ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FORD H-SERIES CAR TRANSPORTER (CARRIMORE) 1961 USA

FORD H-SERIES CAR TRANSPORTER (CARRIMORE)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD H-SERIES CAR TRANSPORTER (CARRIMORE)


CORGI 1138 1/48 全長270mm (キャブ単体 103㎜)
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約13m 全幅約2.8m エンジン 変速機: 気筒 12L ディーゼル 180-220HP 5段変速
性能: 最高速 不詳 最大積載量 25t データーベースでフォード Hシリーズ トラックのミニカー検索

フォード H シリーズ カートランスポーター (キャリモア) アメリカ 1961年

 

 フォード UKの商用トラックの概要についてD800 トラックの欄に記載しました。フォード USAの商用トラックについて概要を説明します。1930年代までは乗用車のT型/A型/V8型をベースにしたピックアップやバンがほとんどでした。1940年代になると中型商用トラックのFシリーズが登場します。Fシリーズはピックアップ、パネルバン、トラック、バス用シャーシなど様々な用途で幅広く使われました。なおアメリカではピックアップは乗用車と同じような感覚で使われますので、ピックアップは純粋の商用車ではありません。

 

 Fシリーズの大型モデルは1960年代にボンネット式大型トラックのNシリーズに変わり、1970年代にはLシリーズに発展しました。Lシリーズは1990年代にLTL-9000やAEROMAXに発展しました。(実車画像→ フォード Lシリーズフォード AEROMAX)

 COE(Cab Over Engine)と呼ばれるキャブオーバー式大型トラックのCシリーズが1957年に登場しました。Cシリーズには背の高いキャブを特徴とするHシリーズが追加され、Hシリーズにはフォード トラック初のディーゼルエンジン仕様も設定されました。HシリーズはWシリーズ、CLシリーズ、1990年代のCARGOに発展していきました。フォードは1996年にこれらの大型トラックの製造権をフレイトライナー社に売却し、大型トラック市場から撤退しました。(実車画像→ フォード CARGO)
データーベースでフォード Fシリーズ トラックのミニカー検索
データーベースでフォード Cシリーズ トラックのミニカー検索

 

 

 ミニカーは1966年に発売されたコーギー製の当時物で、Hシリーズのカートランスポーター仕様ををモデル化しています。トラクターキャブは当時としては非常にリアルな造形で、ドアミラーや屋根上のホーンなどの細部も良く再現してあり非常に良い出来ばえでした。(ドアミラーは角度を変えることができました) カートランスポーター トレーラーは「CORGI CARS」ロゴのついたパネルやリアのスロープ(道板)などはコーギーの創作のようですが、当時のキャリモア社のMK IIIという実在したカートランスポーターをまねてモデル化しているようです。(実車画像→ キャリモア MK III カートランスポーター) カートランスポーターのミニカーはたくさんありますが、ビンテージ ミニカーのなかではこのコーギー製が一番優れていたと思います。何故かというと子供が雑に扱っても壊れないよう全体的に頑丈に出来ていました。またカートランスポーターに車を積載するギミック動作がいかにもそれらしくて面白いからです。最近のEXOTO製の1/43のカートランスポータはもっと精巧にできていますが、高価なEXOTO製では壊れることが心配で気軽に楽しむ気持ちにはなれません。(参照WEBサイト→ EXOTO製バルトレッティ トランスポーター)

 以下はキャブ単体とカートランスポーター トレーラーの画像です。キャブは上半分をチルトさせて開くと、エンジンがリアルに再現されていました。カートランスポーター トレーラーの車両を載せる床の赤い車止めは位置をスライドさせて変えることができます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD H TRACTOR
CAR TRANSPORTER 1

 以下はトレーラーに車両を積み込む為の後部のスロープ(道板)の動作と、トレーラーとトラクターとの連結動作です。トレーラー上段を支えるレバー部分の赤い矢印を合わせた位置で、積載用のスロープのロックが外れスロープを下すことができます。トラクターにトレーラーを接続してトレーラーの折り畳み式前輪を引き上げると接続がロックされ、折り畳み式前輪を下におろすとロックが外れるようになっています。
CAR TRANSPORTER 2
CAR TRANSPORTER 3

  以下はトレーラーに車を積み込む動作の簡易動画です。カートランスポーターの縮尺が1/48と1/43より少し小さいので、1/43サイズのミニカーは小型車でないと上段に3台乗せることができません。簡易動画はファイル容量が大きいので再生が始まるのに少し時間が掛かります。(画像のマウスオーバーやタップで動画がスタートします)
FORD CAR TRANSPORTER

 なおフォード USAのトラクターとイギリス キャリモア社のカートランスポーター トレーラーの組合せは現実にはなかったと思いますが、このミニカーは北米市場での販売を考慮したことでこのような組合わせになったようです。後に同じトレーラーでトラクターをイギリスのスキャメルに変えたカートランスポーター(型番1148)も発売されました。またコーギーは積み込む車台を3段式にしたカートランスポーター(型番1146)も作っていましたが、さすがにこれは現実味がなく不格好でした。(ミニカー画像→ 3段式カートランスポーター) コーギーはこのHシリーズのキャブを使ったレッカー車やコンテナトレーラーもモデル化していました。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1907

FORD H-SERIES WRECKER HOLMES 1961 USA

FORD H-SERIES WRECKER HOLMES
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD H-SERIES WRECKER HOLMES


CORGI 1143 1/48 全長113mm (ブーム含み 121㎜)
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約2.4m エンジン 変速機: 気筒 12L ディーゼル 180-220HP 5段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでレッカー車(牽引車)のミニカー検索

フォード H シリーズ レッカー車 ホルムズ アメリカ 1961年

 

 レッカー車とは自走できなくなった車の前輪又は後輪を吊り上げ、牽引するための装置を備えた特種車両です。英語ではTOW TRUCK 、WRECKER、RECOVERY VEHICLEと呼びます。レッカー車には色々なタイプがありますが、現在のレッカー車の元祖はアメリカ人のアーネスト ホルムズ(Ernest Holmes)が1913年に考案しました。

 ホルムズの考案の基本はレッカー車に2本のブーム(クレーンの腕)を備えることでした。片方のクレーンのフックを安定した物に接続してレッカー車を固定すれば、レッカー車が傾くことなく安定した状態で、もう片方のクレーンで車が回収できるというものです。(以下はこのミニカーの箱絵で、ここに描かれているような作業です) ホルムズは特許取得後にレッカー車関係の設備を販売するアーネスト ホルムズ社を設立しました。

 

FORD H-SERIES WRECKER HOLMES 1

 

 

 ミニカーはコーギー製で、1967年に発売されました。フォードのHシリーズ キャブオーバー式トラックのホルムズ レッカー車仕様のモデル化で、作業員のフィギュアが2体付いていました。(Hシリーズなどのフォード USAのトラックについてはHシリーズ カートランスポーターの欄を参照されたし) このレッカー車の実車をWEB検索してみましたが、それらしい物が見当たらないので、このレッカー車はたぶんコーギーの創作で実車は存在しないと思われます。

 ただしブームを2本使うホルムズのレッカー車はたくさん実物が見つかるので、このレッカー部分は創作ではありません。2本のブームは自由に動きウインチは実際に巻き取ることができます。ウインチの巻き取りはレッカーの側面にあるタイヤ(巻き取りホイール)を回すことで行うのですが、単純な巻き取りではなく非常に凝った構造になっています。巻き取りホイールには簡単なラチェット機構が付いていてカチカチとした操作感があり、ワイヤー側から引っ張っても簡単には緩みません。また巻取り部の上部にある赤いライトはウインチの左右連動と左右独立を切り替えるレバーになっています。なおブームなどの金属パーツは現状では錆びてくすんだ色をしていますが、新品の時は金メッキで輝いていたはずです。(50年以上も前のことなので覚えていませんが) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)

FORD H-SERIES WRECKER HOLMES 5
FORD H-SERIES WRECKER HOLMES 6

 以下はトラック キャブのチルト動作と、クレーン操作部分の拡大画像です。トラック キャブはドアミラーや屋根上のホーンなどの細部が良く再現してあり、非常に良い出来ばえでした。(ドアミラーは角度を変えることができました) 上半分をチルトさせて開くと、リアルに再現されたエンジンが見えます。クレーン操作部の赤いライトは巻き取り動作の切り替えレバーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
FORD H-SERIES WRECKER HOLMES 3
FORD H-SERIES WRECKER HOLMES 4

 子供のおもちゃであったミニカーに、ここまで凝った機能を組み込んだことに私は感心します。さらに今回新しく気が付いたことがあります。ウインチの先端のフックの上に丸い球が付いていますが、これは何故ついているのでしょうか。本物のレッカー車にこのような球は付いていません。これは私の推測ですが、この球の重さでワイヤー(実際は糸ですが)がだらしなく弛まないようにしているようです。(フックだけでは重さが足らないので) そんな訳でこのレッカー車は、コーギーの設計者がずいぶん思い入れを込めて設計したことが分かります。(私も現役時代は設計者でしたので、気持ちが分かります)

 私が長々とこのレッカー車の説明を書いたのは、昔のミニカーには現在のミニカーよりも技術的に高度なものがあったことを知ってもらいたいからです。現在のマニア向けミニカーは外観をリアルに再現することに重きを置いていますが、これは技術的に難しい訳ではなく作るのに細かい手作業が必要なだけです。(型を作る職人の技術は必要ですが) それに対して昔のミニカーは触って楽しむことに重きを置いているので、触っても簡単に壊れないことが絶対条件で、なおかつ面白いギミック(可動部など)を工夫してありました。最近はスケールモデル至上主義的なマニアが増えたことやコストと多種少量生産のからみなどの理由で、1/43サイズではギミックの付いたミニカーが少なくなりました。ただ台座から取り外すことさえもしないミニカーよりも、触って楽しめるギミックの付いたミニカーのほうが何倍も面白いです。以下はレッカー作業をミニカーで再現してみた簡易動画です。(画像のマウスオーバー又はタップで動画がスタートします)
FORD H-SERIES WRECKER HOLMES 7

 コーギーは同じレッカー部分を流用して、型番1144でベルリエ TLM ホルムズ レッカー車も作っていました。ただコストダウンで、ワイヤー巻取り部の左右連動などの凝った構造は簡素化されていました。同じレッカー部分は最近のUSA版コーギーのレッカー車にも使われていました。これ以外のレッカー車のミニカーでは単純な1本のクレーンを持つレッカー車、軍用の戦車回収車、空港の飛行機の牽引車、クレーンの無い車両運搬車など、大小様々な種類のレッカー車があります。
データーベースでレッカー車(牽引車)のミニカー検索

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1908

GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 1962 USA

GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT


TEKNO 930 1/43 全長105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m? 全幅約1.7m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 2.3L ターボ 102HP 4段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでモンザ GTのミニカー検索

GM シボレー コルベア モンザ GT アメリカ 1962年

 

 GM シボレー コルベア モンザ GTは1962年に発表されたデザインを目的とした実験車でした。ベースとなったのはGMのリアエンジンのコンパクトカー シボレー コルベアで、エンジンをミドシップ配置に変更し未来的なスポーツカーに仕立てたもので、非常に魅力的なデザインでした。通常のドアはなく戦闘機のようにキャノピー部分を大きく開くことで乗り降りを行います。また尖ったボディ先端にあるヘッドライトのカバーが開いてヘッドライトが露出する構造は独創的でかっこいいです。なお一般的なドアを備えたオープンのロードスター仕様のモンザ SSも同時に公開されました。(実車画像→ GM シボレー モンザ SS) 

 

 モンザ GTをデザインしたのは日系人のラリー シノダ氏で、1968年に発売されたコルベット スティングレイ (C3型)にはこの車のイメージが感じられました。また1965年に登場したコルベアの2代目も、モンザ GTのイメージを実用車に落とし込んだスポーティな美しいデザインでした。GMはコルベアをフォード マスタングに対抗するスポーティカーに仕立てるつもりだったようです。ただハイパワーエンジンを搭載したコルベアは、リアエンジン車特有のオーバーステアでコントロールを失い横転する事故が多発して問題となり1969年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは1964年に発売された北欧デンマークのメーカーだったテクノの当時物です。(テクノは存続していますが、現在はオランダのメーカーとなっていて1/50のトラックのミニカーを作っています) 未来的な流線形デザインが見事に再現されていて非常に素晴らしい出来ばえでした。ヘッドライトカバーの開閉とキャノピーとリアカウルが開閉するギミック付きです。屋根がないオープン仕様(モンザ SSとは違う)もあり、カラーバリエーションが非常に多くありました。見た目がかっこいいことからかなり人気があったミニカーでした。当時のテクノのミニカーの最大の特徴は、初期の物は違いますが、分解/組立ができる構造となっていたことでした。(その為、その分だけ高価でした) このモンザ GTにもこの分解/組立ギミックが付いていました。当サイトのギミックのページでその詳細を紹介していますので、そちらも是非ご覧ください。→ テクノ モンザ GTのギミック紹介ページ これ以外のモンザ GTのミニカーは、このテクノ製をコピーしたオートピレンやジョアル、エーダイ グリップの1/28がありました。最近ではオートカルト(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/ヘッドライト開閉の画像とリア/リアカウルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 1
GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 2

 以下はバリエーションのモンザ GT スパイダー(1/43 型番931)の画像です。屋根がないだけであとは上記とほとんど同じです。これは光沢のある厚いクロームメッキがされていて、半世紀経過した今でもきれいな状態です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 3
GM CHEVROLET CORVAIR MONZA GT 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1801

FORD THUNDERBIRD SPORT ROADSTER 1962 USA

FORD THUNDERBIRD SPORT ROADSTER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD SPORT ROADSTER


FRANKLIN MINT PW33 1/43 全長122mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 6.4L 300HP 3段自動変速
性能: 最高速203km/h  データーベースでフォード サンダーバードのミニカー検索

フォード サンダーバード スポーツ ロードスター  アメリカ 1962年

 

 フォード サンダーバード 3代目が1961年に登場しました。デザインは未来の車をイメージしたというスタイリング 実験車 レバーカーのイメージを取り込んだ流線型の極めて斬新なものでした。(実車画像→ フォード レバーカー 1959) シンプルで独創的なフロントは今見ても魅力的ですし、ジェット機の排気口をイメージした丸型のリアライトはかっこいいです。300HPのハイパワー車でしたが、柔らかいサスペンションを持つ極めてアメリカ的な高級車でした。ハードトップとコンバーチブルの設定があり年間7万台以上も販売されるほど大ヒットし、フォード車のイメージアップに大きく貢献しました。

 

 サンダーバードはT-BIRDと呼ばれ、当時の若者にも人気があったようです。1960年代のビーチ ボーイズの流行歌「FUN FUN FUN」の歌詞には父親のT-BIRDでドライブする娘の話が出てきます。1962年にはコンバーチブルのリアシートをFRP製のカバーで覆って2シータに見せかけた、スポーツ ロードスターが登場しました。またハードトップにビニールレザーを張りランドージョイント(開閉金具)を付けて開閉する幌風に見せかけたランドー仕様がハードトップに次ぐ人気となり、以後のサンダーバードにも継承されました。

 

 

 ミニカーはフランクリン ミント製の1/43で、1991年に発売されました。これは1960年代の名車12台を1/43でモデル化した「1960年代のクラシックカー」シリーズの1台でした。(1950年代の名車をモデル化した「1950年代のクラシックカー」シリーズもありました) このシリーズは当時の定価が9500円と高価でしたが、ドアやボンネットが可動し、エンジンやシャーシのメカ部分が再現された当時最も精巧な1/43のミニカーでした。このミニカーはリアシートをFRP製カバーで覆ったスポーツ ロードスターをモデル化しています。ヘッドライトが透明プラスチック製でないところなどがややレトロな作風で、全体的にやや腰高のプロポーションでした。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きで、V型エンジンや室内のインパネなどがリアルに再現されていました。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。ボンネットの内側もきちんと塗装されていて、仕上げが丁寧です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD THUNDERBIRD 1
FORD THUNDERBIRD 2

 フォード サンダーバード 3代目のミニカーとしてはソリドの当時物、アンソンの1/18、 JOHNNY LIGHTNINGの1/64、最近のレジン製ではMATRIXなどがあります。ソリドは1963年にフォード サンダーバード ハードトップの当時物ミニカー(1//43 型番128)を発売していました。以下はその当時物 ハードトップの型をリファインして、1985年に発売された サンダーバード コンバーチブル(1/43 型番4504)の画像です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていました。ボンネットが開閉するギミック付きで、エンジンが再現されています。室内は紙のシールでドアの内張を表現しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD 3
FORD THUNDERBIRD 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD 5
FORD THUNDERBIRD 6

 以下は1988年に発売されたソリド製の フォード サンダーバード G.スポーツ (スポーツ ロードスター) (1/43 型番4517)の画像です。上述したコンバーチブルのバリエーションで、リアシートを覆うFRP製カバーが追加され、ホイールがワイヤースポークに変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD SPORT ROADSTER 1
FORD THUNDERBIRD SPORT ROADSTER 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=427

GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ CONVERTIBLE 1963 USA

GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ CONVERTIBLE


FRANKLIN MINT RI92 1/43 全長134mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.66m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 6.4L 325HP 4段自動変速
性能: 最高速195km/h  データーベースでキャディラック エルドラドのミニカー検索

GM キャディラック エルドラド ビアリッツ コンバーチブル アメリカ 1963年

 

 GM キャディラック 62 7代目(エルドラド 5代目)が1961年に登場しました。(実車画像→キャディラック 62 1961) 先代(1959年型)の大きくなり過ぎたテールフィン デザインへの反動が起こり、テールフィンは少し小さくなりました。テールライトはテールフィンのなかに納められた縦長の小さなものになり、この縦長のテールライトはその後のキャディラックの特徴的なデザインとなっていきました。

 

 1963年型ではテールフィンはさらに小さくなり、ボディ全体もより直線的になりボディ側面はフラットになりました。この直線的なデザインはその後1980年代まで継承され、シンプルでフォーマルな雰囲気がキャディラックらしさとなりました。キャディラックのエントリーレベルであった62は、1965年からカレー(CALAIS)という名前にに変わりました。(そのカレーも1976年にはなくなりましたが) なお最上級車エルドラドは先代ではクーペ/コンバーチブル/4ドアハードトップがありましたが、エルドラド 4代目では2ドアコンバーチブルだけとなりました。

 

 

 ミニカーは1990年頃に作られたフランクリン ミント製で、1/43サイズの1960年代シリーズの一つでした。このシリーズは1960年代の代表的なアメリカ車12車種をモデル化したもので、いずれもドアやボンネットが開閉でき室内も良く作り込まれていました。このキャディラック エルドラドも、特徴的な小さなテールフィン/テールライト/直線的なボディがうまく再現されていました。メッキパーツのヘッドライトなどがややレトロな作風でしたが、当時としてはリアルな造形の1/43サイズのミニカーでした。室内もインパネなどが良く再現されていました。これ以外のこの世代のキャディラックのミニカーは、ディンキー(英)の当時物、ウエスタンモデル(ホワイトメタル製)の1/43、ダンバリーミントの1/24、シグネチャーの1/32などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。エンジンルーム内はエンジン/ラジエーター/バッテリーなどがリアルに再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 1
GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 2

データーベースでキャディラック 戦後 60系のミニカー検索"

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=369

 

ページ  « 前へ 1...18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  ...42 次へ »

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2025 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.