ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

RENAULT TYPE AG FIACRE 1910 FRANCE

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RIO 35 1/43 94㎜

 

ルノー タイプ AG フィアクル フランス

 

 この車はモデルレンジの最下位の8CVで2気筒1Lエンジンを搭載しています。ルノーの2気筒エンジンは当時の2気筒エンジンのなかでも静かで取扱いが簡単であったとのことです。その為パリ辻馬車会社から大量の注文があり距離に応じて自動で料金を算出するタクシーメータがついた世界初のタクシー専用車が製作されています。タクシーで成功したルノーは商用車にも進出しルノーのバスやトラックがフランス中に広がりフランス最大の自動車メーカーに成長します。

 

 ミニカーは上記のタイプ Xのバリエーションです。当時は同じシャーシでエンジンを変えていたそうですから、バリエーションとしてタイプ AGが作れるわけです。なおFIACREとはCARRIAGE(馬車)の意です。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 2気筒 1L 11HP 3段変速
性能: 最高速55km/h
 

 
 

RENAULT 12/16CV 1910 FRANCE

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CORGI 9032 1/43 100mm

 

ルノー 12/16CV フランス

 

 これも同時期のルノーで12/16CVとなっていますので、たぶん14CVのモデルなのだと思いますが、モデルとなった実車が良くわかりません。二人乗りでクーペ形式のしゃれたデザインになっています。リアは荷物を置くスペースのように見えますが、折りたたみ式の補助席(ベンチシート)が収納されているはずです。

 

 ミニカーはコーギー(CORGI)の数少ないクラシックカーシリーズのひとつです。ドライブシャフトやデフが金属パーツで再現されているなど、このシリーズはマニア向けの凝った作りになっています。

 

実車諸元 
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 3L 
性能: 最高速67km/h
 

GREGOIRE TRIPLE BERLINE 1910 FRANCE

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SAFIR 101 1/43 132㎜

 

グレゴアール トリプル ベルリーヌ フランス

 

 エンジンメーカーのグレゴアール社は1903年から自動車製造に乗りだし、2気筒の小型車から6気筒の高級車まで様々なモデルを造りましたが、いずれもあまりうまくいかず結局1924年に倒産しています。1910年に発表された16/24HPは、アルミ合金ピストンをいち早く採用した4気筒3.2Lエンジンを搭載していました。トリプル ベルリーヌと称する3台の馬車を連結したようなボディを架装したこの車は、その変わったスタイルで有名になっています。

 

 ミニカーはこの車を忠実に再現したサフィールの傑作モデルで、屋根を外すとバスのようなシート配置を見ることができます。屋根の上に荷物をたくさん積み込んで長距離旅行に使われたそうです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m
エンジン 変速機: 4気筒 3.2L 15HP 
性能: 
 

 
 

BERLIET 1910 FRANCE

BERLIET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RAMI 33 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 4気筒 2.4L 21HP 4段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースでベルリエ のミニカー検索

 

ベルリエ フランス

 

 1894年にモーリス ベルリエが自動車を作り始め、まずは単気筒エンジン車/2気筒エンジン車を完成させます。1903年に発売した4気筒車20CVは当時のメルセデス車とよく似ていました。この車はアメリカのアメリカン ロコモーティブ社でライセンス生産されたとのことで、当時としては優秀な車だったのでしょう。第一次大戦の勃発でフランス軍向けの軍用トラック車の需要が急増し、ベルリエは工場を増設して対応します。またルノーのライセンスによる戦車の生産も行うようになりました。

 

 ミニカーはRAMI(ラミー)製で、約45年以上も前に作られたものです。実車がはっきりとは分からないのですが、年式からおそらくCタイプと呼ばれている車をモデル化しているようです。当時の車としては珍しい密閉されたセダンタイプで、緑と白の塗り分けと側面についた木目模様のラインなどずいぶん凝ったデザインです。ラミーは博物館に実在する車をモデル化しているようなので、この車もたぶんどこかにあるのでしょう? 1967年に発売されているので、ラミーとしては後期のモデルです。ライトやホイールなどにメッキしたプラスチックが使われ、当時としてはかなり良い出来栄えのミニカーでした。

 

 

 第二次大戦後のベルリエはトラック専門メーカーになりましたので、ベルリエのミニカーはほとんどがトラックです。トラック以外のベルリエのミニカーは、これと2015年発売のイクソ製の1939年式 11CV ドーフィンぐらいしかありません。

RENAULT TYPE AG BUS 1910 FRANCE

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MATCHBOX Y44 1/38 108mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L? 3段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでルノー 初期モデルのミニカー検索

 

ルノー タイプ AG バス フランス

 

 ガソリンエンジンを搭載した最初のバスは1895年のベンツとされていて、馬車にエンジンを追加したものでした。自動車は辻馬車(タクシー)や乗合い馬車を代替する公共交通手段として発展してきました。乗合い馬車は路線バスに発展し、ロンドン2階建てバスの最初のモデルは1904年に登場しています。

 ただ最初からこのような大型バスが一般化したわけではなく、その前段階としてタクシーを大型化したような小型バスがありました。このような小型バスは鉄道の駅から最寄りのホテルまでお客を送迎する送迎バスとして始まったようです。この送迎バスが発展して、大都市から近郊の町(駅)まで定期運行するローカル線が登場するようになりました。また観光地などへの道路が整備されたことで、バカンス旅行にもバスが使われるようになり、豪華な観光バスも登場するようになりました。

 

 ルノー AGのタクシーは「タクシー ド ラ マルヌ」として有名で、当時のフランスの代表的なタクシーでした。当時のバス事業者は小型バスのベースとしてこの車を使っていたようです。多人数を乗せるタクシーは1906年頃に登場し、様々なサイズのバスが作れられ、フランスでも2階建てバス(ルノー 1927)があったようです。なおAGはバスだけではなく救急車や商用バン/トラックにも使われました。

 

 

 ミニカーはマッチボックス製で、1991年頃に発売されました。ルノー AGの路線バスをモデル化しています。 側面の「WESSERLING BUSSANG」の表示は、フランスの東端にあるウェセルランとその近郊のビュッサンとの間を運行する路線のことで、ドアに表示された「Vincent Fontaine」は事業者の名前でしょうか。客室はリアに昇降口があり、室内には対面式のベンチシートがあり多分8人乗れるようです。縮尺1/38と中途半端なサイズで現在のミニカーほど精密ではありませんが、マッチボックスのクラシックカーにはノスタルジックで素朴な味わいがあります。(時代考証もある程度きちんとされています) マッチボックスはAGのパネル バンもモデル化しています。

 
 

LORRAINE DIETRICH 1911 FRANCE

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RAMI 24 1/43 93㎜

 

ロレーヌ ディートリッヒ フランス

 

 ディートリッヒ社はフランスのロレーヌ地方(ドイツとの国境地帯)で蒸気機関車を作っていた会社で、1896年に自動車製造に進出し1935年まで自動車を生産していました。後にブガッティを設計した有名な技術者E.ブガッティを採用し、彼が設計した4気筒車はこの会社の名前を上げました。1905年から車の名前をロレーヌ ディートリッヒに改名しており、この頃には高性能な車として評価されていました。また1919年に登場した6気筒車が1925、26年のルマンで連続優勝したことでも有名です。

 

 ミニカーはラミー製です。ラミーのクラシックカーは自動車博物館の実車をモデル化していて、珍しい車種が多くです。参照画像はリンク先ページの下のほうにあります。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機:  
性能: 
 

 

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