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トヨタ クラウン マジェスタ Cタイプ V8 4000 (S150) 日本 1997
トヨタ クラウン 10代目(S150)が1995年に登場しました。デザインは先代(S140)を踏襲していましたが、少しだけ直線的になっていました。プラットフォームはマーク II(X90)と共通化され、全モデルがモノコックボディとなりました。(先代はマジェスタ以外はフレーム構造) ボディ形式は4ドアセダンと4ドアハードトップがありました。エンジンは先代と同じDOHC 6気筒2L(135HP)/2.5L(180HP)/3L(230HP)、6気筒2.4L ターボ ディーゼルなどがあり、クラウン初の4WD仕様が設定されました。
同時にモデルチェンジした上級車のマジェスタ 2代目(S150型)はテールライトが細長い縦型でデザインが差別化されていました。(GM キャディラック風のデザインです) 1997年のマイナーチェンジで、SRSサイドエアバッグ、横滑り防止システムVSC、クラウン初のメーターが発光するオプティロンメーターなどの先進装備が設定されました。1999年にクラウン 11代目(S170)/クラウン マジェスタ 3代目(S170)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2016年に発売されたハイストーリー製です。レジン製でクラウンの上級車のマジェスタをモデル化しています。私は実車に特別の思い入れがない場合は、並みの出来ばえでやたらと高価なだけのレジン製ミニカーは買いません。このマジェスタのミニカーの画像はWEBショップサイトから借用した物です。画像で見る限りでは、それなりに良く出来ているようです。マジェスタ以外のクラウン(S150)のミニカーは2022年にGCDが1/64でモデル化していますが、それ以外はありません。RAI'Sがクラウン(S150)のパトカーをモデル化していますが、これは見た目がほとんど変わらないS140型のミニカーを改造して、S150に仕立ているようです。このクラウン S150型のように見た目が変わらずほとんど目新しさがない車は、実車が不人気でなくてもミニカーにならない場合が結構あります。
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トヨタ プリウス 日本 1997
2010年代に国内自動車市場を席巻していたハイブリッド車の元祖であるプリウスが1997年に登場しました。プリウスはエンジンと電気モーターを組み合わせることで、これまでにない画期的な低燃費(当初は28km/L(10/15モード) 最終型は31km/L)を実現しました。このハイブリッドシステム THS(Toyota Hybrid System)は遊星歯車を使った非常に高度なガソリンエンジン/電気モータのハードウエア構成とそれを制御するソフトウエアによるものでした。ボディのデザインは中身ほど画期的ではないですが、少し変わっていて目立つデザインでした。
またこの車に使われたニッケル水素電池(松下製)も大電流での充放電が可能な画期的なもので、この電池がなければこの車は実用化されなかったでしょう。 価格は215万円でこのクラスの車としては高価でしたが、革新的な内容を考えると政策的につけられた安い値段でした。その為もあって初年度に1万台以上売れ、初のハイブリッド車として成功しました。2000年からは北米でも販売され、環境問題に関心のあるインテリ層が購入して話題となりました。2003年に2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1999年に発売されたMテック製の当時物です。実車のプロモーション用に作られたようなので、プロポーションが良く実車の雰囲気が良く再現され非常に良い出来ばえです。市販されたミニカーのパッケージには鉄腕アトムのフィギュアが付いていて、これは新時代の車というトヨタのイメージ戦略を反映したものでした。(トヨタ特注品でフィギュアの付いていない物もありました) ボンネットが開いて簡単な造形ですがエンジンが付いてます。これ以外の初代プリウスのミニカーはトミカの当時物と、2012年に発売された国産名車コレクションがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ ランドクルーザー プラド (J90) 日本 1998
1980年代に大ヒットした三菱 パジェロに対抗して、ランドクルーザー 70系の派生車としてハイラックスをベースにした乗用車タイプの簡易な4WD車が1985年に登場しました。駆動系はハイラックスと共用で、サスペンションは国産4輪駆動車初の4輪コイルリジッドを採用していました。ガソリンエンジンは4気筒2.4L(22R)/2.7L(3RZ)、ディーゼルエンジンは4気筒2.5L(2L型)/2.8L(3L型)/3L(1KZ型)などを搭載していました。 当初のショートホイールベース仕様はランドクルーザー ワゴンやランドクルーザー IIなどと呼ばれましたが、1990年にロングホイールベース版が追加された際にプラドというサブネームが付けられました。
1996年にランドクルーザー プラド 2代目 90系が登場しました。3ドアと5ドアの2タイプで、丸形ヘッドライトを採用した3ドアはライバルの三菱 パジェロ 2代目によく似たデザインになりました。初代同様にハイラックスと駆動系を共用しつつもフルタイム4WD化され、フレーム/サスペンションも共用となりました。ガソリンエンジンは4気筒2.7L(3RZ型)、V型6気筒 3.4L(5VZ型)、ディーゼルエンジンは4気筒2.8L(3L型)/3L(5L型)、4気筒3.0Lターボ(1KZ型)などが搭載されました。1999年のマイナーチェンジでフロントグリル/バンパーの意匠が変更され、4輪トラクションコントロールやVSC(ビークルスタビリティコントロール)などの走行制御システムが採用されました。2002年にランドクルーザー プラド 3代目 120系にモデルチェンジしました。
ミニカーは2001年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズです。ロングホイールベース仕様のプラド 90型をモデル化しています。メーカー名は銘記されていませんので確証はないですが、たぶんアーテル(ERTL)系ではないかと思います。実車の雰囲気がそこそこ良く再現されていて、世界の名車シリーズのなかでは良く出来ている部類です。ランドクルーザー 90系のミニカーはビテスの3ドアと5ドア、ハイスピード、ホンウェルの1/72などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ アルテッツァ 日本 1998
スポーティな中型セダンとしてトヨタ アルテッツァが1998年に登場しました。アルテッツァは欧州でのレクサス ブランドの展開においてBMW 3シリーズなどに対抗できるコンパクトなスポーツセダンとするべく、高性能エンジン搭載の後輪駆動車として開発されました。短いテールを持つロングホイールベース/ショートオーバーハングのスポーティなセダンスタイルは当時のトヨタ車のセダンとしては異質の物でした。また大小2つの円を並べたリアコンビネーションランプも独特のデザインでした。海外ではレクサス IS 初代として販売されました。
エンジンはDOHC 4気筒2L(210HP)/DOHC 6気筒2L(160HP)/DOHC 6気筒3L(220HP)が搭載されました。サスペンションはフロント/リアともにダブルウィッシュボーン式が採用されブレーキ性能も高くスポーツカー並みの足回りでした。2001年のマイナーチェンジでフロントグリルがレクサス ISと共通化されました。2001年にステーションワゴン的なアルテッツァ ジータが追加され、このモデルにはDOHC 6気筒3L(220HP)エンジンが搭載されました。2005年から国内でもレクサス ブランドが展開されたので、2005年にアルテッツァはレクサス IS(2代目)に変わりました。アルテッツァは高性能な後輪駆動車だったので、モータースポーツでも活躍しました。
ミニカーは1999年に発売されたMテック製のM4シリーズの当時物です。Mテックの初期のミニカーは基本的には玩具的なものでしたが、M4シリーズはマニア向けのスケールモデル的なレジン製ミニカーでした。(マニア向けとしてはダイキャスト製のHOBBYシリーズもありました) このアルテッツァはそのM4シリーズの最初のモデルで、プロポーションが良く灯火類などの細部もリアルに仕上げてあり、かなり良い出来ばえでした。(適度の重量感があって、レジン製の安っぽい感じがあまりしないのも良い) これ以外のアルテッツァのミニカーはオートアートの1/18、エブロのレース仕様、トミカ リミッテドの1/64、京商の1/43(ポリストーン製)、MARK43(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ レクサス RX300 MCU10型 日本 1998
高級セダンの快適性を備えた乗用車ベースのSUV(クロスオーバーSUV)としてハリアーが1997年に登場しました。6代目カムリのプラットフォームを使った5人乗りのコンパクトな高級SUVで、駆動方式はFFと4WDがありました。本格派4WDではなく街乗り主体の4WDですが、高い地上高による見晴らしのよい室内となっていました。デザイン的にも4WD的要素とセダン的要素をうまく融合していて、特にリアクオータ-に斜めに走るCピラーが特徴でした。当初のエンジンは4気筒2.2L(140HP)とV型6気筒3L(200HP)の2つで、全て4段自動変速機仕様でした。なおハリアーはレクサス ブランドのRX 初代として1998年から輸出されました。
2000年のマイナーチェンジで、前後の意匠が変更されました。同時に4気筒エンジンが2.4L(160HP)に変更されました。ハリアーのTV コマーシャルは頭部が雄ライオンの男性をイメージ キャラクターにした印象的なもので、SUVの新しいジャンルの誕生をイメージさせるものでした。ハリアーは国内でヒットし、北米市場でも高級SUVのベストセラーとなりました。2003年にレクサスRX/ハリアー 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2001年に販売されたカララマ(ホンウェル)製です。カララマは当時定価1000円程の安価なミニカーでしたが、その出来ばえは値段以上の物でした。(この値段は当時の中国でのミニカー生産コストがいかに安かったかを如実に反映していました) このハリアーもプロポーションはしっかりしていて、実車の雰囲気が良く再現され灯火類などの細部も悪くありません。ドアが開閉するギミック付です。これ以外のハリアー/レクサス RX 初代のミニカーはオートアートの1/18(ハリアーとレクサス RX)、ホンウェルのレクサス RX 1/72などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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