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実車諸元 画像参照
フォード マスタング GT アメリカ 2005
1979年にフォード マスタング 3代目が登場しました。新しく開発された中型車用の「FOXプラットフォーム」(後輪駆動)を採用し、ハッチバッククーペとクーペがありました。デザイン的にはリアクオーターパネルのスリット処理が特徴的でした。1983年にはオープンのコンバーチブルが復活しました。当初のエンジンは4気筒2.3Lとそのターボ仕様(140HP フォード初の採用)、V型6気筒2.8L(109HP)、V型8気筒4.9L(140HP)などがありました。1984年にはターボ車に高性能版のSVO(175HP)が設定されました。1993年まで長く生産されました。(実車画像→ フォード マスタング 1979) データーベースでマスタング 3代目のミニカー検索
1994年にマスタング 4代目が登場しました。「FOXプラットフォーム」を改良してホイールベースが少し長くなり、クーペとコンバーチブルがありハッチバックはなくなりました。当時のフォード流のエアロルックというフロントのデザインで、リアフェンダーには初代を意識したエアダクトが付いていました。当初のエンジンはV型6気筒3.8L(145HP)、GT用のV型8気筒4.6L(215HP)とその高性能版 コブラ(240HP)などがありました。1997年にDOHC V型8気筒4.6Lエンジン(305HP)を搭載した高性能な SVT コブラが追加されました。1999年のマイナーチェンジでホイールアーチが大きくなるなど外観が大きく変わりました。(実車画像→ フォード マスタング 1994) データーベースでマスタング 4代目のミニカー検索
2005年にマスタング 5代目が登場しました。フロント グリルの造形やテールライトの形状に初代のイメージを現代風にアレンジしたデザインを採用していました。初代(特に後期型)は大きなサイズを生かしたかっこいいロングノーズのデザインでしたが、近代の車は無駄なスペースがないのでマスタング 5代目も昔風のロングノーズという訳ではありません。それでも1960/70年代当時にマスタングにあこがれた熟年層などには受けそうなデザインでした。初代初期型より少し大きい外形寸法(4770X1880X1380mm)に、V型6気筒4L(210HP)、GT用のV型8気筒4.6L(300HP)エンジンを搭載していました。2011年にエンジンはV型6気筒3.7L(305HP)、GT用のV型8気筒5L(412HP)に変わりました。
2015年にマスタング 6代目が登場しました。幅を拡大したボディは、5代目のデザインを踏襲していますが、フロントはヘッドライトが変わりダイナミックな面構えになりました。エンジンは4気筒2.3L(310HP)、V型6気筒3.7L(300HP)、GT用のV型8気筒5L(435HP)/5.2L(526HP)などがありました。(実車画像→ フォード マスタング 2015) データーベースでマスタング 6代目のミニカー検索
ミニカーは2008年に発売されたミニチャンプス製で、V型8気筒4.6Lエンジンを搭載したマスタング 5代目 GTをモデル化しています。このミニカーは最初は赤色で2005年に発売され、この青は2008年の発売でした。ミニチャンプスらしいそつのないリアルな造形で、灯火類や室内などの細部も良く再現されています。なおこのミニカーのようにサイドウインドーを開いた状態にしているのは、室内を良く見えるようにしているのです。(これは室内の仕上げに自信があることを示すものです) 2012年頃からミニチャンプスはコストダウンで室内の仕上げに手を抜くようになり、その頃からサイドウインドーは閉じた状態になりました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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実車諸元 画像参照
GM キャディラック STS-V アメリカ 2006
1998年に登場したキャディラック セビル 5代目にはスポーティ仕様のSTS(SEVILLE TOURIG SEDAN)と豪華仕様のSLS(SEVILLE LUXURY SEDAN)がありました。2005年にセビルの後継車としてSTSがセビルの名前を外して登場しました。セビルは2代目から前輪駆動車でしたが、STSは後輪駆動車となり、スポーティ志向を明確にしました。(キャディラック セダンでは初の4WD仕様もありました) (実車画像→ キャディラック セビル 5代目)
2002年に登場したキャディラック CTSから始まった縦型ヘッドライトを特徴とするスポーティなデザインをSTSも採用していました。(実車画像→ キャディラック CTS 2002) エンジンはV型6気筒3.7L(255HP)とV型8気筒4.4L(320HP)で、2006年にはV型8気筒4.4L スーパーチャージャー(469HP)を搭載するSTS-Vが追加されました。2008年のマイナーチェンジで、フロントグリルに太い格子が追加され、前フェンダーにクロームモールの通気口が追加されました。2011年に生産中止となり、後継車はSTSの下級車CTSの3代目と、上級車のDTSとSTSを統合したXTSとなりました。なおSTSの中国仕様としてSLSが2007年から2013年まで生産されました。(実車画像→ キャディラック XTS)
2000年代になってキャディラックの車名はアルファベット3文字に変わっていきました。(SUVのエスカレードだけ3文字でない) 以下にまとめました。
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実車諸元 画像参照
GM シボレー カマロ RS アメリカ 2012
1993年にGM シボレー カマロ 4代目が登場しました。先代のボディを曲線的なラインで置き換えたような空力的なスタイルに変わりました。2ドアハッチバッククーペとコンバーチブルがありました。標準のエンジンはV型6気筒3.4L(160HP)で、高性能版Z28にはコルベットと同じV型8気筒5.7L(275HP)が搭載され、6段変速機で最高速255㎞/hの性能でした。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1993) 1998年の大幅なマイナーチェンジで、フロントのデザインが大きく変更されました。Z28のエンジンは新開発のV型8気筒5.7L(305HP)に変更され、このエンジンをさらに320HPにパワーアップしたSSもありました。スポーティなクーペタイプの車の販売が低迷したことから、2002年でカマロは生産中止となりました。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1998)
2005年にフォード マスタング 初代のデザインをモチーフにしたマスタング 5代目が登場し話題となりました。これに対抗してカマロ 初代のデザインをを現代風にアレンジしたカマロのコンセプトカーが2006年に公開されました。このコンセプトカーは映画 トランスフォーマー(2007年公開)に登場しました。(実車画像→ GM シボレー カマロ コンセプトカー 2006)
コンセプトカーをベースにしたカマロ 5代目が2010年に登場しました。当初はクーペだけでしたが、2011年に電動開閉式ソフトトップを持つコンバーチブルが追加されました。エンジンはLSとLTにV型6気筒3.6L(312HP)、高性能版SSにはV型8気筒6.2L(426HP)が搭載され、変速機は6段変速/6段自動変速でした。2012年にカマロとしては最強のV型8気筒6.2Lスーパーチャージャー付(580HP)エンジンが搭載されたレース仕様のZL1が追加されました。2013年のマイナーチェンジで、フロントとリアの意匠が少し変更され、V型8気筒7L(505HP)エンジンが搭載されるZ/28が追加されました。2016年にカマロ 6代目にモデルチェンジしました。6代目もデザイン的には5代目を踏襲しています。(実車画像→ GM シボレー カマロ 2018)
ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。フロントグリル右端に小さいですが「RS」の金色ロゴが付いているので、カマロ 5代目 RS パッケージをモデル化しているようです。イクソの標準的な良い出来ばえで、フロントグリル/灯火類/室内などの細部がリアルに仕上げてあります。ただしウエストラインから下の部分が少し大き目で、プロポーション的にはややアンバランスな感じがします。(以下の実車との側面比較画像参照) イクソはWTCC セーフティカーやドバイ ポリス仕様、コンバーチブルなどもモデル化しています。これ以外のカマロ 5代目のミニカーは国産名車コレクションがこのイクソ製を流用してカマロ SSやマイナーチェンジ後のコンバーチブルをモデル化しています。それ以外ではトミカとトミカ リミッテドの1/65、WELLYの1/24、グリーンライトの1/64などがあります。カマロ 4代目のミニカーはマッチボックスの1/63、ジョニーライトニングの1/64、WELLYの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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実車諸元 画像参照
GM シボレー ボルト (電気自動車) アメリカ 2012
GMの電気自動車ボルトが2011年に登場します。ボルトには電池とモーターだけで動作するモードがあるので、GMはレンジエクステンダー付電気自動車と称しています。(レンジエクステンダーとはエンジンで発電しながらその電力で走行すること) この車はトヨタ プリウスのようなモーターとエンジンを併用するモードもあり、商用電源で充電できることからプラグインハイブリットカーとも言えます。電池は韓国製のリチウムイオン電池で容量16kWh 電池だけで約50kmの走行が可能とのことで、ガソリンが満タンであれば約550kmの走行が可能だそうです。プリウス プラグインハイブリットの電池容量は5.2kWhで約20kmの電動走行が可能ですから、ボルトはより電気自動車的です。
1998年にアメリカ カリフォルニア州で制定されたZEV法は州内で販売する自動車の2%、2003年には10%をZEV(Zero Emission Vehicle:排ガス0の車=電気自動車)とする事を義務付けるものでした。当時これに対応して電気自動車トヨタ(RAV4 EV)/日産自動車(アルトラEV)/ホンダ(EV PLUS)が販売されました。GMはEV1という電気自動車を1996年にリース方式で販売しました。
EV1はスタイリッシュな2ドアクーペ(2シーター!)で、モーター102kW(137HP)による前輪駆動 航続距離 約120km(初期の鉛蓄電池)-240km(ニッケル水素電池)といった性能でした。ただこの性能では市場に受け入れられず、1999年に生産中止となりました。その後ZEV法は実情に合わせて排ガスがクリーンな車やハイブリット車もZEVに含めるなど規制緩和が行われました。現在、アメリカではステラ社の高級電気自動車が売れるなど、ハイブリッド車も含めてZEV法に関係なく新たな電動車の需要が生まれているようです。
ミニカーは京商のマスターピースコレクション 1/18です。画像は京商のWEBサイトから借用しました。ドア/ボンネット/トランクが開閉できるフルギミックで、1/18としては標準的な出来映えのようです。これ以外ではGREENLIGHやマイストが1/64でモデル化しています。
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GM シボレー コルベット C8 スティングレイ アメリカ 2020
コルベットの7代目C7が2013年に登場しました。スティングレイの名前が復活し、2ドアクーペ(タルガトップ)とコンバーチブル(電動開閉ソフトトップ)があり、従来通りのFRP製ボディでした。デザインの基本は先代と同じですが、ラップラウンド式のリアウィンドーが一般的なウィンドーとなりました。またコルベットの特徴であった丸形4連テールライトが角型に変わりました。プラットフォームは新設計されましたが、横置きリーフスプリングのサスペンションは継承していました。エンジンはV型8気筒6.2L(450HP)で、高性能版のZ51は466HPで 7段変速/6段自動変速で最高速306km/hの性能でした。2015年にスーパーチェージャー付(650HP)で高性能版のZ06、2019年にはさらに765HPにパワーアップしたZR1が追加されました。(実車画像→ シボレー コルベット C7 2014)
コルベットの8代目C8が2020年に登場しました。エンジンが従来のフロント搭載からリアミドシップ搭載に変更され、GM初のミドシップエンジン スポーツカーとなりました。それに伴い外観もボディ側面にエアインテークを持つフェラーリのようなデザインとなりました。タルガトップのクーペと電動格納式ハードトップがあります。サスペンションも伝統の横置きリーフスプリングからコイルスプリングに変更されました。V型8気筒6.2L(490HP)エンジンを搭載し、変速機はデュアルクラッチ式8段自動変速のみで、最高速312km/hの性能です。高性能版のZ51は495HPで足回りを強化しています。2021年に設定されたさらに高性能なZ06はレース仕様のDOHC V型8気筒5.5L(670HP)エンジンを搭載し足回りを強化しています。
ミニカーは2022年に発売されたイクソ製です。従来のコルベットから大きく変わったフェラーリ風のデザインがうまく再現されとても良く出来ています。フロントのエアインテークや側面のエアインテーク、ホイール、テールライトなどの細部もリアルに再現されています。またやや見難いのですが、室内もそこそこリアルでリアウィンドー下に見えるエンジンも再現されています。これ以外のC8のミニカーはグリーンライトの1/64、GT スピリット(レジン製)の1/18、モーターマックスの1/24、スパーク(レジン製)のレース仕様、トゥルースケールのレース仕様1/43(レジン製)と1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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