ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GM CADILLAC 452C V16 PHAETON FLEETWOOD 1933 USA

GM CADILLAC 452C V16 PHAETON FLEETWOOD
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 452C V16 PHAETON FLEETWOOD


SIGNATURE 32302 1/32 163㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h  データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

GM キャディラック 452C V16 フェートン フリートウッド アメリカ 1933年

 

 1930年に登場したV型16気筒エンジンを搭載したGM キャディラック 452は初年度に約3000台が生産されました。コーチビルダーのフリートウッドがリムジーンやコンバーチブルなどのボディを架装し、価格は最低でも5000ドル(現在の2000万円ぐらい)と非常に高価でした。1929年に世界大恐慌が起こりアメリカは不況の真っ只中でしたので、452のような高級車を購入できたのはごく限られた富裕層だけでした。

 

 V型16気筒エンジンを搭載したキャディラックは初年度以降は年間100台ほどしか売れませんでした。1933年には限定生産車種となり、シリアルナンバーを記したプレートが車に取り付けられたそうです。画像のミニカーがモデル化している実車は1933年にマイナーチェンジされた452Cにフリートウッドが架装したフェートン(4ドア オープン)で、1930年代の有名な歌手/俳優 アル ジョンソン(Al Jolson)が発注したシリアルナンバー56番の車ということです。当時の価格は8000$(現在の3200万円ぐらい)だったそうで、実車はアメリカの国立自動車博物館(NATIONAL AUTOMOBILE MUSEUM かつてのハーラー自動車ミュージアム)に保管されているようです。

 

 

 ミニカーはシグネチャー製のクラシックカーシリーズで、2006年頃に購入しました。1/32と中途半端なスケールですが、そのサイズを生かしてドア/ボンネット開閉などのギミック付きで室内やエンジンもそこそこ再現してありました。ただし1/18ほど精密ではないので、その分値段は控えめ(約3500円)で、財布の軽い私のお気に入りのクラシックカーシリーズでした。このキャディラック V16もプロポーションが良く、室内/エンジンなどの細かいところもきちんと作ってあります。フロントグリル上のマスコット(FLYING LADYと呼ばれる女神像)も大きめですが、うまく再現されています。キャディラック前ドア/ボンネットが開閉し前輪の操舵ギミック(ハンドルと連動しない)も付いています。 以下はフロント(マスコット拡大)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC V16 452C FLEETWOOD 1
GM CADILLAC V16 452C FLEETWOOD 2

 以下は1990年に発売されたマッチボックス製のGM キャディラック 452 V16 1933 (1/46 型番Y34)の画像です。年式から後期型のV16 452Cで、運転席がオープンになっているフォーマルなクーペ デビル形式のセダンをモデル化しています。マッチボックスのYシリーズ初期物は安価故に細部が簡略化されているものが多かったのですが、1990年代以降のYシリーズは少しレベルの高い物になりました。(価格も少し高くなりました) この452 V16も内装などの仕上げは簡素ですが、クラシックカーのミニカーとして結構良く出来ています。ただし縮尺が1/46と中途半端なのが今一つです。またフロントグリルは結構リアルですが、グリル上のマスコットが少し大き過ぎます。(大きめに作るのは良いのですが、これは見た目のバランスが悪いです) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 452A 3
GM CADILLAC 452A 4

 以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 452A 5
GM CADILLAC 452A 6

 以下は1990年に発売されたマッチボックス製のキャディラック V16 消防車 1933 (1/43 型番YFE03)の画像です。これはクラシックな消防車をモデル化したマニア向けのFIRE SERIESの1台で、マニア向け故にかなりレベルの高い出来ばえとなっていました。ミニカーの紙箱にはモデルとなった消防車の簡単な説明が記載されていました。それを翻訳すると「1930年代、自動車メーカーが頑丈な自動車を消防車に置換えることは珍しいことではありませんでした。このキャデラック シリーズ 452 フェートンは水冷直列16気筒エンジンを搭載した、まさに最高級の1台でした。175HPのエンジンを搭載し、従来の自動車よりも早く火災現場に駆けつけることができました。」とのことです。最上級車であったキャディラック 452 フェートンを消防車に改造したのではなく、そのシャーシを使って消防車を架装したのでしょう。452ではありませんが、V型8気筒エンジンを搭載した353の消防車の実車画像はWEB上にありましたので、この452ベースの消防車も多分実車があったのでしょう。消防車のボディの後部には送水ポンプ/接続配管が再現され、消防ホースやはしごなどもリアルに仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 1
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 3
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 4

 以下はボディ両側面の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 5
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 6

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GM CADILLAC V16 COUPE DE VILLE 1938 USA

GM CADILLAC V16 COUPE DE VILLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 COUPE DE VILLE


REXTOYS 2 1/43 134㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.8m エンジン 変速機: V型16気筒 7L 185HP 3段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

GM キャディラック V16 クーペ デビル アメリカ 1938年

 

 1930年代中頃ののキャディラックのラインナップは50、60、70、75、80、85、90といった7シリーズ構成でした。50/60シリーズにはV型8気筒4.1L/5.3L/5.7L、70/75シリーズにはV型8気筒/5.3L/5.7L、80/85/90シリーズにはV型12気筒6L/V型16気筒7.4Lなどのエンジンが搭載されました。それぞれのシリーズにはリムジーン/セダン/クーペ/カブリオレなど様々なボディ形式が用意され、この車種構成で年間に約3万台弱を販売していました。一番売れたのはV型8気筒エンジン搭載の60シリーズだったようです。当時ライバルであったパッカードは約10万台を販売しており、この頃はまだキャディラックは販売台数で負けていました。

 

 1938年にモデルチェンジしたキャディラックは次の1940年代への先駆けとなる斬新なデザインとなりました。当時流行していた流線型を取り入れつつ、リアフェンダーやトランクの形状が近代的な3ボックス スタイルに変わろうとしていました。1938年にはサイドバルブ式を採用した新しいV型16気筒エンジンが登場しました。このエンジンはVバンク角を従来のOHV方式90°から135°に広げ、従来の半分の部品で構成されていました。排気量は7Lと少し小さくなりましたが、185HPに性能は向上していました。このエンジンは高さが低くなったので、ボンネットを下げたボディデザインが可能となり重心が下がったことで操縦性が良くなりました。このエンジン搭載車は1940年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはこの時代のアメリカ車をモデル化していたフランスのレックストイ製で、1988年頃に発売されました。V型16気筒エンジンを搭載した最上級のキャディラック 90シリーズ クーペ デビルをモデル化しています。クーペ デビルとは運転席(前席)の屋根だけがオープンになっているフォーマルな用途に使われるセダンのことです。レックストイはホワイトメタル製でグリルやバンパーなどが金属製パーツで構成された重厚な作風で、昔のアメリカ車をモデル化するのには打ってつけの作風でした。このキャディラックも実車の雰囲気に合わせたフォーマルなツートンのカラーリングで実車がうまく再現されていて、1980年代のミニカーとして良く出来ていました。フロントグリルの先端に付いたマスコット(翼の付いた「空飛ぶ女神像」)もそれらしく再現してあります。レックストイはこのほかにもバリエーションでクーペとキャブリオレ、キャブリオレ ルーズベルト大統領公用車などもモデル化していました。以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC V16 COUPE DE VILLE 1
GM CADILLAC V16 COUPE DE VILLE 2

 以下は上記と同じレックストイ製のキャディラック V16 ツーリング セダン (1/43 型番4)の画像です。上記のバリエーションで密閉式キャビンのセダンをモデル化しています。屋根の形状以外は上記と同じものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 COUPE DE VILLE 3
GM CADILLAC V16 COUPE DE VILLE 4

 以下は1988年頃に発売されたレックストイ製のGM キャディラック V16 クーペ (1/43 型番5)の画像です。上記のクーペ デビルのバリエーションで、伸びやかなデザインの2ドアクーペをモデル化しています。これも実車のデザインがうまく再現されていてカラーリングも綺麗で、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。この当時のキャディラック V16のクーペはあまりモデル化されていませんので、車種的には珍しいと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 1
GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 3
GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 4

 以下は1988年頃に発売されたレックストイ製のGM キャディラック V16 コンバーチブル チッチョリーナ仕様 (1/43 型番7)の画像です。これも上記のバリエーションで、1980年代に国会議員に選出されたことで有名になったイタリアのセクシー女優のチッチョリーナさんのフィギュアが後席に乗っています。このミニカーは彼女の人気にあやかって作られたものですが、このような実車があったかどうかは不明です。(お遊びで作られたミニカーですから、たぶん実在しなかったと思いますが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 4-DOOR CONVERTIBLE 1
GM CADILLAC V16 4-DOOR CONVERTIBLE 2

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GM CADILLAC 90 FLEETWOOD LIMOUSINE (V18?) 1939 USA

GM CADILLAC 90 FLEETWOOD LIMOUSINE (V18?)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 90 FLEETWOOD LIMOUSINE (V18?)


ALTAYA VOITURES CLASSIQUES No.46 1/43 137mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.76m 全幅約2m エンジン 変速機: V型16気筒 7L 185HP 3段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

GM キャディラック 90 フリートウッド リムジン (V18?) アメリカ 1939年

 

 1938年にモデルチェンジしたキャディラックは次の1940年代への先駆けとなる斬新なデザインとなりました。当時流行した流線型を取り入れつつ、リアフェンダーやトランクの形状が近代的な3ボックス スタイルに変わろうとしていました。1938年式にはサイドバルブ式を採用した新しいV型16気筒エンジンが登場しました。このエンジンはVバンク角を従来のOHV方式90°から135°に広げ、従来の半分の部品で構成されていました。排気量は7Lと少し小さくなりましたが、185HPに性能は向上していました。このエンジンは高さが低くなったので、ボンネットを下げたボディデザインが可能となり重心が下がったことで操縦性が良くなりました。このエンジン搭載車は1940年まで生産されました。

 

 このミニカーがモデル化しているフォーマルなリムジンは用途が限られるので、実車は極めて希少な車でした。当時の特注仕様のキャディラックはGM傘下となったコーチビルダーのフリートウッドがボディを架装していましたが、この頃になるとかなり近代的なデザインになっていました。オプション装備にはラジオ(約70$ 現在の貨幣価値で約35万円)やヒーター(約30$)がありました。当時のラジオはかなり高価だったようです。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNO.46でメーカーはALTAYA(イクソ)です。全体的なプロポーション、クロームメッキの大きなフロントグリル、クロームモール処理、室内などよく出来ています。この時代の重厚なアメリカ製最高級車を見事に再現した魅力的なミニカーに仕上がっています。 なおこのミニカーは車名がV18と表記されています。V型18気筒エンジンのキャディラックなど無かったはずですから単なる間違いと思うのですが、それにしても底板にまでしっかりと明記されているので何か意味があるのかもしれません。そう思って散々調べましたが、結局該当する情報はなかったので、やはり間違いなのでしょう。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC 90 FLEEDWOOD (V18?) LIMOUSINE 1
GM CADILLAC 90 FLEEDWOOD (V18?) LIMOUSINE 2

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GM CADILLAC SERIES 62 CONVERTIBLE 1950 USA

GM CADILLAC SERIES 62 CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC SERIES 62 CONVERTIBLE


VITESSE 281 1/43 134mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.7m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 5.4L 160HP 4段自動変速
性能: 最高速156km/h  データーベースでキャディラック 戦後 60系のミニカー検索

GM キャディラック 62 コンバーチブル アメリカ 1950年

 

 GM キャディラックの1940年代のラインアップは戦前(1930年代)の60(シリーズ)が61(シリーズ)に、65が62に、70が60Sになり、その上にはリムジンの75がありました。62はキャディラックとしてはエントリーレベルのフルサイズの高級車で、初代は1940年に登場し、4ドアセダン、2ドアクーペ、2ドアコンバーチブルがありました。1942年に2代目にモデルチェンジしましたが、2代目でもまだヘッドライトを組込んだフェンダーがボディ側面から独立していて、1930年代のイメージを残していました。(実車画像→ キャディラック 62 初代 1941)

 

 1948年にフェンダーがボディと一体化された戦後型のキャディラック 62 3代目が登場しました。1950年代に自動車デザインの流行となったテールフィンを最初に採用したのがこの車でした。テールフィンは双胴の戦闘機ロッキード P-38 ライトニングの垂直尾翼のイメージを自動車に取り込んだ物でした。この頃のアメリカ車はクロームメッキされた派手で巨大なバンパー、グリルが特徴で、美しいかどうかは別にしてそのダイナミックな迫力には魅了がありました。1953年に2ドアコンバーチブルに特別仕様のエルドラド 初代が設定されました。キャディラック 62は1954年に4代目にモデルチェンジしました。(戦闘機の画像→ ロッキード P-38 ライトニング) (実車画像→ GM キャディラック 62 4代目)

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたビテス製で、キャディラック 62 3代目 コンバーチブルをモデル化しています。ビテスは1940-50年代のアメリカ車をモデル化していました。このキャディラックもその一つで、派手なクロームメッキのグリル/バンパー、特徴的なテールフィンがうまく再現されていて、当時としてはかなり良い出来ばえのミニカーでした。室内もそこそこ良く再現されています。なおエンブレム/ナンバープレートのデカールやドアミラーなどの後付け用パーツが付属していて、それらを付けるとよりリアルになるのですが、取り付けはやっていません。バリエーションとして幌を下した仕様、映画女優のフィギュア付、アイゼンハワー大統領の就任式パレード仕様などがありました。これ以外の1950年代のキャディラック 60系のミニカーはフランクリン ミントの1/24、スパーク(レジン製)、ネオ(レジン製)、グリーンライトの1/64、デルプラド 世界の名車シリーズなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC SERIES 62 1
GM CADILLAC SERIES 62 2

 以下は上記のビテスのバリエーションで、幌を畳んだGM キャディラック エルドラド (1/43 型番280)と映画女優(マリリン モンローかな?)のフィギュアが付いたGM キャディラック エルドラド (1/43 型番288)の画像です。このピンク色のキャディラックもその一つですが、ビテスはこのようなフィギュアを付けた遊び心のあるミニカーも作っていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC SERIES 62 3
GM CADILLAC SERIES 62 4

 以下は1990年頃に発売されたフランクリン ミント製のGM キャディラック 62 エルドラド 初代 1953年(1/24 型番RB68)の画像です。フランクリン ミントの1/24サイズのミニカーは発売された当時としては最も精密な量産ミニカーで、このエルドラドもかなり良い出来ばえでした。大きなサイズを生かしてボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、エンジン/シャーシ/室内などがリアルに再現されてます。幌は脱着できるので、室内も良く見ることが出来ます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ELDORADO 1
GM CADILLAC ELDORADO 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム内のエンジンは補器類などもリアルに再現されています。トランク内部は起毛仕上げがされていて、パンク修理用のジャッキらしき物も再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ELDORADO 3
GM CADILLAC ELDORADO 4

 以下はデルプラド製の世界の名車シリーズのGM キャディラック 62 エルドラド 初代 1953年(1/43 No.63)の画像です。メーカーは不明ですが、底板に「MADE IN CHINA」の表示があるので中国製です。塗装仕上げのフロントグリルなどややレトロな仕上げで、安価な雑誌付きミニカーでしたので値段相応の出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ELDORADO 3
GM CADILLAC ELDORADO 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ELDORADO 5
GM CADILLAC ELDORADO 6

 キャディラック エルドラドのミニカー→ データーベースでキャディラック エルドラドのミニカー検索"

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GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 1957 USA

GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ


SOLIDO 4501 1/43 130mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.6m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 6L 300HP 4段自動変速
性能:   データーベースでキャディラック エルドラドのミニカー検索

GM キャディラック エルドラド ビアリッツ アメリカ 1957年

 

 1954年にGM キャディラック 62は4代目にモデルチェンジしました。先代のデザインを踏襲していましたが、フェンダーが完全にボディと一体化してボンネットの膨らみも小さくなりました。1956年には4ドアハードトップのセダン デビル(SEDAN DE VILLE)と2ドアハードトップのエルドラド セビル(SEVILLE)が追加されました。(実車画像→ GM キャディラック 62 4代目)

 

 1957年にキャディラック 62は5代目にモデルチェンジしました。やはり同じようなデザインのボディでしたが、ボンネットの膨らみがなくなり直線的なデザインになりました。3代目で採用されて1950年代の流行りとなったテールフィンはモデルチェンジの度に徐々に大きくなっていきました。5代目の4ドアセダン系ではリアフェンダーの後端がサメの背びれのように盛り上がった形で、2ドアクーペ系ではテールエンドがなだらかに下がり、そこに垂直尾翼のように尖ったフィンが突き出していました。またフロントグリルにもテールフィンに呼応した2本の円柱形の突起がありますが、これは航空機のイメージを取り込んだデザインで、当時はかっこよかった?のでしょう。1958年には2灯式ヘッドライトが4灯式ヘッドライトに変わリ、1959年に6代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ のキャディラック 5代目 4ドアセダン)

 

 

 ミニカーは1985年に発売されたソリド製です。キャディラック エルドラドの豪華仕様であるビアリッツをモデル化しています。1980年代にソリドは1950-60年代のアメリカ車を数種類ほどモデル化していました。このキャディラックもその一つで、特徴的なテールフィンを持つリアエンドをうまく再現していました。当時の定価が2200円と比較的安価なミニカーでしたので、プロポーションなど基本的な部分はきちんと作ってありましたが、細かい部分は値段相応の仕上げとなっていました。ボンエットが開閉するギミック付きで、簡単な造形ですが「CADILLAC」ロゴが付いたV型8気筒エンジンが再現されています。幌を畳んだバリエーションもありました。これ以外のキャディラック 5代目 エルドラドのミニカーはフランクリン ミントの1/24、サンスターの1/18、シグネチャーの1/32、レジン製ではネオ(NEO)やGREAT LIGHTNINGなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 1
GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 2

 以下は上記のバリエーションで幌を畳んだGM キャディラック エルドラド ビアリッツ (1/43 型番4500)の画像です。ドアの内張りなどの内装は紙のシールを貼って再現しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 3
GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 4

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