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トヨタ (トヨペット) コロナ マーク II X30型 日本 1976年
トヨタ (トヨペット) コロナ マーク II 3代目(X30/X40)は先代とは打って変わったオーソドックスな3ボックススタイルに代わり、1976年に登場しました。このマーク II 3代目のデザインは同時期のアメリカ車(フォード マスタング II 1974年式)の影響を受けたもので、デザインコンセプトだけではなく最上級グレード車に付けられたグランデ(GRANDE)というグレード名までも同じでした。グランデは4輪独立懸架サスペンションと4輪ディスクブレーキが採用された高性能版でした。4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン/バンの設定がありました。
エンジンは6気筒2.6L(135HP)/2L(125HP)のM型と4気筒2L(105HP)R型/1.8L(95HP)のT型で、3段AT/5/4段MT変速で最高速は約157km/h(2.6L)でした。(排ガス規制対策で先代よりも性能が低下していました) 1977年に兄弟車としてチェーサーと北米向けのクレシーダ(CRESSIDA)が追加されました。1978年にマイナーチェンジして後期型(X40)に代わり、正式なブランド名がトヨペットからトヨタに変わりました。 1980年にマーク II 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ クレシーダ 1977)
ミニカーは2008年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。国産名車コレクションの初期物でメーカーはフランスの老舗ノレブで、底板に「NOREV」と明記されています。国産名車コレクションのノレブ製ミニカーはいずれも出来が良く、このマーク IIもフロント/リアの造形が実車の雰囲気をうまく再現していてかなり良い出来ばえとなっていました。また安価な雑誌付きミニカーでしたので、無彩色ですが室内も良く再現されていました。最近までマーク II 3代目(X30) 4ドアセダンのミニカーはこれしかありませんでしたが、2024年にイグニションモデル(レジン製)がローダウン仕様を1/18でモデル化しました。それ以外のマーク II 3代目のミニカーは当時物ではダイヤペットのハードトップとトミカのハードトップがありました。当時物以外では2012年にHI-STORY(レジン製)が兄弟車チェイサーのハードトップを、2022年には国産名車コレクションが1/24でマーク II ハードトップををモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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三菱 ギャラン シグマ (Σ) 日本 1976年
三菱 ギャランの3代目はシグマ(Σ)というサブネームが付いて、1976年に登場しました。当時の国産車として抜きんでたスタイリッシュなデザインは、イタリア人デザイナーによる物だったそうで、たしかにイタリア的でかっこよかったです。4気筒1.6L/1.85L/2L(105HP)エンジンを搭載し、3段AT/5段MTで最高速170km/h(2L)の性能でした。当初はセダンだけでしたが、1977年にバンが追加されました。
1978年に角型2灯式ヘッドライトで見た目を変えた姉妹車のシグマ エテルナが登場しました。(実車画像→ 三菱 ギャラン シグマ エテルナ) 同年のマイナーチェンジで、シグマも角形4灯式ヘッドライトを採用したセミスラントノーズのフロントグリルに変わりました。当時のトヨタ セリカ XXや日産 シルビアなど1970年台後半には角形4灯式ヘッドライトが流行していました。ギャラン 3代目はデザインが良いことなどもあって、かなりヒットしました。1980年にギャラン 4代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペットではセンスの良いリアルな造形をする11番工場(製造委託先)が製造していて、スタイリッシュな面構成のボディがうまく再現され、なかなかの良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、室内もインパネがリアルに再現されていました。当時の三菱自動車はダイヤペットのミニカーを実車販促用ノベルティとしてよく使っていました。このミニカーも販促用ノベルティとして使われたようなので、出来が良かったのでしょう。(三菱自工が出来ばえをチェックしていたと思いますので) 当時物以外ではトミカ リミッテドが前期型と姉妹車エテルナ、ハイストーリー(レジン製)が前期型をモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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三菱 ギャラン ラムダ (Λ) 日本 1976年
1976年に三菱 ギャラン ハードトップの後継車として登場したのがギャラン ラムダ (Λ)でした。ロールバー風に段が付いたロールバールーフが特徴で、角形4灯式ヘッドライトとスラントノーズは当時のGM ポンティアック ファイアーバードを思わせるアメリカ車的なデザインで、セダンのシグマと同様にかっこいい車でした。スポーティな外観でしたが、メカ的にはシグマがベースでしたので同じエンジン構成(4気筒1.8L/2L/2.6Lと4気筒2.3Lディーゼル)で、同じような性能でした。
1978年にシグマ同様に姉妹車のラムダ エテルナが設定されました。ラムダは1972年の札幌オリンピックで有名になったサッポロという名前で欧州に輸出され、アメリカではクライスラーの販売網でプリムス サッポロやダッジ チャレンジャーとして販売されました。国内販売よりも輸出の方が多かったとのことで、それを念頭に置いてデザインされた車だったのかもしれません。シグマとラムダの斬新なデザインは三菱車のイメージを変えました。1980年にモデルチェンジしギャラン ラムダ 2代目となりました。(実車画像→ クライスラー プリムス サッポロ)
ミニカーは1977年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペットの12番工場(製造委託先)製で、シャープな造形で実車の雰囲気がうまく再現されていました。フロントグリルや室内インパネなどの細部も結構リアルで、前述したギャラン シグマのミニカー同様に、このラムダも当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ダイヤペットはこれ以外にも1/30でラムダとラムダ エテルナもモデル化していました。(多分実車販促用ノベルティとしても使われたと思われます) ギャラン ラムダ 初代の当時物ミニカーはトミカ、バンダイのBEC43(1/43)、永大グリップ(1/28)などがありました。当時物以外ではLA-X(レジン製)、ネオ(NEO レジン製)の輸出仕様サッポロなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ アコード クーペ CVCC 日本 1976年
ホンダ シビックが大ヒットし、そのシビックのユーザー向けの上級車として1976年に登場したのがアコードでした。シビックのハッチバックスタイルを発展させたデザインで、前述したシビックと見比べるとデザインの連続性がよく分かると思います。シャーシ構成もシビックがベースで、シビック用を拡大したCVCC 4気筒1.6L(80HP)エンジンを搭載した前輪駆動車で、2段AT/4段MT速で最高速145km/hの性能でした。素性の良いシビックをベースにして発展させた中型車として好評でした。
1977年にリアにトランクを追加したサルーン(4ドアセダン)が追加され、1978年のマイナーチェンジでエンジンがCVCC 4気筒1.8L(90HP)に替わりました。1979年にホンダマチック(自動変速機)が2段から3段となり、1980年には1.8Lエンジンが触媒付のCVCC-II 97HPにパワーアップし、4ドアセダンのヘッドライトが角形4灯式に変わりました。1980年にアコードとシビックの間を埋める車としてクイントが登場しました。1981年にアコード 2代目にモデルチェンジしました。 (実車画像→ ホンダ クイント 1980) (実車画像→ ホンダ アコード 1981)
ミニカーは1977年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の8番工場製で、フロント周りの顔つきなど実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ではトミカとトミカ ダンディでも3ドアがモデル化されました。当時物以外ではエブロの3ドア、国産名車コレクション(ノレブ製)の4ドアセダン、その国産名車コレクションの型を使ったノレブ ルミノ ブランドの4ドアセダンなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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GM キャディラック セビル アメリカ 1977年
1973年に起こったオイルショックによるガソリン価格の上昇でアメリカ車全体が燃費改善の為サイズダウンされるようになりました。この流れに沿って1975年にキャディラック初のコンパクトカー セビルが登場しました。セビルは当時のキャデラックでは一番小さいサイズながら、内外装に豪華装備を満載し、最上級車の75 リムジンの次に高価なモデルでした。アメリカ車では初の電子制御燃料噴射装置付のV型8気筒5.7L(180HP)エンジンを搭載し、3段自動変速で最高速185km/hの性能でした。
1978年にはディーゼル エンジンが追加され、ツートンカラーで装備をさらに豪華にしたエレガンテ(ELEGANTE)が設定されました。メルセデス ベンツなどの欧州製高級車に対抗した欧州風の味付けと、パーソナルカーに特化したダウンサイジングのコンセプトが功を奏して、セビルは成功しました。(操作しやすいことで高齢のキャディラックのユーザーに人気があったそうです) 1980年にセビル 2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約21万台でした。
ミニカーは2002年に発売されたミニカー付雑誌の草分けであったデルプラド製の世界の名車シリーズの1台です。製造メーカーは明記されていませんが、イクソ系のメーカーのようです。ミニカーの出来としてはフロントグリルなどの細かいところもそこそこ再現してあり、デルプラドの世界の名車シリーズの中でも出来の良い部類のミニカーとなっていました。キャディラック セビル初代のミニカーは最近までこれしかなかったので、車種的には貴重なミニカーでしたが、2009年になってネオ(NEO)がレジン製でモデル化しました。(ネオはこのような他社がモデル化していないマイナーな車種のモデル化が得意です) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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