ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

PEUGEOT J7 ROAD SERVICE 1965 FRANCE

PEUGEOT J7 ROAD SERVICE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 570A 1/43 109mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.74m 全幅約2m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 52HP 4段変速
性能: 最高速100km/h 積載量 1.4/1.8t
データーベースでプジョー J5/J7/J9のミニカー検索

 

プジョー J7 道路工事車 フランス

 

 1930年代までの初期の商用車(バン、トラック、バスなど)は乗用車をベースにしたものがほとんどでした。世界最古の自動車メーカーであるプジョーも、初期には乗用車をベースにしたトラックなどの商用車がありました。ただ第2次大戦以前の乗用車(商用車)市場ではルノーが圧倒的なシェアを確保していました。

 

 戦後プジョーは車体製造会社のショーソン社を傘下に収め、そのショーソン傘下のシェナール & ウォルカー社が開発した小型商用車CPVを1950年にプジョー D3として発売しました。D3は戦前の202の4気筒1.1Lエンジンを運転席の足元に配置した前輪駆動車で、突き出したノーズ(豚の鼻と呼ばれたエンジン搭載部)が特徴のワンボックス車でした。(なお初期のCPVは小型の2気筒エンジンだったので、ノーズは突き出していません) 1950年にエンジンを1.3LにパワーアップしD3Aとなり、1955年に外観はほとんど同じでマイナーチェンジしたD4となりました。1959年には1.8Lディーゼルエンジンが追加されました。
データーベースでプジョー D3/D4のミニカー検索

 

 

 1965年にD4はJ7にモデルチェンジしました。J7も前輪駆動車で、エンジンは4気筒1.5L/1.6Lと4気筒1.9L/2.1Lディーゼルで、運転席下に配置しています。バン、ピックアップ、ミニバス、消防車などがあり、積載量は1.4/1.8tでした。1.8Lガソリン/2.3Lディーゼルエンジンが追加されるなどして、1980年までに約34万台が生産されました。後継車は1981年に登場したJ9でした。同じ年にJ9より積載量の多いJ5が登場し、J5は2004年にエキスパート(シトロエン ジャンピーと姉妹車)となりました。J9は1993年にボクサー(シトロエン ジャンパーと姉妹車)となりました。
データーベースでプジョー エキスパートのミニカー検索
データーベースでプジョー ボクサーのミニカー検索

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物で、J7の道路工事車をモデル化しています。ディンキー(仏)らしいリアルな造形で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。ドアは全てスムーズに開閉し、室内も運転席中央にあるエンジンの出っ張りや広い荷物スペースなどがそこそこ再現されています。なお当時のディンキー(仏)のミニカーには紙シールのナンバープレート(前後分)が付いていて、このJ7にもそれを貼ってあります。屋根に取り付ける工事車両の表示パネル、円錐コーン、道路標識、工事作業者のフィギュアが付属しています。以下ドアの開閉動作の簡易動画、付属品とジオラマ仕立ての箱の画像、付属品をジオラマ風に並べてみた画像です。(画像のマウスオーバーやタップで動画がスタートします)
PEUGEOT J7 DOOR
PEUGEOT J7 GIORAMA

 昔からの老舗ブランドは乗用車だけではなく、レースカー、商用車、公用車、産機、農機など自動車全体をバランス良くモデル化しています。したがってこんな具合に商用車でジオラマ的な楽しみ方ができるのも昔のミニカーの良いところです。これ以外のプジョー J7の当時物ミニカーとしてはディンキー(仏)のバリエーションやノレブのプラスチック製、ソリド製(1/50)があります。最近の物では、エリゴールやノレブなどがあります。

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RENAULT 16 PARAMOUNT FILM UNIT TOUR DE FRANCE 1965 FRANCE

RENAULT 16 PARAMOUNT FILM UNIT TOUR DE FRANCE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI GS13 1/43 115mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.63m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 55HP 4段変速
性能: 最高速139km/h
データーベースでツール ド フランス(自転車) 関係のミニカー検索

 

ルノー 16 パラマウント カメラカー ツール ド フランス フランス

 

 ツール ド フランスはフランスを中心に周辺国で行なわれる自転車のプロレーサーによるロードレースで、世界最大の自転車レースとして知られています。毎年7月に約3週間の日程で行われ、コースは平坦なステージ、山岳ステージ、タイムトライアルステージの全21ステージが設定され、全行程は約3300km(高低差2000m)になるそうです。1チームは9人編成で、20数チームが参加し、参加する選手はヨーロッパだけではなくアメリカやオーストラリアなど全世界から集まります。なお自動車レースのツール ド フランスは1899年から1986年まで開催されていて、この自動車レースをヒントにして1903年から自転車レースのツール ド フランスが始まったようです。

 

 世界最大の自転車レースですから、フランスでは国家的な規模でサポートされる一大イベントとなっています。レース中にはチームをサポートするサービスカーやバイクが選手と共に移動します。また選手が通過する前に各チームのスポンサーが宣伝カーを繰り出し、沿道の観客にお菓子や応援グッズなどを配るそうです。それらの宣伝カーは日本の祭りの山車のように趣向を凝らした面白い物が多く、それらもこのイベントの楽しみとなっているようです。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物で、1968年に発売されました。ツール ド フランスを撮影する映画会社パラマウントのルノー 16 カメラカーに自転車レーサーを追加したセット物になっています。コーギーお得意のミニ ジオラマ仕立ての楽しいミニカーです。カメラカーは型番260のルノー 16の屋根にパラマウントのロゴパネルを付け、リアにカメラ台とカメラマン(コマー PB カメラ バンと同じ物)をセットしてあります。自転車レーサーはダイキャスト製ホイールとプラスチックフレームの自転車(スタンド付)に良くできたフィギュアが乗っています。コーギーは型番510でシトロエン DS パラマウント サービスカーもモデル化しています。以下箱とカメラカーと自転車レーサーの拡大画像です。(画像のマウスオーバーやタップで簡易動画がスタートします)

DOME ZERO 3
DOME ZERO 4

 ツール ド フランス(自転車)は人気が高いので、自転車レーサー、サービスカー、宣伝カーなどがミニカーになっています。ポリスティル、ベレム、ノレブなどの当時物がありますが、ほとんどはノレブの最近の物です。ノレブにはサイクリストのフィギュアが揃っていて、変わった形の面白い宣伝カーもたくさんあります。(当方のデーターベースでは約100種類がリストアップされています → データーベースでツール ド フランス(自転車) 関係のミニカー検索)

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CITROEN 2CV 1966 FRANCE

CITROEN 2CV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 500 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.78m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 18HP 4段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースでシトロエン 2CVのミニカー検索

 

シトロエン 2CV フランス

 

 合理的なフランス人は、2CVの外観にも慣れてその経済性と実用性を理解するようになりました。1951年には生産台数が一万台を超え、2CVは数年で広く普及していきました。名前のCVとは馬力という意味ですが、エンジン馬力ではなくフランスの課税馬力の単位です。実際には空冷2気筒375cc(9HP)エンジン(初期型) を搭載し、全長3.8mのサイズながら車重は495kgと軽く、4段変速で最高速65km/hの性能でした。

 

 最高速は遅いですが、エンジンは総軽合金製、シンクロメッシュ付き変速機、前輪駆動方式と高度なメカが採用されています。また前輪と後輪が関連して水平を保つユニークなサスペンションによる快適な乗り心地など自動車本来の機能はとても高度な車でした。平面ガラスの窓、キャンバストップの屋根、最低限の計器、ハンモック式シートなど内外装は素っ気ないですが、それも後には他車にはない魅力となりました。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)製で1966年式です。画像をクリックすると同じディンキーの1961年式(型番558)に変わります。フロントグリル、リアクオータの窓、後ろ開きのドア、その上のウインカーなどが年式に応じて変更されています。

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CITROEN DS 19 PALLAS 1966 FRANCE

CITROEN DS 19 PALLAS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE L090A 1/43 112mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 90HP 4段変速
性能: 最高速165km/h
データーベースでシトロエン DS 19のミニカー検索

 

シトロエン DS 19 パラス フランス

 

 DS 19は4気筒1.9L(75HP)エンジンを搭載し、クラッチ操作を油圧で自動化した4段変速機を介して最高速は140km/hの性能でした。全長4.8mと大型ながらも車重1.2tと軽量なため、あまり高性能ではないエンジンでも十分な走行性能を得ていました。当時のフランスの2Lクラスのライバルはルノー フレガートとアメリカ車風のシムカ ベデットぐらいで、どちらもDSとは勝負にならず、このクラスはDSの独占状態となりました。

 

 1965年には、内外装を高級にしたDS 19 パラスが追加されました。(同年にエンジンを4気筒1985cc(90HP)に変更) バンパーの位置でボディを一周するサイドプロテクションモールがパラスの外観上の特徴で、フロントには補助灯が追加されていたようです。室内は遮音材が追加されて床はカーペットで覆われ、オプションで革張りシートが用意されていました。さらに上級の仕様としてはコーチビルダー シャプロンが特注で製作するリムジーン仕様のDS プレステージもありました。前席と後席の間にガラス製の仕切りがあってエアコンが装着され、公用車やハイヤーとして使われました。

 

 

 ミニカーは上述のビテスのバリエーションで、パラス(1966年式)のモデルです。サイドプロテクションモール、フロントの補助ライト、バンパーのオーバーライダーが追加され、マフラー形状が変更されています。カラーリングもパラスらしい高級な感じになっています。なおビテスは実車同様に室内をリムジーン仕様に変更したプレステージもモデル化しています。ビテス以外ではリオやノレブもDS パラスをモデル化しています。

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PANHARD 24BT 1966 FRANCE

PANHARD 24BT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 143 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.49m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 850cc 60HP 4段変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでパナール 24BTのミニカー検索

 

パナール 24BT フランス

 

 1963年に旧態化したPL17の後継車として24が登場します。基本構造はPL17のままですが、ホイールベースを短縮し全く新しい2ドアボディを載せたものでした。最初に登場したのはクーペボディの24Cでしたが、ティグルの高性能エンジンを搭載した24CT、ホイールベースを延長した5座セダン(ベルリン)の24B、その高性能版24BTも追加されました。

 

 ボディのデザインはPLのイメージを継承していますが、明らかにシトロエンの影響が感じられます。自動車創生期の名門パナールはシトロエンの元で高性能ツーリングカーとして最後の花を咲かせて、1967年にその名前が消えました。

 

 

 ミニカーはソリドの当時物で、今見ても実に素晴らしい出来映えの傑作です。ボンネット、ドア、トランクが開閉し、エンジンルーム内にはかなりリアルにエンジンが再現されてます。(錆びてますが)

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CITROEN DYANE 1967 FRANCE

CITROEN DYANE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 517 1/43 90mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.87m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 24HP 4段変速
性能: 最高速104km/h
データーベースでシトロエン ディアーヌのミニカー検索

 

シトロエン ディアーヌ フランス

 

 発表されてから20年近く経過し旧態化した2CVの代替として、1967年に投入されたのが、ディアーヌでした。エンジンなどのメカは2CVと同じながら、ライトをフェンダーに埋め込んだり、リアにハッチゲートを付けるなどボディを少し近代的にリファインしたものでした。室内は2CVより高級な仕上げとなっていたそうです。また同じメカですから性能的には2CVとたいして変わりはありませんでした。

 

 この車は性能的にも外観的にも2CVとたいして変わらないので、中途半端な感じがしますが、当時のフランス人も同じだったようです。結局2CVは売れ続けて、ディアーヌは2CVよりも早く1983年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物です。ディンキー(仏)らしい生真面目な作りで、プロポーションがしっかりしています。ボンネットとテールゲートの開閉ギミックが付いていますが、テールゲートを開くと荷物が積んであるという楽しいおまけ付きです。

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