトップのカブリオレ仕様がありました。(実車画像→ BMW 323i カブリオレ仕様) 3シリーズ 初代には2002 ターボのような高性能版は市販されませんでしたが、ツーリングカーレース用に320iのターボ仕様が1977年に開発されました。この車は3.0 CSLの後継車として活躍したようです。1982年に3シリーズ 2代目にモデルチェンジしました。3シリーズ 初代の総生産台数は約136万台でした。

 

 

 ミニカーは1975年に発売されたシュコー製の当時物です。フロントグリルとバンパーを一体化した造形は、この当時のシュコーの特徴でした。(グリル部を黒塗装しているのでそこそこリアルに見えます) 実車の雰囲気をうまく再現した良い出来ばえで、ドアやボンネットの開閉ギミックは隙間が目立たない仕上がりになっていました。シュコーは4灯式ヘッドライトの320もモデル化していました。3シリーズ 初代の当時物ミニカーとしてはマーキュリー、メーベトイ、トミカなどがありました。また320iのターボ仕様をバンダイがBEC43でモデル化していました。当時物以外のミニカーは、ミニチャンプス、オートアートの1/18、スパーク(レジン製)のレース仕様などがあります。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 316 (E21) 1
BMW 316 (E21) 2

 以下は1975年に発売された同じシュコー製のバリエーションでBMW 320 (1/43 型番627)の画像です。フロントグリルを4灯式ヘッドライトに変更し、リアのナンバープレートの位置を変えてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 320 (E21) 1
BMW 320 (E21) 2

 以下は1978年に発売されたバンダイ製のBEC43シリーズの当時物 BMW 320i ターボ (1/43 型番7)の画像です。BEC43シリーズは当時のスーパーカーブームで登場した1/43のダイキャストミニカーのブランドで、スポーツカーなどを十種類ほどモデル化していました。当時としては比較的リアルな作風で、この320i ターボも当時の国産ミニカーとしてはまずまずの良い出来ばえでした。ドアが開閉できフロント/リアのカウルを取り外すことができます。フロントカウル下にはエンジンが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 320i TURBO (E21) 1
BMW 320iTURBO (E21) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 320i TURBO (E21) 3
BMW 320iTURBO (E21) 4

 以下はフロント/リアのカウルを外した画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 320iTURBO (E21) 5

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