ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

DELAMARE DEBOUTTEVILLE ET MALANDIN 1884 FRANCE

DELAMARE DEBOUTTEVILLE ET MALANDIN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAMARE DEBOUTTEVILLE ET MALANDIN


ELIGOR  1/43 58mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.5m エンジン 変速機: 2気筒 4L 約8HP 後輪チェーン駆動
性能:   

ドラマール ドブットビルとマランディン(の試作車) フランス 1884年

 

 内燃機関を搭載した実用的な自動車の発明は一般的にはドイツのカール ベンツが1886年に発明したベンツ 3輪車ということになっていますが、フランスはこれに異を唱えています。1884年にフランスのドラマール ドブットビルと彼のアシスタントのマランディンがガソリン自動車の試作に成功しており、これが世界初の自動車だと主張しています。(これを根拠として1984年には「フランス自動車100周年」を記念する行事を開催しています) この車は2気筒4L(約8HP)エンジンを搭載し、エンジン回転はチェーンでデファレンシャルギヤの付いた後輪駆動シャフトに伝達され、その後輪駆動シャフトから左右後輪をチェーンで駆動する構造でした。

 

 実際にこの車が特許を取得したのはベンツ 3輪車より早かったのですが、この試作車は試運転中に故障するなど信頼性がありませんでした。さらにその後に市販されるなどの実質的な進展もありませんでした。したがってこの試作車が世界初の実用的な自動車であるとのフランスの主張にはやや無理があります。自動車黎明期の実用化段階においてはフランスのプジョーなどがドイツよりも進んでいたことは事実ですが、それでも世界初の自動車を発明したのはドイツということになっています。

 

 

 ミニカーはフランスが1984年に開催したフランス自動車100周年行事を記念して作られた物でした。ミニカーのディスプレイケースの台座には「100 ANS D'AUTOMOBILE FRANCAISE(フランス自動車100周年)」のラベルが貼ってあります。メーカー名はどこにも表示されていないのですが、ミニカーの箱がエリゴールの物なので、エリゴール製だと思われます。スケールモデル的にそれほどリアルな造形ではありませんが、ステアリング機構、ベルト駆動する後輪、荷台の横掛け式座席などの構造がこのミニカーから分かります。前輪は実物同様に操舵することができます。 以下はフロント/リアの画像と床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAMARE DEBOUTTEVILLE ET MALANDIN 1
DELAMARE DEBOUTTEVILLE ET MALANDIN 2

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LONDON OMNIBUS HORSE DRAWN CARRIAGES 1886 GB

LONDON OMNIBUS HORSE DRAWN CARRIAGES
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LONDON OMNIBUS HORSE DRAWN CARRIAGES


MATCHBOX YSH2 1/43 160㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約7m 全幅約2m エンジン 変速機: 馬2頭 
性能: 最高速約20km/h?  データーベースで馬車のミニカー検索

ロンドンの乗合馬車 イギリス 1886年

 

 19世紀の乗合馬車は現在の路線バスのような公共交通機関で、長距離で都市間を運行するものは駅馬車とも呼ばれました。また現在のタクシーのように使われた馬車は辻馬車と呼ばれました。乗合馬車はフランスのパリで17世紀に始まりましたが、本格的に使われるようになったのは産業が発展して料金を払って移動する人が増えた19世紀になってからでした。乗合馬車はフランス語/英語でオムニバス(OMNIBUS)と呼ばれ、これがバス(BUS)の語源となりました。自動車創世記に馬車は消え去りつつあった乗物でしたが、ミニカー(自動車ではないですが)としてモデ化されている物を紹介します。

 

 ロンドンの乗合馬車は1829年に運航が始まりました。(参照画像→ロンドン 乗合馬車 1829年) この乗合馬車は成功し、同じような乗合馬車会社が増えました。19世紀半ばロンドンの乗合馬車は非常に混雑していた為、忙しいビジネスマンはしばしば乗合馬車の屋根に乗りました。その為ロンドンで最初の2階建て乗合馬車が誕生したそうです。乗合馬車は19世紀後半には最盛期を迎えました。ただ乗合馬車を引く馬は限られた時間しか働かず毎日給餌などの世話が必要でしたので、馬が必要ない路面電車やガソリンエンジン搭載バスが登場してくると乗合馬車は徐々に衰退していきました。

 

 

 ミニカーは1993年に発売されたイギリスの老舗マッチボックス(MATCHBOX)製です。1886年に作られた最盛期の24人乗り乗合馬車をモデル化しています。これはマニア向けに作られたミニカーで、当時の定価は9000円と高価でしたが、非常に素晴らしい出来ばえです。広告パネルが再現されたリアルな馬車ボディ、よく出来た馬、御者、乗客のフィギュアなどその時代の雰囲気が良く再現されています。なお馬はダイキャスト製です。馬車のミニカーは何台か持っていますが、これが一番気に入っています。 以下は馬/馬車の拡大画像と馬車2階席の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LONDON OMNIBUS HORSE DRAWN CARRIAGES 1
LONDON OMNIBUS HORSE DRAWN CARRIAGES 2

 以下はフィギュアと室内の拡大画像です。フィギュアはプラスチック製できれいに彩色されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LONDON OMNIBUS HORSE DRAWN CARRIAGES 3
LONDON OMNIBUS HORSE DRAWN CARRIAGES 4

 以下は1970年代に発売されたブルム製のフェートン型馬車 1850年 (1/43 型番H00+B10)の画像です。ブルム初期に発売された馬車シリーズで、型番B10のフェートン型馬車に型番H00の一頭立て馬単体を組み合わせた物です。ただしフェートン型馬車は本来は2頭立てのはずですので、この組み合わせは正しくないようです。馬車は結構リアルで、馬のフィギュアと馬具関係も細かく再現されています。ブルム製の馬車シリーズは良く出来ているのですが、日本にはあまり輸入されなかったようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HORSE DRAWN PHAETEON 1
HORSE DRAWN PHAETEON 2

 以下は1970年代に発売されたブルム製のローマの観光馬車 「BOTTICELLA DI ROMA」 1850年 (1/43 型番H12)の画像です。これもブルム初期の馬車シリーズの1台で良く出来ています。なおこれは一頭立ての馬車です。「BOTTICELLA(ボッティチェリ)」とはローマ名物の観光案内をする馬車の名前で現存していて(ボッタクリ料金が多いそうですが)、有名な映画「ローマの休日」にも出てきました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HORSE DRAWN BOTTICELLA DI ROMA 1
HORSE DRAWN BOTTICELLA DI ROMA 2

 以下は1980年代に発売されたデイズゴーン(DAYS GONE)製の乗合馬車 (縮尺不明 型番DG4)の画像です。デイズゴーン(DAYS GONE)はレド(LLEDO)社のブランドで1983年に登場しました。初期のマッチボックス製ミニカーの復刻盤のようなミニカーで、馬車やフォード T型などがメインで車種は少なかったですが、バリエーションが非常にたくさんありました。レド社は1996年に1/43サイズのバンガーズ(VANGUARDS)ブランドを登場させましたが、1999年に倒産しました。倒産後にモデルはほとんどがコーギー社に引き継がれました。これは上述したマッチボックス製の乗合馬車とほぼ同じ物をモデル化しています。縮尺はだいたい1/64ぐらいで、当時の定価は1800円でした。トミカサイズと考えると少し高いですが、小さいながらも味のあるミニカー(馬車ですが)です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HORSE DRAWN CARRIAGES 1
HORSE DRAWN CARRIAGES 2

 以下は1980年代に発売されたデイズゴーン(DAYS GONE)製の消防馬車 (縮尺不明 型番DG5)の画像です。蒸気エンジンで駆動する消防ポンプを搭載した馬車です。当時の服装の消防士のフィギュアが付いています。マッチボックス初期の1960年頃に発売された型番Y04にこれとほぼ同じ消防馬車がありますので、それの復刻版的なミニカーでもあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HORSE DRAWN FIRE PUMPER 1
HORSE DRAWN FIRE PUMPER 2

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BENZ PATENT MOTOR-WAGEN  1886 GERMANY

BENZ PATENT MOTOR-WAGEN
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BENZ PATENT MOTOR-WAGEN


CURSOR 01(269) 1/43 70㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長 2547mm 全幅 1454mm 重量 254kg エンジン 変速機: 単気筒 984cc 0.9HP/400rpm 
性能: 最高速15km/h  データーベースでベンツ 3輪車 (パテント モーターワーゲン) のミニカー検索

ベンツ 3輪車 (パテント モーターワーゲン) ドイツ 1886年

 

 このベンツ 3輪車はカール ベンツ(Karl Benz)がドイツで特許を取得した世界初の実用的なガソリン自動車で、それゆえパテント モーターワーゲン(PATENT:特許)とも呼ばれます。コイル点火方式の4サイクル単気筒984cc 0.9HP/400rpmのガソリンエンジンを後輪の上に搭載しています。エンジンはベルトを介してシートの下にある後輪駆動軸を駆動し、その後輪駆動軸がチェーンで後輪を駆動します。小さな円形のハンドルは自転車のような前輪を操舵し、最高速は約15km/hでした。約25台が製造されました。

 

 ミニカーは1978年に発売されたドイツのカーソル(CURSOR)製で、材質はプラスチックです。ダイムラー社の特注品でベンツ100周年記念品として作られたようです。1986年式となっていますが、向かい合わせのシート配置、カバーされたエンジン部、木製スポークホイールなどが最初に作られたモデルとは少し異なっているので、1987-88年頃の改良型をモデル化しているようです。自転車を発展させたような3輪車構造、初期の自動車によく見られる向かい合わせのシート配置、シート後部についたエンジン回転を安定させる大きなフライホイール、自転車のような簡単なブレーキ(後輪の前に付いたペダル状の物)などの特徴がうまく再現されてます。

 

 

 以下はカーソルのベンツ 3輪車のフロント/リアの拡大画像とシート配列/底板部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENZ PATENT MOTOR-WAGEN 1
BENZ PATENT MOTOR-WAGEN 2

 以下は2006年に発売されたイクソのベンツ 3輪車(1/43 型番CLC138)の画像です。これは最初に完成したプロトタイプをモデル化しています。上記のカーソル製と比べると、エンジンがむき出しでシート配列が異なり、ホイールも自転車のようなワイヤースポークホイールとなっている点などが異なっています。むき出しになっているエンジン部分はギヤやベルト駆動などのメカ部分がかなり精密に再現されており、1/43のミニカーとしては非常によく出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENZ PATENT MOTOR-WAGEN 3
BENZ PATENT MOTOR-WAGEN 4

 円柱形状の単気筒エンジンの後方にエンジン回転を安定させるフライホイールがついています。エンジン回転はフライホイールの上にある歯車を介してベルト駆動のプーリーに伝えられます。ベルトを介して車体下部にある後輪駆動軸に回転が伝達され、この後輪駆動軸の両端がチェーンを介して後輪を駆動します。1/43サイズながらベルトまでリアルに再現しているなど、実に素晴らしい出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENZ PATENT MOTOR-WAGEN 5
BENZ PATENT MOTOR-WAGEN 6

 これ以外のベンツ 3輪車のミニカーはブッシュの1/87、ノレブの1/18、フランクリン ミントの1/8などがあります。特に1992年に発売されたフランクリン ミント製のベンツ 3輪車は縮尺1/8と大きいこともあって極めて精密に出来ています。一見の価値がありますので、以下にフランクリン ミントのWEBショップに掲載されていたベンツ 3輪車(1/8 型番SD65)の画像を載せておきます。実車のような精密でリアルな出来ばえで、ミニカーというよりも博物館に展示しているような自動車模型というべきでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENZ PATENT MOTOR-WAGEN 9
BENZ PATENT MOTOR-WAGEN 10

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DAIMLER FIRST 1886 GERMANY

DAIMLER FIRST
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DAIMLER FIRST


CURSOR 3 1/43 63mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長 2530mm 全幅 1480mm 重量 290kg エンジン 変速機: 単気筒 462cc 1.1HP/400rpm 
性能: 最高速16km/h  データーベースでダイムラー 1号車 のミニカー検索

ダイムラー 1号車 ドイツ 1886年

 

 ダイムラー 1号車は前述したベンツ 3輪車と同時期にゴットリーブ ダイムラー(Gottlieb Daimler)が完成させた4輪車でした。4サイクル 単気筒460cc(1.1HP 600rpm)エンジンを搭載し、後輪駆動軸をベルトで駆動し、その後輪駆動軸が後輪をギヤで駆動する構造でした。最高速は約16km/hで、ステアリングは前車軸全体をステアする馬車方式です。前述したベンツ パテント モーターワーゲンは自動車として認められましたが、このダイムラー 1号車は購入した馬車を改良していたので、馬車の改良といった扱いだったようです。

 

 ミニカーは前述したベンツ 3輪車と同じカーソル(CURSOR)製で、1978年に発売されました。ベンツ 3輪車と同様にダイムラー社の特注品でベンツ 100周年記念品として作られたようです。前部シートの側面につけた灯火(ランタン)、後部シート手前に搭載されたエンジン、後部シート背後のラジエータ、底板部分の後輪駆動用のプーリ-などがうまく再現されています。これ以外のダイムラー 1号車のミニカーは、ノレブの1/18、ネオの1/43(レジン製)があります。ノレブの1/18はメカ部分が精密に再現されていて素晴らしい出来ばえです。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像とシート配列/底板部分の画像です。底板部分を見ると、エンジンが中央に搭載され、そのエンジン下のプーリーが後輪駆動軸のプーリーを駆動し、その後輪駆動軸がギヤで後輪を駆動するといった構造がわかります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIMLER FIRST 1
DAIMLER FIRST 2

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DAIMLER FIRE ENGINE WITH FIRST FIRE FIGHTING PUMP 1890 GERMANY

DAIMLER FIRE ENGINE WITH FIRST FIRE FIGHTING PUMP
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DAIMLER FIRE ENGINE WITH FIRST FIRE FIGHTING PUMP


CURSOR 02(470) 1/43 115㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m エンジン 変速機: 2気筒 3L 7HP 自走機能無し
性能: ポンプ能力 540L/分  データーベースで戦前のダイムラーのミニカー検索

ダイムラー 最初の消防ポンプ付 消防車 ドイツ 1890年

 

 1880年代に実用的なガソリンエンジンを開発したゴットリーブ ダイムラーは、その技術を様々な分野に活用しました。1988年にダイムラーはガソリンエンジンで駆動する消防用ポンプの特許を出願しました。当時は蒸気エンジンで駆動するポンプが一般的で、蒸気エンジンは稼働させるのに約1時間の加熱が必要ですぐに使えないという問題がありました。素早く稼働させることが可能なガソリンエンジンはこの問題を解決するものでした。消防ポンプメーカーと協力して開発した最初のポンプは単気筒(1HP)エンジンを使っていましたが、このポンプはパワー不足でした。

 

 その後エンジンは2気筒(4HP)に改良され、数年後には10HPまでパワーアップされました。画像の消防車は1890年式ということで、2気筒3L(7HP)エンジンで駆動する消防ポンプを搭載していました。この消防ポンプは540L/minの放水能力があるとのことです。(最近のポンプ車は1000L/min以上です) なおこれには自走装置は付いていないので馬で引いて移動しました。後ろの四角い箱は消火用の水タンクでその下に見えるのクランクが付いた部分がポンプ、床下にあるのはエンジンだと思われます。後方に伸びているステップ部分は備品や消防士を載せる台のようです。座席の前のステッキのような棒は手動ブレーキでしょうか? 関連ページ 同時期の蒸気ポンプを搭載した消防車 → クリスティ 消防車 

 

 

 ミニカーは1978年頃に発売されたドイツのカーソル(CURSOR)製です。元々はダイムラー ベンツ社の100周年記念プロモーション モデルとしてディーラー向けに12種類セットで製作されたものでしたが、後に一般向けにも単品で販売されました。材質がプラスチックなので、車体下回りのスプリングサスペンションなどの細部まで再現されていて、1970年代のミニカーとしては抜群に良く出来ていました。(軽くて壊れやすいので取り扱い注意ですが) この消防ポンプ車はメルセデス ベンツ博物館が所蔵する実車を忠実に再現しているのですが、実車はこのミニカーのような鮮やかな赤色でなかったようです。(参照WEBサイト→メルセデス ベンツ博物館所蔵の消防ポンプ車) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIMLER FIRE ENGINE 1
DAIMLER FIRE ENGINE 2

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