ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GM BUICK RIVIERA GS 1972 USA

GM BUICK RIVIERA GS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA GS


IXO PREMIUMX PRD070 1/43 128mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 7.5L 315HP 3段自動変速
性能: 最高速225km/h  データーベースでビュイック リビエラのミニカー検索

GM ビュイック リビエラ GS アメリカ 1972年

 

 1960年代後半のアメリカ車は直線を基調としたシンプルなデザインが多かったのですが、1970年代になるとまたデザインがダイナミックになっていきました。1971年に登場したGM ビュイック リビエラ 3代目はその代表的な車で、フロント周りはリビエラ 初代のモチーフを継承していましたが、リアはリアウィンドーも含めて中央部がV字型に突き出した不思議な造形となっていました。(上からの画像で見ると良く分かります) これはシボレー コルベット C2のリアウィンドーのオマージュで、必然性のない奇をてらったデザインでしたが、非常にインパクトがあり昔のアメリカ車らしいデザインでした。

 

 ビュイック リビエラは2ドアクーペだけの最上級パーソナルカーで、V型8気筒7.5L(315HP)エンジンを搭載し3段自動変速で最高速225km/hと高性能でした。ただ排ガス規制の為、これ以降エンジン出力は徐々に低下していきました。1973年のマイナーチェンジでリアの突起部分が少しおとなしいデザインに変わりました。(実車画像→ ビュイック リビエラ 1973) リビエラ 3代目はボディが大きくなったことでスポーティなイメージがなくなり、初代や2代目のリビエラほどは売れませんでした。1974年にリビエラ 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ビュイック リビエラ 1974)

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたイクソ プレミアムX製です。プレミアムXは2009年に登場したイクソの新ブランドで、当初はイクソとしては初のレジン製でやや高級なミニカーでした。(後にダイキャスト製がメインになりましたが) このリビエラはダイキャスト製でプロポーションが良く、フロントグリル造形と特徴的なリアの造形がリアルで実車の雰囲気がうまく再現されていました。またカラーリングも実車に即したもので、室内も良く再現されています。これ以外のリビエラ 3代目のミニカーはアーテルの1/18、ヤトミン、ジョニーライトニングの1/64、トゥルースケール(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK RIVIERA GS 1
GM BUICK RIVIERA GS 2

 以下は2007年に発売されたヤトミン製のGM ビュイック リビエラ (1/43 型番94252)の画像です。主に1950-1970年代のアメリカ車を1/43でモデル化していたロードシグネチャーシリーズの1台でした。このシリーズは定価約1500円の安価なミニカーでしたが、実車のイメージがうまく再現されているのでお買い得なミニカーでした。このリビエラもフロントグリルや室内の造形などの細部は値段相応ですが、実車のイメージは良く再現されていました。ただ縮尺1/43と箱に表示されていますが、全長が125㎜なので1/43より少し小さめに出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA GS 1
GM BUICK RIVIERA GS 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA GS 1
GM BUICK RIVIERA GS 2

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GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’ 1975 USA

GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’


CORGI 290 1/36 152㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 5.7L 145HP 3段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでGM ビュイックのミニカー検索

GM ビュイック リーガル ’刑事 コジャック’ アメリカ 1975年

 

 ビュイックはGMのブランドとしてキャディラックに次ぐ高級車です。1973年にビュイックの中型車センチュリーの最上級仕様としてセンチュリー リーガルが登場しました。当初はクーペだけでしたが、1974年にセダンが追加され、1975年にはセンチュリー シリーズから独立してリーガルとなりました。1976年のマイナーチェンジで、丸形ヘッドライトが合法化された角形ヘッドライトに変わりました。この年までアメリカでは規格品の丸形ヘッドライトしか使えなかったので、角形ヘッドランプのメルセデス ベンツなどは北米仕様では丸形に変えていました。 

 

 ビュイック リーガルの2代目は1978年に登場しました。当時のアメリカ車としては珍しくターボエンジン搭載車が設定されました。リーガルはNASCARに参戦し、1981年と1982年のマニュファクチャラータイトルを獲得しました。それを記念してグランドナショナルという高性能版が設定されるなど、リーガル ターボは人気があったようです。(実車画像→ GM ビュイック リーガル 1984)

 1988年に登場したリーガルの3代目は高性能版がなくなり、本来の高級パーソナルカーに回帰しました。1997年に登場した4代目もほぼ同様の位置づけで、オペル インシグニアをベースにした5代目が2008年に登場しました。(実車画像→ GM ビュイック リーガル 1997GM ビュイック リーガル 2011)

 

 

 ミニカーは1976年に発売されたコーギーの当時物です。1970年代後半にはサイズが大きく見た目が立派な割にはコストが掛からない大スケール(縮尺1/24-1/36)のミニカーが多くなりました。(内容的には1/43を単に大きくしただけでしたが) この1/36のビュイック リーガルもその類のミニカーでした。当時アメリカ車がモデル化されることは少なかったのですが、これは'TVドラマ 刑事 コジャック'のキャラクター物として企画されたようです。キャラクター物ですが、基本的なプロポーションはきちんと出来ていて実車のイメージがうまく再現されていました。コジャックと相棒の刑事のフィギュアが付き、パトライト(ビーコン)を屋根に取り付けられるようになっていました。

 キャラクター物として目新しいしかけが欲しかったようで、リアバンバーにある円盤型ノブを回すことで銃の発射音がでるという変わったギミックが付いていました。その音ですが、銃声というよりは雑音のようなものでさほど面白くありません。(実際の音声→ 録音音声ファイル) なお同じ型でビュイック センチュリーのポリス仕様もあり、後にギミックなしで再生産されたものもありました。これ以外のビュイック リーガル 初代のミニカーは見当たりませんが、リーガル 2代目のミニカーは映画「ワイルド スピード」のキャラクター物として高性能版のグランド ナショナルなどがモデル化されています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’ 1
GM BUICK REGAL POLICE ’KOJAK’ 2

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