ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MORRIS 1100 1962 UK

MORRIS 1100 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE V98136 1/43 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.73m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 50HP 4段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでモーリス 1100のミニカー検索

 

モーリス 1100 イギリス

 

 ミニの成功に続いてアレック イシゴニスが手がけたのは開発番号ADO16と呼ばれるミニの上級車でした。前輪駆動方式でボディの4隅にタイヤを配したスペース効率の高い基本設計はミニを踏襲しています。サスペンションはゴムのスプリングに液圧式の前後輪関連懸架機能を追加した、ハイドロ ラスティック方式というユニークな物でした。

 

 ボディはピニンファリーナのデザインで、イギリス車らしいオーソドックスなフロントとテールフィンの付いた独特なリアがうまく融合したシンプルながら美しいデザインでした。優れた操縦性、居住性も相まって、ADO16シリーズはミニ同様に大ヒットしました。

 

 

  最初のADO16はモーリス 1100で、1962年にデビューしました。BMC Aタイプと呼ばれる4気筒1.1L(50HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速125km/hの性能でした。1967年にはテールフィン部分を変更したMK IIにマイナーチェンジし、1.3Lエンジンが追加されるなどして1971年頃まで生産されました。

  ミニカーはビテス製で2001年頃に発売されました。プロポーションが良く、細部の仕上げも凝っています。当時物としてはディンキー、スポットオン、テクノなどがありました。各ブランド別にグリルやホイールなどを変えてモデル化しているビテスのADO16を以下に紹介しますが、非常におもしろいシリーズとなっています。
 
 

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III 1962 UK

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLISTIL S634 1/30 181mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.34m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー クラウド III イギリス

 

 昔のロールス ロイスのエンジン出力は「enough(必要十分)」という表現で数値は公表されないのが伝統でした。(現在は公表してますが) シルバー クラウド IIに搭載された6.2Lエンジンのパワーは推定で200HP程だったそうで、4段オートマティック変速機を介して車重約2tの車体を最高速180km/hで走らせました。

 

 またシルバー クラウド IIから国内仕様でもパワステが標準装備となり、標準ではないもののエアコンが装着できるようになりました。1962年にシルバークラウドとベントレー SタイプはIII型となります。主たる改良点はエンジンのパワーアップ(214HP)とパワステの強化で、外観ではヘッドライトが4灯式となり顔付が変わりました。

 

 

 ミニカーはポリスティル(ポリトーイの改名)製で、1/30です。キャビン部分が小さめでプロポーション的にいまひとつですが、その分だけ大きな車に見えます。実車の画像ではあまり見かけないフェンダーミラーが付いているのが妙にリアルです。

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 1962 UK

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DINKY(UK) 127 1/43 123mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー クラウド III クーペ イギリス

 

 ロールス ロイスとベントレーにはスポーティ仕様として2ドア クーペやオープンのドロップヘッド クーペがありました。ベントレーにはファーストバックのコンチネンタルがありましたが、S2からは無くなりました。画像はデザインの奇抜さゆえによく知られているH.J.マリーナ/パーク ウォード(コーチワーク)製の2ドア クーペです。つり上がったヘッドライトの印象から「チャイニーズ アイ(吊り目)」とあだ名されています。

 

 50年代のアメリカ車風のテールフィンが付いていて、このデザインは多分アメリカ市場に迎合した物ではないかと思います。ベントレーにも同じデザインのコンチネンタルがありました。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)製で、自国の誇りであるロールス ロイスですから力が入った傑作ミニカーとなっています。なおポリトーイからもMシリーズで非常によく似た出来映えのものが出ています。

 
 

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1962 UK

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DINKY(UK) 152 1/43 142㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.1m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(165km/h)
データーベースでロールス ロイス ファントムのミニカー検索

 

ロールス ロイス ファントム V リムジーン イギリス

 

 ファントム Vの6mを越えるリムジーンボディはコンパクトなV型8気筒エンジンゆえに室内は十分に広く、油圧ダンパーのサスペンションで揺れの少ない乗り心地だったそうです。車重が2.5tを越えていましたが、それでも最高速は160km/hを越え加速も並みの乗用車以上に速く、しかも室内はほとんど無音でした。1960年にはファントム Vをベースにしたパレード用の特別仕様の御料車も作られました。

 

 1962年から4灯式ヘッドライトが採用され、フロント グリルがより近代的になりました。ロールス ロイスのこのフロント グリルは高級車の象徴として一番よく知られていると思います。1968年にはエンジン出力を向上し、エアコンを前後キャビン独立式としたファントム VIに変わりました。1991年までロールス ロイスの最上級車として長く生産されました。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)製で1965年発売の当時物です。1/43サイズでファントム Vの大きさが実感でき見応えがあります。またドア、ボンネット、トランクが開閉するフルギミックながら立て付けもしっかりしています。ディンキーの傑作でファントム Vのミニカーとして未だにこれを凌ぐものはありません。1965年から1976年の11年間販売されたロングセラーのミニカーでもありました。

ROVER P5 MK II 1962 UK

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VANGUARDS VA06905 1/43 110mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.74m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 106HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでローバー P5のミニカー検索

 

ローバー P5 MK II イギリス

 

 自転車メーカーとして起業したローバー社は、1904年に自動車の生産を始めました。1911年に発表したトゥエルブは4気筒2.3Lエンジンを搭載した中型車で、安価ながら優れた品質で大ヒットしました。その後空冷2気筒1Lエンジン搭載の小型車から6気筒2.5Lエンジンの中型車までラインアップを広げましたが、業績は振るいませんでした。そこで1933年に車種を削減して生産合理化を行い、品質の向上をはかりました。その結果ローバーは高品質の中型車としての名声を確立していきました。第二次世界大戦中は軍用車のエンジン生産に専念しました。

 

 戦争が終わるとすぐに戦前型の生産が再開され、1948年には戦後型の60/75(コードネーム P3)が発売されました。前輪独立懸架を採用したシャーシは60/75に共通で、60は4気筒1.6L、75は6気筒2.1Lエンジンを搭載していました。

 

 

 1949年にはボディを新しくした75(コードネーム P4)が登場し、1953年には2.6Lに排気量が拡大された90に発展しました。さらに1958年には6気筒3L(106HP)エンジンを搭載したP5が追加されました。P5はイギリス車らしい落ち着いたデザインの上質な中型車で、4速手動/3速オートマティック変速機で、最高速160km/hの性能でした。P5は歴代首相の公用車に採用されるなど、政府の公用車として非常に人気が高かったそうです。1962年にMK II、1965にMK IIIに発展し、最終型のP5Bは1973年まで生産されました。

  ミニカーは2003年に発売されたバンガーズ製です。ラインストーンを埋め込んだヘッドライトなど昔のコーギーを思わせるレトロな作風ですが、プロポーションなどの基本はしっかりしています。このローバーも実車の雰囲気が良く再現されていて、なかなかの出来映えです。なおP5の当時物としてはスポットオンがあります。
 
 

TRIUMPH VITESSE 1962 UK

TRIUMPH VITESSE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINK(UK) 134 1/45 85㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.89m 全幅約1.52m
エンジン 変速機: 6気筒 1.6L 77HP 4段変速
性能: 最高速145km/h
データーベースでトライアンフ ビテスのミニカー検索

 

トライアンフ ビテス イギリス

 

  上記ヘラルドをベースにして、新設計の6気筒1.6L(77HP)エンジンを搭載した上級車がビテスで1962年に登場しました。最高速145km/hとスポーティで、フロント部分が当時流行した釣り目(チャイニーズ アイと呼ばれた)の4灯式ヘッドライトに変えられています。1966年にはエンジンが2L(95HP)に拡大され、1968年にはリアサスペンションが強化されたMK IIに発展しました。

 

 1971年までに約35000台が生産されました。なおビテス(vitesse)とはポルトガル語で「速い」という意味で、ミニカーのブランドのビテスも同じ意味です。

 

 

  ミニカーはディンキー(英)で、当時物量産ミニカーはこれしかないみたいです。(ブルックリンがランスダウン(Lansdowne)シリーズでコンバーチブルを作ってますが) サイドの白いストライプは実車に即したもので、スポーティな雰囲気を出しています。シンプルですが良い出来映えです。

 

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